1 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:17:33.57 ID:ElUZ5rpO0
♪チャラララ ラッラッ チャラララ ラッラッ
  チャーチャーチャーチャー♪

  ライオン(ガオー!ガオー!)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


      The ALICE GAME
   “おかしなおかしな人形合戦”
                  チャーラ~♪
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


2 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:18:53.38 ID:ElUZ5rpO0

 壁の穴の中

 割れたコーヒーカップの椅子に腰をかけて

 ビンの蓋のマグカップに入れたミルクを飲んでくつろぐジェリー


ナレーション「おや?一枚の手紙が風に運ばれてジェリーの所に舞い込んできました。」

 ヒラヒラ (ジェリーの机の上に着地)

手紙

  

  “巻きますか? 巻きませんか?”


ジェリー「?」

 とりあえずマッチの燃えカスのペンを手にして“巻きます”に丸をつけ、

 封筒に入れフラップを舐めて封をし、

 お菓子の空き箱で作った机の引き出しにしまいました。

 するとその時・・・


3 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:20:45.87 ID:ElUZ5rpO0

ピンポーン!

郵便屋(足だけしか見えない)「ちわ~!お届け物です~!ココにサインね、それじゃ~!」ブォォ~ン

家主(足だけしか見えない)「あら!?こんな鞄注文したかしら?まあいいわ、タダだしもらっておきましょう。

トム~!ちょっとトム~!良いこと?絶対いたずらしちゃダメだからね!!」

トム コクコクと頷いて家主が離れていくとソファーでくつろいで昼寝し始める。

ジェリー 巣穴から様子を伺っていたが、チョコチョコと鞄に近づいて留金に手を触れると・・・




5 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:24:31.57 ID:ElUZ5rpO0

 ガチャ、ギー (鞄が独りでに開く)


真紅「」

ジェリー恐る恐る近づき、つっついたりして人形と判り深呼吸して額の汗をぬぐうと

鞄の中にあった薇に気付いた。


真っ赤な人形の身体をうつ伏せにして薇を差込み、

人形の背中をワルツを踊るようにクルクル回りながらネジを巻くジェリー


 キリキリキリ・・・


6 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:26:15.98 ID:ElUZ5rpO0

 キリキリキリ・・・


その音に昼寝中のトムが気付いてジェリーを摘み上げ目の前に持っていき、

手のひらの上で回る動作をし続けるジェリーをにらみ続ける。

ジェリー、トムの目線に気付いて愛想笑いしてから顔面をキック ガン!

 して脱出! ビュ~ン!

キッチン・居間のソファーの下と逃げ回ってから机の上の鞄に気付くと、

赤い人形を鞄に押し込み一緒に入って蓋をして隠れる。バタン!




8 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:28:57.96 ID:ElUZ5rpO0

トム一度鞄を通り過ぎるが、すぐ戻ってきて腕組みしながら鞄を怪しむ。


 knock!knock!(鞄をノックするトム)


 knock!knock!(鞄の中からノックが返ってくる)


トム、ハエ叩きを手にして鞄を開ける!

  だが!

真っ赤な人形がムクリと起き上がった!


トム「ギャァァァァァァァァァァァアアアアア!!!!!!!」

真紅「ね、ネコォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!」


 ドッタン!バッタン!ガンガラガッチャン!パリン!


9 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:32:04.63 ID:ElUZ5rpO0

逃げ惑うトムの様子を鞄から顔だけ出して目をパチクリさせながら呆然と見るジェリー

真紅は気絶 パタリ


家主(ry「トム!!トム~!!!何を慌ててるんだい!!・・

え!?鞄の中の人形がオバケ人形で動き出したって?そんな訳ないじゃない!

どれどれ・・あらまぁ!可愛いお人形だこと!・・・ちょっとトム!

さては自分のいたずらを誤魔化そうたって、そうは行かないよ!今晩はゴハン抜きだからね!」ガシッ!

ゲージに入れられてゲージごと庭に放り出されるトム。ガン!


