1 :◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:01:49 ID:FKzV5MXab主 

〜ラボ〜

ダル「オカリンやった事ないん?超流行ってるお」

岡部「ほう。しかし俺は狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真だ。流行に乗る愚民とは違うのだっ!」バッ

ダル「まあオカリン、意地張る事ないお。パズドラやってれば彼女も出来るっていう噂もあるお」

岡部「か、彼女?」

ダル「あ、オカリンには牧瀬氏がいたっけ。いやぁ、失礼失礼」

岡部「(こいつ………………)」

ダル「まあオカリンもやっとスマホ買ったんだし、落としてみればいいじゃん?」

岡部「む…………考えてみるか…………ふふっ、この狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真が直々に遊んでやろう!!」

ダル「しかしこのオカリン、ノリノリである」

岡部「黙れこのスーパーハカー!」

ダル「ハカーじゃないハッカーだろjk!」

2: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:02:43 ID:FKzV5MXab 
岡部「しかし、パズドラとはいったい何なのだ?」

ダル「説明してなかったお。パズドラはスマホのアプリで、パズル&ドラゴンズの略称だお。2800万以上ダウンロードされてる超人気ゲームなんだお」

岡部「2800万…………それはすごい……のか?」

ダル「すごいお」

岡部「そうか」

ダル「そんで、概要としてはパズルで戦ってモンスターを捕まえて育てて強いモンスターに挑むんだお」

岡部「ポケモンみたいだな」

ダル「RPGじゃなくてパズルゲームだお。システムについてはまた説明するお」

岡部「そうか…………では早速落とすとしよう」

ダル「聞くよりやる方が早いからね」

5: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:04:28 ID:FKzV5MXab 
岡部「おお、これか」ポチッ

-ダウンロード中-

岡部「……………………」

ダル「…………」カタカタカタ

-ダウンロード中-

岡部「……………………」

ダル「ミユたん可愛いよハァハァ…………」カタカタカタ

-ダウンロード中-

岡部「………………」イライラ

ダル「〜〜〜♪」カタカタカタ

-ダウンロード中-

岡部「ぬおおおおおおっ!」ガタンッ

ダル「オカリンどうしたんだお!?」

岡部「ダウンロード時間が長すぎる!!」

ダル「まあ40MBもあるから仕方ないお」

岡部「あ、終わった…………」

ダル「まあこれはまだ短い方だお」

6: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:05:33 ID:FKzV5MXab 
岡部「ふむ…………まあいい。とりあえず起動だ」ポチッ

テーテーテー♪

岡部「なんだこのタイトルの背景の恐竜は」

ダル「御三家の最終携帯だお。立派なドラゴンだお」

岡部「ドラゴンじゃないではないか」イライラ

ダル「(まあキン肉マンみたいな奴とか鎧騎士とか人間とか悟空とか普通に出てくるからね)」

岡部「まあいい。とりあえずSTARTだっ!!」ポチッ

-名前を決めてください-

岡部「ふむ。ここはやはり鳳凰院凶真がいいだろう!」ポチポチ

ダル「オカリン…………さすがにその名前は止めておいた方がいいと思うお…………」

岡部「何か言ったかマイフェイバリットライトアームよ」

ダル「何でもないお…………」

岡部「入れたぞ。では進もう」

7: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:15:17 ID:FKzV5MXab 
-データダウンロードを開始します-

岡部「む?」

ダル「始まったお…………地獄の時間が…………」

-データダウンロード中-

岡部「……………………」

ダル「……………………」カタカタカタ

-データダウンロード中-

岡部「…………………………」

ダル「……………………」カタカタカタ

-データダウンロード中-

岡部「ぬがぁぁぁぁぁ!!!」ドカーン

ダル「やっぱ爆発したお……」

岡部「なんだこの長さはぁぁぁぁ!!」

岡部「なんで!推定!残り時間が!どんどん!増えて!いくんだぁぁぁぁ!!」

ダル「オカリン、機械にマジギレすんなよ…………」カタカタカタ

岡部「残り時間が増えてどうするんだぁぁぁぁ!!」ドンドンドン

ダル「お、オカリン。それくらいにしないと…………」

コラオカベー!ウルセエゾオマエー!
ヤチンアゲルゾコノヤロー!

