1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:17:11.40 ID:Y9c9f4OX0
―朝、駅前―

まどか「んー、さやかちゃんと遊ぼうと思ったけど用事ってなんだろう……」

まどか「……まぁ考えても仕方ないよね」

まどか「ほむらちゃん誘ってどこかに行こうかなぁ」

まどか「……ん?あれは……」


さやか「(~~♪)」


まどか「……さやかちゃんだ、何してるんだろう?」

まどか「ちょっと監視してみようかな」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:21:47.44 ID:Y9c9f4OX0
まどか「キョロキョロしてる……誰か待ってるのかな?」

まどか「……!! まさか彼氏!?」

まどか「……いやいやそんなわけないよね」

まどか「でも誰なんだろう……」

まどか「そうだ!今のうちにほむらちゃんとマミさん呼んでみよう。杏子ちゃんと連絡取る手段が無いのが残念……」ピッピッ

プルr ガチャッ

ほむら『もしもし、まどか?』

まどか『そうだよー(出るの早かったなぁ……)』

まどか『今さ、さやかちゃん監視してるんだけど……』

まどか『……というわけで来ない?』

ほむら『行くわ、今すぐに』

まどか『それじゃ、待ってるね!』ピッ


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:26:46.19 ID:Y9c9f4OX0
まどか『次はマミさんっと……』ピッ

プルルルルル…プルルルr ガチャッ

まどか『あっ、マミさんですか?』

マミ『どうしたの、鹿目さん?』

まどか『えっとですね…………』

まどか『……というわけなんです』

マミ『ふふっ、なんだか面白そうね。準備して行くからちょっと遅くなるけど大丈夫かしら?』

まどか『大丈夫ですよ! それじゃ待ってますね』 ピッ


ほむら「お待たせ、まどか」

まどか「あっ、ほむらちゃん」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:31:10.59 ID:Y9c9f4OX0
ほむら「それでさやかは?」

まどか「まだあの調子、誰か待ってるみたいだけど……」

ほむら「そう……(まさか待ってる相手は……)」

まどか「もうちょっと待たないとダメだね……」

ほむら「気長に待ちましょう」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:35:15.86 ID:Y9c9f4OX0
―10分後―

さやか「(……遅いなぁ)」


まどか「なんかさやかちゃん、ちょっと不機嫌になってない?」

ほむら「そうみたいね」

まどか「相手が待ち合わせに遅刻してるからかな?」

ほむら「その通りかもしれないわね」

まどか「……遅いといえばマミさんまだかなぁ」

ほむら「マミも来るの?」

まどか「うん、ほむらちゃんのあとに電話かけたからさ」

まどか「準備でちょっと遅れるとは言ってたけど、いつ来るんだろう」

ほむら「(準備って何を準備してくるのかしら……)」



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:39:30.30 ID:Y9c9f4OX0
―さらに5分後―

マミ「お待たせっ!」

まどか「あっ、マミさん!」

マミ「あら、暁美さんも来てたのね」

ほむら「えぇ」

マミ「準備してきた甲斐が会ったわね」

ほむら「(……持ち物はバッグだけ……?……どうやら普通みたいね)」

まどか「何を用意してきたんですか?」

マミ「それはあとで教えてあげる」フフッ

マミ「それで美樹さんのほうは……?」

まどか「あぁ、それなら……」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:42:36.19 ID:Y9c9f4OX0
さやか「(……!)」


まどか「あっ、誰か来たみたい!」

まどか「……! あれは……杏子ちゃん!」

ほむら「(やはりね……)」

マミ「二人とも仲が良いものね」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:45:47.00 ID:Y9c9f4OX0
さやか「もー、遅いよ、杏子!」

杏子「悪い、さやか……」

さやか「……そんな気にしてないからさ、顔あげなよ」

杏子「だって……あたしが誘ったのに待たせちまってさ……」ショボーン

さやか「………はぁ」

ギュッ

杏子「!!」

さやか「そんなしょぼくれた顔してちゃ、この後楽しめないよ!早くいこ!」

杏子「……あぁ!」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:49:12.90 ID:Y9c9f4OX0
まどか「まさか、さやかちゃんと杏子ちゃんが一緒にお出かけだなんて……」プルプル

ほむら「ま、まどか……?」

マミ「鹿目さん……?」

まどか「……この展開だったらこれしかないよね!」

ほむら「……」


まどか「尾行をしよう!」


ほむマミ「(ですよねー)」

まどか「二人が駅に入ってくよ、わたし達も行こう!」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:53:58.96 ID:Y9c9f4OX0
―電車内―

