1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 19:54:14.34 ID:gflaKeU20

ジラ「...ついにこの日が来まシタ!」

ジラ「ゴジラさんの友人を交えての飲み会の日デス!」

ジラ「私という偉大なゴジラをアピールするチャンスデス!」

ジラ「張り切っていくしかありまセン!」

ジラ「いざ、店内へ!」

ジラ「いらっしゃいマース」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407322444

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 19:59:11.77 ID:gflaKeU20

ゴジラ「なんだその妙な挨拶は」

ガメラ「なんか面白そうな方ですね」

モスラ「こんばんは、ジラさん」

ジラ「こんばんはデース!私が最もスリムで美しいゴジラのジラデース!!よろしくデース!!」

ゴジラ「言っておくが貴様はゴジラではない。...すまんな、こういう奴なんだ」

ガメラ「いえいえ!賑やかになりそうで良いじゃないですか!」

モスラ「私も右にに同じ、です」

ゴジラ「ありがとうな」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 20:05:17.43 ID:gflaKeU20

ジラ「主役の私も来たことデスシ!どんどん飲んでいきまショウ!」

ゴジラ「何言ってんだお前は...まだ来てない奴がいるんだよ」

ジラ「誰デスカ?」

ゴジラ「もうじき来ると思うぞ?ほらさっきから...」

ズシン ズシン ズシン

ジラ「な、何デスカ?」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 20:17:27.17 ID:gflaKeU20

ドオオオオオオン ←ドアを吹っ飛ばす音

ジラ「な、な、何デスカ!?」

ゴジラ「お、来た来た。紹介しよう、お前の後輩のギャレゴジ君だ」






ギャレゴジ「ど、どうもッス...」ヌウーーーン

ジラ「」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/06(水) 20:21:50.80 ID:gflaKeU20

ガメラ「これはまた...なんというか...」

モスラ「すごく...大きいですね...」

ゴジラ「ギャレゴジ君はシリーズでも一番でかいし体格ががっちりしてるからな...威圧感があるよな」

ギャレゴジ「いや、そんなことは...」

ゴジラ「そこのマグロを見てみろ、水揚げされたみたいじゃないか」

ジラ「」ビクン ビクン

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 20:28:07.92 ID:gflaKeU20

ジラ「...ッハ!!気を失ってマシタ...」

ギャレゴジ「大丈夫ッスか先輩?」ヌウーーーン

ジラ「も、勿論デス!私はあなたの先輩デスシ?後輩に対してビビるトカ?ありえまセンシ?」

ゴジラ「そんな下らんことで意地を張らんでも...ほい、ギャレゴジ君そこ座ってね」

ギャレゴジ「ウス」ズウウウン

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/06(水) 21:04:06.78 ID:gflaKeU20

ゴジラ「てな訳で、ギャレゴジ君がひとまず無事公の場に登場できたということで、ここは一つ、乾杯と行こうじゃないか」

ジラ「私の歓迎パーティーじゃないんデスカ!?」

ゴジラ「じゃあそれもかねて乾杯するか!」

ジラ「扱いがぞんざいすぎマス!」

ガメラ」「なんや缶やで仲がいいよなあ」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/06(水) 22:24:08.63 ID:gflaKeU20

モスラ「何はともあれ、こうして最新作公開おめでとうございますゴジラさん、ギャレゴジさん」

ガメラ「俺からも。一年とちょっと前ですかね?俺らにぼやいてきたのは」

ゴジラ「ああ、そんなこともあったな...」

ジラ「何デスカ?何の話デスカ?」

ゴジラ「お前達みたいな若造は知らなくて良いの!!」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 22:34:13.00 ID:gflaKeU20

