響「あわわわ…」

ゴーデス「……」

響「ま、まさかロケ中にあんな怪物に出くわすなんて…ど、どうしよう…」

ゴーデス「…グオオオ!」

響「ま、まずい、こっちに来る!」

ゴーデス「グオオオ!」

響「う、うわあああ!」

3: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:10:51.64 ID:KOIz0u/B0
銀色の巨人「ハァッ!」

ゴーデス「!?」

響「うぅ…も、もう一匹…」

銀色の巨人「エイ!ハァ!」

響「あ、足を挟まれちゃった…な、何とかして抜け出さないと…怪物が、あの銀色の巨人と戦ってる間に…」

ゴーデス「グオオオ!!」

銀色の巨人「デリャアッ!」

ゴーデス「ゴアアアア!!」

銀色の巨人「ヌオアッ!?」


4: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:12:06.36 ID:KOIz0u/B0
銀色の巨人「……」

響「ぎ、銀色の奴が負けちゃった…」

ゴーデス「……」

響「あはは…短い人生だったなぁ…貴音…また逢いたかった…」

ゴーデス「ゴアアアアア!!」

銀色の巨人「ヌゥ…!?」

銀色の巨人「ハァッ!!」

ゴーデス「グオオオ!?」

響「銀色の…自分を助けてくれた?」

5: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:14:04.72 ID:KOIz0u/B0
銀色の巨人「ヌゥン!!イヤァッ!!」

ゴーデス「グ…ゴアアア…」

銀色の巨人「……」

ゴーデス「……」

ゴーデス「765…876…961…シンデレラ…ミリオン…Mマス…」

銀色の巨人「!?」

ゴーデス「フハハ…フハハハハハ!!」

銀色の巨人「…ハァッ!!」

ゴーデス「フハハハハハ!!アーハッハッハッハッハ!!」


6: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:17:37.40 ID:KOIz0u/B0
銀色の巨人「……」

響「…銀色の巨人」

銀色の巨人「……」

響「ゴーデス?プロデューサー?…自分の…」

銀色の巨人「……」



「救助が来る前に、響は飢えと寒さで息絶えてしまうだろう。彼女の命運は、目の前の巨大なエイリアンに握られているのだ。その時、響の心にエイリアンが語りかけてきた…」



響「ウルトラマン…グレート」



7: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:19:23.33 ID:KOIz0u/B0


『再来する悪夢』



8: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:23:20.95 ID:KOIz0u/B0
響「プロデューサー!」

G「響、今日も調子良さそうだな」

響「確か今日は、貴音と一緒のお仕事だよね?」

G「あぁ、嬉しいか?」

響「うん!久しぶりに貴音と一緒に仕事が出来るんだ!今日は気合い入れて行くぞー!」

G「その意気だ、響」

響「そう言えば、ゴーデスは…」

G「今のところ、全く奴の反応はない…だが、必ず奴は現れる」

響「その時は、自分とプロデューサーで今度こそ倒してやるぞ!」

G「くれぐれも、危険な真似だけはしないでくれよ」

響「大丈夫大丈夫!さ、早く貴音の所に行こう!」

9: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:24:49.60 ID:KOIz0u/B0
響「たかねー!」

貴音「響、今日はよろしくお願いしますね」

G「貴音、段取りはこの前伝えた通りだ」

貴音「はい、今日は響との大事な仕事なのです…いつも以上に気合いを入れてまいりますよ」

G「あ、あぁ」

響「あれ…貴音、シャンプー変えた?」

貴音「えぇ、変えましたよ」

響「やっぱり!自分が使ってるのと一緒だぞ!」

貴音「まぁ、何という偶然でしょう!」

G「…本当に偶然なのか?」

貴音「何か?」

G「いや、なんでも…」

G(貴音は響の事になると少し様子がおかしくなる…何故なんだ?)


