2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/01(金) 00:05:47.12 ID:CLxdRT4H0
ケイ「と、いう訳でみんなに集まってもらったわ」
ダージリン「何か、会合の目的が良く判らないのですが」
まほ「急に呼び出して何事かと思ったら」
アンチョビ「まあ出番があれば何でもいいけどね」
ケイ「とりあえずこれを見てちょうだい」ペラッ
ダージリン「これは…モデルグラフィックスとメガミマガジンの4月号」
まほ「ああ、皆で戦車道啓蒙用の特写グラビアを撮影した時のやつだな」
ダージリン「あれは恥ずかしかったですわ。制服はともかく水着の写真なんて」
アンチョビ「とかいいつつドヤ顔で一番大きく写っているくせに」
ダージリン「何か、会合の目的が良く判らないのですが」
まほ「急に呼び出して何事かと思ったら」
アンチョビ「まあ出番があれば何でもいいけどね」
ケイ「とりあえずこれを見てちょうだい」ペラッ
ダージリン「これは…モデルグラフィックスとメガミマガジンの4月号」
まほ「ああ、皆で戦車道啓蒙用の特写グラビアを撮影した時のやつだな」
ダージリン「あれは恥ずかしかったですわ。制服はともかく水着の写真なんて」
アンチョビ「とかいいつつドヤ顔で一番大きく写っているくせに」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/01(金) 00:11:54.51 ID:CLxdRT4H0
まほ「で、これがどうかしたのか」
ケイ「この2枚の写真を見て何か気付く事はないかしら」
ダージリン「そう言われても…今ここにいる人達の写真ですよね」
アンチョビ「ここにいないのはプラウダの連中だけだな」
まほ「連中…?そういえばプラウダだけは2人写っているな」
ケイ「正に問題はそこよ。各校の隊長しか呼ばれないと思っていたのに。おかげでナオミとアリサが不平不満を…」ブツブツ
ダージリン「そう言えば私もペコちゃんの冷たい視線を感じました」ブツブツ
まほ「副隊長がみほだったら一緒に写真撮りたかったけど、今は別に…」
ケイ「この2枚の写真を見て何か気付く事はないかしら」
ダージリン「そう言われても…今ここにいる人達の写真ですよね」
アンチョビ「ここにいないのはプラウダの連中だけだな」
まほ「連中…?そういえばプラウダだけは2人写っているな」
ケイ「正に問題はそこよ。各校の隊長しか呼ばれないと思っていたのに。おかげでナオミとアリサが不平不満を…」ブツブツ
ダージリン「そう言えば私もペコちゃんの冷たい視線を感じました」ブツブツ
まほ「副隊長がみほだったら一緒に写真撮りたかったけど、今は別に…」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/01(金) 00:16:06.55 ID:CLxdRT4H0
アンチョビ「しかしこれは、プラウダ隊長の身長があまりにもアレな為に戦車の陰に隠れてしまう事を防ぐ為の、言わば
人間お立ち台とでも言うべきものなのでは」
ダージリン「水着の方は、プラウダ隊長の胸があまりにもアレな為に巨乳副隊長を追加配備する事により、グラビア的な
戦力バランスを取っているのではないかしら」
まほ「ひどい言われようだな、プラウダの隊長…」
ケイ「まあ理由はどうでもいいわ。問題はプラウダだけが副隊長も含めて人気があって目立っているという事よ。私は
その理由を考えた。そして一つの結論に思い至ったのよ」
人間お立ち台とでも言うべきものなのでは」
ダージリン「水着の方は、プラウダ隊長の胸があまりにもアレな為に巨乳副隊長を追加配備する事により、グラビア的な
戦力バランスを取っているのではないかしら」
まほ「ひどい言われようだな、プラウダの隊長…」
ケイ「まあ理由はどうでもいいわ。問題はプラウダだけが副隊長も含めて人気があって目立っているという事よ。私は
その理由を考えた。そして一つの結論に思い至ったのよ」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/01(金) 00:19:31.04 ID:CLxdRT4H0
ダーアンまほ「その結論とは…」ゴクリ
ケイ「ズバリ、二つ名の存在よ!」
アンチョビ「二つ名?」
ケイ「二つ名というのは本名の前に付く、かっこいい通称の様なものよ。有名な所では赤い彗…」
アンチョビ「ああ、ギガノスの蒼き鷹とかライトニングカウントの事ね」
ケイ「間違ってはいないけど微妙なチョイスね…」
ダージリン「地吹雪のカチューシャにブリザードのノンナ、有名ですね」
まほ「で、その二つ名の有無が我々と彼女らの人気の差だという事?」
ケイ「ズバリ、二つ名の存在よ!」
アンチョビ「二つ名?」
ケイ「二つ名というのは本名の前に付く、かっこいい通称の様なものよ。有名な所では赤い彗…」
アンチョビ「ああ、ギガノスの蒼き鷹とかライトニングカウントの事ね」
ケイ「間違ってはいないけど微妙なチョイスね…」
ダージリン「地吹雪のカチューシャにブリザードのノンナ、有名ですね」
まほ「で、その二つ名の有無が我々と彼女らの人気の差だという事?」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/01(金) 00:22:47.37 ID:CLxdRT4H0
ケイ「少なくとも我々が持っていないものを彼女らは持っている。これは重要な事よ」
アンチョビ「確かにそういうのがあった方が盛り上がるかもね。私達も付けようか、かっこいい奴」