岡部「す、すまないミスターブラウン」アセアセ

ダル「オカリンオカリン、もう終わってるお」チョンチョン

岡部「あ、ああ。恐ろしく長い時間だった…………」

ダル「実際7分くらいかかってるしね」

8: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:16:24 ID:FKzV5MXab 
岡部「ん…………ID?」

ダル「他のプレイヤーとフレンドになるために使うんだおメモっとくといいお」

岡部「そうか」ポチポチ

岡部「む?ドラゴンを選択してください?」

ダル「この御三家の中から1匹を選べるお。性能的には最初の方は大差ないお」

岡部「ふふ、俺はこの赤いのを選ぶぞ!これぞ運命石の扉“シュタインズゲート"の選択!!」

ダル「絶対それ選ぶと思ったお」

岡部「お前は何を選んだのだ?」

ダル「僕は緑を選んだお」

岡部「強いのか?」

ダル「まあ……うん(進化してキモくなったとか言えないお)」

9: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:17:00 ID:FKzV5MXab 
テーテーテテテーテー♪

ダル「あ、チュートリアル始まった?」

岡部「あ、ああ。説明を頼む」

ダル「この丸いのがドロップだお。色ごとに並べないと効果はないお。こう触って動かしてこうするんだお」カラカラカラカラ

岡部「自由に動かせるのだな」

ダル「そうだお。3つ以上で強い力を発揮するお。ここで属性について説明しておくお」

岡部「属性?」

ダル「この赤いドロップが火属性。青が水属性、緑が木属性。黄色が光属性で」

岡部「ふむ、紫が闇属性だな?」キリッ

ダル「あー、そうだお。これらを3つ並べると……」ティン♪

岡部「おお、ドラゴンが攻撃をしたな」

ダル「こうやって移動している間に他のドロップも巻き込むと…………」ティンティンティン♪

岡部「おお、これが連鎖か」

ダル「そうだお。5つ並べると全体攻撃ができるお。連鎖すればする程攻撃力は上がっていくから、頑張って連鎖するお」

岡部「なるほど…………」ティンティンティン♪

11: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:24:25 ID:FKzV5MXab 
〜数分後〜

岡部「よし、ラクラクと突破できたぞ」

ダル「さすがオカリン、慣れるのだけは早いお」

岡部「む…………ガチャ?」

ダル「魔法石を5個貯めると回せるガチャだお。回すとドラゴンが出てくるお」

岡部「そうか。なら回してやろう!この鳳凰院凶真に、力をぉぉぉ!!」クイッ

コロコロ…………

ダル「あ、サキュバスたんだお」

岡部「む…………しょぼいな」

ダル「あんまレアじゃないやつだお。今ゴッドフェス中だからリセマラするといいお」

岡部「リセマラ?」

ダル「リセットマラソンの事だお。最初にひけるガチャでいいのが出るまでアンインストール→インストール→チュートリアル→ガチャ→アンインストールを繰り返すんだお」

岡部「ふふふ、簡単ではないか!!」

岡部「この鳳凰院凶真が!最高のドラゴンが出るまで何度でも回してやろうではないか!!」

13: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:25:15 ID:FKzV5MXab 
ダル『それは、地獄の始まりだったお』

ダル『オカリンは元々くじ運が悪くて、福引なんかはまず当たらなかったお』

ダル『そのオカリンがゴッドフェス中にリセマラなんて、無理にもほどがあったんだお』

ダル『出てくるのはレア度3のドラゴンばかり』

ダル『ゴッドフェス中はガチャの当たり率が下がるから、更に厳しくなるんだお』

ダル『それなのに、僕は、オカリンに辛い思いをさせてしまったお…………』

ダル『オカリンは何度も何度も、インストールとアンインストールを繰り返したお』

ダル『僕は作業用BGMに『アンインストール』を流したけど、更に気まずくなったお』

ダル『ちなみに僕は2日かけてホルスを引いてやったお』

ダル『オカリンは状況は悪くなるばかりで、数時間が経過したお…………』

14: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:26:28 ID:FKzV5MXab 
ガチャッ