さやか「それでさー――」

杏子「……あははっ!」


まどか「楽しそうに喋ってるね」

ほむら「……それよりこの格好のままだとバレないかしら?」

マミ「こんなこともあろうかと……!」

ジャーン

マミ「変装用の帽子と眼鏡を用意してきました!」

まどか「さすがマミさん!」

ほむら「………」

マミ「それじゃあ早速身に着けてっと……」チャッ


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 17:56:50.74 ID:Y9c9f4OX0
マミ「これで完璧ね!」

まどか「そうですね、マミさん!」

ほむら「(本当に大丈夫かしら……)」



まどか「あっ、二人とも降りるみたいだよ!」

まどか「わたし達も行こう!」

マミ「そうねっ!」

ほむら「………」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:01:10.25 ID:Y9c9f4OX0
まどか「……ここは……」

ほむら「……遊園地ね」

マミ「たしか新しくできた遊園地ね」

まどか「二人とも入って行ったね」

ほむら「デートなのは確定のようね」

まどか「……わたし達も入るよ!」

ほむら「……それで、チケットを買うお金はあるの?」

まどか「…………」

マミ「ふふっ、こんなこともあろうかとっ!」

ジャーン

まどか「!! マミさんすごい!」

マミ「さ、行きましょう!」

ほむら「…………」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:05:50.46 ID:Y9c9f4OX0
さやか「結構人多いねー」

杏子「まぁ新しくできたとこだしな」

さやか「はぐれないように手でも繋ごっか!」ギュッ

杏子「!!」

さやか「ほらほら最初は何行く?」

杏子「そ、そうだなぁ……貰った案内でも見てっと……」パラパラ

杏子「……おっ、これなんてどうだ?」

さやか「……よしっ、それいこう!」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:10:21.56 ID:Y9c9f4OX0
まどか「んー、人が多くてさやかちゃん達見失っちゃいそう」

ほむら「さやか達に気を取られて、私達と離れることのないようにしてね」

まどか「わかってるって!」

マミ「……最初のアトラクションが決まったみたいね」

まどか「わたし達も行くよっ!」

ほむら「ちょっ、待って、まどか!」

マミ「ほら、慌てないの!」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:16:35.72 ID:Y9c9f4OX0
まどか「ここは……」

マミ「ジェットコースターみたいね」

まどか「乗車定員は……前に2人までと後ろに3人まで……ハッ」

ほむら「……まどか?」

まどか「さやかちゃんと杏子ちゃんの後ろに並ぶよ!」

ほむら「絶対気付かれるでしょう!?」

まどか「マミさんが持ってきた変装道具があれば大丈夫だって!」

マミ「そうよ、ほら、早く行きましょう!」

ほむら「………不安すぎるわ」



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:22:34.66 ID:Y9c9f4OX0
まどか「さぁこれで二人の会話が聞き放題だよっ」ヒソヒソ

ほむら「……気付かれて無いのが奇跡みたいなものね……」ヒソヒソ


さやか「杏子ってさ、こういうのは平気なの?」

杏子「まぁな、そういうさやかは平気なのかよ」

さやか「あたしも大丈夫、むしろ大好きだし」

さやか「それでさー――――」


ほむら「そういえば、まどかやマミは平気なの?」

まどマミ「…………」

ほむら「……並ぶのやめる?」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:28:20.05 ID:Y9c9f4OX0
まどか「……ううん、わたしは行くよ!」

マミ「わ、私だって!」

ほむら「……無理はしないようにね……」


―しばらくして―

まどか「やっと順番きたね!」

マミ「美樹さん達の真後ろもしっかり取れたわね」

スタッフ「お客様、飛ばされる危険が御座いますので、帽子等は外して、手荷物と共にこちらのロッカーにお入れください」」

まどか「…………」

ほむら「バレる可能性がいきなり高くなったわね」

マミ「だ、大丈夫よ!動いている最中は後ろ向かれないはずだし、終わったらすぐにつければ!」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:33:52.05 ID:Y9c9f4OX0
スタッフ「お待たせしました!それでは楽しんでいってください!」

ガタンッ

さやか「きたきた!」

杏子「やっぱこの登ってるとこで緊張感増してくるなぁ」

さやか「そうだよねー、あたしも緊張してきたっ」


まどか「あぁぁぁぁ………」

マミ「……大丈夫よ、私、大丈夫……」

ほむら「………」

ほむら「……もうすぐね」

まどマミ「!!」

ゴオッ!



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:37:36.21 ID:Y9c9f4OX0
ゴオォオォォオ!!

