1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 19:56:20.32 ID:uFEjtWDf0
インデックス「私にかくれて食べようなんて10年早いんだよ」

インデックス「あれ?張り紙がある…なになに、『毒入り危険!絶対食べるなよ!当麻』」

インデックス「何これ?いまどきこんなの信じる人はいないんだよ」

インデックス「こんな嘘ついてまで食べられたくないなんて
        ひょっとしてとっても美味しいのかも!いただきまーす」パクパク

インデックス「……!!
        うっ……!ぐ…苦…し…た…すけ……」

インデックス「」



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:02:17.78 ID:uFEjtWDf0
上条「ただいまー、っと」

上条「ん?インデックス?…おい、どうしたインデックス!……死んでる」

上条「ん?これは…まさかこいつ、あのプリン食ったのか!?」

上条「バカヤロウ、毒入りって書いておいただろうが!くそっ、一体どうすれば!」

ピンポーン

美琴「預けてたプリン受け取りにきたわよー」

上条「ビリビリか!?大変だ!インデックスがあのプリン食っちまったんだ!」

美琴「何ですって!?ふざけるんじゃないわよ!あれ高かったのよ!」

上条「そんなこと言ってる場合かよ!あいつ死んじまったんだぞ!」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:05:12.25 ID:uFEjtWDf0
美琴「仕方ないわね…食べたのはいつ?」

上条「わからない、帰ってきたらもう死んでたんだ」

美琴「手遅れかもしれないけど一応電気ショックを与えてみるわ。離れてて」

上条「おう、すまんビリビリ!」

美琴「……でぇいっ!」ズドォォォォォォォン

上条「うわぁーーっ!」

美琴「…あれ?死体が消えてる…」

上条「バカヤロウ!出力上げすぎだろ!消し炭になってるじゃねーか!」

美琴「うっさいわね!こんな使い方初めてなんだからしょうがないでしょ!」

上条「くそっ、とにかく灰を集めてこの壷に!手遅れになる前に早く!」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:08:26.87 ID:uFEjtWDf0
美琴「こんなもんかしらね」

上条「ああ。これ以上はフローリングとインデックスの区別がつかないからな」

美琴「で、これからこの子どうするのよ。あとあたしのプリン」

上条「プリンはあきらめろ。とにかくインデックスを元に戻す方法を考えないと…そうだ、小萌先生に聞いてみよう!」

上条「……あぁっ!さっきの電撃で電話がぶっこわれちまった!」

美琴「な…何よ。あたしのせいにするつもり?」

上条「くっ、今こいつを責めても仕方がない…とにかく走って小萌先生の家まで行くぞ!」

美琴「ちょっと、あたしも行くの?」

上条「お前の力が必要になるかもしれない!とにかく今は手を貸してくれ!」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:11:52.76 ID:uFEjtWDf0
上条「小萌先生ーっ!いるんでしょ!わかってるんですよ!」ドンドン

美琴「そこどいて!ドアをぶちやぶるわ!」

上条「すまん、ビリビリ!」

美琴「……でぇいっ!」ズドォォォォォォォン

上条「うわぁーーっ!」

美琴「…あれ?アパートが消えてる…」

上条「バカヤロウ!学習しろ!アパートごと吹っ飛ばしてどうすんだ!」

美琴「う、うるさいわね!あたしだって焦ってんのよ!」

上条「いや、言い争ってる場合じゃない、とにかく瓦礫の中から子萌先生を助けだすんだ!」

美琴「それあたしも手伝わないといけないワケ?」

上条「たのむ!今頼れるのはお前しかいないんだ!」

美琴「な、何よ急に///もう、しょうがないわね…」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:14:50.75 ID:uFEjtWDf0
上条「はぁ、はぁ…これだけさがしても見つからないなんて…」

美琴「ねぇ、ひょっとしてまだ帰ってないんじゃないの?」

上条「…そうか!この時間ならまだ学校にいるかもしれない!行くぞビリビリ!」

美琴「もう、こうなったら最後まで付き合ってあげるわよ!」

上条「急げ、インデックスのために!絶対あいつを死なせるもんかぁぁぁぁ!」

美琴(あの子のため…か。あーあ、あたしも損な役回りねぇ)


上条「はぁ、はぁ…ついた。やっぱり子萌先生の車はまだあるみたいだな」

美琴「よし、行くわよ…!あ、しまったっ!」

上条「どうしたビリビリ!」

美琴「あたし…この学校の生徒じゃないわ!」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:18:54.71 ID:uFEjtWDf0
上条「あぁっ!しまった、盲点だった!」