まゆり「トゥットゥルー♪まゆしぃでーす」

ダル「ま、まゆし…………」

まゆり「あれれ〜?オカリンどうしちゃったのー?」

岡部「……………………」

ダル「オカリンは今精神を病んでるお。そっとしておいてあげてほしいお…………」

まゆり「そっか…………まゆしぃ、オカリンの力になれなくてごめんね…………」

岡部「…………………………」

15: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:28:45 ID:FKzV5MXab 
まゆり「あ、何これー。可愛いドラゴンの置物ー」

ダル「あ、まゆしガチャ回してみる?」

まゆり「何これー。この腕を引けばいいの?」クイッ

コロコロ……バン!

-執行者メタトロン(闇属性)-

まゆり「うわー、なんだか悪そうな女の人が出てきたよー」

ダル「」

まゆり「ダルくん……?」

ダル「ま……まゆし、すごいお…………」

まゆり「えー?」

ダル「あのゴッドフェス強ドラゴンの一角である闇メタを1度でひくとか、マジでありえないお!!」

まゆり「えー?まゆしぃドラゴンさんの腕を引いただけだよー?」

ダル「まゆしマジ天使……いや、女神だお」

ダル「オカリン気をしっかり持つお!!まゆしのおかげで超レアドラゴン出てきたお!!」

岡部「もう………………だめなんだ……………何度やっても無理なんだ………………世界線の収束なんだ…………俺はレアドラゴンを引けないんだ………………」

ダル「オカリン何訳わからない事言ってるんだお!!」

16: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:29:29 ID:FKzV5MXab 
まゆり「オカリン…………まゆしぃのジューシー唐揚げNo1食べる?」

岡部「う、うう…………まゆ、り………………」

まゆり「オカリン……辛い事あったら、まゆしぃに言ってね…………?」

まゆり「まゆしぃは、いつでもオカリンの味方なのです!」

岡部「く……俺は、何を………………」

ダル「やった!オカリン復活したお!!」

岡部「ダル…………俺はいったい………………?」ムクリ

ダル「オカリン、気合い入れすぎだお。気楽にやるお」

岡部「そ、そうだな…………」

まゆり「オカリンが元気になって、まゆしぃ嬉しいのです♪」

岡部「まゆりには礼を言わなくてはならないな。感謝するぞ、まゆり」

まゆり「えへへ…………まゆしぃはオカリンの人質だからね♪」

岡部「………………」ニコ

まゆり「えへへー♪」

ダル「あ、もしもし壁どん代行さんですか?3時間コースをお願いします。秋葉原の駅近くですはい」

17: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:30:15 ID:FKzV5MXab 
ガチャッ

紅莉栖「はろー」

まゆり「あ、クリスちゃんだー。トゥットゥルー♪」

ダル「あ、牧瀬氏乙ー」

紅莉栖「はろーまゆり、橋田」

岡部「なんだ、助手ではないか随分遅い出勤だな」

紅莉栖「む……私は助手ではない。それにここの社員でもないっ!」

岡部「ラボメンNo004とあろう者がどうしてこんなに遅いのか…………ラボも堕落した物だ」

紅莉栖「堕落しているのお前だ」

ダル「会って早々仲がいいですな、お2人」

紅莉栖「よくないっ!」

岡部「おやぁ?何を照れているのだクリスティーナ?」

紅莉栖「だから私は助手でもクリスティーナでもない!!………………はあ、もういいわ」

岡部「……………………」

18: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:33:04 ID:FKzV5MXab 
ダル「オカリン。進めなくていいん?」

