1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 00:50:59 Zr4NZZM2

金剛(ヘーイ。金剛デース)

金剛(いつもは前線にいる私デスが、今日は鎮守府の留守を任されてマース!)

金剛(何でも、今日の留守を任せられるのは私だけらしいデース)

金剛(これは提督からのラヴを感じちゃうネー!)

金剛(このミッション、しっかりとやり遂げて……)

暁「………………」ジー

雷「………………」ジー

叢雲「………………」ジー

望月「………………」フワァ…

文月「………………」ジー

龍驤「………………」ジトー

金剛(…………やるつもりだったネー……)


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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 00:52:10 Zr4NZZM2
金剛(めっちゃやり辛いネー……)

金剛(駆逐艦ガールズと、って言うのは伝えられてたから)

金剛(スゴロク、とか。カルタ、とか楽しみたかったデスが……)

金剛(気が付けば駆逐艦ガールズにじーっと見られたティータイム……)

金剛(これじゃ、ティーも空気に耐えれなくて冷めちゃうネー……)チラ

金剛(暁がめっちゃ見てるデース……! もしかして、顔に何か付いて……!?)アセアセ

暁(鏡で自分の顔をチェックしてる……。金剛さんはやっぱりレディよね……暁も見習わなくっちゃ……!)ジィー


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 00:54:06 Zr4NZZM2
金剛(フゥ。何にも付いてなかったデース。良かった良かった)チラ

金剛(雷もめっちゃ見てるデース! 顔じゃなくて、服が乱れて……!?)アワアワ

雷(常に自分の服装はチェックしてるのね……。雷も見習わなきゃ)ジィー

金剛(……ンー、特に変な箇所は無い……デスネー)チラ

金剛(望月もこっち見てるネー……。マァ、きっと大丈夫ネー)ズズ…

望月(金剛さん緊張してるなーぁ。ま、この状態じゃしょうがないよねぇ)フアァ


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 00:55:26 Zr4NZZM2
金剛(おっきな欠伸ネー……。なんだかプリティーネ)チラ

金剛(……文月がずっと見てたデース! 何デスカー! ティーの飲み方に文句でもあるノー!?)アセアセ

文月(大人の女性、って感じなの~……如月お姉ちゃんにも負けてないかも~)ジィー

金剛(もう知らネー! ティーは楽しく飲めればそれで良いネー!)ゴクゴク

叢雲(あの飲み方…………。イギリスじゃ、あれが主流なのかしら……)ジィー

金剛(!!! ……咽そうになったネー……。叢雲の視線が突き刺さるように感じるネー……)チラ

金剛(ところで……何で、軽空母ガールがここに居るデスカー?)

龍驤(飛鷹の奴……おしとやかにとか言うても、見本がこれでええんかなぁ……。……あかん、やめよ)ジィー


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 00:56:29 Zr4NZZM2
金剛(マァ、良いデース。問題はこの空気ネー)

金剛(なんとか、普通に会話のある鎮守府に戻してみせるネー……!)

金剛「あー暁? さ、最近どうナノー?」

金剛(シィーット! これじゃ、会話の無い家庭で若干浮いてるファザーの台詞ネー!)

暁(最近どう……って言われても、どっちなのかしら……)

暁「上々よ。昨日はバケツを二杯も持って帰ってきたわ」ファサ

金剛「オー! ベリーグッドネー!」

叢雲「金剛さんはどうなの?」

金剛「フッフッフ~。私は昨日戦艦タ級を二隻沈めたネー!」ワースゴーイ サスガヨネー ヤルワネ…

金剛(……って私は何で戦果の話してるデスカー!)


