1 :名無し:14/07/02(水) 04:20:38 ID:yfSELYeE8主
マミ「はぁ・・・今日も魔女退治疲れたわ・・・」
マミ「佐倉さんも暁美さんも今日はお休み・・・」
マミ「はぁ・・・虚しいったらないわね・・・」
ゴソゴソ
マミ「・・・ん?」
ゴソゴソ
マミ「・・・」
マミ(・・・猫かしら?)
マミ「おいでーおいでー、にゃんにゃーん」
シャルロッテ「シャル?」
マミ「・・・ちょっと待って」
シャルロッテ「???」
2: 名無し:14/07/02(水) 04:22:01 ID:yfSELYeE8
シャルロッテ「・・・???」
マミ「・・・」
マミ(どうみても・・・魔女・・・よね?)
シャルロッテ「ナニ?」
マミ「あっ、いや・・・」
マミ(うっていいのかしら・・・)
シャルロッテ「チーズチョウダイ」
マミ「へっ?チーズ?」
シャルロッテ「コクコク」
3: 名無し:14/07/02(水) 04:23:36 ID:yfSELYeE8
マミ「チーカマならあるけど・・・」
シャルロッテ「・・・!!」
シャルロッテ「モグモグ」
シャルロッテ「コレ、オイシイ!」
マミ「あ、あらそう?」
シャルロッテ「ナマエ、ナマエ」
マミ「わ、わたし?」
マミ「私は巴マミよ」
シャルロッテ「マミ、マミ!」
4: 名無し:14/07/02(水) 04:24:45 ID:yfSELYeE8
シャルロッテ「・・・」
マミ「・・・」
シャルロッテ「」キュルルルル
マミ「もしかして・・・お腹すいてるの・・・?」
シャルロッテ「ウンウン」
マミ(どうしようかしら・・・今のところ害はないみたいだけど・・・)
シャルロッテ「・・・??」
マミ「・・・」
7: 名無し:14/07/02(水) 04:26:28 ID:yfSELYeE8
マミ「・・・で、お持ち帰りしたと」
シャルロッテ「シャル!」
マミ(まぁ、今のところ害はなさそうだしいいわよね)
マミ(さみしいわけじゃないんだから!)
シャルロッテ「オカシ!オカシ!」
マミ「へ?お菓子食べたいの?」
シャルロッテ「コクコク」
マミ「そうね、ちょっと待っててね」
8: 名無し:14/07/02(水) 04:28:33 ID:yfSELYeE8
マミ「魔女って食べる必要あるのかしら」
マミ「とりあえず昨日のケーキの残りを切ってっと・・・」
シャルロッテ「ナニシテルノ?」ガシッ
マミ「ちょ、こら!背中にしがみつかないの!」
シャルロッテ「・・・オコッタ?」
マミ「お、怒ってないわよ」
シャルロッテ「ヨカッタヨカッタ」
マミ(何よこの生き物・・・)
マミ「可愛いじゃない・・・」
9: 名無し:14/07/02(水) 04:30:17 ID:yfSELYeE8
シャルロッテ「オイシイオイシイ!」
マミ「あら、そう?良かったわ」ニコッ
シャルロッテ「マミ、マミ」
マミ「あらあら、甘えんぼさんね」
マミ「でもダメよ、口を拭いてから」フキフキ
シャルロッテ「ムググ・・・」
マミ「・・・」
マミ(このこどうしようかしら・・・)
マミ(あぁ・・・みんなに見られたら・・・)
12: 名無し:14/07/02(水) 04:32:11 ID:yfSELYeE8
つぎの日
まどか「あ、マミさん、おは・・・」
まどか「えええ?」
さやか「マッミさーんっ!おっは・・・」
さやか「・・・」
マミ「あら、二人ともおはよう」
マミ「?・・・どうしたの?」
さやか「いや、その背中にいる奴・・・」
マミ「えっ?ああこれ?」
マミ「懐かれちゃった」
まどか「マミさんの母性がやばいです」
13: 名無し:14/07/02(水) 04:33:29 ID:yfSELYeE8
ほむら「まどか、おはよう、ついでにさやかも」
さやか「ひっでえ」
ほむら「あら、あそこにいるのはマミ?」
シャルロッテ「シャル!シャル!」