岡部「おお、そうだな」ポチポチ

まゆり「ねえねえ、何してるのー?」

岡部「ふふ、まゆりよ。これは世界の支配構造を改革する極秘ミッション………………すなわち機関との攻防だっ」

ダル「オカリンは今スマホのパズドラっていうアプリをやってるんだお」

まゆり「へーえ。まゆしぃまだガラケーだから出来ないよおー」

紅莉栖「パズドラですって?」

ダル「牧瀬氏知ってるん?」

紅莉栖「私もやってるわよ」

岡部「ふむ。貴様がこんな物をやっているとはな。見せてみるがいい」

紅莉栖「えーと…………はい、私の主力パーティよ」スッ

まゆり「わー。すごいねー」

岡部「ふむ、よくわからんな」

ダル「レア3を筆頭にした中級者パーティだお。特にすごくもないお」

紅莉栖「まあそうね……私も二ヶ月前に落としたばかりだから、そんなに強くないわ」

ダル「牧瀬氏もまだまだだお」

岡部「ええい、負けてられん」

岡部「俺も最強のパーティを作ってやろう!!」

ダル「そのいきだおオカリン!」

まゆり「オカリンがんばれー♪」

紅莉栖「まあせいぜい足掻くのね。私には追いつけないでしょうけど」

ダル「牧瀬氏、それフラグだお」

紅莉栖「はっ!」

19: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:34:00 ID:FKzV5MXab 
岡部「く…………あまり進まなくなってしまった。ダンジョンが突破出来ない………………」

ダル「オカリン…………そうだ、フレンドを募集してみたらどうかお?」

岡部「そうか!フレンドがいればダンジョン突破の手助けになるのだったな!」

ダル「まずは2ちゃんで集めてみたらどうかお?」

岡部「そ、そうだな…………」カタカタカタ

【至急】パズドラのフレンド募集!

1 :鳳凰院凶真 201X/0X/18 (水)14:26:39 ID:hoUou7id3
パズドラのフレンド登録を求む!
勇者よ、我に力を授けよ!!
437,531,969

岡部「よし、立てたぞ」

ダル「こんなんで集まるかお?」

岡部「お、レスがついたな」

5 :名無しさん@おーぷん 201X/0X/18 (水)14:29:57 ID:mpmgAW64M
鳳凰院凶真さんじゃないですかwwwwwwちっすwwwwwwwwwww

岡部「」

ダル「…………これは、仕方無いお」

岡部「ダルよ……俺は何を間違えていた?」

ダル「………………コテハンつけてスレ立てた事かな」

岡部「…………2ちゃんは諦めよう」

ダル「………………うん」

21: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:39:40 ID:FKzV5MXab 
〜メイクイーン〜

フェイリス「お帰りにゃさいませ、御主人様♪って、凶真!まさか、奴らが動き出したのかにゃ!?」

岡部「いや…………奴らもまだ動きは見せていない。だが世界に不吉な風が吹いている。注意しておけフェイリス」

フェイリス「わかったにゃ…………凶真も、気をつけるにゃ!」

ダル「フェイリスたん、僕は………………」

フェイリス「ダルにゃんも、お帰りにゃさいませにゃ♪」

ダル「ああ、やっぱメイクイーンは癒されるお…………」

フェイリス「凶真、何にするにゃ?」

岡部「いや、お前パズドラはやっているか?」

フェイリス「もちろんだにゃ!フェイリスは強いにゃ〜」

岡部「よかった。フレンド登録…………いや、血の盟約を交わす覚悟は、貴様にあるか?」

フェイリス「フェイリスは…………死んだお兄ちゃんのためなら、どんな試練でも乗り越えられるにゃ!」

岡部「よく言ったフェイリスよ…………ではこの誓いの古代文字を、貴様の端末へと刻むのだ」メモピラッ

フェイリス「わかったにゃ。フェイリスは、凶真のために頑張るにゃ!」

ダル「あ、壁ドン代行さんですか?5時間コースをお願いします」

岡部「フェイリスはクリア。次は………………」

ダル「あ、オカリン。僕ちょっとここで休んでいくお」

岡部「ふっ、せいぜい体力を温存しておけ、マイフェイバリットライトアームよ」

22: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:40:20 ID:FKzV5MXab 
〜柳林神社〜