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6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 00:57:53 Zr4NZZM2
金剛(オーウ……もう成す術無しネー……この空気のまま、比叡達が帰ってくるのを待つだけネ……)

文月「ねぇねぇ~。文月ね、前から皆に聞きたい事があったの~」

龍驤「お、なんやなんや? 言うてみ」

文月「皆は~司令官のどんな所が好きなの~」

金剛(いきなりのキラーパス!?)ブッ

金剛(い、いやでも……これはナイスパスネー。さっきの空気より、こっちの桃色空気の方が全然マシネー)

望月(……文月の暴走が始まっちゃったかー。ま、面白いから放っておこ)


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 00:58:46 Zr4NZZM2
金剛「私は当然、大好きネー。どこが、って言われるとちょっと難しいケド……」

金剛「一目逢った時から、ラヴを感じたネー……」

叢雲「一目惚れ、ねぇ」

金剛「このラヴは、このティーのように冷める事は無いデスネー」ズズ…

文月「へ~。キスとかしちゃったの~?」

金剛「」ブフッ

望月「……?」

暁「ちょ、文月!?」

叢雲「は、破廉恥よ! そういうのは順番が! ……手を繋いでから……とか!」

文月「???」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:00:54 Zr4NZZM2
金剛(この娘……あなどれないネー……)フキフキ

金剛(しかし、マズイ事になったネ……)

金剛(テイトクは私のアプローチに気付いてるのか気付いてないのか、ちっとも構ってくれません……)

金剛(だ、だから……キス、はおろか……まだ、手を握った事さえも……)ズズ…

雷「何言ってるのよ! 相手は金剛さんよ? キスなんてとっくに終わってるに決まってるじゃない」

金剛「」ブフォ

望月「…………!」ハハーン

龍驤「最近の娘は耳が肥えとんなぁ~」

金剛(キ、キスの先……!? そ、そんな……)ドキドキ


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:02:00 Zr4NZZM2
提督『金剛……お前のカラダ、いつも触りたい、って思ってたんだ……』

金剛『ふふっ……テイトク、可愛いネー。でも……』

金剛『触るなら、時間と場所を弁えて……きゃっ』

提督『もう……我慢できないんだ……!』

金剛(……で、でも、テイトクが相手なら……寧ろ、バ、バッチコイネー)バクバク

金剛(そ、それに、遅かれ速かれこういうのはやりたいデスし……)ドキドキ

望月「なーに言ってんの。金剛さんだよ? じゃあもう行けるとこまで行ってるっしょー」チラ

金剛(い、いいいい行けるとこマデ!?)カァァァァ


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:03:06 Zr4NZZM2
暁「そ、そそそそう……よね……。金剛さんはレ、レディだもの……」ドキドキ

叢雲「ち、知識として、は……知ってる、けど……」ドキドキ

龍驤(なんか、おもろい事なってんなぁ……)ニヤニヤ

龍驤「そらもう、激しくてものすごいんやろうなぁ~。なんてったって、英国ガールやもんなぁ~」

暁「は、はははは激し……!」

金剛(そ、そんな事やった事無いネー!!!)

望月(こりゃ、見てて飽きないねえ)ニヤニヤ

雷(な、なんだか……雷もドキドキしてきちゃった……)ドキドキ

文月(??? 行けるところまで~……? 激しく~?)


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:04:16 Zr4NZZM2
金剛「ま、まままままぁ、モチロン? そ、その……」モジモジ

金剛「テイトクとは……いっぱい、触りあったり……」モジモジ

望月(なんか  いな……)ズズ…

龍驤(こんなん青葉にでも見られたら大変な事なるやろなぁ~)ズズ…

文月「…………! 金剛さんは~、激しく  ちゃったの~?」

金剛「」

望月「」ブフォ

龍驤「」ブフォ


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:05:10 Zr4NZZM2
叢雲「は、激し……!  、  ちゃ……」カァァァァ

暁「……ふ、ふえぇ……」マッカッカ

雷「さ、流石になんか、恥ずかしいわね……」カァァァ

龍驤「ちょ、ちょい望月。アンタが教えたんとちゃうやろな?」ヒソヒソ

望月「た、多分如月姉、かな? ……は、はは……。意味までは分かってないと思うけど……」コソコソ

文月「??? 間違ってたの~?」

金剛「」

龍驤(アカン、フリーズしとる)

金剛(テイトクと激しく……)


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:06:14 Zr4NZZM2
提督『金剛! 良いぞ……!』

金剛『アァン! テイトクゥ……激し……すぎ……ッ!』

提督『出す……ぞ……!』

金剛『出して……! 私に……テイトクの……!』

金剛「」ボンッ

龍驤(アカン、爆発した)