さやか「うわああぁぁあぁぁあぁぁぁ!!」

杏子「うおおおおおぉぉおおぉぉお!!」

さやか「やばっ、超楽しいいいぃぃぃいぃ!!」


まどか「きゃあああぁあぁぁぁあぁぁぁあぁあぁあぁぁぁぁああ!?」

マミ「あぁ……あ…ぁ……」

ほむら「ま、マミ!?」



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:42:18.62 ID:Y9c9f4OX0
ガタンガタン…

スタッフ「お疲れ様でした!足元に気をつけて御降りください」


さやか「いやー、楽しかったね!」

杏子「すっげー気持ちよかった!」

さやか「……でさ、なんか聞き覚えのある声が聞こえたような気がするんだけど」

杏子「あたしもそんな気がしたけど……気のせいじゃねぇかな?」

さやか「そう、かもね」


まどか「………」ズーン

マミ「………」ズーン

ほむら「……やめとけばよかったわね……」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:46:16.25 ID:Y9c9f4OX0
さやか「よしっ! 次はどこいく?」

杏子「んー、そうだなぁ……」パラパラ

杏子「……ここだな!」

さやか「っ!! ここは……」

杏子「……んー?どうしたさやかぁ?」

さやか「な、なんでもない! 行こっ!」


まどか「……はっ!?」

まどか「ふ、二人が移動するよ、早く!」

ほむら「ちょ、ちょっとまどか!!」

マミ「……ま、待って……」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:50:35.52 ID:Y9c9f4OX0
まどか「ここは……お化け屋敷かぁ」

マミ「…………」

ほむら「だ、大丈夫?」



さやか「さ、さぁ行くよ、杏子っ!」

杏子「……本当に大丈夫かぁ?」ニヤニヤ

さやか「さやかちゃんには怖いものなんて無いんですよ!」

杏子「ならいいけどなぁ、行くかっ」



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 18:55:29.14 ID:Y9c9f4OX0
ほむら「私達も……行く?」

まどか「……出口で待機しよう……」

マミ「それがいいわね……」

ほむら「……それじゃあ、ベンチにでも座って休みましょうか」

ほむら「(……この二人以上に私が疲れているような……)」



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:01:30.97 ID:Y9c9f4OX0
―お化け屋敷内―

さやか「………っ」ギュッ

杏子「……そんな強く手握ってさぁ……」

さやか「い、いやそんなっ、あれだよっ」

杏子「素直に怖いって言っちゃえばいいのに」

さやか「ち、ちがっ!そんなんじゃっ……」

グオァオアォオァオアォアォ!!

さやか「きゃああぁぁぁぁあぁぁ!?」

ギュッ!

杏子「ちょっ、さ、さやかっ!?」

さやか「~~~~ッ!!」ブルブル



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:06:46.05 ID:Y9c9f4OX0
杏子「だ、大丈夫か?(腕に柔らかい感触が……)」

さやか「うぅ……」

杏子「ほ、ほら、あれだよ!あたしが居るからさ!なっ?」

さやか「杏子ぉ……」ウルウル

杏子「(その上目遣いは反則だろ……)」

杏子「よ、よし、行くか……!」

さやか「………」コクン



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:13:18.58 ID:Y9c9f4OX0
―外―

杏子「ほら、外だぞ、さやか」

さやか「………!!」バッ

さやか「ふ、ふんっ! 別にどうってことなかったし!」

杏子「………」

さやか「なっ、なんだその目はっ!」

杏子「別に……」

さやか「……っ、そ、それよりさ、お腹空かない?そろそろお昼だし」

杏子「ん、確かにそうだな」


ほむら「終わったみたいね……」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:17:42.83 ID:Y9c9f4OX0
杏子「そんじゃ、どこで食べるか決めるかぁ」

さやか「その必要は無いよ!」


ほむら「………」ピクッ


さやか「ふっふっふ……なんとですね……」

杏子「??」

さやか「お弁当を用意してきているのですよ!」

杏子「!!」

さやか「さて、座れるとこでも見つけよっか」



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:24:48.31 ID:Y9c9f4OX0
さやか「ここでいいかな」

杏子「は、早く!!」

さやか「そんなに焦らないの! ほらっ」パッ

杏子「おぉ! 美味そうだ!」

さやか「美味そうじゃなく美味いって言わせてあげる!」

杏子「そりゃ期待だな! いただきます!」パクッ

杏子「……うめえ!!」

さやか「へへっ、どんどん食べていいよ!」


ほむら「……私もお腹が空いてきたわね」



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:28:35.64 ID:Y9c9f4OX0
ほむら「まどか、マミ、私達もお昼ご飯にしましょう」