ジラ「何デスカー?気になっちゃいマスネー?何なんデスカネー?」

ゴジラ「うわ今日のお前すっげぇムカつく」

ジラ「何デスカー?まさか完全復活出来なくてしょぼくれちゃってたんデスカー?」

ジラ「ンー、誰かが出れば完全復活な気がしマスネー?誰でしょウカネ?身軽なア・ノ・k」

ゴジラ「ジラシックパークでもやってろ」

ジラ「何がジラシックデスカ!!」

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/06(水) 22:38:17.96 ID:gflaKeU20

ワーワー ギャーギャー

ガメラ「...盛り上がってますね」

モスラ「ゴジラさん世話好きだから...」

ギャレゴジ「...じゃあ改めて、こんばんはッスモスラさん、ガメラさん。自分は...」

ガメラ「そんな固くならないでくださいよ!」

モスラ「こういった空間では楽しむのが先決ですから。ね?」

ギャレゴジ「...ウス」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 22:46:12.85 ID:gflaKeU20

ギャレゴジ「お二人は、ゴジラさんとは長いおつきあいで?」

ガメラ「俺は長いと言えば長いけど、共演した訳じゃないし...飲み会くらいでしか話す機会もないし。その点、モスラさんなんか長いですよね」

モスラ「確かに長いですねえ...思えば長い長い道のりでしたよ...」

ガメラ「うわ、ババくさっww ...ハッ!?」

鎧モスラ ズゴゴゴゴゴ

ガメラ「ちょ、待ってください無防備に鎧はちょっtああ近い近いぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!!」ズギャシャーン

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 22:49:55.46 ID:gflaKeU20

ガメラ チーン

モスラ「ふう、乙女に失礼なこと言いますね」

ギャレゴジ(乙女...?)

モスラ「失礼なこと考えてませんか?」

ギャレゴジ「まさか、HAHAHAHA...」

モスラ「...」

ギャレゴジ「HAHA...」

モスラ「...」

ギャレゴジ「申し訳ございません」

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 22:54:41.96 ID:gflaKeU20

モスラ「...まあ、今回は許します。今度は許しませんからね」

ギャレゴジ「肝に命じておきます」

モスラ「それで、付き合いの長さを聞いてきたのはどうしてですか?」

ギャレゴジ「ああいや、今回、自分は原点回帰をテーマにして作品を作ったので...」

モスラ「...」

ギャレゴジ「今回の作品が本当に原点回帰と呼べる者だったのか...自分だけでは判断出来なくて。だからやっぱり日本の方の反応をぐおっ!?」ドシン

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 23:01:15.35 ID:gflaKeU20

ジラ「後輩クン~、飲んでマスカ~?」プーン

ギャレゴジ「先輩、超酒臭いッス...」

モスラ「これは...」

ゴジラ「だからやめろってったのに...」

モスラ「ゴジラさんこれは...」

ゴジラ「天下の怪獣王様に酒で勝負を挑むなんざ千年竜王になって出直してこいってんだ」

モスラ「ああ、そういう」

ジラ「後輩クン!まだまだ飲んでまセンネ!」グイグイ

ギャレゴジ「ちょ、先輩...」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/06(水) 23:04:50.03 ID:gflaKeU20

ゴジラ「さて、ここからは本題に入ろう。最新作ゴジラについてきちんと怪獣王様々が評価してやらんとな」

ゴジラ「だから...なんだこのボロ雑巾」

モスラ「さあ、どこかの失礼な亀さんじゃないですか?」

ゴジラ「...ハア。おら、起きろガメラ、オイ」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 23:08:56.81 ID:gflaKeU20

ガメラ「はっ!!俺はいったい...」

ゴジラ「今作品について話そうぜ。おら、仕切り直しだ」

ガメラ「はい、了解!」

モスラ「あの二人は放っておいても?」

ゴジラ「別に良いだろ。先輩後輩での絡みも重要さな」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 23:10:04.67 ID:gflaKeU20
ここから先はネタバレを含みます。
>>1の主観も勿論入るので、それを把握した上でお願いします。

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/06(水) 23:32:14.73 ID:gflaKeU20