暁「…………」フラフラ

雷「あ、暁? 大丈夫?」

暁「…………」キューバタン

望月(暁が沈んだ……)

叢雲「あ……あ……は、破廉……破廉恥……」バタン

文月「あれ~? 暁ちゃんも叢雲ちゃんも大丈夫~?」

龍驤(元凶はお前やけどな)


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:07:14 Zr4NZZM2
金剛(あ……あ……ああああああああああ……)カァァァァァ

金剛(は、恥ズカシイデス……)プシュー

提督「ただいまー。金剛、ちゃんと見てくれてた……か……?」ガチャ

龍驤「あ……提督……」

金剛「!?!?!? て、てててててて……!?」ガタガタ

提督(暁と叢雲が倒れてて、雷と金剛の顔が真っ赤で、龍驤と望月が苦笑いしてて、文月が笑ってる……)ナンダコノカオスハ

提督「ちょっと早く終わったから、帰ってきたんだが……」

望月「……あぁ、そりゃ……まずいんじゃないかなぁ……?」

金剛「あ、あのあのあの……! て、てててテイ、テイト……テイ、トク……!」

提督「顔が赤いぞ……。風邪ひいた……んならマシな気がする……」

望月「察した?」

提督「なんとなく……だが……」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:08:00 Zr4NZZM2
雷「し、司令官! 金剛さんに、ちゃんと優しくするのよ! 良いわね!」ビシッ

提督「お、おう?」

文月「あのね~。文月皆とお話したの~」

提督「そ、そうか。聞きたくないけど……どんな?」

文月「あのね~えっとね~。金剛さんが、激しく  ちゃったお話~!」

提督「」ブッ

龍驤(端折りすぎやろ!?)


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:09:29 Zr4NZZM2
提督「良いか、文月。そう言う事は、あんまり言わないように」

文月「??? 分かった~」コクリ

提督「……お前ら。如月を探して来い」

望月「あいよ~。如月姉ご愁傷様~っと」ガチャ

龍驤「ま、身から出た錆言う奴やなぁ」テクテク

文月「?? 如月お姉ちゃん探して、どうするの~?」

雷「ほら、行くわよー。邪魔しないの」グイグイ

提督(雷は雷で、なんか誤解してる気がするな……)


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:10:16 Zr4NZZM2
金剛(…………ハッ! ま、待って……み、皆は……!?)

提督「さて、金剛。まぁ、お疲れ様だったな」スッ

金剛(と、とっとととととと隣に座って……!? こ、これって……)ドキドキ

提督『ご褒美、やらなくちゃ、な……』

金剛『フフ……今なら確かに誰もいないデスケド、せっかちさんネー……』

提督『外に居る時もずっと、お前の事を考えてたんだ……』チュッ

金剛(こ、こここここんな事に!?!?!?)カァァァァ


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:11:03 Zr4NZZM2
提督「大変だっただろう。いつも感謝している。ありがとう」ポンポン

金剛(あ、頭を……!)

提督「あ、あぁ……すまない。つい、いつもの癖で。レディの髪を触っちまったらダメだよな」

金剛「あ、あの……」

提督「うん? どうした」

金剛「よ、良かったら……その、撫でて……欲しいデス……」ドキドキ

提督(……戦艦の艦娘だからって、まだ子供だよな)フッ

提督「あぁ、良いんなら、喜んで」ナデナデ

金剛(あ……。なんだか……幸せな気持ちでいっぱいネー……)トローン


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 01:11:47 Zr4NZZM2
暁(……うーん…………ハッ!)

叢雲(私……寝て……? …………!?!?!?)

暁(し、しし司令官と金剛さんが……!!!)

叢雲(提督が頭を撫でて……!! キ、キスしちゃうの!? 今からしちゃうの!?!?)アワワワ

提督(ん……? 何か視線が……)

暁・叢雲「あ……」

提督「あ……」

暁「お、おおおおおおお邪魔しましたなのです!!!」ダッ

叢雲「お、お幸せにににい!!!」ダッ

提督「…………また、誤解された気がする……」

提督(でもまぁ……)チラ

提督(金剛は幸せそうだし、良いか……)ハァ

金剛(ふふっ……幸せデース……)エヘヘ

   終わり