1: 名無しで叶える物語(SIM) 2022/12/24(土) 23:38:32.14 ID:9D2Nyg3Y
愛「ん…あれ」

ここ、どこ…?

見た感じログハウスっぽい所なのかな。暖炉もあって外国のお家みたい!すごくココアとかクッキーとか食べたくなっちゃうな~

「よし、ちゃんと来れたね」

愛「!?だれ!?」

振り返ると赤くて大きい何かが立ってる!

やばい!こわい!

なんでクリスマスイブにこんな変な夢見なくちゃいけないの?!もう覚めたい!!!

2: 名無しで叶える物語(SIM) 2022/12/24(土) 23:39:31.92 ID:9D2Nyg3Y
愛「ん?あれれ?」

よく見たら優しそうな顔に白い髭、メガネに赤い服…。

愛「あのー」

愛「もしかして、サンタさん…?」

サンタ「ほっほっほ、びっくりしたかい?」

愛「ええ?!なにこの夢!?」

夢の中でサンタさんに会えるってどーゆー夢?!しかもすごいリアルっていうか…夢の中なのに不思議な匂いがするし暖かさも感じるし…

サンタ「うーむ…一応キミの夢の中ではあるんだが」

3: 名無しで叶える物語(SIM) 2022/12/24(土) 23:42:18.46 ID:9D2Nyg3Y
サンタ「まあ細かい話はいい」

サンタ「宮下愛くん、君は手紙で『サンタさんのお手伝いをしてみたい』って書いたね?」

愛「う、うん、そうだけど…」

この年でサンタさん本人に手紙読まれるの超恥ずかしい!てかちゃんとアタシたちの手紙を読んでるのすごいなあ…。

サンタ「この星は年々子供が増えていてとても大変なんだ」

サンタ「もちろん子供たちは大好きだし私がこの手で直接届けたい、でも私が一つ一つ届けていたらイブの夜が明けてしまう」

サンタ「そこでこのリストにある12人の子供たちの家にプレゼントを届けて欲しいんだ」

4: 名無しで叶える物語(SIM) 2022/12/24(土) 23:49:00.04 ID:9D2Nyg3Y
愛「アタシがやっていいの?!」

サンタ「みんなより一足早いクリスマスプレゼントだよ」

愛「ほんと?!やったーー!!」

愛「12人に届けるんだよね!ええっと…え!これ、愛さんが知ってる子たちじゃん!」

というか同好会のメンバーじゃん!みんなちゃんとお手紙書いてるのかわいい~!

愛「もちろんやりたいけど12人だけでいいの?アタシならもっといろんな人にプレゼント届けられると思う!」

サンタ「本当は後6億人くらい任せたいんだが君じゃなきゃできないモノがあるからこれでいい」

サンタ「それに君の大事なクリスマスを邪魔したくはないからね」

愛「サンタさんほんっとに色々なこと考えててすごーい…」

サンタ「ほっほっほ、じゃあ任せたよ、愛サンタさん」

愛「あははっ!サンタさん、ダジャレもたくさん蓄えてるね!」

8: 名無しで叶える物語(SIM) 2022/12/24(土) 23:53:50.93 ID:9D2Nyg3Y
───
──

愛「…………っは!」

机の上で寝ちゃったんだ…。なんかすごい夢みちゃった…しかもログハウスの匂いがまだ残ってる気がする…。

時計を見たらもう夜の11時。お風呂も入ったしあとは寝るだ

愛「え、なにこれ」

赤い服と口髭と手紙が枕元に置いてある…?

愛「ほんとに愛サンタさんになるの?!?!???」

やばい!あの夢が現実になってビビってるけど正直ワクワクが止まんない!

9: 名無しで叶える物語(SIM) 2022/12/24(土) 23:55:09.99 ID:9D2Nyg3Y
ふぅー…落ち着け~愛サンタ。今からサンタさんの大切なお仕事とみんなのプレゼントを届けに行くんだからね。ふざけて最高の時間を壊さないようにしないと。

愛「とりあえずサンタさんの格好になって、と…」

愛「お!結構似合ってんじゃん!」

愛「ほっほっほ~!愛サンタがやってくる~!」

でもこれ着ただけで本当に来るのかな?しかもどうやって家に入るんだろう?