美琴「ちょっとまってて!そのへんで制服借りてくるから!」

上条「俺は先に職員室に行ってるぞ!」

美琴「わかったわ!」


上条「先生ーっ!子萌先生ーーっ!」ドンドン

黄泉川「こーら、騒がしいじゃん。何事じゃん」

上条「あ、黄泉川先生!子萌先生知りませんか!?」

黄泉川「あー?あれ、さっきまでいたと思ったんだけど…すまんがどこに行ったかちょっとわからないじゃん」

上条「そんな!本当は知ってるんでしょ!教えてくださいよ!」

黄泉川「えぇい、知らないものは知らないじゃん!きっとトイレにでも行ってるじゃん!」

上条「トイレですね!ありがとうございます!」

黄泉川「こら、廊下は走らないじゃん!」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:22:27.90 ID:uFEjtWDf0
上条「先生!小萌先生ーーっ!いるんでしょ!あけてくださいよ!」ドンドン

小萌「えっ!?か、上条ちゃん?ここは女子トイレですよ?」

上条「そんなのわかってますよ!俺は子萌先生に用があってきたんです!」ドンドン

小萌「わかりましたから、トイレの外で待っててくださいです~!」

上条「そんな悠長なことを言ってる場合じゃないんですよ!一刻を争うんです!とにかく今そっちに行きますから!」

小萌「わわ、何するですか!」

上条「うぉぉぉぉ!俺と小萌先生の障害になるというのなら!まずはそのドアをぶち壊す!」ドガァン!

小萌「きゃぁ~!」

上条「うわっ!///先生なんで   脱いでるんですか、もう!」」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:26:44.97 ID:uFEjtWDf0
美琴「ふぅ、なんとか制服を借りられたわ…」

美琴「さて、職員室は…あっ!」

美琴「しまった、私職員室の場所しらないわ!」

美琴「なんてこと、ここまできて…!こんなんじゃ私、あいつの力になれないよ…」ポロポロ

美琴(ブルブルッ)「んん…そういえばずっと我慢してたんだった。とりあえずトイレいこう」

―――――

上条「というわけで、インデックスが大変なんですよ」

小萌「よくわからないですけど、とにかくプリンを食べたらインデックスちゃんが倒れたから助けてほしいってことですね?」

上条「ちょっと違うけど大体そんな感じです!お願いします!今すぐきてください!」

小萌「もう、   くらいはかせてほしいです」

上条「だから一刻を争うんですよ!   なんてあとでいくらでもはかせてあげますから!」

美琴「う~っ、トイレトイレ…っと。あ」

上条「あっ」

小萌「あ…」



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:30:49.16 ID:uFEjtWDf0
美琴「何やってんのよあんたぁぁぁぁぁ!あたしを散々こき使って置いて、あんたはこんなところで小さな女の子と     ってわけ!?」ビリビリ

上条「ままま、まて!おちつけビリビリ!この人がさっきいった小萌先生なんだよ!」

美琴「嘘つくんじゃないわよ!どうみたって小学生じゃない!」ビリビリビリ

小萌「本当ですよ?私はこう見えてもれっきとした教師です!」

美琴「教師が   脱いだまま突っ立ってるわけないでしょうがあああああ!」ドゴォォォォン

上条「うわぁぁぁ!」

美琴「はぁ、はぁ…あれ?トイレがなくなってる…これじゃどうやっておしっこすればいいのよ!」

上条「ふぅ、あぶなかったぜ。右手がなかったら死んでるところだ」

小萌「そんなことよりインデックスちゃんはどこですか!?」

上条「あぁ、インデックスならここに…あっ、しまった!」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:34:18.24 ID:uFEjtWDf0
上条「小萌先生の家に寄ったときにインデックス置いてきちまった!」

美琴「な、なんですってぇ!?」

上条「くそっ、なんてこった…!これじゃあインデックスが…インデックスがぁ…」

小萌「あきらめるのは早いですよ!今すぐ車に乗るのです!」

上条「あっ、そうか!来るときは走ってきたけど小萌先生は車で通勤してるんだ!」

美琴「やるじゃない!見た目は小さくても、たとえノー  でも先生ってわけね!」

小萌「飛ばすですよ!」ブォォォオン

小萌「つきました!あれ?家がないですよ!?」

上条「本当だ!一体何があったんだ…!?」

美琴「あの子は!あの子は無事なの!?」

上条「あった、あれだ!あの壷だ!」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:41:19.25 ID:uFEjtWDf0
上条「先生!これです!インデックスです!」

