1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 01:29:23.23 ID:r/g7V9nbO
鈴「って感じで行こうと思うんだけど」

箒「一夏はそんな手にかかるほど軟弱ではない」

セシリア「どうせ簡単に流されますわよ」

シャル「プッ」

ラウラ「まあ骨は拾ってやる」

鈴「もー、馬鹿にして!見てなさいよ!いちかー!」トテトテ

一夏「おー。どうした?」

鈴「えへへ、いちかだーいすき!」スリスリ

一夏「な、なんだよ鈴!?///みんな見てるだろ//////」

4人(効いてるだと!?)


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 01:47:55.69 ID:r/g7V9nbO
シャル「ぼ、僕もっ!」ダダダッ

セシリア「あっ!ずるいですわ!」

一夏「こ、こら/////」アセアセ

鈴「すりすり~にひひ~」スリスリ

シャル「い、一夏だーいすき!///」スリスリ

一夏「どうしたんだよ鈴?////」

鈴「だって一夏が好きなんだもん!」スリスリスリスリ

一夏「ま、またそんなこと・・・///」

シャル「」

箒(流されたな)

セシリア(流されましたわね)

ラウラ(鈴はかわいいなあ)



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 02:00:52.66 ID:r/g7V9nbO
一夏「と、とにかく!今すぐやめなさい!///」

鈴「なにを?」スリスリ

一夏「俺の腕にほおずりするのをだな・・・///」
鈴「なんで?」スリスリ

一夏「なんでって・・・恥ずかしいから・・・///」

鈴「あたしは恥ずかしくないよ?」

一夏「俺は恥ずかしいんだよ!///大体こんなこと好きでもないやつにやっちゃあ・・・」

鈴「・・・」ジワッ

一夏「!?」

4人「!?」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 02:13:28.68 ID:r/g7V9nbO
鈴「うえぇ・・・」ポロポロ

一夏「えっと・・・えっと・・・」オロオロ

鈴「ひどいよぉ・・・ひどいよぉ・・・」ポロポロ

一夏「な、なにが・・・?」オロオロ

鈴「好きって言ったのに信じてくれない・・・うぇぇ・・・」グスグス

一夏「ほ、本気だったのか!?///」

鈴「・・・」

一夏「・・・」

鈴「ううぅ・・・」ボロボロ

一夏「」オロオロ



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 02:29:23.39 ID:r/g7V9nbO
鈴「うぇぇ・・・」ポロポロ

一夏「とりあえず泣き止んでくれ・・・」アセアセ

鈴「・・・・・・だっこ」グスッ

一夏「え?」

鈴「お姫様だっこしてくれたら泣かない」グスグス

一夏「なっ!///」

箒(ふふふふざけるな!!!)

セシリア(あかんですわ!)

シャル(おい)

ラウラ(お姫様だっこ・・・?)

鈴「駄目?」ウルウル

一夏「・・・・・・わかったよ」

3人(ちょおおおおおおおおおおおおおおおお!?)

ラウラ(だっこ・・・?)


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 02:39:52.86 ID:r/g7V9nbO
鈴「本当?いいの?」グスッ

一夏「これ以上泣かせるわけにもいかないからな・・・持ち上げるぞ?」

鈴「うん・・・」

一夏「よっと」ヒョイッ

鈴「・・・」

一夏「・・・」

鈴「・・・」

一夏「機嫌直してくれたか・・・?」



鈴「わーい!楽しいー!」キャッキャッ

一夏「な、泣いてないじゃないか!」

鈴「・・・」ジワッ

一夏「!? ご、ごめんなさい!」

鈴「わかればいいのよ」



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 02:51:03.87 ID:r/g7V9nbO
鈴「えへへー」スリスリ

一夏「ま、また・・・///」

鈴「駄目?」ウルッ

一夏「駄目・・・じゃないけども・・・その///」
鈴「あたしは一夏が好きだからしてるんだよ?」スリスリ

一夏「・・・///」アセアセ

鈴「一夏は、あたしのこと、興味ない・・・?」

一夏「お、俺は・・・・」

鈴「・・・」



一夏「好きだ・・・///」
鈴「//////////」

箒(詰んだ)

セシリア(あかんって言うたのに・・・)

シャル(クソッタレええええええええええええ!)