ゴジラ「さて、まず今作の描き方としては、ゴジラに焦点を当てたというよりは、そうした脅威に直面する人間の姿に焦点を当てているように感じたな」

モスラ「つまりは...ヒューマンドラマ?」

ゴジラ「いや、しかし今作は同時に俺への讃歌であるとも考えている。これについては後で話すかな...」

ガメラ「この作品のゴジラさんってどう生まれたんでしたっけ?」

ゴジラ「この作品の俺は自然の調和とかそういうもんを維持する、地球の頂点の生物として描かれているみたいだ。だから具体的な出自は明らかになっちゃいないさ」

ガメラ「なるほど。ある意味俺に近いですね」


31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 23:39:32.22 ID:gflaKeU20

ゴジラ「ストーリーをだらだら話すのは面倒だし長くなるから割愛するけど、そう言ったゴジラの描き方には監督なりの愛を感じたな」

モスラ「監督はゴジラのファンだっていってましたね」

ゴジラ「監督は今までのゴジラ作品が、ゴジラが好きだから、変な所で妥協は出来ないしする気もない。監督はアメリカという社会の仲で育ってはいるが、そういうのはこういう場面では関係ないんだと思ったよ」

ゴジラ「好きじゃなきゃ妥協してしまう、投げやりになってしまう。日本でゴジラが作れないのは、そうしたゴジラ愛を作品に反映出来る監督がいないのかもしれないな」

ガメラ「それってつまり、ゴジラさんが完全には日本に根付かないってことですよね」

ゴジラ「ま、そうかもな」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 23:45:26.61 ID:gflaKeU20

ゴジラ「次は要所要所の評価点を見てきたいと思う。正直序盤のヒューマンドラマだけで>>1は泣きかけたが、ここではあくまでゴジラに焦点を当てるぞ」

ゴジラ「今作で評価したい点はまず強さ!俺の強さ!やっぱこうじゃなきゃなあ!」

ガメラ「うわ、びっくりした。そんな強かったんですか?」

ゴジラ「いや、特別強そうな描写があったわけではないが...少なくともミサイルはへでもなかったみたいだ」

モスラ「あー、その方がゴジラさんらしいですね」

モスラ「何されても猪突猛進!って感じですね」

ガメラ「前作ではミサイルで倒されますもんね...合掌」

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 23:54:12.87 ID:gflaKeU20

ゴジラ「大事なのは俺が強いこと、死なないこと、不滅であることなのはお前らもわかるよな?」

モスラ「ゴジラさんは原爆や行き過ぎた科学への警鐘...あとは人間の驕りに対する自然の怒り...まあ解釈方法はこんな所ですか?」

ガメラ「もしそれが倒されるなんてことがあったら、そうした警鐘など全てを否定することにつながりますよね」

ゴジラ「初代の作品ですら、"あれが最後の一匹だとは思えない" といった意の言葉もあるしな。それに初代においては、せっかくゴジラを葬り去った兵器がもう二度と作れないってのもミソだな」

モスラ「たとえどんな作品でも、それだけはなんとかしてましたからねえ」

ガメラ「それがミサイルで倒されるなんてことがあっていけないのは、まあ当然と言えますよね」

ゴジラ「そそ、だから俺はあいつをゴジラとは認められないんだが...分かってくれてるのかなあ」

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/06(水) 23:57:50.32 ID:gflaKeU20

ゴジラ「ま、今作ではそれがなくて俺も安心だった訳だ」

ガメラ「ああ...俺もミサイルがきかなくなればなあ」

モスラ「...正義の味方って何かと理不尽にボコられて、理不尽に勝ちますよね」

ゴジラ「それはお前達が愚痴っていいことではないと思うなあ」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:02:30.94 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「次だ。それは何と言っても熱線だよ熱線!」