小萌「そんなことより私の家が!!」

美琴「家なんてまた立てりゃいいでしょ!今は人の命がかかってんのよ!」

小萌「そんなぁ~今日からどこで寝ればいいんですかぁ~~」ポロポロ

上条「大の大人が家がないくらいで泣かないでくださいよ!小学生ですか!」

上条「泣いてれば失ったものが戻ってくるんですか!違うでしょ!大切なのは今でしょう!」

小萌「上条ちゃん……!グスッ、そうですね。先生としたことが生徒に教えられるなんて、うっかりでした」

小萌「さあ、インデックスちゃんはどこですか!?先生にできることならなんでもするですよ!」

上条「それでこそ小萌先生だぜ!さあ、これがインデックスです!」

小萌「えっ?この灰は何です?」

上条「何いってんですか!さっき説明したじゃないですか!とにかく手遅れになる前にインデックスを元に戻す方法を教えてくださいよ!」

小萌「ちょっ、ちょっと待ってほしいです。状況を整理したいんですけど、もう一度説明おねがいできます?」

上条「そんな悠長なことを言ってる場合じゃないんですって!こうしてる間にも風が吹けばインデックスが少しずつ飛ばされていってるんですよ!」

美琴「よく見たらさっき学校に言ってる間にだいぶ減ってるわ!」

上条「本当だ!半分くらいになってる!くっそぉ、一体どうすりゃいいんだ!」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:51:10.05 ID:uFEjtWDf0
小萌「……もしもし?はい、直るのに2週間くらいかかるそうなので14泊で…はい、一番安い部屋でお願いしますです」

上条「小萌先生!こんなときに電話なんて…!」

美琴「馬鹿!待ちなさいよ!今なんとかできる知り合いを当たってくれてるのかもしれないでしょ!」

上条「はっ!そ、そうだな…焦りすぎて周りが見えてなかったぜ…」

小萌「はい、ええ朝食は自分で用意するのでいりませんです」

上条「まだか…まだなのか…」

美琴「大変よ!もう1/4も残ってないわ!」

上条「なんてこった!くそ、とにかく蓋をしてこれ以上飛ぶのを防ぐんだ!」

美琴「蓋ね!よし、あんたの家から持ってきておいたこの壷用の蓋をしておくわ!」

上条「頼むぜビリビリ!」

小萌「ふぅ、とりあえず当面の寝床は確保できたです」

上条「どうでしたか先生!解決しそうですか!?」

小萌「わっ!は、はい。一応しばらくはホテル金剛ってところに泊m」

上条「ホテル金剛ですね!そこにいけばインデックスを元に戻せる人がいるんですね!ありがとうございました!」

上条「行くぞビリビリ!」



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 20:56:52.47 ID:uFEjtWDf0
上条「ここがホテル金剛…よし、とにかく入ってみよう」

上条「たのもー!小萌先生の紹介できた者ですが!」

婚后「何ですの?騒がしい」

美琴「あ、あんたは婚后光子!」

上条「何っ?知り合いか御坂!」

美琴「ええ、同じ常盤台の生徒で空力使いの能力者よ!」

上条「空力使い!なるほど、こいつの能力で飛ばされたインデックスのカスを集めようって考えだな!さっすが小萌先生だぜ!」

美琴「ノ  の癖に機転はきくみたいじゃない!早速お願いするわ!」

婚后「お待ち下さい、一体なんの話ですの?わたくしはここのホテルの」

上条「うるせぇ!グダグダ抜かしてるとこの右手でぶっ飛ばすぞ!」

美琴「人の命がかかってるのよ!能書きはいいからさっさとはじめなさい!」

婚后「ちょ、何ですのあなたたちは?わたくしを婚后光子と知っての狼藉ですの!誰か!この2人をつまみだしなさい!」



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:02:31.00 ID:uFEjtWDf0
上条「なんだ?こいつ、協力する気がないのか!?」

