11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 19:54:26.70 ID:C+1JYUAI0
千早「ちょっと待ってください。壁ってなんですか壁って!!」
P「お、落ち着け千早」
千早「落ち着いてなんかいられません。これ侮辱ですよ……」
P「ネット相手に本気になるなって……」
千早「くっ……そもそも、なんで3サイズを公表してしまったんですか!?」
P「えっ、そりゃアイドルだからな」
千早「盛って下さいよ!!」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 19:55:26.12 ID:eWTXWniA0
P「どうした千早、演技の練習か何かか?」
千早「いえ…その…」
P「ん?」
千早「大好き…はにぃ…」
P「!」
美希「へー、そーなの」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 20:12:45.43 ID:2rzHGFhiP
P「千早……?」
千早「はっ!あ、いえ!その、あの、他の人の曲も覚えておこうかな、なんて思いまして!」
P「そ、そうか……」
千早「は、はい……」
P「でも、一回だけじゃあれだろ?千早がやりたいなら、もっと練習するといい」
千早「え?えっと、そ、そうですね……それじゃあ歌詞を覚える意味でも……」
P「よし、こい」
千早「え、えっと……ハ、ハ……」
P「……」ゴクリ
千早「ハ、ハn美希「ハニー!!!」ドサッ
P「うおっ!み、美希!?」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 20:20:21.94 ID:2rzHGFhiP
美希「ハニ~」ベタベタ
P「どうしたんだ美希急に」
美希「どうしたもないの!ただハニーに会いたくなったの!」スリスリ
P「会いたくって、事務所にいたじゃないか……ってお、おい」
P(む、胸があたっとる……)ドキドキ
千早「……くっ」
美希「それとこれとは違うの!ねぇハニー!」
千早「……さ、流石にくっつき過ぎよ美希。プロデューサーとアイドルなんだから一応ね」
美希「ふふ~ん、千早さん、やきもち焼いてるの?」ニヤ
千早「なっ!そ、そんなわけ!」
美希「それなら気にしないで欲しいの!ミキのハニーはハニーだからいいの!」ギュッ
P「だ、だからお前……」
千早「……」
美希「はにぃ~♪」
千早「……ハ、ハニー!」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 20:29:32.18 ID:2rzHGFhiP
P「え?」
美希「千早さん?」
千早「ハ、ハニー!わ、私も!」ボスッ
P「うおっ……千早まで……一体どうしたんだお前たち」
美希「ふふ、ライバル増えちゃったの!でもハニーはミキの方が好きだよね?」ムニッ
千早「そ、そんなこと!ハ……ハニー!は私の方がそ、その……いいですよね?」ガシッ
P(この胸の天と地ほどの差が……一体72が起きているんだ……)
P(片方はマシュマロのような……そしてもう片方は……壁)
P(などという愚か者がいたら教えてやろう。壁にも咲く花はあるのだ。それがこれだ!)
P(決して固くなどない!言うならスポンジくらいの!かすかなふくらみが俺には心地よい!)
P(プロデューサーはいつなんどきも万事に対応できなければいけないからな……よしここは)
P「とりあえず二人とも離れるんだ」スッ
美希「えーもっとハニーとイチャイチャしてたいのー」
千早「わ、私じゃダメでしょうか……?」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 20:43:44.91 ID:2rzHGFhiP
P「当然俺はお前たちどっちも好きだ」
P「だが、一応そういうことなら俺も男だ。今回に限っての回答になるが」
P「今日は、珍しく甘えてきた千早を選ぼうと思う」
千早「え!え、いや、あのプロデューサー!私甘えてなんて!」
美希「あー負けっちゃったのーでも今日だけなら仕方ないかなー」
千早「み、美希……」
美希「勘違いしないでほしいの!千早さんと言えど1日じゃミキに勝てないから精々頑張るといいの!」
千早「……ありがと」
美希「あふぅ、遊んだら疲れちゃったからミキお昼ねするね?じゃあねハニー」
P「おう、それじゃあ千早こっちにこい」
美希(千早さん、いつもハニーのこと見てたの)
美希(ライバルが増えるのは大変だけど、それでもハニーはハニーだから大丈夫なの!)