ガメラ「ああ、放射火炎放射熱線...今作では何だったんですか?」

ゴジラ「劇中で名前は出てこなかったが...そうだな、青くて細い火炎放射って言ったら良いかな」

モスラ「?」

ゴジラ「あんな感じ」




ギャレゴジ「すみません先輩!!」ボゴゴゴゴゴ

ジラ「NOOOOOOOOOO!!!!」ズドーン

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:07:53.32 ID:yvc+/dsx0

ガメラ「今回のは日本で見たどの熱線とも違いますね」

ゴジラ「そう!相手を押す能力がある訳ではないし、物質にあたって大爆発を起こす訳でもない...」

モスラ「日本の特撮じゃあ光線とかは当たったら爆発するのがミソですもんね」

ゴジラ「それが今作ではないから、まあ嘔吐に見えるシーンもあるんだが...」

モスラ「AUTO?」

ゴジラ「いや、何でもない、小さなことは気にしない」

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:10:33.31 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「さて、次は敵怪獣の話をしたいんだが...ギャレゴジ君、こっち来いよ!」

ギャレゴジ「いや、でも先輩が...」

ゴジラ「炙りサーモンは気にするな!多分大丈夫だ」

ギャレゴジ「それじゃ、失礼します...」ヨイショ

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:13:53.23 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「さて、敵怪獣の武藤だが」

ギャレゴジ「違います、MUTO(ムートー)です。武藤遊戯みたいに言うのやめてください」

ゴジラ「そう!その瀬人だが」

ギャレゴジ「せめて遊戯にしてください、知っててやってますよね?」

43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:21:47.00 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「その武藤は雄雌があってな?雄には羽根がついてて小型、雌は羽根を持たないが大型だ」

ゴジラ「この二匹復活して、こいつらが核を餌にしながら交尾しようとする訳だが」

ガメラ「まあ、自然界ではありそうな光景ですね」

モスラ「でもその二匹、突然復活した訳ですよね」

ゴジラ「そう!それで自然の調和を戻そうと俺が現れる訳だが、それは追々」

ゴジラ「この武藤なんだがな、電磁パルスを武器として使うことが可能で、これによって機械を使えなくして人間をバッタバッタと殺していく訳だな」

ガメラ「人類最悪の敵ですね」

ゴジラ「雄が人間に隔離されてたこともあって、武藤はたくさん人を殺していく。そういった描写がこの作品では多いな」

ギャレゴジ「雌も軍人パックリしてましたもんね...」

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:26:45.04 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「この作品でゴジラはこの雄雌と対決する訳だが...2対1でなおかつ片方は飛行...意外と苦労してたな」

ギャレゴジ「流石にキツいッス...」

ゴジラ「だが見ているこっちとしてはある意味安心してたがな。ギャレゴジ君がボコられるのは辛かったが...所詮相手の持つ技は電磁パルス」

ガメラ「どう考えても決定力不足ですね」

モスラ「肉弾戦オンリーでゴジラさんが絶命するのって想像出来ません...」

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:29:49.10 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「まあ、見事に武藤は両者絶命する訳だが至極当然の話だな」

ゴジラ「俺様が出向いてれば数分で片付けたものを...」ニヤリ

ガメラ「俺はどうですかね?勝てますよね、俺元祖地球の守護神ですし!」

モスラ「元祖かどうかは疑問ですけどね」

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:34:24.68 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「総評。まあ決して悪い作品でなかったと言える。日本のゴジラよりも一般受けするだろうし、分かりやすいからな」

ゴジラ「ゴジラファンの方が全くをもって楽しめない、なんてことはないんじゃないか」

ゴジラ「 "ゴジラ" を名乗っても恥じることはないな」

ガメラ「お、好感触ですね」

モスラ「ギャレゴジさん、良かったですね」

ギャレゴジ「はい!」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:37:46.49 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「ただし!勿論しっかり駄目だしはする」

ギャレゴジ「う...」

ゴジラ「まず一つ目。俺が出ない」

ゴジラ「本っ当に出ない」

ゴジラ「いや、確かにその分最後盛り上がるんだけれども」

ゴジラ「武藤のが時間的には長く出てただろう多分...」

ガメラ「うわあ」

モスラ「辛いですね、それ...」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:40:09.34 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「まあしかし、これがギャレスなりのやり方なのだとしたら、それは目をつむっておこう...」