まどか「うん、いいけど、どこで食べるの? それに……」

ほむら「そういえばまどかは……」

マミ「ここで私の出番ね!」

ジャーン

マミ「お弁当もしっかり準備してきたわよ!」

まどか「マミさん、流石です!」

ほむら「(そのバッグ、何でも入ってるのね……)」


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:32:42.80 ID:Y9c9f4OX0


杏子「うまかった!ごちそうさん!」

さやか「そんな美味しそうに食べてくれると、作った甲斐があったね!」

さやか「じゃあ、ちょっと休憩してから、またどこいくか決めよっ」

杏子「そうだな!」



まどか「マミさん、美味しかったです!ご馳走様でしたっ!」

ほむら「……ご馳走様」

マミ「はい、お粗末様でした」

まどか「で、でさ、さやかちゃんと杏子ちゃんのことについてなんだけどね」

ほむら「どうしたの?」


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:36:52.93 ID:Y9c9f4OX0
まどか「もう尾行はやめようと思うんだ」

ほむら「……どうして?」

まどか「そ、それは……」

ほむら「……正直に言っていいのよ」

まどか「………尾行すると疲れる……」

ほむら「………」

マミ「そ、そんな怖い顔しないで、暁美さん……」

ほむら「………まぁいいわ」

ほむら「それじゃ、ここからは私達も普通に遊園地を楽しむことにしましょう」

まどか「あ、ありがとう、ほむらちゃん!」

マミ「良かったわね、鹿目さん」フフッ

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:43:57.10 ID:Y9c9f4OX0

―それから―

『うおっ!?なんだこれ!?』

『うわっ!! これすごいね!!』



『ちょっ、助けて!ほむらちゃん!!』

『な、何をやってるのよ、まどか!?』

『ふ、二人とも大丈夫!?』


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:45:58.54 ID:Y9c9f4OX0
―夕方―

まどか「あー楽しかったっ!」

ほむら「そうね、でもとても疲れたわ……」

マミ「そろそろ帰りましょうか?」

まどか「そうですねっ」



杏子「ん?あの三人……」

さやか「あれって……まどかとほむらとマミさん?」

杏子「……どうやらそうみたいだな」


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:50:55.72 ID:Y9c9f4OX0
杏子「でも何であいつらが……? 偶然……にしては出来すぎな気が」

杏子「なぁさやか、あいつらからなんか連絡来てた?」

さやか「いや、そういうのは無かったよ」

さやか「……声かけてみよっか」

杏子「そうだな」


さやか「おーい、まどか、ほむら、マミさん!」

まどほむマミ「!?」

まどか「さ、さやかちゃん! き、奇遇だねっ!」

マミ「あなた達も居たのね! すごい偶然っ!」

杏子「偶然 ねぇ」ニヤニヤ

まどマミ「!!」ドキッ



88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 19:55:05.43 ID:Y9c9f4OX0
杏子「あんたら三人が揃ってるのに、さやかには連絡が来てなかった」

杏子「それで尚且つ今日この場に居る、それが偶然ねぇ」

まどマミ「………」ダラダラ

さやか「本当はどういうことなのかなぁ?」ニヤニヤ

ほむら「……あなた達を尾行してたのよ」

杏子「……なるほどね」

さやか「どの辺まで尾行してたの?」

ほむら「お昼を食べ終わるくらいまでよ」

杏子「案外すぐ止めたんだな」

ほむら「……発案者のまどかが疲れたってことでね」

まどか「ほ、ほむらちゃん……」

杏子「ふーん……まぁいいけどさ」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 20:02:01.67 ID:Y9c9f4OX0
さやか「まっ、尾行に関しては特に言うことは無いよ」

まどか「さやかちゃんっ」

さやか「でさ、あたし達そろそろ帰ろうと思ってたんだけど、まどか達は?」

まどか「わたし達も今帰ろうとしてた所だよ」

さやか「そんじゃ一緒に帰りますかー」

まどか「そうだねっ!」

マミ「色々あったけど、本当に楽しかったわね!」



杏子「なぁ、ほむら」

ほむら「何かしら?」

杏子「あの二人のお守りはどうだった……?」

ほむら「……すごく疲れたわ」

杏子「……ゆっくり休みな……」


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 20:05:58.34 ID:Y9c9f4OX0
―帰路―

まどか「やっぱりあの時のさ――」

マミ「そうよね! それで――」

ほむら「………ふふっ」



さやか「今日は楽しかったね、杏子」

杏子「そうだな。まぁあの三人が居たのは予想外だったけど」

さやか「そうだね」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/12(水) 20:09:38.71 ID:Y9c9f4OX0
さやか「……ねぇ、杏子?」

杏子「ん? なんだ―――」

チュッ

杏子「!??!?!?!?」

杏子「さ、さやかっ!?」

さやか「えへへっ……//」

さやか「またどこかに遊びに行こうね!」

杏子「……ははっ、そうだな!」