ジェリー「アハハハハハ!」(真紅のケープの間から顔を出して)


 小さな笑い声に気付いて目を覚ます金髪の乙女


11 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:35:34.68 ID:ElUZ5rpO0

真紅「貴方が私のネジを巻いたの?今度のミーディアムはずいぶんと可愛らしいのね。」


ジェリー、鞄が置かれた机に飛び降りて、ヨーロッパの紳士風のお辞儀をする。


真紅「さっそくだけど、紅茶を淹れてもらえるかしら?小さな紳士さん。」

ジェリー コクコクコク ビュ~ン!


そのころトムは隠し持っていた魚の骨でゲージの鍵を開け脱出、

キッチンの窓から覗き込むと口笛を吹きながらティータイムの準備をするジェリーを見つける。

そ~っと壁にかかっていたフライパンを手にして、

小さな憎い標的を今まさにコテンパンにしようとしたその時!


12 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:37:46.05 ID:ElUZ5rpO0

真紅「ローズ・テイル!」ヒュン!ヒュン!ヒュン!

 カンッ!カンッ!カンッ!(薔薇の花びらがフライパンに命中し、空中へはじき飛ばされる)


真紅「ティータイムを邪魔するなんて無粋ね・・・ネコは苦手だけど、この距離なら怖くないわ!」

トム目玉が飛び出るほど驚いた所にフライパンが落下 バァン!(頭の形がフライパン)


真紅「ローズ・テイル!」ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!

マシンガンの様な薔薇の花びらの攻撃に必死で庭を逃げ回るトム

小屋を見つけて中に飛び込み難を逃れ一息つく・・トムの肩をトントンと叩く手ならぬ前足、

振り返るとそこに居たのは・・・




14 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:41:17.46 ID:ElUZ5rpO0

ブルドック「ヴ~~・・・ガウ!ガウ!ガウ!!」

トム「アアアアアアアァァァァーーーーー!!!」


門を飛び出して逃げ出すトム

 

ジェリー「アババババ」その後ニンマリしながら庭に用意したテーブルで

真紅と優雅なティータイムを楽しむ。


15 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:42:53.54 ID:ElUZ5rpO0

トムが彷徨い逃げ込んだのは・・・おや!?近所の教会のようですね・・・


懐から取り出した十字架を握りしめて礼拝堂の椅子の下でガタガタ震えているトム


  「誰ぇ?」


トム、不思議な声にキョロキョロと椅子の下から辺りを見回す。

 

  「姿を見せなさぁい!」


両手を挙げたホールドアップのポーズでゆっくりと立ち上がって姿を見せたトムが

声のする礼拝堂の大十字架を見上げると

ステンドグラスの光に包まれて翼の生えた少女の姿が浮かび上がった!


16 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:45:32.70 ID:ElUZ5rpO0

水銀燈「あらぁネコじゃなぁい。」ふわりと床に舞い降りる


トム「て、天使様~!!」(目はハート、心臓もハート形にドキドキ)ビュ~ン!

水銀燈「ちょ、私は天使じゃ・・あん!」

トム、水銀燈の前に跪いて手の甲を始め色んな所にキスしまくる

困惑していた水銀燈だが、トムの身体から一枚の薔薇の花びらがヒラヒラと落ちた・・

水銀燈「あらぁ!?この薔薇の花びらもしかして?あなた真っ赤な不細工人形にやられたのぉ?」

トム コクコクコク すると、また花びらが頭から落ちてくる

懐から魚の骨のクシを取り出し頭や身体をブラッシングしてみると・・・


 ドサドサドサ~!(体から沸いて出た薔薇の花びらでトムが埋まる)


花びらの山から上半身だけ出して肘をつき、納得行かない顔のトム


17 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:49:17.61 ID:ElUZ5rpO0

水銀燈「派手にヤラれたわねぇ・・・仕返しがしたいのぉ?私の媒介になるなら協力してあげるわぁ。」

トム コクコクコク

水銀燈「その指輪にキスしなさぁい、それで契約完了よぉ。」

いつの間にか左手いや右前足に填まっている指輪に驚くが、

 チュッ!チュッ!チュッ!チュ~ッ、ポンッ!!

