1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 18:44:55.52 ID:4Gx6Vo9F0
八幡(席替えして場所がカドになったのはいいが・・・前がこいつか)

三浦「何かヒキオに終始覗かれてる感じ」

八幡「はぁ?人を覗き魔みたいにいうな、見てねぇから」

三浦「ならいいけどぉ」

八幡(なんでわざわざ話しかけてくるんだよ・・・寝よ)

三浦「ちょっと折角あーしが話してるのに寝ようとしてるわけ?」

八幡「なんで駄目みたいにいうんだよ、別に迷惑かけてないだろ」

三浦「はぁ?あーしが暇になるでしょ」

八幡「だったら由比ヶ浜とか葉山と話せよ」

三浦「休み時間までわざわざ移動してめんどいし」

八幡「じゃあスマホでもいじってろよ」

三浦「ヒキオ弄ってるほうが面白そうだし」

八幡「うわぁめんどくせぇ・・・」

三浦「ヒキオ面白い話でもしてよ」

八幡(でたよリア充の無茶振り・・・)

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 18:56:45.28 ID:4Gx6Vo9F0
八幡「そんな話ねぇy」

三浦「言っとくけどいまあーしと話してる事が面白いとかきもいこといわないでよね、きもいから」

八幡「いわねぇよ・・・葉山にでも言わせとけそんなこと」

三浦「隼人はたまに言うけどイケメンだから普通に感じるわ」

八幡「はいはい、流石万能イケメン」

三浦「あんたもその眼が閉じれば並以上なんじゃない?ずっと目隠して生きていけば?」

八幡「お前そんな高校生見た事あんの?・・・それただの変 じゃねぇか」

三浦「ちょっと想像したけど・・・ふふっ、ヒキオにはお似合いじゃん、なるほど面白かったわ」

八幡「面白い話してねぇ・・・てか勝手に想像して笑うな」


由比ヶ浜(なんかヒッキーと優美子楽しそう・・・)ジィー


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 19:05:29.38 ID:4Gx6Vo9F0
三浦「・・・ヒキオ」スッスッ

八幡「・・・なんだよ?」

八幡(なんでこいつ休み時間のたびに話しかけてくるわけ?ボッチなんだから寝かせろよ)

三浦「よく休み時間に寝てるけどそんなに眠い訳?」

八幡「別に眠いわけじゃねぇ・・・暇だから寝てるだけだ」

三浦「じゃあ今はあーしと話してるから暇じゃなくて寝ないんだ、へぇー・・・」

八幡(お前が話しかけてくるから邪魔で眠れないんだよ・・・)

八幡「普通にお前が話しかけてきても俺は寝れるけどな」

三浦「へぇー・・・じゃあ寝れば?寝てる間にいろいろしてやるわ」

八幡「・・そういわれると寝れねぇだろ」

三浦「今後は寝るときに気をつける事ね」

八幡「たちわりぃ・・・」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 19:14:25.35 ID:4Gx6Vo9F0
八幡「てかなんでお前休み時間に話しかけてくるわけ?」

三浦「暇だから」スッスッ

八幡「スマホ弄ってんじゃねぇか・・・おれいらないだろ」

三浦「目ではスマホ、耳ではヒキオで暇つぶしだし」

八幡「どっちかだけでいいだろ、てか暇つぶしは目だけでいいだろ」

三浦「何よ?じゃあ目も耳もヒキオに向ければ言い訳?」スッ

八幡「おい、スマホしまうな、そっちだけに集中しろ」

三浦「じゃあヒキオに集中してあげるわ、ほら何か面白い話でも喋ったら」

八幡「だからねぇって・・・なら聞いてやるからお前が話せよ」

三浦「じゃあこの前の休みの話だけど」

八幡(なんでマジで普通に話し始めてるの?ボッチだぞおれ?)


