1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 22:09:07.29 ID:mQ70+D7W0
小梅「えっ…?」

P「嫌だ」

小梅「………な、何で」

P「絶対嫌だからな」

小梅「………いけず」

P「違うわ!純粋に嫌なんだよ!」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 22:16:08.36 ID:mQ70+D7W0
小梅「…………グスッ」

ちひろ「ちょっとプロデューサーさん!そんな言い方無いでしょ!」

P「だったらちひろさんが一緒に見てあげたらどうです?」

ちひろ「あら?じゃあ小梅ちゃん連れってちゃいますよ?それで小梅ちゃん何の映、画…」

小梅「スッ」

スプラッタ映画の裏面

ちひろ「」
バタン

小梅「あ、あれ…?」

P「キッツいよなあ、始めてこの類の見た時って」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 22:22:57.35 ID:mQ70+D7W0
小梅「で、でも、これいい所はまだ全然…」

P「いい所って何?」

小梅「うん、まずはね。この胎児が」

P「説明しなくていい」

小梅「…で、この薬は精神に次に身体で終盤は異常じゃなくて進kモガモガ」

P「いやマジ本当止めてお願い」

小梅「や、やだ…モガモガ」

P「やだはオレだよ…」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 22:31:17.96 ID:mQ70+D7W0
細すぎる身体に悪い顔色、
何処かしら、いや見るからに影のある雰囲気
街で見かけたときには稀に見る逸材だと思ったし
今でも彼女には期待してるけれど

P「それとこれとは別だ!」

小梅「プ、プロデューサーも一度一緒に…モガモガ」

P「ああ食わず嫌いは良くないからな、お前の事も知るべきだと思ったんだよ」

小梅「う、うん」

P「この世界の常識として何事も「まず、やってみる」だしな」



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 22:38:38.30 ID:mQ70+D7W0
そして俺は
やらない方が
知らないほうが
ずっとずっと幸せな事だってあるんだなあ
と知った

P「しらないってしあわせなんだよ」

小梅「モガモガ(あ、あの時のプロデューサーさん可愛かったな)」

P「あの後1ヶ月くらいもう俺は…俺は…グスッ」

小梅「モガモガ(にしてもそろそろ離して欲しい…)」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 22:43:59.75 ID:mQ70+D7W0
P「だから俺はもう…ブツブツ」

小梅「…………」

サラサラ(紙に文字書いてます)

P「ん?小梅何してるんだ?」

小梅「スッ」

『後ろ 扉 誰か 覗いてます 』


P「」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 22:52:53.21 ID:mQ70+D7W0
小梅「あ…お、起きましたか?」

P「俺は?」

小梅「…気絶…してたみたいです」

映画の事思い出して少し錯乱してたとはいえ
あんな事で気絶してしまったのか
場所は…事務所のソファーの上
小梅はすぐ傍に座って俺の顔を覗き込んでいる

P「うう情けないでも、人間ってこんな風に気絶するのか…」

小梅「…ご、ごめんなさい」

P「ん?」

小梅「わ、私のせいです」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 23:01:13.21 ID:mQ70+D7W0
小梅「あの時苦しくて、プロデューサーさん…ちょ、ちょっとだけ驚かせようかなって」

P「………ああ」

小梅「こんなに驚く何て…思わなくて…」

小梅「そ、それに…映画も…辛かったんですよね…」

P「…………」

小梅「私…う、嬉しくて、ひ、人に何かして貰えた事無かったですから」

小梅「プ、プロデューサーさんにいっぱい、たくさん、教えて貰って」

小梅「ちょっとでも、お返しできたらいいな…って、で、でも私、これくらいしか知らなくて…」

P「………」

小梅「ごめんなさい…ごめんなさい…」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 23:11:39.19 ID:mQ70+D7W0
P「いいよ、もう」スッ

