1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:05:27.85 ID:emkN6BtE0
J( 'ー`)し「たかちゃんからメール着てるわ」

J( 'ー`)し「あら、会社の先輩連れて来るのね。腕によりを振るっちゃいましょ」

お買い物中……

J( 'ー`)し「今日はスーパーでお刺身と野菜が安かったわ~」

J( 'ー`)し「ふんふんふ~ん♪」

J( 'ー`)し「カーチャン特製の肉じゃが完成」ブイ!!

J( 'ー`)し「お酒は父ちゃんの焼酎でいいわね」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:09:14.24 ID:emkN6BtE0
('∀`)「ただいまー」

山岡「こんばんは、初めまして」

J( 'ー`)し「あらあら、ご丁寧どうも」

J( 'ー`)し「たかちゃ……たかしがいつもお世話になっております」

山岡「いえ、俺が手を貸してやってることなんて微々たるもんですよ」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:13:09.01 ID:emkN6BtE0
('∀`)「山岡さんは究極のメニューって企画を担当してるんだ」

J( 'ー`)し「へー、カーチャンよく分からないけどすごいのね」

山岡「おいおい、ここまで来て仕事の話はよせよ」

('∀`)「そうですね、メシにしましょうか」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:16:38.97 ID:emkN6BtE0
J( 'ー`)し「山岡さん、たくさん召し上がってね」

('∀`)「カーチャン、今日はいつもより豪勢だね」

山岡「ええ、それじゃ」パクッ

山岡「これはっ……」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:22:52.62 ID:emkN6BtE0
('A`)「あれ、どうたんですか? 山岡さん」

J( 'ー`)し「あ……もしかしてお口に合いませんでしたか?」

山岡「……ッ!」

山岡「これは……間違いない、俺の母の味だ!」

('A`)「え?」

山岡「煮崩れ起こすギリギリの柔らかさ…そして全く青臭さを感じさせない」

山岡「牛肉はほどよい甘みと旨みが噛む度に溢れる」

山岡「なんてっこった……これをスーパーで売ってる野菜で再現したっていうのか」



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:24:52.58 ID:emkN6BtE0
('A`)「カーチャンどこで野菜買ってきたの?」

J( 'ー`)し「イオンだよ」

J( 'ー`)し「今日は火曜日で特売だったんだよ、そういえば産地直送をやってたね」

山岡「おいおい、まさかこのマグロはっ!」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:28:25.97 ID:emkN6BtE0
山岡「カマトロじゃないか、これをスーパーで買ってきただって!?」

J( 'ー`)し「あらあら、山岡さん。店内でマグロの解体ショーをやってる店もあるんですよ」

('∀`)「へー、カーチャンいい時間帯に行ったんだね」

J( 'ー`)し「主婦だからね」ブイ


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:33:43.61 ID:emkN6BtE0
山岡「それにこの米は…」

J( 'ー`)し「うちの実家から送ってきたお米なんです」

('∀`)「ゆめぴりか美味しいよね」

J( 'ー`)し「そういえばこの前、お爺ちゃんがお米協会から賞を貰ったとか言ってたわね」

J( 'ー`)し「あとで山岡さんにお裾分けしますね、食べきれない量なんですよ」



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:39:14.06 ID:emkN6BtE0
山岡「いやぁ、食ったくった」

('∀`)「ご馳走さま」

J( 'ー`)し「お粗末さまでした」

山岡「お前のお袋さんがこんなに料理が美味いだなんて驚きだよ」

J( 'ー`)し「山岡さんったらお上手ね」

山岡「そろそろおいとまするよ」

('∀`)「駅まで送りますよ」

山岡「悪いな」

J( 'ー`)し「また、いつでも来てくださいね」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:51:38.76 ID:emkN6BtE0
山岡「なぁ」

('∀`)「なんですか?」

山岡「お前…究極のメニューを飛沢と一緒にやってみる気はないか?」

('A`;)「え、いきなりそんな重大な事言われても」

('A`)「それに僕料理の知識あんまりないですし…」

山岡「別に、1から10までお前が全てを背負う必要もないさ」

山岡「俺とは違う方向であいつの力になってやれる人間が必要なんだ」

('A`)「僕が……」

山岡「あのお袋さんのメシを食ってきたお前ならできると思ってな」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 00:00:17.90 ID:HyNNYUsW0
('∀`)「わかりました……僕がどれだけ力になれるかわからないけど」

('∀`)「飛沢君の力にはなりたいとは思ってました」

山岡「話が早くてなによりだ」

山岡「お、駅についたな」

('∀`)「山岡さん、今日はうちに来てくれてありがとうございました」

山岡「それは俺のセリフだ。じゃあな」

プシュー ゴトンゴトン!!

山岡「やれやれ」








山岡「さすがに米20kg担いで家まで帰るのはきついな」

                                  END