1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 05:30:59.19 ID:nmqEw22P0
男「彼女作りたくてもできないよ」
幼馴染「そんなわけないよ、男君かっこよくて背も高いし、男くんに憧れてる女子たくさんいるよ」
男「そうかなぁ」
幼馴染「絶対そうだよ!」
男「お前こそどうなんだよ」
幼馴染「え?」
男「お前こそ彼女作らないのか?」
幼馴染「ぼっ僕、女の子苦手だから・・・」
男「男の子は得意なのかよ」
幼馴染(僕が好きなのは君なのに・・・)
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 05:44:22.87 ID:nmqEw22P0
男「確かにお前って女子にいじめられたりするよな」
幼馴染「うん、仲良くしてくれる女子もいるけど」
男「お前可愛いからな、女子に嫉妬されたり女子に仲間と思われたりするんだろ」
幼馴染「でも、幼馴染くんは僕と仲良くしてくれるじゃん」
男「ああ、友達だからな」
幼馴染「友達・・・」
男「どうした?」
幼馴染「え・・・うん、そうだね、男くんと僕は友達だよね」
幼馴染(友達と言われて嫌な気分になるなんて・・・なんでだろう・・・)
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 05:49:59.64 ID:nmqEw22P0
幼馴染「ただいま・・・」
エルフの女騎士「おかえり」
幼馴染「お風呂入るね」
エルフの女騎士「風呂はまだ沸かしていない」
幼馴染「そうなの?じゃあ沸かしてよ」
エルフの女騎士「うむ、それよりお前元気がないな」
幼馴染「ちょっとね・・・」
エルフの女騎士「それより今日はスーパーに買い物いってきたぞ」
幼馴染「え、外出したの!?」
エルフの女騎士「母上と一緒にいったのだ、耳も隠していたから大丈夫だったぞ」
幼馴染「そっそう・・・」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 06:04:02.12 ID:nmqEw22P0
幼馴染「おはよう!」
男「おはよう」
幼馴染「ねぇ、昨日の話覚えてる?」
男「ん、なんだっけ?」
幼馴染「僕と男くんが友達だってこと」
男「ああ」
幼馴染「あのさ、僕は友達じゃないと思ってるんだけど」
男「なっ何!?」
幼馴染「その・・・友達以上っていうか・・・」
男「なんだ、そういう意味か」
幼馴染「うん・・・」
男「なら俺たちは親友だな!」
幼馴染「え?」
男「親友ってお前みたいなやつをいうんだろうな、昨日気づかなかった俺が悪かったよ」
幼馴染「う・・・うん」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 06:07:00.19 ID:nmqEw22P0
翌日
幼馴染「ううっ・・・」
先生「今回の事件は非常に残念です。男くんは登校中に交通事故に合いました」
女子生徒「男くん・・・」
男子生徒「いい奴だったな・・・」
先生「みなさん、男君のために黙祷しましょう」
幼馴染(ついに僕の気持ちを伝えられなかった・・・)
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 06:09:36.08 ID:nmqEw22P0
幼馴染(つらい・・・エルフの女騎士さんに慰めてもらおう)
エルフの女騎士「おかえり」
幼馴染「え、エルフの女騎士さん、どうしたの鎧を着て」
エルフの女騎士「うむ、私の世界にもどる事になったのだ」
幼馴染「ええ?」
エルフの女騎士「お前達と過ごした一年間楽しかったぞ」
幼馴染「そんな、エルフの女騎士さんもいなくなるなんて・・・」
エルフの女騎士「お前の友人が亡くなったのは母上から聞いた、しかしお前は長男として立派にこの家を守る必要があるのだ!」
幼馴染「僕は二男だよ」
エルフの女騎士「そうなのか?まぁとにかくさらばだ!」
幼馴染「まって!僕も連れて行って!」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 06:14:34.66 ID:nmqEw22P0
エルフの女騎士の世界に行くことになった幼馴染、二人は地下鉄にのってエルフの世界へ向かった
幼馴染「どれくらいかかるの?」
エルフの女騎士「三日だな」
幼馴染「結構遠いね」
エルフの女騎士「この電車が日本製になってからだいぶ早くなったんだぞ、以前は十日以上かかってたんだ」
幼馴染「そんなに?」
エルフの女騎士「ああ、それに今の電車のベッドは快適なのだ、以前は寝台車などなかったからな」
幼馴染「そうなんだ、ご飯はどうするの?」
エルフの女騎士「食堂車もあるが車内販売の弁当の方が美味いのだ、これは日本の駅で買ってきた弁当だが今はこれを食べよう」
二人は弁当を食べた。
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 06:17:25.57 ID:nmqEw22P0
三日後、電車はエルフの女騎士のいる世界についた
幼馴染「すごい、本当にエルフの女騎士さんの世界だ」
エルフの女騎士「そうか?私にとってはお前らの世界の方がすごいと思ったがな」
幼馴染「だって大木があんなにたくさん生えてるもん、日本じゃ考えられないよ」
エルフの女騎士「そういえばお前の国じゃ大きな木を見なかったな」
二人は馬車に乗りエルフの女騎士がお世話になっている屋敷に行くことにした。
騎士の宿舎もあるのだが、エルフの女騎士はほとんどをその屋敷で過ごしているようだった。
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 06:45:47.29 ID:nmqEw22P0
男「よく来たな」
エルフの女騎士「ああ、電報を送った通り人間を連れて来た」
幼馴染「え・・・」
男「君がそうか、こいつが一年世話になったらしいな」
幼馴染「男くん!」
男「ん?」
エルフの女騎士「どうしたんだ?」
幼馴染「男くんだよね?生きてたの?」
男「どういう意味だ?」
エルフの女騎士「もしかして、先日亡くなったこいつの友人にお前が似てるのではないか?」
男「そういうことか」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/02(木) 06:53:19.84 ID:nmqEw22P0
幼馴染はエルフの女騎士の国で男と末永く幸せに暮らしましたとさ
めでたしめでたし
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