ラウラ(あれがだっこと言うのだな・・・ふむふむ)カキカキ


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 03:03:42.01 ID:r/g7V9nbO
鈴「じゃああたしたち両想いね!」ガシッ

一夏「だ、抱き着くなよ!///」

鈴「カップルだし普通だもーん」ギュー

一夏「か、カップルって・・・///」

鈴「にひひっ」スリスリ

一夏「///」

鈴「えへへ、一夏だーいすき!」スリスリスリスリ

一夏「お、俺も///」ギュー


箒(Botti da!ホウキ、今日も~私のハート壊れる~)ブツブツブツブツ

セシリア(旅に出よう)

シャル(二番はいやだ・・・二番はいやだ・・・)ガクガクガクガク

ラウラ(いつの間にかいい雰囲気になってる・・・?)


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 03:13:29.31 ID:r/g7V9nbO
廊下

千冬「一夏は鈍感だ」スタスタ

千冬「今日は積極的にアピールしてみよう」

千冬「いきなり抱き着いて『いちかだーいすき!』・・・なーんて///」

千冬「・・・」ニヘラ

千冬「お、一夏だ!いちかー!」ダダダッ



千冬「えへへ、一夏だーいすき!」ニパッ

一夏「千冬姉。年齢的にキツいよそれ。じゃあ俺は鈴と過ごしたいからこれで」テクテク

千冬「」



おわり
以下他のキャラで適当にオナシャス



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:13:30.06 ID:QqmIPH9F0
箒(一夏の奴……さっきからずっと携帯電話をいじって何をやっているんだ?)

一夏「へえ~~よくできてるなこれ。束さん流石だわ」

箒(あの人が何かをしたのか?)

一夏「箒そっくりだ。怒ってばっかりなところも再現するとは」

箒(な! 携帯をいじって私そっくりだと言うとは一体……?)

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:18:29.54 ID:QqmIPH9F0
一夏「でも、割と可愛いな。実物の笑顔を真正面から見たこともあんまないしな」

箒「おい、さっきから何をやっている!」

一夏「うお! 本物もいたのか!」

箒「携帯を貸せ!!」バッ

一夏「あっ!」

箒「さっきから一体……なっ!?」

スマートフォンの画面には箒の3Dモデルの全身が映し出されていた

箒「こ……これはなんだ!?」




51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:25:24.25 ID:QqmIPH9F0
一夏「束さんが送ってくれてさ。箒が反応返してくれるアプリなんだ」

箒「貴様! さっきからこんなものを触って喜んでいたのか!」

一夏「だって、結構面白くてさ。最初はどんなアプリかよく分からなかったけど箒そっくりで感心しちゃって」

箒「私のデータを弄んで満足か? この変態め!」

一夏「うーん、じゃあ触ってみたら? 束さんが作っただけあって結構なものだぞ」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:31:58.46 ID:QqmIPH9F0
箒「ふん……こんなもの……」ピト

〈一夏……好きだ……〉

箒「なあっ!?」

一夏「え!?」

箒「え?……………な……な……」カァァァ

一夏「いや、俺のときは怒ってくるセリフばっかだったぞ!!」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:39:38.67 ID:QqmIPH9F0
箒「ば、馬鹿者! どこまでも見下げ果てたぞ! こ、こんなこと言わせて喜ぶなど!」

一夏「そうそう、そんなことを言ってきたんだよ」

箒(どういうことだ……切なくなると鏡の前で一人つぶやく言葉が、なぜアプリに入っているんだ……?)カァァァ

一夏「お、おかしいな。さっきから赤面してうつむいたままだぞ。こんな状態に今までなったことないぞ」

箒(アプリとはいえ……自分の告白を聞かれてしまった……)カァァァ

箒(くそう……初めては……じ、自分で……伝えたかったのに……)ジワァ


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:47:49.73 ID:QqmIPH9F0
箒「う……ぐすっ……最低だ……」ポロポロ

一夏「どうしたんだこれ」ピトピト

〈一夏……頼む……〉
〈来てくれ、おまえなら……〉

箒「!」ピクッ

一夏「おっかしいな~」

箒「も、もうやめろぉ!!」バシッ

一夏「わっ!」

箒「ひくっ……く、くそ……(データの方に先を越されるとは……)」

一夏「箒……泣いてるのか?」



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:55:02.24 ID:QqmIPH9F0
箒「ううっ……今さらそんなことを言うな! ずっとアプリと戯れていればいいだろう!!」

箒「おまえは私を辱めることができればそれで満足なんだろう!! 断りも得ずこんなものを勝手に作られて……私の気持ちにもなってみろっ!!」

一夏「!!」

箒(うう……夜中に練習を続けていた台詞まで入っているとは……とてつもなく恥ずかしい)

