1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 12:50:11.56 ID:Djm55czX0
マミ「……」パクッ
マミ「ふう……」
QB「マミ。今日も一人なのかい」
マミ「違うわ」
QB「キュゥゥウウ」グエッ
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 12:53:35.41 ID:Djm55czX0
ガチャッ
ほむら「……」ホム
キョロキョロ
マミ「こんにちは、暁美さん」
ほむら「……またいたのね」
マミ「やだなあ、わかってたんでしょ?」
ほむら「わかってたと言えば相変わらず友達がいないってことかしら」
マミ「あなたこそ」
トスッ
ほむら「……」カチャッ
マミ「……今日は自分から座るのね」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 12:56:06.29 ID:Djm55czX0
ほむら「あなたに誘われて座るのは癪だもの」
マミ「どういうことかしらね」
ほむら「」ハムッ
マミ「ところで暁美さん」
ほむら「お弁当の文句は受け付けないわ」
マミ「ちょっとくらい聞いてよ。卵焼きが一つ足りないわ」
ほむら「知らない」
QB「ていうかそのお弁当、やけに手作り感満載だと思ったら暁美ほむらが作ってたのかい?」
マミ「そうよ、泊まったついでに作らせたの」
ほむら「私、あなたの使用人じゃないんだけど」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:02:46.32 ID:Djm55czX0
QB「君たち、いつのまにそんな関係に……まあ朝チュンだしね」
マミ・ほむら「殺すわよ」
ほむら「寝ぼけて明け方から何かを作り出すから」
マミ「本気だったんだけど」
ほむら「……」
QB「僕はマミの料理センスを疑うよ。まあもともと信じてもいないけど」
マミ「料理くらい、いつでも作れるわっ」
QB「君が友達できないのはまずそこだね……」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:06:47.64 ID:Djm55czX0
マミ「あなたには言われたくないわ、キュゥべえ」
ほむら「本当に」
QB「キュエッ!?」
マミ「鹿目さんにもまったく相手にされてないものね」
ほむら「相手にされなくていいけれど」
QB「うぅ……」シュン
マミ「それで暁美さん」
QB「もうちょっと僕に話振ってよ!?」
マミ「いじめられっ子な男は嫌われるぞ」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:09:39.84 ID:Djm55czX0
ほむら「なに」
マミ「今日もうちへおいでなさい」
QB「なんで命令形なの。だいぶナチュラルに誘えるようになったけど」
マミ「」ニコッ
ゲシッ
QB「ギュオォ」グエ
ほむら「……何するつもりなの」
マミ「え」
ほむら「え?」
QB「何をするか考えずに誘ったのかい……」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:13:33.10 ID:Djm55czX0
マミ「何って!友達を誘うのに何か理由が……あ、いや、別にあなたは友達でも
なんでもないけど!」
QB「素直になりなよマミ」
ほむら「……仕方ないわね暇潰しにもならないだろうけど行ってあげてもいいわ」
QB「君もね、暁美ほむら」
マミ「ふふふっ、なら絶対よっ、待ってるわ!待ってるからね校門で!」
カチャッガバッ
タタタッ
QB「……言い逃げしなくてもいいのにね」
ほむら「だから友達がいないのよ」ホムッ
◆
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:21:00.44 ID:Djm55czX0
放課後
マミ「あっ」
ほむら「……」ホム
QB「良かったね、マミ。また来てくれたよ心配して損したねキュエエエッ」グエエ
マミ「ふふっ、それじゃあ行きましょう……って、あら?」
まどか「ほむらちゃーん」
ほむら「!」ホムッ
まどか「ほむらちゃん、今日、用事あるかな?」
ほむら「用事……?」
まどか「うん。さやかちゃんとね、買物に行こうと思ってたんだけど……
えっと、ほむらちゃんも一緒にどうかなって」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:24:21.17 ID:Djm55czX0
ほむら「……あ」
チラッ
マミ「」
まどか「……でも、マミさんと約束、あったみたいだね?昨日も仲よさげだったし」
ほむら「まどか……」
マミ「違うわよ」
まどか「へ?」
ほむら「え?」
マミ「たまたまここで会っただけだもの、ね、暁美さん?」
まどか「で、でも……」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:29:02.85 ID:Djm55czX0
ほむら「……えぇ」
まどか「ほむらちゃん、そうなの?」
ほむら「そうよ。巴マミの言った通りだし、私と彼女は何の関係もないわ」
QB「マミ……」
マミ「まあそういうことだから、鹿目さん♪気にしなくていいわよ」
まどか「そう、ですか?それじゃあ……行こっか、ほむらちゃん。さやかちゃんが待ってるから」
ほむら「……えぇ」