美琴「ふざけんじゃないわよ!あんたみたいな世間知らずの気まぐれで人が死ぬかもしれないのよ!」

婚后「仰る意味がわかりませんわ!とにかくこれ以上ここで騒ぐというのなら、アンチスキルに通報いたしますわよ!」

上条「何だってんだ、一体どうなってやがる…!はっ、まさかこれは…!」

美琴「何、どうしたの?」

上条「インデックスは魔術師だ、つまり科学の町である学園都市とは対立関係にある…」

上条「ということはあいつは超能力者どもに命を狙われている可能性があるってことじゃないのか…?」

美琴「なっ、まさか!ということはあの女も…!くっ、人の命をもてあそぶなんて…許せない!」ビリビリ

婚后「な、何をなさるおつもり?いくら常盤台のエースと言えどもこんなところで」

美琴「うるさあああああああい!」ドゴォォォォォン

上条「うわぁーーっ!」

美琴「はぁ、はぁ…どうよ、ホテルごと消してやったわ」

上条「よし、これで敵の拠点を1つつぶせたわけだな。やるじゃねえか御坂!」

美琴「あったりまえでしょ!あたしを誰だと思ってるのよ!」



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:08:27.94 ID:uFEjtWDf0
小萌「さー、仮の住まいに行くですよ~」テクテク

小萌「ホテルなんて久しぶりです~」テクテク

小萌「住所だとたしか…この先の角を曲がったところに」テクテク

小萌「さあ、ついt……あれ?」

―――――

美琴「これからどうするの?…超能力者はあてにできない…かといって私たちだけじゃ何も…」

上条「諦めるんじゃない!科学がだめなら魔術だ!幸い知り合いに魔術師がいるからそいつに頼もう!」

美琴「へぇ、意外と顔が広いのね。よし、そいつの家にいくわよ!」

上条「おう!……しまった!俺あいつらの家しらねえ!」

上条「くそっ!ここまでかよ!もう何もできないのかよ!」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:12:31.28 ID:uFEjtWDf0
前回までのあらすじ

わたくしこと上条当麻は、ビリビリから毒入りプリンを預かり冷蔵庫に入れていた
そしてインデックスが不幸な事故で死んでしまった。…が、それが本筋ではない
科学と魔術が交差するとき、物語は始まる……



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:19:39.08 ID:uFEjtWDf0
上条「くそっ!超能力者どもめ…ドサクサ紛れにインデックスを亡き者にしようとは許せん…!」

美琴「幸い私たちが気づいたことに、奴らはまだ気づいていないかもしれないじゃない。状況はむしろ有利よ」

上条「いや、わからない。この中に裏切り者がいる可能性がある…!」

美琴「何いってるのよ、ここには私とアンタの2人しかいないでしょ」

上条「……」

美琴「…な、何よ。まさか私を疑ってるの?」

上条「お前も…超能力者だよな」

美琴「バカなこと言わないでよ!私は魔術師よ!見てなさい!」

美琴「んん……サンダガ!」ドゴォォォォン!

美琴「どうよ!」

上条「すげぇ!さすがだよ御坂!疑って悪かったな!」



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:22:32.82 ID:uFEjtWDf0
上条「だが待て、超能力者を倒したところでインデックスが戻ってくるわけじゃない。とにかく今はステイルたちを探さないと」

美琴「よし、手分けして探すわよ!あたしはあっちのほうに行ってくるから!」

上条「よっしゃ、まかせたぜ!俺はいったん家に戻って手がかりを探してくる!」

―――――

美琴「さぁて、魔術師は…あっ!しまった!」

美琴「私あいつの知り合いって言う魔術師、見たことないわ…!」

美琴「くっ、どうやって探せばいいのよ!これじゃ私、あいつの力になんかなってやれない…!」ポロポロ



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:27:49.08 ID:uFEjtWDf0
上条「いったん戻ってきたが…さて、どうするか」

土御門「あれ?上やん、血相変えてどうしたんだにゃ~?」

上条「土御門!?そうか、お前ならステイルの居場所しってるよな!」

土御門「ああ、奴ならさっきねーちんと一緒にファミレスにいるところを見たぜよ」

上条「ファミレスだな!サンキュー土御門!」


土御門「?壷なんて抱えて一体なにやってるんだあいつ?」

―――――

美琴「闇雲に探してもしょうがないわね…とにかく腹ごしらえでもしてゆっくり考えましょう」

美琴「んー、たまにはファミレスでいいかな」



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:35:22.38 ID:uFEjtWDf0
カランカラーン
上条「たのもーっ!ステイルはどこだ!隠すとためにならねぇぞ!」