一夏「……ごめん、物珍しくてさ。箒を困らせようとかそんな気はなかったんだ」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 09:03:14.37 ID:QqmIPH9F0
箒「おまえは唐変木で朴念仁でどうしようもないほどの鈍感男だとは思っていたが、こんな真似までするとはな」

一夏「すまん! 俺が悪かった!」

箒「今さら頭を下げるな!」

一夏「束さんから送られてきて、試してみようと思っただけだったんだ!」

箒「私の言葉を盗聴したものが使われていたのだと知っていても、おまえは同じことを言えるのか!?」

一夏「……え?」

箒「あっ……」



70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 09:35:05.01 ID:QqmIPH9F0
一夏「箒の言葉を……盗聴?」

箒(アプリの音声は私が実際に言ったセリフだとばれてしまった……)カァァァァァ

箒「ち、違うぞ!」

一夏「え、盗聴はされてなかったってことか?」

箒「い、いや……それは本当だが……」

一夏「……箒」

箒(既に告白は聞かれてしまったんだ……取り繕いきれる気がしない……ならいっそ……)


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 09:41:34.56 ID:QqmIPH9F0
箒「本当だ」

一夏「?」

箒「おまえのことが好きで告白の言葉を口にしたのは私だ! アプリの音声は私のものが使われている!」

一夏「……!」

箒(最低な打ち明け方だ……くそっ……)ジワ




75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 09:48:17.03 ID:QqmIPH9F0
箒「うっ……うっ……本当は……そんなものより先に、私が直接伝えたかった……」ポロポロ

一夏「箒……そんな……」

箒「あの人も……ひどい仕打ちをしてくれる……大方私の指紋が触れたとき変化が起こるよう仕組んでいたんだろう」

箒「でも……おまえのことを想うことは、未だにやめられそうにない……」

箒「アプリの私はいいな。いつも一夏に見て触れて貰えて、素直にもなれる……ううっ」ポロポロ

一夏「……!」

ギュウッ

箒「んっ!?」



77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 09:55:49.95 ID:QqmIPH9F0
一夏「どうだ? こんなこと、アプリの箒にはできないぞ」ギュウ

箒「一夏っ!」

一夏「いきなり抱きしめてごめん。箒は嫌じゃないか?」

箒「……」

一夏「……箒?」

スリスリ

一夏「お?」

箒「一夏」スリスリスリスリ

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 10:02:01.00 ID:QqmIPH9F0
一夏「ど、どうしたんだよ」

箒「たまには甘えさせてくれても良いだろう……おまえに振り回されてばかりだったんだ」

一夏(あんな目に遭わされても俺のことを……)

一夏「箒、俺も……おまえのことが好きみたいだ」

箒「ほ、本当か!」

一夏「ああ!」

箒「~~~!!」スリスリスリスリ


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 10:11:29.74 ID:QqmIPH9F0
一夏「うわわっ!」

箒「一夏……とても嬉しい……」スリスリ

一夏「よしよし」ポンポン

箒(形は不細工だったが……告白して良かった……)

一夏「今までごめんな」

箒「構わん。その、もう一回、私のことを好きだと言ってくれ……!」

一夏「ああ…………箒、俺はおまえのことが好きだ!」



84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 10:20:49.82 ID:QqmIPH9F0
一夏「箒はいくら抱きしめても抱きしめ足りないくらいだ」

一夏(思えば……服装を替えた箒に妙に胸が高鳴ったりしたてたんだ。俺は自分の気持ちにも気付かないで……)

箒「ふふ、もっと……そんな言葉を掛けてほしいな」

一夏「ああ、いくらでも!」

箒「ふふふふふふふ」スリスリスリ



86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 10:32:09.84 ID:QqmIPH9F0
~数日後~

箒「まったく。いつも一夏の周りにセシリアたちがいるせいでほとんど二人だけの時間が作れないではないか」

箒「ん、メールか……姉さんからだと!?」

箒「『いっくんのボイススケジューラできたから使ってね♪』……だと?」

箒「……」ピッピッ ピッピッ

箒「できた……では、早速」ピト

〈箒、俺はおまえのことが好きだ!〉

箒「!!」カァァァァァ

箒「もっと……」ピトピトピトピト

〈箒、飯でも食いに行こうぜ〉
〈箒ははいくら抱きしめても抱きしめ足りないくらいだ〉
〈箒、今までごめんな〉
〈箒は俺が守る!〉

箒「こ、これは……一夏、私も愛しているぞ!」スリスリスリスリ
 
鷹月「し、篠ノ之さん……何をやっているの?」

箒「はっ!」カァァァ

おしまい