と、小梅の頬に手を当てる

小梅「あ…」

P「お前の趣味は………うん、やっぱり解らないけどさ」

P「お前がそうして思いやれる心を持ってるって俺は知ってる」

小梅「………」

P「それに何もお返しできないって言うけどそんな事は無い」

P「ライブでのお前は輝いてるからな、いつも見惚れてしまうよ」

小梅「っ…あ、ありがとうございます」

P「だからそんな顔するな、かわいい顔が台無しだ」

小梅「…か、かわ…///」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 23:19:25.82 ID:mQ70+D7W0
P「よし、それじゃ、そろそろ離れてくれないか?」

小梅「…あ……あ…えへ、へ……」

P「お前がどいてくれないとオレ起き上がれないんだよ」
ホホペチペチ

小梅「……………うふふ」

P「─こんなに顔近づけたままだとキスされても文句言えないぞ?」
スッ

小梅「っ?!?」
バッ

P「惜しいっ!」

小梅「…う、うう、ぅ………ぷ、プロデューサーの…ば、ば、馬鹿……へ、変態…」

P「あはは(スプラッタ映画見れる癖に…本当に良く解らん)」



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 23:34:09.85 ID:mQ70+D7W0
P「ええと今の時間は…よし、何とか仕事には間に合うな」

小梅「プ、プロデューサーさん…」

P「ん?」

小梅「…わ、私、プロデューサーさんの事が大切です!」

P「ど、どうしたいきなり」

小梅「私の事思いやれる子…って言ってくれましたけど、変われたのは…き、きっとプロデューサーさんのおかげなんです」

P「いや俺は何も」

小梅「ライブも…お仕事も…勉強も…頑張ろうって思えたのは…プ、プロデューサーさんがいたから」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 23:39:17.79 ID:mQ70+D7W0
小梅「…ずっと…ひ、人から疎まれる事しか無くて、でも、それでも、別にいいやって思ってたのに」

小梅「プ、プロデューサーさんが…アイドルとして私を輝かせてくれたから…たくさん…違うものが見えるようになりました…」

P「………」

小梅「これからも…わ、私の知らない事…一杯、一杯教えてください…」

P「ああ、勿論」

小梅「…え、えへへ」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 23:45:36.71 ID:mQ70+D7W0
初めて会った時と変わらないと思ってたが、こんなに成長してたんだな
俺もプロデューサーとして…

P「ううん…にしても俺も駄目だよな」

小梅「?」

P「ほら、テンパってたからってあんな悪戯で気絶してしまうんじゃ駄目だろ?我ながらヘタレすぎる」

小梅「あ、あの…」

P「ん?どうした?お、そうだ!今なら鍛えるために映画に付き合っても─」

小梅「い、悪戯じゃ…ないです」

P「え?」

小梅…「さ、さっき…か、紙に書いた事は……い、悪戯じゃ」

P「あ、あ、あははははははは!!!こ、小梅…いいってば、うん、もうそういうのはお腹いっぱ」





小梅「………扉から……何かが……覗いてたのは………本当です」



67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 23:54:27.23 ID:mQ70+D7W0
P「」

小梅「………ま、また気絶ちゃった……」

P「」

小梅「もう……こ、これじゃ…そういう時…真っ先にやられちゃうよ…」チラッ

扉「」カタカタ

P「」

小梅「…だから、わ、わ、私が…///プ、プロデューサーの事…ず、ずっと守ってあげる…」ナデナデ

P「」

おわり





79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/23(木) 00:07:04.12 ID:N1Klon6R0
おまけ  >>19         

まゆ「…………」


P「そういう   やめ」

小梅「あ   プロ     」


まゆ「……………」




まゆ「うふふ二人とも何してたんだろうなあ」

まゆ「まゆのめがおかしくなったのかなあ」

まゆ「小梅ちゃんとプロデューサーさんがどうして抱き合ってたのかなあ」

まゆ「きっと何かの間違いよね、きっとそうよね、そうじゃないとそうに決まってるわ違いないんだから」

まゆ「プロデューサーさんも小梅ちゃんもおっちょこちょいなんだからあ」


まゆ「でもぉ、何かの間違いでも…他の子を抱いたプロデューサーさんには…お仕置きが必要ね♪」