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 19:26:22.23 ID:4Gx6Vo9F0
ー放課後ー

三浦「さてと帰ろうっと、じゃあねヒキオ」

八幡「・・・おう・・・じゃあな」

八幡(ボッチなのに帰りの挨拶してしまった・・・くそっ・・・これじゃボッチといえんだろ)

海老名「優美子~帰ろうー」

三浦「はいはい」

八幡「・・・部活ないし帰ろ」

海老名「随分ヒキタニ君と話してたじゃん!もしかして~・・・」ニヤニヤ

三浦「はぁ?休み時間の暇つぶしだし」

海老名「優美子が昼休みしかこっちにこなかったもんねぇ~」

三浦「まぁ話してみると意外と面白い奴よヒキオも」

由比ヶ浜「・・・優美子~」ジィー

三浦「結衣なんでそんなに怒ってるわけ?」

由比ヶ浜「別にー!」イライラ


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 19:34:26.93 ID:4Gx6Vo9F0
ー翌日ー

ガラガラ

八幡(ふぁ~・・・今日も安定のボッチライフを満喫するか・・・)スタスタ

三浦「・・・」チラッ

八幡「・・・」ガタッ 

三浦「ヒキオおはよ」スッスッ

八幡「・・・」

八幡(お、おはようだと?おはようなんて小町とか部活メンバの由比ヶ浜にはたまーに言われるが・・・)

八幡「・・・お、おう」

三浦「・・・」スッスッ

八幡「・・・気になってたんだけど・・・なんでお前いつも横向いて座ってんの?」

三浦「壁に背中つけれるじゃん」

八幡「意味が全然わからん」

三浦「あとヒキオと話しやすいから」

八幡「・・・はぁ?」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 19:43:45.27 ID:4Gx6Vo9F0
三浦「それに窓際にあーし、映えるでしょ」

八幡「それも意味がわからん」

三浦「はぁ~・・・ヒキオ空気読めてないし」

八幡「うるせぇ・・・ここで『あぁそうだなお前美人だからな』とかいったら格好の標的だろ?」

三浦「うわぁ・・・毎日それで弄るし毎日きもいって言うわ」

八幡「だから言わねぇよ」

三浦「まぁ冗談でもそう言ってもらったらあーしとしては嬉しいけどね」

八幡「俺に言われても嬉しくねぇだろ、そんなもん葉山に言って貰え」

三浦「隼人に言われても新鮮味ないしー・・・ヒキオが言ったら面白そうじゃん」

八幡「言わないけどな」

三浦「うわぁフリなのに空気読めないー」

八幡「空気読んでるから言わねぇんだよ」

ガラガラ

平塚「ほらー座れー出席とるぞー」

八幡(席着いてからずっと喋ってしまった・・・いつもなら寝てるのに・・・くそっ俺としたことが)

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 19:56:20.03 ID:4Gx6Vo9F0
昼休み

八幡「zzz・・・zzz」

三浦「ヒキオ、ヒキオ!」

八幡「・・・んあ?何だよ人が寝てたのに・・・」

三浦「もう昼休み入ってるから、あんた四時間目ずっと寝てたっしょ?」

八幡「・・・ねてn」

三浦「いびき聞えてたから、すっごい小さい鼾が」

八幡「じゃあ聞えてないだろ、問題なしだ」

三浦「授業位真面目に受けろし」

八幡「お前もたまに寝てるだろ、頭かくってなる時あんじゃねぇか」

三浦「なんでそんなの見てる訳?うわぁ人の事じろじろ見てたんだ?ヒキオきもぉ・・・」

八幡「前向いてるだけで何でそんな言われなきゃいけねぇんだよ・・・ったく」

三浦「冗談だし、キレるなってヒキオ」ポンポン

八幡「肩たたくな、周りから見たら慰めてるかみたいになるだろ」

三浦「何周りの目なんて気にしてるの?ボッチヒキオなのに」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 20:05:31.92 ID:4Gx6Vo9F0
八幡「ボッチだから周りの目気にすんだよ・・・ってかなんでお前まだそこにいんの?」

三浦「なにそれ自分の席に座っててなんでそんなこといわれるわけ?意味分かんない」

八幡「いつも由比ヶ浜とかと飯食ってんじゃん」

三浦「結衣達は学食、まぁあーしもたまーには一人で食べる時もあるし」

八幡(その割には弁当もまだあけてねぇじゃん・・・何こいつ・・・)

三浦「起こしてあげたんだから感謝位してもいいんじゃない?あのまま寝てたらあんたの昼休み無くなってたし」

八幡「はいはい、あざーす・・・」

三浦「有難うございます三浦優美子さん」

八幡「はぁ?」

三浦「それ位言ってもいいんじゃないの?」

八幡(こいつこんな面倒な奴なの・・・コニュ力持ちまじすげぇ・・・」)