シャンシャンシャン…

どこからともなくクリスマスっぽい鈴の音が聞こえてくる。それはどんどん大きくなって…

10: 名無しで叶える物語(SIM) 2022/12/24(土) 23:57:06.81 ID:9D2Nyg3Y
愛「わぁ…!すごーい!!」

窓を開けると宙に浮かん出るトナカイとソリが私を待っててくれてる!本当に現実なの?!やばい!

愛「これ乗っていいの?」

トナカイさんはコクコク首振ってくれてるから大丈夫かな?とりま乗っちゃお!

やばすぎだってー!本当にソリに乗っちゃった!シートめちゃくちゃふかふかしてるし隣にプレゼントもある!

愛「あ!プレゼント!」

すごー!本当に白い袋にプレゼントが入ってる!しかもちゃんと包装されてるやつもある!サンタさんってほんと神だね…

12: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:02:57.42 ID:4y6JLn0F
愛「えっと、《この服と口髭をつけるとトナカイとソリがやってくる。まあキミのことだからこの手紙を読む前にサンタの服を着ていそうだけどね。彼女たちの大切なプレゼントはソリにあるから夜が明けるまでに届けてほしい。子供たちにバレないように頑張って。》」

ありゃりゃ…私が最初に着替えるのもお見通しなんだね…

愛「まあいいや!りょーかい!じゃあトナカイさんよろしくね!」

愛サンタ、しゅっぱーつ!!

13: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:05:08.57 ID:4y6JLn0F
───
──

愛「わぁーーーー!!!すごーーーーい!!!」

東京の空ってこんなに綺麗なんだ…冒険とイマジネーションの海で似たようなもの見たけどそれより何倍も綺麗に写ってる。

この光の中で何人がサンタさんのプレゼント待ってるのかな?みんなワクワクしながら寝てるのかな?それとも全然寝れてないのかな?

小学校の頃夜中まで起きてると鈴の音が鳴ってくるって言うお話をなんか思い出しちゃった。

それを聞くために我慢して起きてたのなついなー。結局寝ちゃってたけどね。

今度は私が鈴を鳴らす番なのめっちゃ幸せだ~~~!!!

14: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:07:04.28 ID:4y6JLn0F
愛「最初はーかすみんの家!」

手紙勝手に読んじゃうけどごめんね!

《サンタさんへ!
かすみんは~宇宙一可愛くなりたいから、美容の本とファッション雑誌たくさん欲しいです!》

愛「かすみんってみんなが見てないところでたっくさん努力してるんだよね、ほんと尊敬できる」

《あと何もしなくても可愛くなれるような魔法、プレゼントしてほしいです!》

愛「あはは!やっぱりかすかす可愛い~!」

でもかすみんは可愛さがもう最高だからそれはプレゼントできないよね~~

愛「さーて、おじゃましまーす…」

15: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:09:51.04 ID:4y6JLn0F
———
──

愛「トナカイさん、つぎどーする?」

愛「次は…しおってぃーとかにしてみる?」

なになに…

《サンタ様へ。
姉さんがニジガクの教師になれますように》

え、これ?

しおってぃーらしいけどなんだか七夕みたいだね…。でも超素敵!

この場合って何がプレゼントになるんだろう?しおってぃー宛のプレゼントは…

16: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:12:51.92 ID:4y6JLn0F
愛「え?!肩たたき券???」

これでほんとうにしおってぃーの欲しい物が手に入るの…?

愛「とりましおってぃーの家行ってみよー!!」

そう叫ぶとふわりとそりが浮かび上がる。正直めっちゃ寒いけど超楽しいし夜景は奇麗だしでさいっっっっっこう!!

サンタさんって毎年こういう景色とアタシたちの寝顔みながらプレゼントを置いてるんだね。なんか本当に幸せなことしててちょっぴり羨ましいなあー!

17: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:14:54.90 ID:4y6JLn0F
そんなこと考えてるうちに文字通りあっという間についてしまう。まさにミレニアムなハヤブサって感じ!

