1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 21:47:30.13 ID:xjayXmcB0

優花里「え、えと、」ソワソワ

みほ(どうしたんだろう、ソワソワしてる...?話しかけようかな...)

優花里「わ、私は...西住殿が......」モジモジ


みほ「どうしたの?秋山さん」

優花里「!!!!?西住殿!?い、いつからそこに..」ガタッ

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3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 21:51:01.70 ID:xjayXmcB0
みほ「へ?今来たところだけど...」

優花里「そ、そうでしたか?..」

優花里「いやいやお恥ずかしいところをお見せしてしまいました...」

みほ「...?なんのこと?」

優花里「へぁ?...い、いえ!気づかれなかったのなら、それはその、幸運と言いますか...」

みほ「??話が見えないよ、秋山さん?」

優花里「いえいえいえいえ!!!」

優花里「では、用事がありますので、これで!!」パタパタパタ...

みほ「?なんだったんだろー...」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 21:52:38.64 ID:xjayXmcB0
優花里(うぅ...西住殿が突然現れるとは...)

優花里(完全に油断していました...)

優花里(そろそろクリスマスだっていうから)

優花里(いい加減気持ちに踏ん切りつけないとと思ったのですが...)

優花里「なかなか勇気、出ないんですよねぇ...」

沙織「なになに?!?恋の相談なら乗るよ?!」ヒョコッ

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 21:58:07.62 ID:xjayXmcB0
優花里「のわ???!!!!???た、武部殿!!?」

沙織「わあ!ビックリした!」

沙織「なになに?そんな聞かれちゃまずい恋なの!!?ますます気になる?」

優花里「い、いえ!!!これは、その...違くて...っ!」


沙織「ふぅ?ん?相当焦っててあ?やし?い?」

優花里「うぅ...そんなんじゃないですよぉ...///」モジモジ

沙織「やだ!優花里真っ赤になってる!かわいいい?」

優花里「や、やめてくださいよぉ...///」モジモジ

沙織「ふふふふひ?///」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:05:25.83 ID:xjayXmcB0





沙織「ふう、まあ冗談はさておき...優花里!!」

優花里「ふ、ふぁい!何でありますか!?」

沙織「今.........片想い中でしょ?」

優花里「え!!???ぇ、と...その......うぅ.......///」モジモジ

沙織「キャー!当たり!任せて!私がハイレベルなアドバイスしてあげるから!!」

優花里「ほ、本当ですか!!?」

沙織「ホント、ホント!」

優花里「あ、でも...」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:10:55.86 ID:xjayXmcB0
沙織「?」

優花里「あのぉ、これ誰にも言って欲しくはないのですが......」

沙織「そんなの当たり前じゃん!恋に関しては私口硬いんだから!」

優花里「......本当ですか??」

沙織「むっ!信じてない!絶対言わないよぉ!!」

優花里「...それに、その......私の場合は特殊というか........」

沙織「特殊??」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:18:01.23 ID:xjayXmcB0
優花里「何と言いますか...アブノーマルと言いますか......」

沙織「あ、アブノーマルーーーー!!!????」ガタタッ

優花里「...普通の恋愛と違うと言いますか.......」

沙織「ま、まって待って優花里!」

優花里「?...はい?」

沙織「あの、ね、えとそのアブノーマル、とか私は、その...」

優花里「...武部殿?」

沙織「その、ね......まだ.....えと.......したことないし...///」モジモジ

優花里「?????武部殿?すみません、よく聞こえなくて...」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:20:05.37 ID:xjayXmcB0
沙織「...も???!!!!だーかーらー、私だってまだノーマルもしたことないから相談には乗れないって言ってるの?????!!!!!!!」

優花里「へ...?」

沙織「...だから、ね?ごめんね優花里!違う人あたって!それじゃ!!」パタパタパタ...

優花里「あ、...はい、では」

沙織(ごめんね、優花里~!)

優花里「.........」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:20:57.30 ID:xjayXmcB0




沙織(ま、まさか優花里がアブノーマルプレイ好きなんて...!///)

沙織(そんなことまだわかんないよ?///)

沙織(人は見かけによらないよね...)

沙織「私だって頑張らなきゃ...!///」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:22:22.37 ID:xjayXmcB0



ー帰り道ー



優花里「はぁ...」

優花里(武部殿には逃げられてしまいましたし、西住殿にはあんなところ見られてしまうし...)

優花里(なんか...今日はいいことないです...)

優花里(うぅ...なんか泣けてきます...)