ギャレゴジ「ほっ」

ゴジラ「だが!もう一つのほうは超大事だ!」

ゴジラ「心して聞けよ」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:45:00.41 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「もう一つ目。それは俺の描き方だ」

ガメラ「あれ?でもさっき良いみたいなこと...」

ゴジラ「この作品で俺は自然の調和を維持する者として描かれてると言ったな」

ゴジラ「それゆえ武藤を倒すと」

モスラ「ですね」

ゴジラ「その設定にはまあ別に深くは突っ込まん。だがな...」







ゴジラ「この作品では、俺は "人間のヒーロー" すぎるんだよ」

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:50:03.89 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「確かに、今まで幾度となく間接的に人間を助けてきたことはある」

ゴジラ「だが俺はその分人間を殺してきたし、人間も俺を殺しにきた」

ゴジラ「この作品の仲では、俺が人間を殺す描写は少ない。その上人間が俺を殺そうとする描写も少ない。人間がいる建物を平気で壊すような描写も少ない」

ゴジラ「結果として、この作品で俺は人間に明らかに利益を与えている」

ゴジラ「それは果たして "原点回帰" なのか?」

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:53:19.65 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「俺は人間への警鐘ではなかったのか?このゴジラは何の象徴なのか?ただの自然界の神に成り下がったのか?という疑問が生まれたし、」

ゴジラ「もし俺が自然界の調和を保つ存在なら、何故ゴジラは人間を襲わない?人類は自然と調和して生きているのだろうか?」

ゴジラ「そういった疑問も生まれてくる」

ギャレゴジ「...」

53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:58:10.43 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「二作目の製作も行われているようだな」

ゴジラ「この作品は60周年お祭り作品で、ゴジラへの讃歌としてとらえてこれらの点に目をつむるが...」

ゴジラ「もし二作目で、ゴジラがただ人間のヒーローとして扱われるなら」

ゴジラ「それはもう、日本の失敗の繰り返しにしかならない」

ゴジラ「ゴジラは、衰退する」

ギャレゴジ「...」

54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 01:03:42.56 ID:yvc+/dsx0

ゴジラ「...ま!ここまで駄目出しはしたが、勿論期待もしている!日本でゴジラを続けられないのは残念だが...アメリカがネクストジェネレーションとして立ち回るのもまた運命」

ゴジラ「だから二作目、楽しみにしてr」

モスラ「ゴジラさん、ギャレゴジさん息してないです」

ゴジラ「えっ!?なんで!?」

ガメラ「そりゃ大御所にこれだけ言われたらねえ...」

ゴジラ「ガメラ!電磁パルスで心臓を!」

ガメラ「無理だしそれは武藤です」

55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 01:10:02.67 ID:yvc+/dsx0

こうして、飲み会は中止となった。





数日後

ガメラ「ゴジラさん、やっぱ言い過ぎですよ。落ち込んでましたよ」

ゴジラ「期待の裏返しって奴よ」

ガメラ「だとしても...」

モスラ「まあ、でも物事が良い方向に向いたときも、後ろを向いて自分の足跡を確かめることは...迷子にならないためには大事なことですよね」

ゴジラ「もし俺が日本で迷子になっているのなら、あいつには迷子になってほしくない」

ゴジラ「そしていつか...迷子の俺を見つけてくれると嬉しいな」

モスラ「...ふふっ、そうですね」

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 01:13:23.28 ID:yvc+/dsx0

一方、ギャレゴジにあっけなくやられたジラは



ジラ「放射熱線!放射火炎!放射熱線!」シュバッ シュバッ シュバッ



放射熱線系を習得しようと躍起になっていた









おわり


引用元: ゴジラ「紹介しよう、お前の後輩のギャレゴジ君だ」ジラ「」