八幡「なんで昼休みでそこまで・・・へいへい有難うございます三浦様」

三浦「何その適当な感じ・・・まぁいいけど」

八幡「・・・俺を弄ってないで早く昼飯食えよ」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 20:13:43.56 ID:4Gx6Vo9F0
三浦「あんたは食べないわけ?」

八幡「今から食うよ・・・」スッ

三浦「あんたも学食?」

八幡「俺は弁当だ、教室で食わないだけだ」ゴソゴソ

三浦「へぇ~だからあんたいつも昼休み居なかった訳ね」

八幡「まぁそういうことだ」

三浦「で、ちなみに何処で食べてるわけ?」

八幡(何でこいつそんな絡んで来るんだ、リア充ってみんなこうなの?話してないといられないわけ?)

八幡「屋上だよ・・・」

三浦「じゃあーしもいこっと」

八幡「・・・・・・・・・・・・・・・はぁ?」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 20:19:09.98 ID:4Gx6Vo9F0
八幡「いや今までで一番意味わからん?」

三浦「なんで疑問系なわけ?意味分かんないし」

八幡「俺の台詞だし」

三浦「真似すんなし」

八幡「・・・で、なんでお前もくんの?たまには一人でなんちゃらは何処いった?」

三浦「飽きた」

八幡「まだ昼休み始まって5分しか経ってないのに早すぎだろ、見た目通りの現代っ子かよ」

三浦「何それ?芸人みたいに突っ込みスキルでも磨いてるの?それより先に目を磨いたら」

八幡「・・・はぁ」スタスタ

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 20:25:18.75 ID:4Gx6Vo9F0
八幡「マジでついてきたのかよ・・・いっとくけど寒いぞ・・・」

三浦「まじさっむ、普通にありえないっしょ」

八幡「じゃあ教室に帰れ帰れ」

三浦「今から帰るのめんどいし・・・」

八幡「・・・風邪ひいても俺のせいにするなよ」

三浦「何心配してくれてるの?ヒキオにそんな感情あったんだ」

八幡「無駄なこといった・・・もういいや」ゴソゴソ

三浦「・・・てか弁当とか言いながらコンビニじゃん」

八幡「俺にとっては弁当なんだよ」

三浦「意味わかんないし」

八幡「・・・・・・・・・・・・・・・さっむ」

三浦「馬鹿じゃん、教室で食べればいいのに」

八幡(その馬鹿についてきてるお前は何なんだよ・・・)


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 20:33:01.95 ID:4Gx6Vo9F0
八幡「まじなんなのおまえ?なんで最近やたら絡んでくるの?」

三浦「席が近くなった人間と絡むのがあーしだし」

八幡「じゃあ後ろじゃなくて横とか前と絡めよ」

三浦「もうとっくに絡んでるし、アンタ位だからあんまり絡まないの」

八幡「あぁそうですか・・・」

三浦「てかまじさっむいんだけど・・・」

八幡「だから戻れよ」

八幡(俺も寒いんだよ・・・三浦がめんどいから逃げる為にきたけど・・・まさかマジでついて来るとは)


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 20:40:53.32 ID:4Gx6Vo9F0
三浦「あー寒かった、まじありえないし・・・」

八幡(こっちがありえねぇよ・・・まじさみぃ・・・)

三浦「もう絶対行かないし・・・本当に」

八幡(俺もいかねぇよ・・・)

由比ヶ浜「あ、優美子戻ってきた・・・ってあれ?ヒッキーも一緒だ、どうしたの?」

三浦「ヒキオとお昼食べてた」

由比ヶ浜「」

八幡(少し言い方考えろよ、率直すぎるだろ・・・)

三浦「ヒキオあったかい飲み物でも買ってきてよ」

八幡「めんどいから断る、てかさっき俺が買った時に買えよ」

三浦「じゃあそれちょっと頂戴」

八幡「・・・は?」


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/01(土) 20:47:36.92 ID:4Gx6Vo9F0
八幡「いや俺もう飲んでるし」