優花里「はぁ...」

みほ「...あの、秋山さん!!」

優花里「ほぁ!!????西住殿!?!?」ビクッ

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:29:31.74 ID:xjayXmcB0
みほ「あ...またびっくりさせちゃったね...えへへ...」

優花里「(に、西住殿の笑顔...///)い、いえ!私がぼーっとしてただけですから...」ドキドキドキ...

優花里「あの、何か御用でしょうか?」ドキドキドキ...

みほ「えっ、あ...うん、あのね」

優花里「はい...」

みほ「さっき秋山さん元気なかったから、どうしたのかなーって...」

優花里「...え?」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:33:17.29 ID:xjayXmcB0
みほ「それでね!いつも私みんなに何もできないから、」

みほ「秋山さんがいつも通りになって欲しくて私にできることないかなーっ....て」

優花里「西住殿......」

みほ「あっ!でもこれって本人の前で言ったら、意味ないよね...」

優花里(西住殿は私なんかのことをそんな風に...)

みほ「自分で探せって感じだよね......あぁ...私ってダメだなあ...」

優花里「に、西住殿は!!!!!」

みほ「!?」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:34:16.69 ID:xjayXmcB0
優花里「西住殿は、ダメなんかではないです!!!」

優花里「むしろ、ダメなのは、私の方です!!!!!」

みほ「あ、秋山さん!?どうし...」

優花里「西住殿は、いつも周りのこと考えてて...かっこ、いいですし...っ」グスッ

優花里「優しいですし...頼りになりますし......戦車道も、素晴らしいし...っ!」

優花里「わた、私、なんか...自分のことしか...っ考えてなくてぇ...っ」グスッグスッ

優花里「それだけで、なくっ、西住殿に余計なっ......心配を...っ」


みほ「お、落ち着いて?秋山さん!泣かないで!!」

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:38:16.23 ID:xjayXmcB0
優花里「あう!これは...また、失礼致しました...っ」グスッ...


みほ「......」

優花里「.........」グスッグスッ

みほ「あの、秋山さん...」

優花里「ふぇっ?」

みほ「ありがとう、そんな風に言ってくれて」

優花里「!!?!(西住殿が私にお礼を!?)」

みほ「そんな風に思っててくれたんだ...」

みほ「それはとっても嬉しいなあ...」ニコッ

優花里「に、西住殿...」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:41:10.62 ID:xjayXmcB0
みほ「でもね、秋山さんはだってダメなんかじゃないよ?」

優花里「...そ、そうでしょうか」

みほ「そうだよ!秋山さんと一緒にいると楽しいよ?」

みほ「それにね、戦車のこと詳しい人がいると助かるし、」

みほ「私が勝たなきゃ意味ないのかもって思った時、楽しめばいいって、言ってくれたから...」モジモジ

みほ「私はね、秋山さんのこと好きだよ?」


優花里「!!!!!あっ!あの!!私も西住殿のこと、」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:42:06.92 ID:xjayXmcB0
優花里「だ、大好きですっ!!!!!」



みほ「!!」

優花里(い、言えた...っ!)




みほ「............」






みほ「......ありがとう、秋山さん...!」



20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:43:07.88 ID:xjayXmcB0



ー優花里宅ー

優花里(結局、あれは友情の証ってことでしょうか...)

優花里(...まあ普通に考えたらそうなりますよね)

優花里(思いは伝えきれてないですが、何だか今日はぽかぽかしたなあ...)

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:43:33.47 ID:xjayXmcB0
優花里(このまま、ずっと友人関係を続けていた方が、幸せなのかもしれません...)


優花里「............」



(まほ「私はね、秋山さんのこと好きだよ?」)






優花里「...........でも...」




優花里「...もう少しだけ......待ってみても、いいですよね......」



22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:44:17.51 ID:xjayXmcB0



ーみほ宅ー

みほ(今日の秋山さん、どうしたんだろうなあ...)

みほ(......もしかして恋の悩みでもしてるのかなあ...)

みほ(なんか告白の練習みたいのもしてたし......)

みほ(秋山さんだって女の子だもんね....)

みほ(いつか、恋人はできて、結婚して...幸せになって......)

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/03(月) 22:44:51.42 ID:xjayXmcB0
みほ「.........」





みほ「......なんか」

みほ「やだ、なあ......」





みほ「......あれ?」

みほ(何で私、嫌だなんて思ったんだろう......)

みほ(なんだろう、この気持ち......)




みほ「.........」



みほ(なんだろう...なんだか......)


みほ(ポカポカして、寝れないよ......)










終わり。

引用元: 【ガルパン】まほ(あ、秋山さんだ...)