愛「とりあえずしおってぃーの靴下に入れとけばいいのかな?」

お泊り会のときも思ったけどしおってぃーの寝方ってTHE直立不動!みたいな寝方だよね。ちょっと面白いけどかわいい。

愛「ハッピークリスマス、しおってぃー」

次のプレゼント渡しに行かなきゃ!って思ってしおってぃーの部屋から出る時、隣の部屋から誰かの独り言がきこえる。

「はあ~全身が金属みたい…肩痛い…」

「ふぅ~…先生になる、先生になる……!もうちょっと頑張ろう!」

愛「あー、なるほどねー…サンタさんってほんとなんでもわかってるんだね」

お姉さんがしおってぃーに労ってもらうと元気が出てゆくゆくは学校の先生になれる、ってことね。確かに妹からのエールほど頼りになる応援はないもんね!

愛「がんばれ、薫さん」

よーーーし!次はしずくのとこ行ってみよう!

18: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:19:47.61 ID:4y6JLn0F
薫さんではなく薫子さんでしたすみません

19: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:20:30.66 ID:4y6JLn0F
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愛「しずくは…《サンタさんへ。お寒い中来てくれて本当にありがとうございます。
私は誰にも負けない演技力がほしい…といいたいところですが、やはりそういうものは自分自身で積み上げていかないといけないものですよね。
ではほかに何が欲しいかといわれるとそれはそれで迷ってしまうのです。
サンタさん、お時間があればでよろしいので私の一番欲しい物を考えてプレゼントしてくれませんか?》」

すっごいしずくっぽい…。まあしずくのなんだけどね。

愛「サンタさんはどんなプレゼントにしたんだろう?」

20: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:22:37.73 ID:4y6JLn0F
袋をあけてみると超薄い紙?が包装されてる。もしかして劇場のチケットとか?

だとしたら絶対しずく喜ぶじゃん!サンタさん頭もよすぎじゃない?!

愛「おじゃましまーす…」

愛「ハッピークリスマス、しずく」

愛「よろこんでくれたら嬉しいな」

いつもは凛々しいしずくも朝目が覚めたら大はしゃぎするんだろーなー。そういうところ見てみたいかも。

で、部室に来た時ニヤニヤしながらサンタさんからのプレゼントを自慢するんだよね、早く見てみたいー!

愛「でもいかなきゃね」

次は寮に住んでる3人にしてみようかな。はいほー!

22: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:27:39.86 ID:4y6JLn0F
———
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愛「ええっと、まずはカリンの欲しいものは…」

《サンタさんへ。こんな年になって書くのは少しはずかしいけれど、パンダのぬいぐるみがほしい。いっしょに眠たい。》

愛「カリン…これじゃあ「ねたい」じゃなくて「ねむたい」だよ…」

相変わらず文字書き間違えてるの、萌えるよね~。

エマっちはどんなプレゼントが欲しいんだろう?

《親愛なるサンタさんへ。いつもスイスの兄弟たちにプレゼントを渡してくれてありがとう。私は家族と私の親友が幸せに暮らしてくれるならそれ以上のプレゼントはありません》

愛「エマっちさっすがー…もう大人って感じだね」

23: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:34:21.89 ID:4y6JLn0F
《P.S.みんなで一緒にご飯が食べられるお鍋も家族と親友の幸せと同じくらいほしいです》

愛「ほんとさすがだね~!」 

愛「最後にミアちは…《親愛なるサンタへ。野球のチケットがほしい。できれば2枚。》」

愛「おっけー、全部任せて!」

各々の幸せを手に取って枕元に置く。

愛「みんなハッピークリスマス」

朝に弱いカリンも今日はすぐ目覚めるんだろーなー!『ねーねー!エマ!見て見て!』ってめっちゃニコニコしながらパンダさん抱っこするんだよね!それをエマっちが笑顔でミアがちょっと顔を赤くして見るんだよね!あーほんとそこにいたいなー!

こんな想像できるのもサンタさんの特権だよね!羨ましいでしょ~!!

こんな幸せな時間ももう半分過ぎてる。なんでこんなに時間たつの早いの~~~~!!!