ルカ子「56……57…………58……」ブンッブンッブンッ

岡部「ルゥカ子ォ」

ルカ子「あ、こんにちは……。岡部さ……じゃなくて、凶真さん」

岡部「妖刀五月雨の鍛錬とは、精が出るな」

ルカ子「はい。凶真さんのおかげで、僕、随分強くなれた気がします」

岡部「ふっ…………妖刀五月雨の真価は、お前ならばもう少しで発揮できるであろう…………鍛錬を忘れるな」

ルカ子「は、はい!」

岡部「合言葉は?」

ルカ子「え、える、ぷさい、こんがりぃ?」

岡部「エル・プサイ・コングルゥだ馬鹿者!」

ルカ子「は、はい!すいません!」

岡部「まあそれはいい。ルカ子、確かスマホを持っていたな?」

ルカ子「はい。半年前に父が買ってくれまして………」

岡部「して、お前、パズドラはやっているか?」

ルカ子「パズドラ……ですか?はい、やっていますよ」

岡部「なるほど。では俺と血の盟約を交わすのだ」メモピラッ

ルカ子「ああ、フレンド登録ですね。凶真さんとだったら、喜んで」

岡部「感謝しよう。鍛錬を忘れぬようにな!」

ルカ子「はい!」

岡部「ルカ子もクリアー…………」

23: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:41:47 ID:FKzV5MXab 
〜大檜山ビル前〜

萌郁「…………………………」ティティティティティ

岡部「閃光の指圧師!」

萌郁「………………」ティティティティティ

岡部「おい聞いているのか?」デレデーデー♪

萌郁「……………………」

岡部「まったく………………」ピ

差出人:閃光の指圧師
件名:初メール!!
内容:やっほー岡部君!
やっとスマホにしたんだね!
ここのアルバイトって暇だねー。お客さん全然来ないよー。
それはそうと何か用かな?

岡部「ええい、メールではなく口で会話をしろ!」

萌郁「……ごめん……なさい…………」

岡部「……まあいい。貴様パズドラはやっているか?」

萌郁「………」ティティティティティ

岡部「お、おい」デレデーデー♪

岡部「またか…………」ピ

差出人:閃光の指圧師
件名:それって
内容:パズル&ドラゴンズだよね?
私もやってるよ!
岡部君も始めたんだね!
それじゃあID交換しようよ!
964,331,788
私のIDだよ〜。よかったら登録してね!

岡部「ふむ、話が早いではないか。さすがは閃光の指圧師“シャイニングフィンガー"だ」

萌郁「………………////」

岡部「ではさらばだ。感謝するぞ!」バサァ

岡部「これで指圧師もクリアーか…………」テクテク

24: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:44:05 ID:FKzV5MXab 
〜ラボ〜

岡部「ではこれより!オペレーション知恵の神“メーティス"を開始する!!」

まゆり「わーい」パチパチパチ

ダル「暑いおー」パタパタ

岡部「だらけるなダル!!」

岡部「さあ、忌々しいドラゴンよ、今こそ血の盟約をかわした我が下僕達の力の前に屈するがいい!」

ダル「(あー、ついに自分の力じゃないことを宣言しちゃったお)」

まゆり「ラボメンのみんなが力を貸してくれたんだよねー♪」

岡部「さあ、起動だ!!」ポチッ

テーテーテー♪

岡部「まずはダル、貴様の力を借りる!!」

ダル「ガッテン承知だお!」

岡部「…………」テーテーテー♪

ダル「………………ゴクリ」

まゆり「ジューシー唐揚げNo1〜♪」チーン

岡部「む、ボスが現れたな!!」

ダル「やっちゃってください岡部先輩!!」

まゆり「〜〜♪」

25: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:44:42 ID:FKzV5MXab 
〜数分後〜

