2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/22(火) 21:31:28.52 ID:U98WhOisO
プロデューサーという仕事をしていて

たまに思うことがある

いや、これはどの仕事でも当てはまることなんだが

とても疲れたりした日には、仕事を休みたいと思ったりする

アイドル達の良さを活かしきれず、俺の実力の無さを実感したり

オーディションに落ち、元気の無いアイドルを見て

申し訳ないと更に俺の腕の無さを痛感したり

……………………

仕事先で何か問題が起こった時は真っ先に頭を下げる

当たり前のことなんだが、たまに俺の力の無さが身に沁みる時もある


3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/22(火) 21:40:58.38 ID:U98WhOisO
俺はプロデューサーとしてアイドル達に貢献できるのか

皆をトップアイドルにしてあげられるのか

そんな先が見えない暗い闇に、気を落とすこともある

P「ただいま戻りました」

春香「あっ」

春香「お疲れ様です、プロデューサーさん」

P「………」

春香「あの、どうかしました?」

P「あ、いや何でもない」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/22(火) 21:47:29.47 ID:U98WhOisO
P「お疲れ様、春香」

春香「あ、そうだ」

でも悪いことだけじゃない

アイドルがオーディションに受かった時はとても嬉しい

受からせてあげられたとかそんなものではなく

純粋に嬉しいんだ

みんな、今日だってこうやって笑顔で俺を迎えてくれる


6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/22(火) 21:59:13.94 ID:U98WhOisO
春香「これ、作ってきたんです」

P「…クッキーか?」

仕事を休みたいと思う時期もあったが

プロデューサーを辞めようとは思わない

こうやって皆の笑顔を見ると、そう思うんだ

やっぱり俺はプロデューサーでいたい

そう思えるのは、皆のおかげだ

P「はは、美味い」

春香「えへへ」

P「………」

プロデューサーはアイドルを支えるものだと思っていたが

俺も、アイドル達に支えられていたんだな




引用元: P「これからも俺は…」