マミ「ほらほら、動かないの」
ほむら「」
14: 名無し:14/07/02(水) 04:34:51 ID:yfSELYeE8
ほむら「ま、マミ!」
マミ「あら暁美さん、おはよう」
ほむら「おはようじゃないわよ!なんなのよそれ!」
マミ「あ、この子?」
マミ「ほら、シャル、自己紹介して?」
シャルロッテ「シャルロッテ!シャルロッテ!」
ほむら「・・・はぁ?」
マミ「ふふふ、よくできました」
15: 名無し:14/07/02(水) 04:36:17 ID:yfSELYeE8
ほむら「馬鹿じゃないのかしら」
まどか「まぁまぁほむらちゃん」
マミ「あら、この子意外といい子なのよ?」
ほむら「あなた自分が何をしてるか分かってるの?」
マミ「害があるならすぐに仕留めるわよ」
ほむら「どうかしら」
ほむら「数日のうちに頭が無くなってる所しか想像できないわ」
さやか「何その具体的すぎる予想」
16: 名無し:14/07/02(水) 04:38:53 ID:yfSELYeE8
杏子「おう、さやかたちじゃんか」
シャルロッテ「???」
杏子「・・・」バシュッ
マミ「ちょ、ちょっと!佐倉さん!無言で変身しないで!」
杏子「うるせぇ!どう見てもこいつ魔女だろうが!」
さやか「ちょちょ、落ち着きなって!」
まどか「そうだよ!杏子ちゃん!」
杏子「何だお前ら!」
杏子「何か言えよほむら!」
ほむら「」ナデナデ
シャルロッテ「シャルルー!」
さやか「あれ?可愛いかも・・・」
まどか「ほんとだね、可愛い(ほむらちゃんが)」
17: 名無し:14/07/02(水) 04:41:38 ID:yfSELYeE8
杏子「はぁ、偶然街で見つけて餌あげたらなつかれちまったと」
マミ「そういうこと」
杏子「お前馬鹿か」
マミ「そんな言い方しなくたっていいじゃない!」
杏子「あのなぁ、コイツは魔女なんだぞ!」
杏子「今は無害でもいつか人も殺しちまうかもしれねーんだ!」
杏子「そうなったらお前責任とれんのか!」
マミ「と、とれるわよ!」
マミ「その時は責任もって・・・」
杏子「ほんとか?」
シャルロッテ「マミイジメルナ!」
杏子「いじめてねーよ、頭ぶち抜くぞ」
まどか「あはは・・・」
18: 名無し:14/07/02(水) 04:43:57 ID:yfSELYeE8
お昼
まどか「あ、マミさん来たよ」
さやか「いやぁ、屋上で食べるっていうのもなかなか乙なもんですなー」
ほむら「あなたがいなければね」
さやか「なんだとこのガチレズ!」
ほむら「うるさいわね、生魚」
シャルロッテ「ケンカ、イクナイ!」
さやか「うっ」
ほむら「・・・」
杏子「・・・やるじゃねーか、シャルロッテ」ニヤッ
シャルロッテ「フンス」
マミ「うふふふ」
19: 名無し:14/07/02(水) 04:45:40 ID:yfSELYeE8
さやか「しっかしこうしてても騒がれないってことは私たち以外には見えないのかな?」
マミ「そのようね、QBみたく素質のあるものにしか見えないのかしら」
杏子「まぁ、こんなのフツーのやつに見えたらやばいからな」
まどか「可愛いね、シャルロッテちゃん」ナデナデ
ほむら「・・・」
ほむら(私もなでられたい・・・)
20: 名無し:14/07/02(水) 04:47:20 ID:yfSELYeE8
シャルロッテ「チーズ!チーズ!」
さやか「ん?チーズ?」
マミ「そうなの、この子チーズが大好きなのよ」
杏子「ははは、マミみてーな奴だな」
ほむら「ほんと、どことなく似てるわ」
マミ「どこがよ!」
ほむら「幸薄そうなところ」
マミ「なんですって!」
シャルロッテ「イクナイ!」
マミ「むぐぅ・・・」
21: 名無し:14/07/02(水) 04:49:51 ID:yfSELYeE8
シャルロッテ「モグモグ!」