目の前の天使に言われるがまま何度もキスした。



20 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 12:58:39.21 ID:ElUZ5rpO0

~~ 一方そのころ ~~

レコードからクラッシックのメロディーが流れる庭で、

一体と一匹のお茶会はマッタリと続いていた。

真紅「紅茶のおかわりを入れて頂戴、お砂糖はスプーン1杯でお願い。」

ジェリー、蝶ネクタイに執事のコスプレで積み木の台に乗りながら

ドヤ顔で紅茶を貴婦人のカップに注ぐ

優雅な仕草で砂糖壺からスプーンで砂糖を掬おうとしたが、

謎の手が現れ砂糖壺の換わりに置かれたのは・・・


21 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:00:00.17 ID:ElUZ5rpO0

  [Pepper]

 “コショウ”


真紅「う~ん、このダージリンの香り・・

とても・・とても・・ハックション!ハックション!ハックション!

ちょっ・・ハックション!アナタ何をやってるのっ!ハックション!」


22 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:00:44.89 ID:ElUZ5rpO0

ジェリー、クシャミを連発する真紅に言われ、

はじめて砂糖壺がコショウと入替わってる事に気付く

次の瞬間!

 シュン!シュン!シュン!シュン!

無数の黒い羽がはるか上空から飛来し、周りに突き刺さったかと思うと、

牢獄のような形に変形し閉じ込められた!



24 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:07:02.33 ID:ElUZ5rpO0

水銀燈「ンフフフフフ・・相変わらずお馬鹿さんねぇ・・不細工真紅。」

真紅「水銀燈!ハックション!そんな電柱の上に居ないで降りてきなさい!ハックション!」

水銀燈「あらぁ~この私にそんな口を訊く余裕なんてあるのかしらぁ?」

真紅「なんですって!?クション!」

水銀燈「今よっ!」

トム「ニ゛ャァァァ~~~ォォ!!!」

 (葉っぱやら小枝を体中につけたカモフラージュで真紅の背後まで近づいていた)

真紅「ネコォォォォ~~~ォォ!!!」

天敵であるネコの奇襲にパニックを起こし逃げ惑う真紅

その様子を見て黒い羽根の檻を脱出しようとするジェリーだが檻はビクともしない。



26 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:16:09.78 ID:ElUZ5rpO0

真紅「ローズ・ティ・・ハックション!これじゃ技が使えないわ!ハックション!」

トム、コショウを詰めた卵の殻をY形のパチンコでまるでマシンガンの様に撃ち出しながら

赤いドールをとうとう庭の隅まで追い詰める、

追い討ちをかけるように黒い羽根の連射が真紅の四肢を庭の壁に磔にした!

水銀燈「キャッハハハハハッ!!お似合いよぉ!真紅ぅ!」

真紅「くっ!・・クション!」

トム、目を血走らせて今までのお返しとばかりににじり寄る。


27 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:20:54.62 ID:ElUZ5rpO0

 勝利を確信した黒い乙女は自らの作った黒い小さな檻のあるテーブルの傍らにフワリと着地する。

水銀燈「ンフフフフ・・貴女もツイてないわねぇ~こんなちっぽけな媒介を選ぶなんて・・・

って、ネズミが居ないじゃなぁい!!」檻をあけると檻の床面の机に穴が開いていた


トム、事態に気付かぬまま微動だにできぬ真紅ににじり寄るが・・

そんな中、肩をトントンと叩く手ならぬ右前足。

トムが振り返りそこに居たのは・・・


28 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:23:21.36 ID:ElUZ5rpO0

ブルドック「ヴ~~・・・ガウ!ガウ!ガウ!!」

トム「アアアアアアアァァァァーーーーー!!!」


持っていたコショウ爆弾を一発当てて逃げるトム

たまらずクシャミをするブルドックはなんとか追跡しはじめた




30 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:29:30.61 ID:ElUZ5rpO0

そんな突然の展開にボーゼンとする真紅はある事に気付いた

真紅「いったい誰がブルドックの首輪のチェーンを・・・」

すると磔にされている壁の反対側から何者かがドリルで穴を開けたかと思うと、

開いた穴からノコギリ刃が現れ、あっという間に壁板を切り裂き捕らわれの乙女を開放した。

ジェリー ヒョコッ(大きく開けた穴から顔を出す)

