1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 20:41:32.09 ID:DqRlGvQki
P「死にたい」



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 20:46:21.22 ID:DqRlGvQki
律子「……どういう事か、説明してもらえますね?」

P「何を?」

律子「デートがスキャンダルになったじゃないですか」

P「え」

律子「それにすら気付いてなかったんですか」

P「くそっ! 悪徳記者に尾行されてたのか!?」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 20:49:50.12 ID:DqRlGvQki
律子「帽子も被らずに堂々とデートしてた癖に」

律子「とにかく、これからは美希と場所をわきまえずにイチャイチャするのは禁止です」

P「……!!」

律子「そんな世界の終わりみたいな顔をしても駄目です」

P「律子は俺に死ねと!?」

律子「そんな大袈裟な」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 20:55:25.01 ID:DqRlGvQki
ガチャ


美希「ハニー!」


だきっ


P「あんまりだよ……」ぎゅー

美希「どうしたの、ハニー?」すりすり

P「イチャイチャするの、禁止だって」

美希「……!!」



律子「それを止めなさいと言っているんです」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 21:02:25.40 ID:DqRlGvQki
P「このままじゃ俺たち寂しくて死んでしまう!」

美希「そうなの!」

律子「まずは抱き合うのを止めなさい」

P「わかったよ…」

美希「はーい…」




P「あ、困った」

律子「はい?」

美希「磁石みたいに、くっついちゃったの」

律子「……」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 21:07:49.01 ID:DqRlGvQki
美希「このままだと一生ハニーとくっついたままなの」

P「それは困ったなぁ」

美希「ミキと一緒にいるの、困る?」

P「そんな訳ないだろ」なでなで

美希「えへへ…」


バシッ


P「いたっ!」

美希「あう…!」

律子「……だから、それを止めなさい」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 21:13:32.36 ID:DqRlGvQki
P「まあ待て」

律子「…?」

P「『イチャイチャ』の基準を決めようじゃないか」

律子「イチャイチャの基準ですか」

P「おはようとおやすみのキスはイチャイチャには含まれない」

律子「含まれます」

P「なんで!?」

美希「意義あり!」



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 21:17:50.33 ID:DqRlGvQki
P「美希よ、意義じゃなくて異議だ」

美希「てへっ☆」

P「可愛いやつめ~」

美希「えへへ~」


律子「……とにかく、キスは駄目です」

P「なっ…!」

美希「そんな……」

律子「アイドルとプロデューサーがキスなんて論外です」

P「俺のライフワークを取り上げるなんて!」

美希「ミキ、寂しくて死んじゃうの!」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 21:23:22.69 ID:DqRlGvQki
律子「あと、会うなり抱き合うのも禁止」

P「……は?」

美希「ちょっと何言ってるのかわからないの」

P「無視しろって言ってるようなもんだぞ!」

美希「ハニーに無視されたら…ミキ泣いちゃう」

P「こんな可愛い娘を泣かせる気か!?」

律子「……はぁ…」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 21:29:13.35 ID:DqRlGvQki
律子「わかりました…とりあえずプロデューサーのライフワークとやらを教えて下さい」


P「まず朝にモーニングコール」

美希「一時間くらいおしゃべりするの」

P「事務所に着いたらおはようのキス」

美希「基本なの!」

P「その後は適当にくつろいで…」

美希「ハニーの膝の上は座り心地がいいの」


律子(頭痛くなってきた……)


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 21:34:39.35 ID:DqRlGvQki
P「もちろん営業やレッスンには着いて行く」

美希「トーゼンだね!」

P「ね!」

P「そのあと、お疲れ様のキスをして」

美希「ハニーとちゅーすると疲れなんて消えちゃうの」

P「そして、俺の家に行って…」

美希「ハニーとハニーするの」


律子「……はい?」

P「美希とミキするんだ」

律子「訳がわからない」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 21:44:38.62 ID:DqRlGvQki
P「その後晩ごはんを食べさせあって」

美希「あーん、してるんだよ」

P「一緒にシャワーを浴びて」

美希「ハニーのハダカ…逞しいの」

P「家まで車で送って…」

美希「たまに車の中でハニーするの」

P「たまにミキしちゃう」

P「最後に、おやすみのキスをする」

美希「で、寝る前にハニーと電話でお話するの」

P「まあ、こんなもんかな」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 21:50:06.69 ID:DqRlGvQki
律子「なるほど…」


律子「全部アウトです」

P「は?」

美希「それはおかしいと思うな!」

P「セーフしか無かっただろ!」

美希「そうなの!」

律子「え…私がおかしいんですか?」

P「うん」

美希「そうなの」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 22:00:17.41 ID:DqRlGvQki
P「美希とは健全なお付き合いをしてる」

律子「健全?」

美希「そうなの」

律子「それなら…その、ミキとかハニーとかは何ですか?」

P「せ…」

律子「ストップ! ストーップ!!」

律子「それだけは絶対に駄目です!!」

P「えー」

美希「えー」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 22:07:42.28 ID:DqRlGvQki
律子「ふ、ふしだらな!」

P「俺は男だ」

律子「え? あ、はい」

美希「ミキは女なの」

律子「そうね」

P「なら……なぁ?」

美希「ねー?」



律子「はぁ……もういいです」

P「律子の説得に成功したぞ!」

美希「やったね!」

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 22:16:10.43 ID:DqRlGvQki
律子「もう、事務所公認にしましょうか」


P「それは駄目だ!」

美希「ミキ、それは良くないって思うな」

律子「何なんですか…もう」

美希「アイドルなの!」

律子「そうじゃないの!」

P「口調移った」

美希「あはっ」

律子「ぐっ……!」


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 22:23:13.11 ID:DqRlGvQki
P「とにかく、トップアイドルに事務所公認の恋人なんて駄目だ」

律子「……」

律子(一度本気で殴っても許されるかしら…?)


P「アイドルである限り、美希との熱愛報道陣は避けたい」

律子「だったらイチャイチャしないで下さいよ」

美希「これはイチャイチャじゃなくてスキンシップなの」

P「パーフェクトコミュニケーション!」

律子(堂々巡りね……)



81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 22:29:09.64 ID:DqRlGvQki
P「さ、そろそろ俺らは帰ろうかな」

美希「ハニーとお家でハニーしないと」

P「そうだな」

P「いっぱいミキしような」

美希「うん!」

P「それじゃ、お疲れ様」

美希「なの」



バタン


律子「……」

律子「はぁ、ダーリンとダーリンしたいなぁ」


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/12(水) 22:39:57.96 ID:DqRlGvQki
律子「その前に彼氏を作らないと…」

律子「…」

律子「貰い手なんていないわよ…」ぐすん


律子「ステキな出逢い、ないかなぁ?」

律子「今ならイチャイチャし放題ですよー……」


律子「はぁ…」

小鳥「イチャイチャし放題と聞いて!」

律子「わっ!?」