岡部「ふっ、造作もない」

ダル「何回死にかけた事やら…………」

まゆり「あ、オカリン終わったの〜?」

岡部「ふっ、まゆりよ。今俺は魔界への道を踏みしめただけだ。ここからが本番なのだよ」

ダル「まさかダンジョンのエリア1で詰んでるとは思わなかったお」

まゆり「へーえ。まゆしぃ難しい事はよくわかんないよ……まゆしぃはこれからメイクイーンに行くから、バナナ食べちゃダメだよ?」

岡部「わかった。気をつけろよ」

ダル「オカリン過保護だお」

岡部「黙れ。次だ!」

ダル「それにしてもこのSS、何で戦闘の描写かないん?」

ヒント:手抜き

26: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:46:24 ID:FKzV5MXab 
岡部「くくくく…………ダルに続き、フェイリス、ルカ子、そして指圧師の力を借り、ついに最後のエリアまで来たぞ!!」

岡部「そしてランクもずんずんと上がり、ついにパーティに闇メタを入れられるようになった!!」

ダル「まあラボメンのみんな強いからよかったんだけどね」

岡部「さあ!このダンジョンのボスよ、姿を現せ!って、アレ?」

ダル「あ、フレンドが誰も協力でいない状態になってるお」

岡部「ぐぬぬ、しばし待つか…………」

???「その必要はないわ!!」バン!

岡部「な、貴様はHE  天才  !!」

紅莉栖「だから私はHE  じゃない!!」

ダル「もー。牧瀬氏遅いお」

紅莉栖「悪かったわね。大学で講義があったのよ。私もちゃんと呼びなさいよ」

岡部「ほう。それはすまなかった。さぞ寂しかっただろうな天才HE    よ。講義の最中俺が恋しかったと?」

紅莉栖「ば……馬鹿!そそそそ、そんな事ある訳ないじゃないこのHE  !!」

ダル「それにしてもこの牧瀬氏、デレデレだお」

27: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:47:25 ID:FKzV5MXab 
紅莉栖「あー、もう。とにかく、私の力が必要なんでしょう!!貸しなさい」バッ

岡部「お、おい」

紅莉栖「フレンド登録、と。はい」スッ

岡部「おお、栗ご飯とカメハメハがフレンドになっているっ!?」

紅莉栖「私のドラゴンが特別に力を貸してあげるわ」

岡部「く、くぬぅ…………よもや貴様の力を借りる事になるとは……!」

紅莉栖「感謝するのね。おーほっほっほっ!」

ダル「仲いいなお前ら」

岡部「では最後のエリアに突撃だ!!」

28: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:47:55 ID:FKzV5MXab 
〜数分後〜

ダル「かっ飛ばしすぎだおオカリン」

岡部「ふはははは!!雑魚共は蹴散らすっ!」

紅莉栖「(岡部のために必死に育てておいてよかった)」

ダル「(牧瀬氏の心が読めるお)」

紅莉栖「こいつ……直接脳内に!」

岡部「ふはははは!さあボスよ、跪け!!」

残り 1
残り 0

ドカッ!

岡部「あっ」

ダル「あっ」

紅莉栖「あっ」

HP:0

GAME OVER

岡部「………………」

ダル「………………」

紅莉栖「………………ごめん(´・ω・`)」

岡部「……いや、お前が謝る事じゃない」

紅莉栖「ふえっ?」

岡部「お前は俺のために頑張ってくれた。ありがとう、紅莉栖」

紅莉栖「そ、そんな……今、名前で………………/////」

ダル「もしもし壁ドンさん、今日は10時間コースをおねがいします。はい、いつもの場所です」

29: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:49:41 ID:FKzV5MXab 
岡部「しかし…………どうしたものか」

ダル「もう動けるフレンドがいないお」

紅莉栖「そうね……」

一同「うーん………………」

ズズズズ……ドン…………

岡部「なっ、地震か?」

ダル「それにしてはなんか短いお」

紅莉栖「上からの振動みたいね。岡部、行ってきて」

岡部「お、俺がか!?」

ダル「いってらっしゃいオカリン。ブラウン氏がいなくてよかったね」

岡部「く、行ってくる」ガチャ

〜大檜山ビル屋上〜

岡部「まったく、いったい何が…………」

岡部「!!!!」

岡部「こ、これは…………タイムマシン!?」

岡部「どうしてこのSG世界線で………………!?」

パシューン

???「あー、お尻痛ー」

岡部「お、お前は!!」

???「やっほー。オカリンおじさん。やっぱ若いなー」

岡部「鈴羽!!」

鈴羽「あれ、名乗ったっけ?まあいいや。遊びに来たよ」

30: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:50:58 ID:FKzV5MXab 
〜ラボ〜

