1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 07:32:36.39 ID:Td0ky1Qr0
P「ん?なんだ?」
真美「あ、あのね!実は……」
雪歩「おはようございます!」
P「おはよう雪歩」
真美「あっ……」タタタ
P「あ、おい真美!」
雪歩「どうかしたんですか?」
P「さあ?」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 07:38:07.07 ID:Td0ky1Qr0
真美「また言えなかった……」
春香「またダメだったの?」
真美「うん……いつもみたいなテンションで話しかければ良かったんだけどさ……」
春香「大丈夫!次があるよ!」
真美「そうだよね!いけるいける!」
春香「よし、じゃあいってみようか!」
真美「うん!」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 07:42:50.29 ID:Td0ky1Qr0
真美「兄ちゃん!」
P「今度はどうした?」
真美「あのね!兄ちゃんに言いたいことがあるんだよ!」
P「なんだ?」
真美「あのね!実はね!」
P「………」
真美「えっと……その……」
P「?」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 07:46:25.23 ID:Td0ky1Qr0
真美「あう……」タタタ
P「あ、おい!」
P「なんなんだ?」
春香「あーあ」
真美「うう……ダメだったよ……」
春香「よしよし」
真美「兄ちゃんと話そうとするとドキドキするんだ……」
春香「想いを伝えるんでしょ?頑張って!」
真美「うん……」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 07:52:26.48 ID:Td0ky1Qr0
P「じゃあ営業行ってくるか……」
春香「今日のラストチャンスだよ!頑張って!」
真美「うん!兄ちゃん!」
P「お、真美ちょうど良かった!一緒に仕事向かうぞ!」
真美「えっ?あ、うん!」
春香「逃げ場が無くなったね……」
真美「うん……」
P「?」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 07:58:12.07 ID:Td0ky1Qr0
真美「………」
P「どうしたんだ真美?」
真美「ふぇ!?なんでもないよ!」
P「最近ずっと様子がおかしいし、大丈夫か?」
真美「真美は元気もりもりだよ兄ちゃん!」
P「ならいいんだが……」
真美(兄ちゃんに言わなきゃ……!好きだって!言わなきゃ何も変わらない……)
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 08:06:34.32 ID:Td0ky1Qr0
真美「あ、あの……」
P「真美、俺は真美のプロデューサーだ
真美のことをもっと知りたいんだ
真美が悩んでるなら相談してくれ」
真美「うん……」
P「真美、大丈夫俺はお前を裏切ったりしない」
真美「うん、知ってるよ……」
P「いつでも良いからな」
真美「………」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 08:12:19.48 ID:Td0ky1Qr0
真美「結局出来なかったよー!」
春香『そっかー、やっぱり出来なかったか……』
真美「大体言おうとしたときに被せて来たんだよ!?優しくて好きだけど!」
春香『ならいいよ、大丈夫取られない』
真美「強敵ミキミキがいるからね……どうだか」
春香『あ、ごめんね、他の人から電話きたから終わるね』
真美「むう……」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 08:17:56.25 ID:Td0ky1Qr0
春香「もしもし」
P『あ、春香か?やっぱりダメだったよ
うまくいかないもんだな告白って』
春香「そうですか……」
P『というか真美相変わらず可愛いな!なんか悩んでる姿も可愛い!
春香「切っていいですか?」
P『まあ待て、俺の告白手伝ってくれる約束だろ』
春香「確かに言いましたけど……」
P『じゃあ作戦を考えてくれ』
春香「自分で考えてくださいよ……」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 08:26:52.35 ID:Td0ky1Qr0
P『俺の作戦はこうだ』
春香「………」
P『まずちょっとおしゃれなレストランにいくんだ
そこで俺は真美に料理のアピールをする
そうするとどうなる?
真美は飽きて食べ始めるんだ
可愛いよな』
春香「………」
P『次はドライブをするんだ
綺麗な町を一緒に見てまわる
そうするとどうなる?
真美は飽きて寝始めるんだ
可愛いよな』
春香「………」
P『最後は途中で寄った海沿いで告白するんだ
そこで指輪を取り出す
そうするとどうなる?
真美は俺を振ってどこかにいくんだ
うわああああああん!』
春香「妄想のなかで振られないでくださいよ……」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 08:36:15.86 ID:Td0ky1Qr0
P『とにかく助けて欲しい』
春香「はあ……その作戦にしたらいいと思います」
P『無理言うなよ!無理無理!』
春香「だったら普通に告白すればいいんじゃないですか?」
P『そんなこと言ったって振られるのがオチだろ!』
春香「面倒くさいですね……」
P『とにかく考えてくれよ!』
春香(いっそのこと全部言おうかな……?)
春香「わかりました、じゃあ作戦考えます」
P『頼むぞ!』
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 08:45:57.83 ID:Td0ky1Qr0
春香「真美、今日一緒にレストランいかない?(棒)」
真美「いいねー(棒)一緒に食べようよ(棒)」
春香「プロデューサーさんもどうですか?(棒)」
P「いいのか?(棒)じゃあいこうかな(棒)」
真美(えっ本当に!?やった!)
P(一緒にご飯食べる作戦…!真美は知らないけどよっしゃあ!)
真美(一緒にご飯食べる作戦…!兄ちゃんは知らないけどやった!)
春香(この茶番よ)
美希「美希もいきたいの!」
三人「………!?」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 08:51:09.90 ID:Td0ky1Qr0
美希「だってみんないくんだよね?だったら美希もいかないと不公平だと思うな」
P「え……でもなあ?(真美と二人っきりになるチャンスが……)」
春香「えぇ~(せっかくうまくいきそうなのに邪魔が……)」
真美「うーん(やはり強敵ミキミキ……!)」
美希「ねえいいよね?」
三人「………」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 08:58:54.36 ID:Td0ky1Qr0
美希「まだかな~」
P「もうすぐだ」
真美「ぐぐぐ……」
春香「(結局いくことになった……)」
P「着いたぞ」
美希「やったの!みんないくよ!」
真美「むむむ……」
春香「作戦を新しく考えないと……」
P「どうするか……」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 09:06:39.93 ID:Td0ky1Qr0
P「何にする?」
美希「じゃあ美希はこれにするの!」
真美「真美はこれかな」
春香「私はこれで」
P「じゃあ俺はこれで………」
店員「かしこまりました」
美希「~♪」
春香「(どうしよう……)」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 09:13:40.49 ID:Td0ky1Qr0
美希「おいしいの!」
真美「………」モグモグ
P「………」モグモグ
春香「………」モグモグ
春香(完全にお通夜状態だね)
美希「みんな元気ないね?どうしたの?」
三人(お前のせいだよ!)
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 09:22:09.44 ID:Td0ky1Qr0
美希「美味しかったの!」
真美「そうだね……」
P「そうだな……」
美希「じゃあ美希帰りたいの、よろしくね!」
春香(好き放題だね)
P(結局告白出来なかった)
真美(……やはり強敵)
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/20(金) 09:32:50.00 ID:Td0ky1Qr0
P「着いたぞ美希」
美希「ありがとうなの!じゃあね~!」
P「おう、明日ははやいから気を付けろよ」
春香(あれ?ひょっとして今チャンスじゃない?)
春香「プロデューサーさん!こっからだと駅の方が近いです!」
P「なにいってんだ、真美の家の方が近いだろ」
真美「そうだよはるるん!」
春香(気づけよ!)
おわり
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