まどか「はぁー、シャルロッテちゃん可愛いねー」
さやか「こんな魔女なら大歓迎なんだけどな」
ほむら「・・・そうね」
杏子「けど、あたしは反対だな、やっぱ」
杏子「いつ暴走するかもわかんねぇこんな奴を置いとくなんてよ」
マミ「それはそうだけど」
杏子「別に全部が全部悪いってわけじゃねーさ」
杏子「ただ、お前はこいつが魔女としての本質を取り戻した時にきちんと責任もって仕留められるかってことだ」
マミ「・・・そうならないようにするわ・・・」
杏子「・・・そうかい、なら何も言わねーさ」
22: 名無し:14/07/02(水) 04:51:48 ID:yfSELYeE8
杏子「おら!こい!シャルロッテ!キャッチボールだ!」
シャルロッテ「シャル!?」
さやか「なんだかんだ遊びたいんじゃんあいつ」
まどか「あはは、杏子ちゃんも素直じゃないね」
ほむら「・・・」ウズウズ
マミ「・・・あ、あなたも混ざってくれば?」
ほむら「・・・!」
ほむら「別に興味なんてないわ」
まどか「ほむらちゃんも素直じゃないね」
23: 名無し:14/07/02(水) 04:53:11 ID:yfSELYeE8
杏子「おいほむら!そっちいったぞ!」
ほむら「ちょっと!あんまり遠くに投げないでよ!」
シャルロッテ「シャルルー!」
さやか「すっかり馴染んでやんの」
まどか「前から居たみたいだね」
マミ「そうね」
マミ「こんな風にほかの魔女とも分かり合えたらいいんだけどね・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
25: 名無し:14/07/02(水) 04:55:02 ID:yfSELYeE8
マミ「はぁ、今日も疲れたわ・・・」
シャルロッテ「?マミドッカイクノ?」
マミ「うふふ、今日は非番だからここにいるわよ」
シャルロッテ「マミ!マミ!」
マミ「さぁ、ご飯にしましょうか」
シャルロッテ「チーズ!チーズ!」
マミ「はいはい」クスクス
ガシッ
マミ「そこがもう定位置なのね」
26: 名無し:14/07/02(水) 04:56:45 ID:yfSELYeE8
シャルロッテ「シャルルー・・・」
マミ「あら?シャルロッテ眠いの?」
シャルロッテ「ウツラウツラ」
マミ「魔女も眠たくなるのね」
シャルロッテ「・・・」
マミ「寝たらダメよ、その前にお風呂に入らなきゃ」
シャルロッテ「!ブンブン!!」
マミ「だーめ、今日いっぱい遊んだから汚れてるわよ、きっと」
シャルロッテ「イジワル」
マミ「もうっ!」
27: 名無し:14/07/02(水) 04:58:08 ID:yfSELYeE8
マミ「どう?お風呂もなかなかいいでしょう?」
シャルロッテ「ホカホカ!」
マミ「あらあら、気に入ったのね」
シャルロッテ「ブクブクー」
マミ「ふぅ・・・」
マミ(まさか、魔女と一緒に住むことになるなんて・・・)
マミ(思っても見なかったけれど・・・)
マミ(案外悪くないわね)
マミ「うふふ」
28: 名無し:14/07/02(水) 05:00:18 ID:yfSELYeE8
マミ「さぁ、もう寝ましょう」パチッ
シャルロッテ「!?ヤダ、ヤダ!」
マミ「え?」
シャルロッテ「クライノコワイ!」
マミ「え?魔女なのに?」
シャルロッテ「ガタガタガタ」
マミ「・・・」
マミ「こっちにいらっしゃい、シャルロッテ」
シャルロッテ「コクコク」
ギュッ
マミ「あったかいでしょ?これで怖くないわ」
シャルロッテ「アッタカイ・・・」
マミ「うふふ、おやすみ」
シャルロッテ「・・・オヤスミ・・・」
29: 名無し:14/07/02(水) 05:02:30 ID:yfSELYeE8
さやか「おっはよー!マミさんにシャル!」
まどか「おはようございます」
シャルロッテ「オハヨーオハヨー」
まどか「ティヒヒ、シャルもおはよ」