10: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:26:39.98 ID:KOIz0u/B0
「す、すいません!」

G「ん?」

「我那覇響さんと、四条貴音さんですよね?サ、サインください!」

G「悪いが、そういうのは…」

響「まぁ良いじゃないかプロデューサー、サインくらい減るもんじゃないだろ」

G「しかし…」

貴音「響の言う通りですよ。ファンあってのアイドルなのですから」

「や、やったー!じゃ、じゃあこれにお願いします!」


11: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:28:28.59 ID:KOIz0u/B0
貴音「では、わたくしが…」

「……」

G「!?」

G「離れろ!」

貴音「え?」

「もう遅い!」

貴音「きゃあっ!?」

響「貴音!?」

貴音「ひ、ひびき…」

響「待ってろ、今助け…」

G「近寄るな!」

響「離してくれプロデューサー!」

G「お前もゴーデスに乗っ取られてしますぞ!」

響「ゴ、ゴーデスだって!?」

12: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:29:44.31 ID:KOIz0u/B0
G「あの男は、既にゴーデス細胞に侵されていたんだ…もっと早く気づいていれば…!」

「今更気付いても遅い…四条貴音もゴーデス細胞に感染した…私と一体になるのも時間の問題だ…」

響「貴音を離せ!!」

「フハハ…フハハハハ!!」



バランガス「ウグオアアア!!」



響「たかねぇ!!」


13: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:31:32.68 ID:KOIz0u/B0
G「響、デルタプラズマーは持っているな?」

響「う、うん」

G「心を落ち着かせろ…そして、変身するんだ!」

響「……」

響(今助けるぞ…貴音!)



「「シュワッ!!」」



14: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:32:35.07 ID:KOIz0u/B0
響「…」

バランガス「グオオオアア!!」

響「邪魔だぁ!!」

バランガス「グギャアア!?」

響「お前に構ってる暇は無いんだ」

バランガス「グオオオオ!!」

響「はあぁ…でりゃあぁっ!!」

バランガス「グギャアアア!!」


15: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:33:43.82 ID:KOIz0u/B0
G「ゴーデスめ…逃げたか」

響「貴音は…貴音は!」

G「あそこだ!」

響「貴音!!」

貴音「……」

G「765プロに運ぼう…病院では手に負えんからな…」


16: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:36:43.36 ID:KOIz0u/B0
~765プロ~


響「プロデューサー、貴音は…」

G「ゴーデス細胞に侵された以上、助ける事は…」

響「そんな…自分は、どうすれば…」

G「…ゴーデスの本体を倒すしかない」

響「…どうすれば倒せる?」

G「自分の命に誇りを持て」

響「え…?」

G「今は、それしか言えない」


17: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:37:57.76 ID:KOIz0u/B0
『臨時ニュースです。先程、突如として富士山が活発な噴火活動を…』


G「ゴーデスが復活しようとしている」

響「プロデューサー」

G「行くのか?」

響「あぁ、貴音を助けるには、あのタコ野郎を倒すしかないんだろ?」

G「かつて戦ったゴーデスよりも、強大な力を持っているだろう…私の力でも勝てる保証はない。それでも行くのか?」

響「あのタコ野郎は、自分の一番大切な人を傷つけた…絶対に許しちゃおけないんだ。それに、勝てる見込みがなくても絶対に諦めない…」

18: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:38:52.73 ID:KOIz0u/B0
響「『自分の命に誇りを持て』さっきプロデューサーが言ったじゃないか」

G「そうだな…行くぞ響!」

響「あぁ!!」


響「……」

響(貴音、絶対に助けるからね…)


「「ハアッ!!」」



19: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:39:50.65 ID:KOIz0u/B0
~富士山~


G「ゴーデス、出て来い!」

響「決着を付けるぞ!」

「フハハ…」

G「!?」

「フハハハハ!!」

響「ゴ、ゴーデス…予想以上にでかいぞ…」

ゴーデス「フハハハハ!!」

響「せ、先手必勝だ!」

G「行くぞ!」

「「ハアッ!!」」

ゴーデス「……」

「「タアッ!!」」

ゴーデス「フフフ…」

響「き、効いてない!?」


20: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:42:17.13 ID:KOIz0u/B0
ゴーデス「フフフ、間もなく全ての生物が、私と一つになるの…お前達もそれを受け入れるのだ」