美希(だから千早さん、頑張って!)
千早「あ、は、はい……」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 21:18:14.32 ID:2rzHGFhiP
P「それで?さっきはプロデューサーに戻ってたぞ?」
千早「えっ!?あ、ですからこれは……」
P「なんだよ、さっきはあんなに積極的だったのに」
千早「で、でも……改まってみると、やっぱりこう……」
P「んーはっきりしないなぁ。俺は、千早が好きだぞ?」
千早「……え?」
P「もちろんアイドルとしてって意味”も”と言っておこうか。これ以上はお前の反応次第かな?」
千早「……わかりました。えいっ」ボスッ
P「おっと、だからって急に飛び込んでくるやつがいるか」
千早「す、すみません……」
P「全く、千早らしくもない。いい意味でな」ナデナデ
千早「ふわぁ……な、なんか子供みたいでこれ……」
P「覚悟決めたんじゃないのか?まだ恥ずかしさが残るか」
千早「で、でもですねこれはやっぱり結構……」
P「わかった。それじゃあ今度はお前からやってくれ」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 21:23:10.19 ID:2rzHGFhiP
千早「え?何をですか?」
P「いや、こう頭撫でるとか抱き着くとかってのを逆に」
千早「わ、私がですか……わかりました」
P「よし。それじゃあ撫でてくれ」
千早「……えっとその、身長差が」
P「おぉ悪かったな。それじゃあ、これで」スッ
千早「はい……えっと、失礼します」ナデナデ
P「……」
千早「……ど、どうですか?」
P「なんか、遠慮してない?」
千早「そ、そんなことないです!」ナデ…
P「ふむ……」
千早「……落ち着きますね」
P「……俺はやっぱり落ち着かないなぁ」グッ
千早「え?きゃぁ!」グラッ
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 21:27:56.60 ID:2rzHGFhiP
P「この方が、やっぱり落ち着く」ギュッ
千早「え、あの、プロデューサー!?」
P「いやならいいぞ、離れても」
千早「……わかってる癖に意地の悪い」
P「そうかそうか。千早には罵られた方がしっくりくる」
千早「どんなですか……全く……」
P「……いや、ハニーって言われたときはびっくりしたし」
千早「あ、あれは!勢いです!」
P「もう一回、呼んでくれてもいいんだぞ?」
千早「もうそれはいいですから……」
P「なぁ、千早」
千早「な、なんですか?」
P「こうやって抱き合ってると、恋人同士みたいじゃない?」
千早「なっ!な、何言い出すんですか急に!!」
P「いやだって実際、ねぇ」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 21:35:18.92 ID:2rzHGFhiP
千早「どうしてそうも淡々と……」
P「だって雰囲気がないじゃない。千早驚いてばっかだしな」
千早「……わかりました。そこまでいうなら」
P「お、何かあるか?」
千早「……ハニー」
P「……ぷっ!」
千早「ちょ、ちょっと!笑わないでください!」
P「だ、だって!さっき言わないっていったと思ったら!あはは!」
千早「も、もう……知りません……」
P「ごめんごめん。千早、可愛いとこあるじゃないか」
千早「……そうでしょうか」
P「例えば胸のことだったり。気にし過ぎだ。こうやってちゃんと可愛いんだから」
千早「む、胸は別に……」
P「そうかそうか。クールってキャラでいるのもいいけどな。たまにはそういうのもいいかなって思うぞ」
千早「別にプロデューサーじゃなかったら……」ボソッ
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 21:49:07.93 ID:2rzHGFhiP
P「ん?」
千早「ですから、プロデューサーじゃなかったらこんなとこ見せないって言ったんです」
P「いや、もったいないだろ。可愛い千早っていうのももっと出して行っていいと思うが」
千早「そういうところが……はぁ……もういいです、疲れました」
P「そうか~。俺はいつまでもこうしていたいって思うけど」
千早「そ、そうですよ!いつまで抱き着いてるつもりですか!」
P「あぁそうだな。離れたかったらどーぞ」
千早「そうですね……あれ?ちょ、ちょっと離してくれるんじゃ……」
