1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 01:59:14.81 ID:AecHK9zg0
ほむら(さすがアメリカ帰りって感じね)

ほむら「私なんかが行っていいのかしら?」

まどか「もちろんだよ!ほむらちゃんが来てくれたら、きっと素敵なパーティーになるなぁ」

ほむら「そこまで言うのなら、参加させてもらおうかしら」

まどか「ほんと!?よかったぁ、来週の日曜日だから、絶対来てね!」

ほむら「ええ、どんな格好してこうかしら」

まどか「全然着飾ったりしなくて大丈夫だよ、ラフな格好で来てね」

ほむら「そう、わかったわ」

ほむら(ラフな格好ね…)

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 02:07:51.11 ID:AecHK9zg0
ほむら「ふふふ、まどかにパーティーに誘われてしまったわ」

ほむら「何着ていこうかなぁ」

ほむら「やっぱりパーティーっていうくらいだからドレスかしら」

ほむら「いや…まどかはラフな格好で来て、と言っていたわ」

ほむら「きっとまどかを一番目立たせるためね」

ほむら「わかったわ、まどか!」

ほむら「私はあなたのためなら、どんな姿になっても構わない」

ほむら「究極のラフな格好でパーティーに参加してみせる!!」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 02:19:26.64 ID:AecHK9zg0
~日曜日~

まどか「楽しみだなぁ、パーティー」

知久「日本に戻って来て初めてだから、料理も気合い入れたからね」

まどか「ありがとうパパ!すごくおいしそうだよ」

詢子「友達も呼んだんだろ?」

まどか「うん!今日でもっと仲良くなれたら嬉しいなぁ」

ピンポーン

詢子「ちょうど来たみたいだね」

まどか「私がいってくるね!ウェヒヒ」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 02:31:07.61 ID:AecHK9zg0
まどか「はーい」ガチャ

さやか「おっす!さやかちゃんでした!」

仁美「こんばんは、まどかさん」

まどか「待ってたよ二人とも、あがってあがって」

さやか「はーい、おじゃましまーす」

仁美「おじゃまいたします」



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 02:47:07.61 ID:AecHK9zg0
まどか「二人とも素敵な服だね!」

さやか「さやかちゃんの美貌を再確認しちゃったかな?」

仁美「失礼のないか不安だったのですが」

まどか「全然だよ、すっごくかわいいし」

さやか「仁美が本気出したらすごい高いドレスとか着てきそうだよね」

仁美「それほどのものはありませんわよ」

さやか「どうかねぇ」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 03:00:49.61 ID:AecHK9zg0
さやか「おいしそうな料理だなぁ」

まどか「あとちょっとだけ待っててね、さやかちゃん」

仁美「あとは誰が招待されてますの?」

まどか「あとほむらちゃんが来たら全員だよ」

さやか「うぇっ!あいつも来るのかぁ」

仁美「失礼ですわ、さやかさん」

まどか「今日で二人が仲良くなってくれたら嬉しいな」

さやか「うーん…難しいかも」

まどか「もう…ほむらちゃんはどんな格好で来るかなぁ」

さやか「あいつこそドレスとか着てきそうだなー」

仁美「まどかさんからのお呼ばれですから、ありえそうですわね」

ピンポーン

さやか「お、話をしてると」

まどか「出迎えてくるから、ちょっと待っててね」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 03:09:41.87 ID:AecHK9zg0
まどか「はーい」ガチャ

ほむら「こんばんは、まどか」ファサァ

まどか「ぅぉ……こんばんは」

ほむら「ご招待ありがとう、ずっと楽しみにしていたわ」

ほむら(ふふふ、素敵な服だわ、まどか)

ほむら(私はあなたを引き立たせるためにラフな格好の極み、ジャージで来たわ!!)

まどか「えっと…どうぞ、あがって?」

ほむら「それじゃあ遠慮なく」

まどか「…うん」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 03:20:02.39 ID:AecHK9zg0
まどか「おまたせー」

さやか「やっと来たかー…あ!?」

仁美「あら…」

ほむら「なんだ、あなたたちも招待されていたのね」

ほむら(二人はわかってないわね、パーティーの主役であるまどかより派手な服装はいけないというのに…)

さやか「あんたなんで上下赤ジャージなのよ!!失礼にもほどがあるでしょ!!」

ほむら「ふっ…私のほうこそ聞きたいわね、あなたの服装まどかに失礼だと思わないのかしら」

まどか「えっ…」

さやか「はぁ?何言ってんの?」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 03:34:12.50 ID:AecHK9zg0
ほむら「言葉で説明しないとわからないなんて、あなたは本当に愚かね、美樹さやか」

ほむら「私たち招待されたものたちは自分をみすぼらしく見せ、まどかを美しさを引き立たせることが役割なのよ」

ほむら「まどかからラフな格好で来いって聞かなかったのかしら?」

まどか「……グスッ」

まどか「そんなこと思ってないもん…」

さやか「…」

仁美「…」

ほむら「…あれ?」



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 03:44:48.72 ID:AecHK9zg0
さやか「あんたさ、パーティーを邪魔するにもほどがあるよ」

仁美「さすがにまどかさんがかわいそうですわ」

ほむら「え、え…?」

まどか「久しぶりに日本に戻ってきてお友達もできて、楽しくパーティーがしたかっただけなのに…」

まどか「そんなふうに思われてたなんて…」

ほむら「ち、違うの…私はまどかのために…」

まどか「うわあああああああああん!!」



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 03:50:00.12 ID:AecHK9zg0
ほむら「な、なんちゃってー!全部冗談だったのよ!!」

ほむら「ジャージで来たら面白いかなーなんて」

ほむら「ほんとはドレスで来ちゃったのー」ヘンシン

ほむら「ほらほら!!」ブァサァ

まどか「ふぇ…?」

さやか「あんた、それって…」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 04:02:51.85 ID:AecHK9zg0
ほむら「ハッ…だめ!!見ないで!!」

さやか「全部思い出した…あんたは円環の理を裂いた悪魔なんだ!!」

まどか「そうだ…私はほむらちゃんに…」

ほむら「いやだああああ思い出しさないでええええええ!!!」バッ

さやか「もう記憶は消させない!」ガシッ

ほむら「どいてええええええええ!!!」

まどか「…思い出したよ、ほむらちゃん」

まどか「もうほむらちゃんのパーティーは終わりだよ」

まどか「さぁ、元の世界に戻って新しいパーティーをしよう、私もドレスを着てね」ブァサァ

ほむら「こんなことって…」