真紅「ジェリー!助けに来てくれたのね!」

ジェリー コクコクコク (ハンカチ・水の入ったコップを差出す)

真紅「チーン!ゴロゴロブクブク・・ペッ!コレで技が出せるわ!反撃よ!」



33 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:37:59.47 ID:ElUZ5rpO0

水銀燈「そうはさせるもんですかっ!トム!こっちにきなさぁい!」

トム、コショウ爆弾を手に水銀燈に駆け寄る

水銀燈「考えがあるわ!コショウ爆弾を撃ちまくりなさいっ!」

トム、コショウ爆弾を連射!



35 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:44:07.30 ID:ElUZ5rpO0

その様子にジェリーとブルドック野球のグローブを手にして構えたが、

真紅が制する「これで弾き返すわ!ローズ・ティル!」ヒュン!ヒュン!ヒュン!


36 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 13:45:22.32 ID:ElUZ5rpO0

水銀燈「甘いッ!」シュン!シュン!シュン!シュン! 言うや否や続いて黒い羽根の連射を繰り出す

コショウ爆弾は対峙する中間で黒羽根が当り破裂し、

コショウの煙幕が黒羽根の連射の勢いに乗ってジリジリと真紅の一団に迫っていた。

水銀燈「アハハハハ!ミーディアムの力の差が出たようねぇ・・

どうやらネコだけじゃなく刺激物も苦手なようだし、目に入れば手出しできないでしょぉ?」

真紅「くっ!この体制を崩すと一気にアレがこっちに降りかかるのだわ!」




39 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 14:05:50.73 ID:ElUZ5rpO0

それを聞いて慌てふためくブルドックは

コショウの煙幕を口で フ~!フ~!吹いて押し返そうとするが勢いは止まらない


 もはや絶体絶命!


そのとき!ジェリーが小さな体で何かを運んできたかとおもうと、

運んできた装置のスイッチに飛び乗り、スイッチをONにした!


40 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 14:07:07.01 ID:ElUZ5rpO0

 カチッ ブォォォ~~~ン!


水銀燈・トム「せ、扇風機!!」


 水銀燈羽根を広げてその場で羽ばたいて風を起こし、

 トムは手をバタつかせたり口で吹いたりしてコショウの煙幕を押し返そうとするが、

 文明の利器に敵うはずもなく・・

水銀燈「ハックション!ハックション!」

トム「ハックション!ハックション!」

真紅「あら、お・に・あ・い・よ・水銀燈、クスッ」

水銀燈「チッ!覚えてなさいっ!ハックション!撤退よ!ハックション!」バサバサバサッ

トム「待って~!ハックション!天使さま~!ハックション!」ビュ~ン!




43 :>>41 あ!Σ(´Д` ):2014/02/15(土) 14:16:15.63 ID:ElUZ5rpO0

真紅「オ~ホッホッホッホ!」

ジュリー「ア~ハッハッハッハ!」

笑いながら握手して勝利を分かち合う1体と1匹


真紅「貴方の様なミーディアムを持って誇らしいのだわ、

淹れる紅茶も一流だし、勇気をもって扇風機を用意したり・・」

ジュリー テレテレ・ドヤァ

真紅「壁板をあっという間に切ったり、水にハンカチも用意したり・・」

ジュリー ドヤァ

真紅「獰猛なブルドックの首輪のチェーンを外してネコにけしかけたり・・」

ジュリー ドヤ!?・・???