G「悪いがお断りだ」

響「お前みたいなタコと一つになるくらいなら、死んだ方がマシだぞ!!」

ゴーデス「…減らず口もそこまでだ、見ろ!」

貴音「……」

響「た、貴音!」

G「操られているのか」

ゴーデス「動けばどうなるか、わかっているな?」

響「卑怯者め…!」

ゴーデス「何とでもいえ!フハハハハ!」

21: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:42:52.95 ID:KOIz0u/B0
響「うわっ!?」

G「く、くそ…!」

ゴーデス「お前達も取りこんでくれるわ!」

響「は、離せぇ!!」

ゴーデス「ウハハハハ!!」

響「うわあああ!!」

22: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:44:52.13 ID:KOIz0u/B0
~ゴーデス体内~


G「ぐっ…」

響「くぅ…」

ゴーデス「フハハハ…どんな気分だね?」

響「最高に気持ち悪い」

G「反吐が出る」

ゴーデス「フフフ…その罵倒の言葉も、今の私にはエネルギーとなるのだ」

G「ゴーデス…貴様に聞きたい事がある…」

ゴーデス「何かな?」

G「何故貴様は、地球に来たんだ…何故地球生物と一体になろうとする!」

ゴーデス「フフフ…私にとって地球生物と一体となるのは、あくまでも目的の為だ」

G「なに?」


23: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:45:41.04 ID:KOIz0u/B0
ゴーデス「私の本当の目的は…地球のアイドル全てと一体になる事だ!」

響「…」

G「…」

「「は?」」

ゴーデス「765、876、961、シンデレラ、ミリオン、Mマス…こんなにも地球には多くのアイドル達が居る。私はその魅力に魅入られてしまったにだ。私は全てのアイドルと一体になり、最強のプロデューサーとなるのだ!!」

G「そ、そんな理由で…」

ゴーデス「そんなとは何だそんなとは!!お前は良いよな、毎日響ちゃんのプロデュース出来て、しかも貴音ちゃんまで…」

響「…きもい」

ゴーデス「うおおおお!!もっと!!もっと言ってくれぇええ!!」


24: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:47:14.89 ID:KOIz0u/B0
響「…でも、本当にそれでいいのか?」

ゴーデス「なに…どういう事だ?」

響「もしこのまま、全部のアイドルと一体になるとする」

ゴーデス「うんうん」

響「そうしたらさ、もう自分でプロデュースするアイドルが居なくなっちゃうんじゃないのか?」

ゴーデス「……」

響「お前、一人ぼっちになっちゃうぞ」

ゴーデス「…嫌だ」

G「む?」

ゴーデス「嫌だああああ!!一人ぼっち嫌ああああ!!」

G「お、これはいけそうだな」

響「反撃開始だ!!」

「「でりゃああぁあ!!」」


ゴーデス「ウギャアアアァア!?」



25: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:50:10.49 ID:KOIz0u/B0
響「…なんとか倒したな」

G「あぁ」

響「あいつはもう少しメンタルを鍛えておけば負けなかったのにな」

G「その通りだ」

響「そうだ、貴音は!」

貴音「ひびき…ここです…」

響「貴音!たかねー!!」

貴音「ひ、響…そんなに強く抱きつかないで…」

響「うぅ…良かった…良かった…」

貴音「響…グレート殿…ありがとうございました」

響「ぐす…プロデューサー、ありがとう」


26: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:51:56.44 ID:KOIz0u/B0
G「私は少し力を貸しただけだ…響が居なかったら、私はゴーデスに勝てなかった…ありがとう響」

響「そ、そうか…えへへ…なぁプロデューサー」

G「なんだ?」

響「これからも、よろしくな」

G「あぁ、こちらこそよろしくな…さぁ、帰ろう。765プロへ…私達の家へ」

響「うん!!」


27: Lumberjack 2014/08/08(金) 21:53:00.34 ID:KOIz0u/B0
終わりです。拙い物ですが、読んで下さった皆様ありがとうございました

引用元: 響「プロデューサー!!」 ウルトラマンG「響」