三浦「だから?」

八幡「だから?だからってなんだ?」

三浦「別に普通っしょ」

八幡「いや普通じゃねぇよ・・・」

三浦「いいからほら」

八幡「あ」

三浦「・・・んっ・・・んっ・・・はい、返す」

八幡(返すってこれどうすりゃいいんだよ・・・)

三浦「甘・・・」

由比ヶ浜「」


175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 01:09:22.51 ID:CIHqV3dK0
三浦「飲まないの?」

八幡「いや飲むけど・・・」

三浦「何?もしかしてあーしが飲んだから飲みたくないとか言うわけ?それなら何かむかつくんだけど」ジィー

八幡「ちげぇよ・・・あぁもういいわ」ゴクゴク

三浦「間接キス」

八幡「ごふっ!ごほっ・・・お、お前マジ何なの?」

三浦「別にぃー?そんなこと気にしてるわけ?子供じゃん」

八幡(何間接キスとか気にするのって男だけなの?それとも俺がボッチだから?普通なのこれ?)

三浦「さてと5限の準備しよっと♪」

八幡(やっぱ甘ぇ・・・)



399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 20:57:59.17 ID:LIuAsZSF0
由比ヶ浜「ゆ、優美子何してんの!?」

三浦「何ってちょっと貰っただけだけど・・・って結衣どしたん?」

由比ヶ浜「ヒ、ヒッキー!あたしにも頂戴!」

八幡「いや、なんでだよ」

由比ヶ浜「いいから!」

八幡「ちょっと落ち着けって、おい」

由比ヶ浜「んっ・・・んっ・・・ぷはー・・」

八幡「全部飲みやがって・・・俺が何したって言うんだよ」

由比ヶ浜「これ甘ー・・・」


414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 21:33:21.56 ID:LIuAsZSF0
八幡「人の飲んどいて文句言うな」

由比ヶ浜「優美子だって甘いって言ってたし!」

三浦「結衣は全部飲んじゃったしねー」

八幡「もういいって、俺あんまり飲めてねーしどうしようかな」

八幡「もっかい買ってくるか」

由比ヶ浜「じゃ、じゃあ!あたしのジュースあげる!」

八幡「いやいいって・・・飲みかけじゃねーか」

八幡「じゃ買ってくるから、またな」

三浦「あーしも行こーっと」

八幡(なんでだよ・・・・)



422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 21:54:26.08 ID:LIuAsZSF0
由比ヶ浜「じゃあ!あ、あた」

三浦「また後でね結衣、ヒキオちょっと早いし!」スタスタ

由比ヶ浜「あたしも・・・・」

八幡「なんでついてきたんだ?」

三浦「飲み物全部飲んじゃったお詫びしようと思ってさ」

八幡「え、お前が?いいよ、全部飲んだの由比ヶ浜だし」

三浦「結衣が全部飲んじゃったのもあーしのせいみたいなもんだし」

八幡「・・・なんで?」

三浦「まぁまぁいいからいいからそれにほら、もう買っちゃったし」

八幡「まじかよ・・・・」

三浦「何?あーしが嘘つくとでも思った?」

八幡「金払うって、いくら?」

三浦「だーかーら!いらないし!しつこい男は嫌われるよ」

三浦「じゃ、あーしもう行くから」スタスタ

八幡「なんだったんだ・・・・」


436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/02(日) 22:30:24.46 ID:LIuAsZSF0
由比ヶ浜「あれ?ヒッキーは?」

三浦「選ぶのおそいから先に帰ってきた」

由比ヶ浜「そ、そっか」(てことはただ飲み物を買いに行ってただけか・・・よかったぁ)

三浦「そろそろ授業始まっちゃうしあーし席戻るわ」

キーンコーンカーンコーン

八幡「おい、どういうつもりだよ」

三浦「何が?」

八幡「いや飲み物だよ、何かやってほしいことでもあんのか?」(ぼっちの俺が奢られるなんて普通じゃありえない)

三浦「はぁ?あーしがそんな女に見えんの?」

八幡(見えちゃうんだな、これが)

三浦「まぁ強いて言えばこれからも仲良くしてほしい・・・・」

八幡「はぁ!?」

三浦「いやなんでもないし!あーし今この問題解くのに忙しいから!」プイッ

終わり