真紅「あら?貴方がチェーンを外しのではないの?」

ジュリー プルプルプル

真紅「じゃぁ誰がチェーンを・・・」

ジュリー ワカンナーイ




45 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 14:19:35.01 ID:ElUZ5rpO0

そこへブルドックが仁王立ちで登場

真紅「ブル!よくやったのだわ!

あの憎いネコを追っ払ってくれて礼を言うのだわ。」

ジュリー (握手)


 でもブルドック険しい表情のまま


真紅「?」

ジュリー「?」


 ブルドックおもむろに左前足を差出すと、そこには・・


真紅「誓いの指輪!?貴方まさか!!!」

ジュリー「??」



48 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 14:29:29.87 ID:ElUZ5rpO0

 「そのまさかですわ・・紅薔薇のお姉様・・・」

 ブルドックの背中から底知れぬ恐怖と共に白い乙女が姿を現した


真紅「き・き・雪華綺晶!!!」

ジュリー !!!

雪華綺晶「私の媒体とても生命力がつよいんですのよ・・

さぁ、お姉様・・アリスゲームをはじめましょう・・ウフフフフ・・」

ブルドックの背中からは無数の白い棘が生え、

それぞれがまるで意思を持つ触手のよううごめきながら動き出す



50 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 14:42:31.81 ID:ElUZ5rpO0

真紅「逃げるのだわ!ジュリー!!!」ダッ

ジュリー「ギャァァァァ!!!」ビュ~ン!

雪華綺晶「お待ちになってお姉様!追うわよブル。」(雪華綺晶ブルに跨る)

ブルドック「ガウッ!!」 ビュ~ン!!


51 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 14:49:01.82 ID:ElUZ5rpO0

雪華綺晶いつの間にかカウボーイハットに棘の投げ輪に腰にはピースメーカー

ブルドックもいつの間にか手綱に鞍

庭に玄関・居間・キッチンと

ヒュン! ピシーン!(棘の投げ輪・棘のムチの攻撃を寸での所でかわしながら)

逃げ回る真紅とジュリー

ついにはたまらず玄関から飛び出し家から離れたても獰猛コンビの追撃の足は止まらない

ヒュン! ピシーン!ピシーン!

真紅「キャ~!」

ジュリー「ア゙~!」

雪華綺晶「待って~お姉様~」

ブルドック「ガウッ!ガウッ~!」



54 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 15:01:45.59 ID:ElUZ5rpO0

電柱の上でその様子を呆然と見ていた水銀燈とトム

顔を見合わせた後

水銀燈・トム「「アハハハハハッ!」」

しかし二人の居る電柱に棘のムチが複数飛んできたかと思うと

 ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!と電柱を居合いのように切断

続いてハンマーを持った棘が現れて・・・

 カン!カン!カン!カン!(達磨落しの要領で電柱を落としていく)




56 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 15:08:57.23 ID:ElUZ5rpO0

いつの間にか水銀燈・トムのペアと

地面に居たハズの雪華綺晶・ブルドックは同じ目線にいる

水銀燈・トム 「「エヘヘヘ・・」」

雪華綺晶・ブルドック「「ウフフフ」」ゴゴゴゴ

水銀燈・トム「「に、逃げるわよぉ(ろ)~!!」」

雪華綺晶・ブルドック「「待って~!(ガウガウ~!)」」


57 :名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 15:14:51.95 ID:ElUZ5rpO0

水銀燈「そうだ!トム!コショウ爆弾を!・・」

トム [Sold-Out]

  “売り切れ”

水銀燈「売り切れですってぇ!?」

真紅・ジェリー「ちょ、何でコッチに来るのよっ!」

水銀燈・トム「コッチに追っかけられるものはしょうがないじゃなぁい!」

ヒュン! ピシーン!ピシーン!

雪華綺晶・ブルドック「「ウフフフフ・・アリスゲーム・アリスゲーム(ry!(ガウガウ~!)」」


 キャー!ア゙ー!ヒィッー!ギャー! ドタドタドタ!! ウフフフフ・・ガオォォォー!!! バタバタバタ!!



    The END


チャン♪チャン♪チャン♪チャ~ン♪