タタタッ
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:31:14.25 ID:Djm55czX0
ヒョイッ
QB「いいのかい、マミ?せっかくの友達作るチャンスだったのに」
マミ「うるさい」
サワサワ
QB「……」
マミ「一緒に連れて行って欲しかったわ……」
QB「変な意地張るからだよ」
マミ「いいのよ。あの子たちの前では孤高の先輩でいるの。でも、一緒に
行きたかったなあ……」
QB「」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:35:13.14 ID:Djm55czX0
◆
ほむら「ねえ、まどか」
まどか「ん?なに、ほむらちゃん?」
ほむら「どうして、巴マミも誘わなかったの」
まどか「へ?」
さやか「どうしてって、べつに誘わなくってもいいかなって。マミさん、色々
忙しそうだし色々な意味で。それに勘違いしないで欲しいけどあんたを誘ったのは
まどかが誘おうよって言ったからだし」
まどか「さやかちゃん……」
ほむら「……そう」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:39:36.35 ID:Djm55czX0
まどか「ほ、ほら!あっちにさやかちゃんの好きなCDショップが!」
さやか「いや、あたし別に好きなCDショップとかないんだけど」
まどか「でもお気に入りでしょ?」
さやか「そ、そういうわけでも……」
まどか「何で照れるのそこで」
さやか「いや、だって」
まどか「ほら、ほむらちゃんも行こう!」
ほむら「……」ギリッ
◆
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:42:05.48 ID:Djm55czX0
マミ「キュゥべえ」
サワサワ
QB「なんだいマミ」
サワサワ
マミ「どうしてあなたはキュゥべえなの」
QB「何が言いたいんだいマミ」
マミ「つまるところ暇なのよ」
QB「意味わかんないよどうしてそうなるのか」
マミ「探しに行こうかなあ」
QB「そうだよ、追いかければいいじゃないか暁美ほむらやまどかを」
マミ「違うわよ、魔女を」
QB「こんな時間からかい?」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:44:48.67 ID:Djm55czX0
マミ「……追いかけたら、かわいそうだもの」
QB「暁美ほむらがかい」
マミ「――あの子の嬉しそうな顔、見たでしょ」
QB「そうだね。まどかに話しかけられた途端いつものクールな表情がどこへやら、
でれーっとしてたもんね」
マミ「そうよ!でれーっよでれーっ!」
QB「もうもてる全てのデレを解放した感じだったよね」
マミ「そうなの、そうなの!……私といたときなんて、つーんだもんつーん」
QB「俗に言うツンデレ決定版だね」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:48:21.58 ID:Djm55czX0
マミ「それも無理してね」
QB「君が人の心配するなんて」
マミ「別に心配だとかそんなわけじゃないけれど」
QB「似たもの同士は惹き合うものなのかな」
マミ「あの子と似てるなんて死んでも嫌だけれど」
QB「いい加減素直になってよそろそろうざくなるよ」
マミ「……友達になんてならなくても良かったのよ。あの子が一人だったから
せっかく声かけてあげたのになんだ全然一人じゃないじゃない。だから
いいのよ別に」
QB「本当に?」
マミ「当たり前でしょ」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 13:52:42.57 ID:Djm55czX0
◆
さやか「じゃーね、まどか、転校生」
まどか「うん、また明日、さやかちゃん」ヒラヒラ
ほむら「……」
まどか「……えっと、ほむらちゃん?」ヒョイッ
ほむら「!……なに?」
まどか「まだ少し明るいし、どこかへ寄ってく?」
ほむら「どこか?」
まどか「う、うん!どこでもいいよ!お金もまだあるし!」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:01:08.01 ID:Djm55czX0
ほむら「……ごめんなさい」
まどか「え?」
ほむら「今日はもう、やめておくわ。気分が優れないから」
まどか「そ、そっか……!なら早く帰ったほうがいいよね」
ほむら「えぇ。それじゃあ私もここで」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどか。……もう、無理しなくていいから」
まどか「……!」
◆
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:03:57.01 ID:Djm55czX0
マミ「キュゥべえ」
サワサワ
QB「もう良い加減やめてくれないかな鬱陶しい」
サワサワ
マミ「だって触るものが何もないんだもの」
サワサワ
マミ「魔女退治に行こうにも雨降り出して来て面倒臭いし」
サワサワ
QB「その発言は魔法少女としてどうかと思うんだけど」
サワサワ
マミ「……はあ」
トントンッ
QB「お客さんだよ、マミ」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:09:17.79 ID:Djm55czX0