P「……だってそりゃ、ここまで言われて離したいなんて思わない」グイッ
千早「ひゃっ!ぷ、プロデューサー……か、顔が……」
P「綺麗な顔だ…… てもいいか?」
千早「な、何を言って……!ひゃぁあ!」
P「すぅー…んーいい匂いだ……千早の首筋」スンスン
千早「ちょ、ちょっとこんな……」
P「 てはないぞ?よしもう一回……」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 21:56:49.35 ID:2rzHGFhiP
千早「だ、ダメですこんな!」
P「そうか~じゃあ何ならいいんだ?」
千早「え?え、えっと……」
P「時間切れ」ハムッ
千早「んっ!ちょ、ちょっとプロデューサー!み、耳は!」
P「嫌なら代わりを見つけないとどんどん選択肢が減るぞ?」
千早「……」
P「んーそれじゃあ一口……」ペロッ
千早「え、いや、そんなだから……ひゃうっ!」
P「千早の味がするな。うん」
千早「……プロデューサー」
P「お、代わり見つかった?」
千早「……」
P「もしかして、怒った?やりすぎたならごめんごめん。声、可愛かったからさ、つい。顔見せてみ?」スッ
千早「……!!」スッ
チュッ
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 22:00:00.38 ID:2rzHGFhiP
P「……ん?」
千早「ん…はぁ、お、お返し……です……」
P「……やるじゃん」
千早「プ、プロデューサーが……悪いんです……」
P「でも、今のじゃ満足できないな」スッ
千早「あ、そんな……んっ……」
P「……ふぅ。アイドルがこんな、それも歌姫様がねぇ」
千早「なんとでも言ってください……もう、今日だけですから……」
P「それは惜しいなぁ。次はないのか次は」
千早「……いじわるしないんでしたら」
P「それは無理かな~千早可愛いんだもん」
千早「……知りませんよ」
P「な、千早」
千早「……はい?」
P「好きだ」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 22:05:28.23 ID:2rzHGFhiP
千早「……え?」
P「お前をいつも見てた。その仕事に対するまっすぐな姿勢。尊敬してたさ」
P「でも見てるうちにさ、全部持って行かれちゃってた」
千早「プロ、デューサー……?」
P「アイドルだし、それに千早ってなったらそんなことあり得ないしな。耐えてきたさ」
P「そしたら何?ハニーって呼ばれるわ、誘惑されるわ。我慢できるわけないでしょ」
千早「……」
P「でも仕事にすべてを注いできたお前だ。選ぶ権利はお前にある。これは今日だけってことにしてもいい」
千早「こんな風に、してほしくなかったですかね……」
P「……」
千早「私には、歌しかないんですよ。こんな、歌の邪魔になるようなこと」
P「そうだな……」
千早「でも、私だって我慢できなかったから呼んだんじゃないですか。そんなこともわからないんですか?」
P「千早……」
千早「でも、中途半端にしたくはありません。それまで、待っていただけるなら」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 22:10:06.75 ID:2rzHGFhiP
P「……そうだな」
千早「すみません……でも……」
チュッ
千早「……これで、しばらくは持ちますよね?」
P「……お前、流石にそれは調子乗りすぎ」
千早「え?ちょ、プロデュ……んっ……」
――
千早「バレたら、どんなことになるやら……」
P「そしたらきっぱり諦めてもらわないと」
千早「嫌です」
P「即答かよ。まあ、お前らしいけどな」
千早「……私で、いいんですか?美希とか……」
P「あぁ。胸のことなら気にしなくていい。72でも俺は全然……」
千早「胸の話じゃないです!!」
P「あ、すまんすまん。でも、今更言う必要もないだろ?それにさ、美希もわかってくれてた」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/26(木) 22:15:38.86 ID:2rzHGFhiP
千早「そう、ですね……」
P「まあとりあえず今日までで。落ち着いたらまた、な」
千早「はい……あの、プロデューサー?」
P「ん?」
千早「……」タタッ
千早「ハニー!大好き!」
終
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