マミ「みんなおはよう」
さやか「もうすっかりなついてますねー」
まどか「ホントの親子みたいですよ」
ほむら「見た目的にもね」
マミ「うるさいわね」
シャルロッテ「オカーサン!」
30: 名無し:14/07/02(水) 05:04:59 ID:yfSELYeE8
杏子「ん、お、ようシャルロッテ!いい子してるか?」
シャルロッテ「シャルハイイコ!」
杏子「おう、そうだな」ナデナデ
ほむら「・・・」
さやか「だから混ざりたいなら混ざれっての」
ほむら「・・・」ナデナデ
さやか「ありゃ?ちょっと素直」
まどか「・・・ほむらちゃんは渡さないもん」
さやか「ん?耳が変だな」
マミ「うふふ、鹿目さんは暁美さんが取られてさみしいのね」
まどか「ほむらちゃんは私のお嫁さんなんです!」
さやか「耳鼻科言ってくるねー」
31: 名無し:14/07/02(水) 05:08:03 ID:yfSELYeE8
シャルロッテ「シャル!」
さやか「しっかし、ほんと懐いたなー」
ほむら「そうね、何時もの世界なら考えられない事よ」
杏子「そうなのか?」
ほむら「そうよ」
まどか「じゃあ、この世界でワルプルギスの夜を倒せてよかったね」
ほむら「そうね、もう飛ぶ必要もないし」ナデナデ
ほむら(まぁ、この魔女がマミを食べなかったから勝てたようなものだけど)
まどか「ほーむらちゃん!」
ほむら「・・・!?どうしたの!?」
まどか「・・・もういいもん!」
ほむら「えっ、ちょ、まどかぁ!!」
32: 名無し:14/07/02(水) 05:11:02 ID:yfSELYeE8
?「???、君の地区のノルマはまだ達成されていないようだが」
???「すいません、僕の力不足の致すところです」
?「反省しているならばいい、ところでどうするつもりだ」
???「大丈夫です、手は売ってあります」
?「そうか」
???「なんたって魔法少女を希望から絶望へたたき落とすのが僕たちの仕事ですから」
QB「見ていてください、必ず達成してみせます、どんな手を使っても」
33: 名無し:14/07/02(水) 05:13:57 ID:yfSELYeE8
マミ「あはは、今日も沢山遊んだわね」
シャルロッテ「タノシイ、タノシイ!」
マミ「ふふふ、私もよ?」
シャルロッテ「マミ!スキスキ!」
マミ「ありがとう」ナデナデ
マミ「さて、そろそろパトロール行かなくちゃ」
シャルロッテ「!?ヤダ、ヤダ!イッチャヤダ!」
マミ「ごめんね、こればかりはダメなの」
シャルロッテ「ダメダメ!」
マミ「もう、ダメったらダメなの!」
シャルロッテ「・・・ダメダメ」
マミ「お願い、家で留守番しておいて?できるだけ早く帰ってくるから」
シャルロッテ「ハヤク!ハヤクネ!」
マミ「うふふ、任せて」
マミ「それじゃ、行ってきます」
シャルロッテ「イッテラッシャイ」ブンブン!!
34: 名無し:14/07/02(水) 05:16:24 ID:yfSELYeE8
杏子「おう、マミ、シャルロッテのやつはどうした?」
マミ「危険だから家においてきたわ」
杏子「危険って・・・あいつこそ危険そのものだっての」
マミ「あんなに楽しそうな遊んでたくせに」
杏子「う、うるせーな!」
マミ「ま、さっさと片付けておうちに帰りましょう」
杏子「そうだな」
マミ「佐倉さんも来るでしょ?」
杏子「来て欲しいってんならな」
マミ「もう、素直じゃないわね」
35: 名無し:14/07/02(水) 05:18:27 ID:yfSELYeE8
杏子「ちっ、手応えねー」
マミ「あるよりはない方がいいわよ」
杏子「そんなことより早く帰ってメシ食おーぜ!」
マミ「慌てないの、他に魔女がいないか探しましょ」
杏子「ちぇっ」
マミ「どれどれ・・・」
マミ「・・・!」
杏子「・・・おい、マミ!」