マミ「だれ?」
QB「知らないよ」
マミ「キュゥべえ見てきて」
QB「やだよ」
マミ「役立たずの使い魔ね」
QB「誰が使い魔だよ」
マミ「はいはい」フラフラ
ガチャッ
ほむら「……」
マミ「……あれ?」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:11:05.69 ID:Djm55czX0
ほむら「……?」
マミ「誰もいないじゃない」
ほむら「……いるんだけど」
マミ「本物?」
ほむら「偽者だとでも?」
マミ「まさかね」
ほむら「えぇ、まさかよ」
マミ「夢でもみてるんだわ」
ほむら「なんでそうなるの」
マミ「だって……鹿目さんは?」
ほむら「……帰ったわ」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:18:09.98 ID:Djm55czX0
マミ「ケンカでもしたの?っていうかどうしてそんなに濡れてるの?」
ほむら「突然雨が降って来たから。一度家に戻れば良かったわ……」
マミ「なんで?なんで来たの?」
ほむら「……約束を守らないわけにはいかないから」
マミ「……あんなの、約束したうちに入らないわよ」
ほむら「そう。なら帰るわ」
マミ「でも!……ちょっとくらい上がっていったら?」
ほむら「……」ホム
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:21:04.28 ID:Djm55czX0
◆
QB「まさか君が来るなんてね、暁美ほむら」
マミ「ふふっ」
QB「あんなに嬉しそうにお茶淹れちゃって、マミ」
ほむら「……ところでどうしてお前はそんな格好をして堂々と寝ているの」
QB「マミに触られまくってたら起き上がれなくなっちゃったんだよ」
ほむら「変 ね」
QB「」
マミ「はい、お茶どうぞ。身体があったまるようにブレンドしてみたわ♪」
トンッ
マミ「それで、本当にシャワー使わなくて良いの?」
ほむら「いいわよ。どうせすぐ乾くわ」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:24:16.51 ID:Djm55czX0
マミ「風邪引くのに」
フワッ
ほむら「?」
マミ「せめて頭だけでも乾かしなさい」
ワシャワシャ
ほむら「っ!自分でできるわ」
マミ「いいからいいから♪」
QB「お姉さんのふりをしたいんだよ、マミは」
マミ「後でキュゥべえも拭いてあげるわね、お手製の“アレ”で」
QB「ごめんなさい」
ほむら「(なんなのお手製の“アレ”って)」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:28:39.69 ID:Djm55czX0
ほむら「……」
マミ「あら、すぐに抵抗しなくなったわね」
ほむら「……抵抗するだけ無駄じゃない」
ワシャワシャ
マミ「あまり嫌がるようならやめようと思ってたけど?」
ほむら「……」
マミ「……」クスッ
ワシャワシャ
QB「こうして見てると凄い仲良しカップルだね、君たち」
マミ「」
ほむら「」
QB「……ごめんなさいキュウウウウウウウウウウウ」エグエッ
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:31:35.40 ID:Djm55czX0
マミ「はい、終わり……って、はねちゃってるわね、ちょっと」
ほむら「癖毛だから……」
マミ「櫛でといだほうがいいわ。やったげる♪」
ほむら「……人の髪弄るの癖になったわね、あなた」
マミ「ふふっ、将来は美容師にでもなろうかしら」
ほむら「――少なくともシェフよりはマシね」
マミ「うっ。まだそれを引っ張る?」
ほむら「料理は女の基本よ」
マミ「……ふんっ」
ほむら「痛い」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:35:41.83 ID:Djm55czX0
◆
マミ「本当に泊まって行かない?」
ほむら「……えぇ。そろそろ魔女も増殖しているだろうから」
マミ「あ、そっか」
QB「もう魔法少女失格だよ、マミ……」
マミ「よし、じゃあ送っていってあげるわ」
ほむら「いいわ、別に」
マミ「いいのいいの。けど、魔女を探すついでだからねっ」
ほむら「……わかってるわ」
マミ「ふふっ♪」マミ、マミ、マミ、
ほむら「……?今日は走り出さないのね」ホム、ホム、ホム
マミ「え?あぁ、そうね。なんとなく」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:38:13.56 ID:Djm55czX0
ほむら「……?」ホムッ
QB「!」ハッ
ほむら「!」
QB「マミ!暁美ほむら!」
マミ「どうしたの、キュゥべえ!」
ほむら「私だけフルネームだといいにくくない?」
QB「魔女の結界だ!」
マミ「行くわよ、暁美さん!」
ほむら「……まあいいけど」
ダダダッ
シュウゥ…
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:41:40.43 ID:Djm55czX0
ドンッ!
魔女「がおー」
マミ「なんだ、案外小さな相手ね。これなら楽勝よ」
ほむら「……違うっ」
QB「あっ」
ほむら「そう簡単に勝てる相手じゃないわ、気をつけて!」
マミ「え?えぇ、わかったわ」
シュビッ
ゴッッドン!