後はカナちゃん、2年生、りなりーか~…なんだかさみしいよぉ…

24: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:36:45.76 ID:4y6JLn0F
───
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気を取り直して次行こ次!

ゆうゆと歩夢はおそろいのアクセサリーだね。ほんと仲良いかわ見てる方も青春感じちゃうよね!

愛「おじゃま…っ」

侑「だから信じてよー!絶対鈴の音聞こえてくるからさー!」

歩夢「それって小学校の時の都市伝説みたいなものじゃないの?」

やば!まだ起きてんの?!しかもお泊まり会してるし!

危ない危ない…愛サンタがバレちゃうとこだった…。

25: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:38:35.97 ID:4y6JLn0F
侑「絶対ちがうって~サンタさんはいるからね!」

歩夢「確かに信じたいけど…」

侑「なにその「サンタさんなんて絶対いないよ~」みたいな言い方~」

侑「歩夢からサンタさんにお手紙書こう!って言ってきたんだし信じてるよね?」

歩夢「あ…あ、そうだよね!うん!私もサンタさん絶対いると思う!」

侑「じーーーーーー…」

歩夢「な、なに?」

26: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:42:38.18 ID:4y6JLn0F
侑「…ほんとは私の欲しいもの買うためにお手紙書いたんでしょ?」

歩夢「うん…ごめんね、どうしても私からプレゼントしたくて…」

侑「えへへ…実は私も歩夢にプレゼントしたくてお手紙のお誘い乗ったんだよね」

歩夢「ほんとに!?」

侑「うん!ハッピークリスマス、あゆむ!」

歩夢「えへへ…ハッピークリスマス!ゆうちゃん!」

侑「でもサンタさんは絶対いるからね!」

歩夢「まだその話するの~?」

侑「だってさ~・・・・」

やばい!なんか見てるのすごいごめんねって感じ!青い春すぎるって~!

ここで私が鈴鳴らしたら最高のクリスマスになるよね~…

愛「ハッピークリスマス、ゆうゆ!歩夢!」

アタシの声がかき消されるくらいの大きな音で鈴を鳴らす。

刹那、「きゃーーーーーー!!!ほんとにいるのーー!!?!」って言う2人の叫び声が聞こえてくる。あはは!最高のクリスマスだね!!

27: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:51:28.45 ID:4y6JLn0F
───
──

次はランジュにしよっかなー!

ランジュはー、《サンタさんへ。こう言うの送るの初めてだからよくわからないけれど、なんでも欲しいものが手に入るのよね。でも私が欲しいものは全部ニジガクにあるしー…。強いて言うならスクールアイドルのライブチケットが欲しいわ。あんなにワクワクするライブ、他にないもの!》

ランジュ健気で可愛いー!このプレゼントが届いたらどのくらい喜ぶんだろ?

絶対1番最初に部室にきて一人一人に自慢しそうだよね!あーーー!!聞きたいー!!!

愛「おじゃまします」

28: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:53:15.60 ID:4y6JLn0F
ランジュの部屋ってめちゃくちゃ広いんだね…。でもスクールアイドルのグッズがありすぎてめっちゃ狭く見えるのすごすぎ!

ランジュ「あい…………」

愛「っ!」

やば!バレちゃった!?バレたらどうすればいいんだろう!!?

ランジュ「…もっと食べなさい…………」

愛「あ、寝言ね」

思わず吹き出しそうになっちゃったじゃん!しかもランジュのもっと食べなさいはやばいくらい量多いし!

愛「ハッピークリスマス、ランジュ」

ランジュ「そうよ…それでいいの…」

このまま夢の中で幸せになってもらっちゃお。

明日の部活、楽しみにしておこうかな。

29: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 00:55:49.10 ID:4y6JLn0F
───
──

あとはせっつーとカナちゃんりなりーだねー。

愛「《サンタさん!ハッピークリスマスです!私は…》げんじつ?げんにち?まぼろび?なんて読むんだろ?《のヨハネという漫画の全巻が欲しいです!重いけど頑張ってください!》」