神裂「か、上条当麻!?いきなりなんですか、騒々しいですよ」

上条「おう!ステイルいるよな!どこだ!」

神裂「彼は今手洗いにいっています。ここで待っていればそのうち戻ってくるでしょう」

上条「そうか、じゃあ待たせてもらうぜ。なんだあいつパフェなんて頼んでんのかよ。はは、似合わねえなぁ」

神裂「そう言ってあげないでください。あれでインデックスを諦めようと色々模索しているようですから」

上条「あっ!そうだ、インデックスのことなんだけどさ」

カランカラーン
美琴「……」

上条「おっ、御坂じゃん。ちょうどよかった、この人が」

美琴「あんた、あたしには人探しなんてさせておいて…自分は女となかよくパフェでデート……?」

上条「えっ?いや、ちがうんだ俺も今きたばっかりで」

美琴「今きたばっかりでパフェが半分減ってるわけないでしょうがああああああああああああああああ!」ドゴォォォォォォン

上条「うわぁーーっ!」

美琴「はぁ、はぁ…あれ?ファミレスがない」



63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:41:58.69 ID:uFEjtWDf0
美琴「これじゃどうやって腹ごしらえすればいいのよ!もう!そういえばトイレもずっと我慢しっぱなしだったわ!」

上条「いてて…おまえなぁ。すこしは手加減ってものを…あぁっ!壷が…壷が割れてる!」

美琴「なんですって!?」

婚后「見つけましたわよ!よくもわたくしの大事なホテルを…!許せませんわ!」ゴォォォォ

美琴「あっ、バカ!今風なんて起こしたら…!」

上条「あぁ!インデックスが!インデックスーーー!!!」

ヒュゴォォォォォォォ

―――――

上条「は、はは…インデックス、いなくなっちまった…」

ガラガラ
ステイル「いてて…なんだ?何が起きたんだ、一体…ん?あいつは上条当麻…」

ステイル「おい、こんなところで何をしている。一体何があった?俺のパフェは無事なのか」

美琴「あっ!パフェで思い出したわ!あんた私のプリンちゃんと弁償しなさいよ!」

上条「パフェ…プリン…?ふざけんじゃねえ……!」



67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:46:40.44 ID:uFEjtWDf0
上条「お前らなぁ!インデックスが!インデックスが死んじまったんだぞ!
    助かったかもしれない命を、みすみす見逃して…目の前で死なれちまって…!」

上条「それでもプリンが大事かよ!パフェがそんなに食べたいのかよ!」

ステイル「何だ、どうした。何を言っている。待て、インデックスが死んだだと?」

上条「そうだよ!見ろよこれ!壷が割れちまって、インデックスが飛んでいっちまって…!なんでお前らそんな冷静でいられるんだよ!」

美琴「……何よ、それ…」

美琴「人がおしっこ我慢して、空腹押し殺して、それでもあんたに尽くしてきたって言うのに!」

美琴「感謝の言葉のひとつもなく、言うことがそれ?ふざけんじゃないわよ!私はあんたの奴隷じゃないのよ!」

ステイル「落ち着け、お前ら。それよりインデックスが死んだというのは一体」

美琴「あんたは黙ってなさいよ!今そんな話してないでしょ!!」」



70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:55:42.53 ID:uFEjtWDf0
美琴「大体あんたはいつもそうよ!人の名前は覚えないし、攻撃は全部打ち消すくせにいつまでたっても自称レベル0だし…!
   あんたのどこがレベル0よ!この詐欺師!」

上条「あぁ!?それじゃあ俺も言わせてもらうけどな、罪もない上条さんに毎日毎日ケンカふっかけてきてどういうつもりだよ!
   それに自販機蹴り飛ばしてタダでジュースのんでんじゃねえ!この窃盗犯!」

美琴「なんですってぇぇぇ!もう我慢ならないわ!今日という今日は決着をつけてやる!」

上条「望むところだ!お前が俺に勝てるって思ってんなら、まずはその幻想をぶち殺す!」

美琴「ここじゃ人目につくから河川敷まで行きましょ!」

上条「おう!」

ステイル「待てぇ!インデックスは!?インデックスは無事なのか!上条当麻ァァァ!」

婚后「お待ちなさい!まだわたくしの復讐は終わっていませんのよ!御坂美琴ォォォォ!」 

―――――

店長「あの~。あなた、あの人たちの知り合い?これ、伝票と店の修理の請求書ね」

神裂「えっ、あ、はい」


神裂「……え?」

                  おわり