マミ「はっ!」
バスッ
ドドドドドドドッ
QB「マミ、違う!上だ!」
マミ「え?」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:44:54.77 ID:Djm55czX0
魔女「うおっほい」
ドッ
ほむら「マミっ!」
シュッ、ガシッ
マミ「……あ、ありがと」
ほむら「どうして避けられなかったの」
マミ「身体が、動かなくって……」
ほむら「普段のあなたなら……」
マミ「!」バッ
ほむら「……熱でも、あるの?」
マミ「違うわっ、全然平気よ!」
ガッ
ほむら「……無理はしないで」カシッ
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:48:07.72 ID:Djm55czX0
QB「マミ!そいつの心臓部を狙って!」
マミ「えぇ!でも、どこにあるの!?」
ドッ
ドドド!
魔女「ひょーっ」
ほむら「角の先よ!」
ドッ
マミ「角!?」
ほむら「離れて!」
マミ「爆弾……!」バッ
ピ、ピ、ピ、ドーン!
魔女「ごごええええ」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:50:51.16 ID:Djm55czX0
マミ「倒した?」
ほむら「まだよ。そいつが弱ってる隙に……」
マミ「わかってるわ!」
カシャンッ
トン、
スウゥ...
マミ「ティロ・フィナーレ!」
ドドドッ
マミ「!?」
ヒュッ
QB「マミ、危ない!」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:53:35.55 ID:Djm55czX0
ほむら「!――くっ」
ゴッ
ヒュオッ
魔女「ひょおおおおおおおおぉ」
QB「道連れにする気だ!」
ほむら「(間に合わない……!)」
ッシュ...
マミ「」
ほむら「――っ、一度くらい!一度くらい、私の前でマミられなくてもいいじゃないっ!」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 14:57:55.22 ID:Djm55czX0
ッド
ッゴーン!
マミ「」フラッ
パタッ
ほむら「……マミっ!」
マミ「マミられるって……何よ」
カチャリッ
ドッン
魔女「きゅうえええええええ」
QB「僕の鳴き声のまねしないでほしいな」
ほむら「……生きてたの?」
マミ「もっと嬉しそうな顔して聞いてよ」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 15:01:06.31 ID:Djm55czX0
ほむら「てっきりまたマミられたかと」
マミ「だから何よそれ」
ほむら「つい」
マミ「意味わからないんだけど……ふう」
QB「いやあ、危ないところだったね」
マミ「本当に」マミーン
シュウゥ...
ほむら「……」ホムッ
マミ「暁美さん?」
ほむら「本当に、何度あなたが死ぬ場面を見なきゃいけないの……」
マミ「だから死んで無いって」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 15:04:37.98 ID:Djm55czX0
ほむら「……えぇ、そうね」
マミ「……心配、した?」
ほむら「してない」
QB「こういうときくらい素直になればいいのに。普通なら感動のシーンだよ」
ほむら「そもそもお前がいるとこから感動できない人が沢山いると思うんだけど」
QB「酷い言われようだ」
マミ「ちょっとくらい、心配してくれたって、いいじゃない」
トスッ
ほむら「!」
マミ「……」ハアハア
ほむら「熱、上がってる……」
QB「まったく、仕方ないなあ、マミは。ね?暁美ほむら」
ほむら「……お前には言われたくない」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 15:06:48.85 ID:Djm55czX0
◆
マミ「……あれ?ここは」
QB「そんな常套句面倒臭いよ」
マミ「私の家ね」
ほむら「えぇ」
マミ「……」
マミ「私の家よね」
ほむら「だからそうと」
マミ「どうしてあなたがいるの?」
QB「マミられそうになって倒れたマミを連れて帰って来てくれたんだよ」
マミ「だからマミるなに」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 15:15:18.64 ID:Djm55czX0
ほむら「グールグ検索すればいいわ」
マミ「……まあとりあえず、ありがとう、暁美さん」
ほむら「……」フイッ
QB「ぼっち同士変な絆が生まれたんだね、きっと」
マミ・ほむら「」
ほむら「性質の悪い魔女がこんなところにも」
QB「キュウエエエエエ」グエッ
ほむら「それじゃあ今度こそ帰るわ」
マミ「……そう」
ほむら「いらないならいいけど、お粥、作っておいたから」
マミ「……えぇ」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西地方):2011/03/18(金) 15:15:58.93 ID:Djm55czX0
ほむら「じゃあ」
マミ「ねえ暁美さん。どうして?」
ほむら「なにが」
マミ「やけに尽くしてくれるじゃない、私に」
ほむら「やめてその言い方」
マミ「本当のことでしょ。どうして」
ほむら「……道端で倒れこむあなたを友人として放っておけなかっただけよ」
マミ「……たまにはマミられそうになるのもいいわね」
ほむら「やめて」
おしまい
転載元:ほむら「似たもの同士」
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