これめちゃくちゃ人気な漫画だよねー!私も読んでみたいんだけど巻数が多くてなかなか読めないんだよねー…。

愛「あとでせっつーに貸してもらお!」

愛「おじゃましまーす…」

あれ、机で寝落ちしちゃってる。ギリギリまで勉強してたのかな。ずっと頑張ってて偉いなあー。

愛「クリスマスくらいゆっくり休みなね」

愛「ハッピークリスマスせっつー」

ベッドには移動されられないから…毛布かけてあげるね。

あとはカナちゃんだね。

《サンタさんへ。遥ちゃんがラブライブ!本戦に出られるように遥ちゃんが元気いっぱいになれるような旬野菜の詰め合わせが欲しいです。お願いします。》

おっけー!任せて!

30: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 01:00:17.25 ID:4y6JLn0F
───
──

愛「おじゃましまーす」

愛「お、重い…これどのくらい野菜入ってんのかな…?」

カナちゃんの机、衣装のイラストがすごいある。ツインテールだからモデルは遥ちゃんかな?もしかして衣装の提案してるのかな?

愛されてんなー!私も妹とかいればなー!可愛い後輩たちはいるけどさ!

愛「ハッピークリスマス、カナちゃん」

愛「遥ちゃんもハッピークリスマス」

朝起きたらサンタさんから届いたプレゼントでまた仲良く過ごすんだろーなー。幸せの為のお手伝いって本当に楽しいね。

愛「カナちゃんがめっちゃ応援してくれてるから頑張ってね、おじゃましました~」

31: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 01:03:02.36 ID:4y6JLn0F
よし、あとはりなりーだけだね。

どんなプレゼントなんだろう?

あ、まずはトナカイさんにお礼だね!

愛「トナカイさん!今日は本当にありがと!!超が幾つあっても足りないくらい楽しめたよ!!あともうちょっとだけよろしくね!!」

トナカイさんがうんうんと首を振ってる。かわいいー!

愛「ソリさんもお疲れ様!めっちゃ荷物重いのにすごかったよ!」

愛「さーてと!りなりーのプレゼント渡しに行きますか!」

愛「あれ?ない!」

りなりーのプレゼントが入ってない?もしかしてどこかに落としてきちゃった?!

やばい、1番落としちゃいけないもの落としちゃった!とりあえず手紙見てどんなものか見てみないと!まだ取り返しつくよね?!

愛「りなりーの手紙、りなりーの手紙…」

愛「ええっと…」

愛「《サンタさんへ。・・・・・・・・・です》」

愛「……………本当にこれでいいの?」

33: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 01:06:45.43 ID:4y6JLn0F
———
——

愛「おじゃましまーす…」

りなりーの家、クリスマス感全然ない。まあ飾り付け一人でやるの大変だし難しいよね。

天井にヤドリギの木がある。本当にそれだけ。

愛「りなりー」

超超超可愛い寝顔で寝てるけど起こしちゃっていいのかな?でもプレゼントのためだもんね。

愛「りなりー、起きて」

璃奈「ん…」

愛「ごめんね、起こしちゃって」

璃奈「…あ、愛さん……」

34: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 01:08:25.32 ID:4y6JLn0F
愛「ハッピークリスマス」

璃奈「なんでここにいるの…?しかもその恰好…」

愛「りなりーがサンタさんにお手紙書いたでしょ?」

愛「愛さん、サンタさんにお願いされてここまできたの」

愛「りなりーのプレゼントだけないのはなんか悲しいでしょ?だから愛サンタが叶えにきちゃったぞ~!」

璃奈「…本当にありがとう」

璃奈「愛さん、大好き」

愛「私もだよ」

愛「ハッピークリスマス」

璃奈「うん、ハッピークリスマス」





 

《サンタさんへ。私は今年も家族に会える時間少なかったです。クリスマスも一人で過ごす事になりそうです。
だから愛さんがサンタさんみたいにやってきて、ヤドリギの木の下で幸せなクリスマスを過ごしたいです。》

35: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/12/25(日) 01:09:00.17 ID:4y6JLn0F
おしまいです、最後まで読んでくれてありがとうございました!
りなあい書こうとしたらいつの間にかこんなんになってました

引用元: 【SS】愛サンタ、しゅっぱーつ!