岡部「と、言う訳なんだ」

ダル「」

紅莉栖「」

鈴羽「あ、あはは……紅莉栖おばさんに父さんも、よろしくね」

ダル「」

紅莉栖「あ、有り得ないわ…………こんなピザオタに彼女なんてできる訳無いわ…………」

岡部「だが、バイト戦士がここにいるのは確かだ」

鈴羽「バイト戦士?」

ダル「」

鈴羽「まあいいや。オカリンおじさん、困っているんでしょう?助けに来たんだよ」

岡部「おま、まさか……!」

鈴羽「えへへー。2036年でも、まだパズドラは流行っているんだよ」ジャン

岡部「おおおお!!さすがは鈴羽だ!やはり貴様はラボの中堅……」

鈴羽「うん。私もラボメンの一員だからね!」

岡部「(未来の俺はちゃんとバッジを渡せたのか…………)」シミジミ

鈴羽「さ、フレンド登録するよ。って、古い型だなぁ。あ、こっちの世界だと最新型なのかな?」

ダル「」

紅莉栖「あ、頭が痛くなる会話ね」

鈴羽「さ、完了したよ。始めよう」

岡部「ふはははは!!さあ、今こそオペレーション知恵の神“メーティス"の最終フェイズだ!」

鈴羽「オペレーション?」

ダル「」

紅莉栖「橋田が息をしていないわ…………」

岡部「ふぅーっはっはっはっはっはっ!!!」

33: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:52:45 ID:FKzV5MXab 
〜数分後〜

岡部「ふふふふ、くくくく、ふぅーっはっはっはっはっ!!」

鈴羽「やっぱりオカリンおじさんって下手くそだね。未来でもそうだったよ」

ダル「」

岡部「なにをぅ!?この華麗な指さばきを見て言うか!?」

鈴羽「はぁ…………こんなんでボス突破出来るのかな……」

岡部「さあボスだ!!」

34: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:54:07 ID:FKzV5MXab 
デーデデーデデー♪

岡部「まずは火のドロップで水を並ばせてそのまま火の間にシュート!」カラカラカラ

1combo!

2combo!

3combo!


岡部「ふはははは!!弱い弱い!」

鈴羽「オカリンおじさん、攻撃来るよ!」

あと 0

ドカッ!

HP:5800→3200

岡部「うおっ!異様に攻撃力が高い!!」

岡部「今度は回復を並ばせて光を巻き込む!」

5combo!

岡部「いけええええ!」

鈴羽「だいぶ体力が減ってきているよ!次で倒せるはず!」

岡部「ああ!」

紅莉栖「あたし達、ビックリする程蚊帳の外ね…………」

ダル「」

35: ◆fnkquv7jY2:14/06/18(水) 20:54:29 ID:FKzV5MXab 
岡部「回復スキルだ!」

鈴羽「そこだよおじさん!」

岡部「ああ!これが、俺たちの、力だぁぁぁあ!!」

9combo!

10combo!

ドガーン!!

デーデデーデデー♪

岡部「た、倒した!倒せたぞ!!」

岡部「俺は、パズドラをやっていてもいいんだ!!」

鈴羽「おめでとう」パチパチパチ

紅莉栖「おめでとう」パチパチパチ

ダル「おめでとうだお」パチパチパチ

まゆり「オカリンおめでとー♪」パチパチパチ

萌郁「おめでとう…………」パチパチパチ

ルカ子「おめでとうございます」パチパチパチ

フェイリス「おめでとにゃんにゃん♪」パチパチパチ

天王寺「おめでとさん」

綯「おめでとう!」パチパチパチ

未来にありがとう
ガラケーにさようなら
そして全てのスマホユーザーに
おめでとう


岡部「パズドラ?」
〜fin〜