マミ「え、ええ!これは・・・」
杏子「お前の家の方からだ!」
杏子「急ぐぞ!走れ!」
37: 名無し:14/07/02(水) 05:20:47 ID:yfSELYeE8
マミ「な、なにこれ・・・」
杏子「・・・」
マミ「私の家に結界が貼って・・・」
杏子「・・・」
マミ「・・・どこの魔女が一体・・・」
マミ「移動する魔女なんて・・・」
杏子「・・・マミ」
マミ「と、とにかくここは一旦・・・」
杏子「マミ!!」
マミ「」ビクッ
杏子「・・・よく見ろ・・・あの結界・・・ありゃどうみても・・・シャルロッテと同じ模様だ・・・」
マミ「・・・!」
38: 名無し:14/07/02(水) 05:22:24 ID:yfSELYeE8
マミ「そ、そんな筈ないわ!だって、さっきまで・・・」
杏子「・・・」
マミ「だって・・・だって」
杏子「・・・望みは薄いがまだシャルロッテと決まったわけじゃねぇ」
杏子「とにかく・・・被害が出る前に入るぞ!」
マミ「・・・」
マミ(そんなわけ・・・ないわよね・・・?シャル・・・)
39: 名無し:14/07/02(水) 05:24:41 ID:yfSELYeE8
シャルロッテ「アハハハハハハ!!」
マミ「・・・そんな・・・」
杏子「・・・嫌な予想が・・・当たったか・・・」
マミ「・・・嘘よ・・・だって・・・さっきまで・・・」
杏子「うだうだいってても始まんねぇ・・・」
マミ「・・・イヤよ・・・」
杏子「マミ」
マミ「いやよ!!」
杏子「マミ!!!」
マミ「だって・・・こんな・・・こんなのって・・・」
杏子「だから言っただろ!あいつは魔女なんだ!」
40: 名無し:14/07/02(水) 05:26:45 ID:yfSELYeE8
マミ「・・・佐倉さんは・・・」
杏子「やらねーとお前がやられちまう!」
マミ「佐倉さんはいいわね」
杏子「・・・あぁっ!?」
マミ「あの子と一緒に住んでないから・・・」
杏子「・・・てめぇ、何がいいたい」
マミ「あなたに私の気持ちがわかる筈ないのよ!」
杏子「・・・」
マミ「私がどれだけあの子に救われてるか知らないのよ!」
杏子「・・・そーか」
杏子「なら、そこに立ってやがれ」
杏子「あたしはやるべき事をやる」
マミ「・・・!」
41: 名無し:14/07/02(水) 05:29:05 ID:yfSELYeE8
杏子「おらぁぁぁ!シャルロッテぇぇぇ!!」
ガキィィィン!!
杏子「・・・」
杏子「テメェ、どういうつもりだ」
マミ「・・・」ギリギリ
杏子「てめぇ!!何してんだ!」
マミ「うるさいっ!」バチッ!
杏子「・・・くっ、この・・・」
マミ「シャルには手を出させない」
杏子「・・・この、馬鹿・・・!」
42: 名無し:14/07/02(水) 05:32:18 ID:yfSELYeE8
杏子「しっかりしろ!」
杏子「あれはもうシャルロッテじゃねぇんだよ!」
杏子「ただの!魔女なんだよ!」
マミ「それでも私にとっては・・・家族よ!」
杏子「分からず屋が!」バシッ
マミ「キャッ」
杏子「・・・」ガチガチガチガチ
杏子「そこで大人しくしてろ」
マミ「・・・やめて!やめて佐倉さん!」
杏子「・・・」
マミ「ここから出して!佐倉さん!!!!」
杏子「ああぁぁぁぁぁぁ!!!」グオッ
ザシュザシュザシュザシュ!
マミ「シャルーーー!!」
43: 名無し:14/07/02(水) 05:34:10 ID:yfSELYeE8
杏子「・・・はぁ、はぁ・・・」
マミ「・・・そんな・・・シャル・・・」
杏子「・・・」
マミ「佐倉さん・・・!!」ギリッ
杏子「・・・」
杏子「こうするしか・・・ねぇんだよ・・・」ぽろぽろ
マミ「・・・!」
杏子「・・・ごめんよ、シャルロッテ・・・」
マミ「・・・!!」
マミ「佐倉さん!後ろ!」
杏子「・・・あ、・・・」
ガギィ!