ダージリン「でもそういう名前というのは自分から名乗る物なんでしょうか。周りの人がその人の能力や人柄を認めて
二つ名で呼び始めるというのが本来の姿なのでは」
ケイ「まあ本当はそうなんだけどね。でも周りが二つ名で呼んでくれるのを待っている時間が無いのよ」
まほ「対戦相手を畏怖させ、戦意を喪失させる。戦術的にも意義は認められる」
アンチョビ「確かにそういうのがあった方が盛り上がるかもね。私達も付けようか、かっこいい奴」
ダージリン「でもそういう名前というのは自分から名乗る物なんでしょうか。周りの人がその人の能力や人柄を認めて
二つ名で呼び始めるというのが本来の姿なのでは」
ケイ「まあ本当はそうなんだけどね。でも周りが二つ名で呼んでくれるのを待っている時間が無いのよ」
まほ「対戦相手を畏怖させ、戦意を喪失させる。戦術的にも意義は認められる」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/01(金) 00:26:40.23 ID:CLxdRT4H0
ケイ「とりあえず、思い付いた人から名乗っていってちょうだい」
ダージリン「それでは私から。白薔薇のダージリン様、というのはどうかしら」
アンチョビ「嫌がってたのに…一番ノリノリで名乗ってるじゃん。」
ケイ「薔薇というよりは百合という感じだけど、まあいいか」
アンチョビ「私はクールなのが良いな。黒シャツのアンチョビ、で行こうかしら」
ダージリン「黒シャツ…広場で逆さ吊りなんて事にならないで下さいね」
ダージリン「それでは私から。白薔薇のダージリン様、というのはどうかしら」
アンチョビ「嫌がってたのに…一番ノリノリで名乗ってるじゃん。」
ケイ「薔薇というよりは百合という感じだけど、まあいいか」
アンチョビ「私はクールなのが良いな。黒シャツのアンチョビ、で行こうかしら」
ダージリン「黒シャツ…広場で逆さ吊りなんて事にならないで下さいね」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/01(金) 00:43:21.58 ID:CLxdRT4H0
まほ「私は一応西住流の名前を背負っているので…」
アンチョビ「じゃあ簡単じゃない。ザ・西住流とか元祖西住流とかにしたらどう?」
まほ「いや、もう少し何とかならないか…」
ケイ「だったら英語にしちゃえばいいのよ。サクセサーオブ西住スタイルにしときなさい」
まほ「お母様に知られたら何て言われるか…みほにも言えないよこんなの」
アンチョビ「じゃあ簡単じゃない。ザ・西住流とか元祖西住流とかにしたらどう?」
まほ「いや、もう少し何とかならないか…」
ケイ「だったら英語にしちゃえばいいのよ。サクセサーオブ西住スタイルにしときなさい」
まほ「お母様に知られたら何て言われるか…みほにも言えないよこんなの」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/01(金) 01:18:44.04 ID:CLxdRT4H0
ダージリン「で、ケイさんはどんな名前になさるおつもり?」
ケイ「そうねえ。やっぱりアメリカらしく世界の警察とかパクス・アメリカーナなんてのが良いんじゃないかと
思うんだけど」
まほ「あれだけの物量があって10年も優勝出来ないチームにしては大げさな名前ね」ボソッ
ケイ「今何か言ったかしら。戦車だけいい物を揃えても勝てないのが戦車道よ」ビキビキ
ダージリン「まあまあお二人とも。おやめなさいな」
ケイ「戦車も飛行機も我が国から貰わないと戦争も出来なかった国は黙っててくれる?」
ダージリン「そ…それはずいぶんな仰り様ですわね。宗主国に向かって」カタカタ(ティーカップが震える音)
アンチョビ「おいあんたら、もうその辺にしておけよ」
まほ「あなたは中立のつもりかしら。さすがに手のひら返しで結局戦勝国になっただけあって要領がいいのね」ムカムカ
アンチョビ「何だとぉ。ノリと勢いがある状態の我が国を甘く見ると痛い目にあうぞ」ビキビキ
ケイ「そうねえ。やっぱりアメリカらしく世界の警察とかパクス・アメリカーナなんてのが良いんじゃないかと
思うんだけど」
まほ「あれだけの物量があって10年も優勝出来ないチームにしては大げさな名前ね」ボソッ
ケイ「今何か言ったかしら。戦車だけいい物を揃えても勝てないのが戦車道よ」ビキビキ
ダージリン「まあまあお二人とも。おやめなさいな」
ケイ「戦車も飛行機も我が国から貰わないと戦争も出来なかった国は黙っててくれる?」
ダージリン「そ…それはずいぶんな仰り様ですわね。宗主国に向かって」カタカタ(ティーカップが震える音)
アンチョビ「おいあんたら、もうその辺にしておけよ」
まほ「あなたは中立のつもりかしら。さすがに手のひら返しで結局戦勝国になっただけあって要領がいいのね」ムカムカ
アンチョビ「何だとぉ。ノリと勢いがある状態の我が国を甘く見ると痛い目にあうぞ」ビキビキ
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/01(金) 01:26:55.84 ID:CLxdRT4H0
この会合の結末がどうなったかはご想像にお任せします。
2期や劇場版がもし出来るのなら、かっこいい二つ名を持ったライバルチーム隊長の
勇姿を是非見てみたいものです。
お付き合いありがとうございました。
おわり
2期や劇場版がもし出来るのなら、かっこいい二つ名を持ったライバルチーム隊長の
勇姿を是非見てみたいものです。
お付き合いありがとうございました。
おわり
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