44: 名無し:14/07/02(水) 05:36:51 ID:yfSELYeE8
杏子「がっ・・・」ドサ
フッ
マミ「佐倉さん!?」
シャルロッテ「グギギ・・・」ズルズルズル
マミ「・・・」
マミ「シャル・・・」
シャルロッテ「・・・ヤダ」
マミ「・・・!?」
シャルロッテ「イタイノヤダ・・・マミモキョウコモ・・・イタイノヤダ」
マミ「シャルロッテ・・・!」
QB「・・・どうするんだい?」
マミ「・・・!!QB!」
45: 名無し:14/07/02(水) 05:39:02 ID:yfSELYeE8
QB「確かにこの魔女は君たちと絆を深めた」
QB「だけどそれでも佐倉杏子ほど親しくはないはずじゃないのかい」
QB「ならば、どうすべきか・・・決まってるよね」
マミ「・・・まさか、あなた・・・」
QB「君の考えてる事が当たってると思うよ・・・」
マミ「きゅううううべええええ!!!」
QB「ま、後は君次第さ・・・」
QB「・・・頑張ってね」
46: 名無し:14/07/02(水) 05:40:49 ID:yfSELYeE8
QB「これでマミが倒せば彼女のソウルジェムは輝きを失う」
QB「エネルギー回収がはかどるね」
QB「さぁ、見せてもらうかな」
QB「君たち人間はどんな興味深い選択をするんだい?」
QB「僕らに見せておくれよ」
QB「その、命の選択を」
48: 名無し:14/07/02(水) 05:43:06 ID:yfSELYeE8
シャルロッテ「・・・」
マミ「うう・・・」
ジワッ
マミ「・・・ジェムが・・・」
シャルロッテ「・・・マミ・・・」
シャルロッテ「ウッテ、」
マミ「・・・!!」
シャルロッテ「カラダガ・・・」
マミ「できないわよ!」
シャルロッテ「ダメダメ!」
マミ「こんな時まで・・・わがまま言わないで!」
シャルロッテ「・・・!!」
シャルロッテ「」バチンッ
マミ「・・・!」
シャルロッテ「マミ、ダイキライ!」
マミ「・・・」
マミ「・・・馬鹿!!!」
49: 名無し:14/07/02(水) 05:45:15 ID:yfSELYeE8
マミ「ばか!ばか!ばかばか!!」
シャルロッテ「・・・」
マミ「・・・馬鹿・・・!」チャキッ・・・
シャルロッテ「・・・」
マミ「シャルロッテ・・・」
シャルロッテ「・・・マミ、アリガト」
マミ「・・・こっ、ち、こそ・・・」ぽろぽろ
マミ「・・・うぅ・・・!!」ぽろぽろ
シャルロッテ「・・・ウソ、ダイスキ」
マミ「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
バァンッ・・・
50: 名無し:14/07/02(水) 05:47:26 ID:yfSELYeE8
マミ「・・・」
ザァァァァァッ
マミ「・・・」
ほむら「・・・はぁ、はぁ、マミ!」
ザァァァァァッ
マミ「・・・もう、終わったわ・・・」
ほむら「・・・!?」
ほむら「・・・そう・・・」
マミ「・・・私・・・ダメな子だ・・・」
ほむら「・・・」
マミ「・・・うっ・・・」
ほむら「・・・」ギュッ
マミ「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
51: 名無し:14/07/02(水) 05:49:10 ID:yfSELYeE8
杏子「・・・」シャクシャクシャクシャク
マミ「・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
ほむら「・・・」
杏子「・・・」シャクシャクシャクシャク
マミ「・・・」
杏子「おい」
マミ「は、はいっ!」
杏子「なんか言ったらどーなんだよ」
52: 名無し:14/07/02(水) 05:51:50 ID:yfSELYeE8
マミ「・・・」
マミ「ご、ごめんなさい」
マミ「勝手に暴れて・・・佐倉さんにひどいケガを・・・負わせて・・・」
杏子「全くだぜ」
さやか「まぁまぁ、い、生きてたんだし」
杏子「・・・」
杏子「けっ、いいよ、いいよ」
杏子「やるべきことはやったんだ」
マミ「・・・」
杏子「・・・お前はさ・・・」
マミ「・・・?」
杏子「シャルロッテを救ってやったんだ、もっと胸を張れよ」
マミ「・・・うん・・・!」
マミ「・・・ありがとう・・・」
53: 名無し:14/07/02(水) 05:54:22 ID:yfSELYeE8
QB「・・・やれやれ」
QB「人間という生き物は本当に興味深い」
QB「どうしてあそこまで穢れきったソウルジェムがあそこで持ち直すのかな」
QB「・・・これも奇跡の一つなのか」
QB「はぁ・・・」
QB「僕らはいつになったらこの星を抜け出せるのかな」
54: 名無し:14/07/02(水) 05:55:31 ID:yfSELYeE8
あったかもしれないマミの話
おしまい
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