1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:07:37.46 ID:G35k6a5+0
さやか「そのゲーム何?」
まどか「ポケットキュウべぇだよ!」
さやか「・・・え?」
まどか「さやかちゃん知らないの?」
さやか「い、いやぁ・・・まぁ」
まどか「ティヒヒしょうがないなぁ、教えてあげるよ」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:10:55.65 ID:G35k6a5+0
ポケットキュウべぇ
・およそ150種類の「キュウべぇ」と呼ばれる謎の生き物を集めよう!
・「キュウべぇ」同士をバトルさせることもできるぞ!
・友達との交換やバトルで目指せキュウべぇマスター!
さやか「・・・・はぁ」
まどか「今日が発売だったから買ってきたんだぁ」
さやか「へー、見せて!」
まどか「うんいいよ」ポチッ
~ポケットキュウべぇ!~
さやか「面白そうじゃん!」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:13:26.72 ID:G35k6a5+0
まどか「名前は何にしようかなぁ」
さやか「自分の名前でいいんじゃない?」
まどか「そうだね、ま・・・・ど・・か、っと」
~博士「ようこそポケットキュウべぇの世界へ!」~
~博士「この世界に住む不思議な生き物、キュウべぇ!」~
~博士「このキュウべぇにはまだ見ぬ不思議な力が眠っておるのじゃ!」~
~博士「君にはその力を解き明かしてもらいたいのじゃ!」~
さやか「こんな話なんだ」
まどか「最初は3種類のキュウべぇから一つを選ぶんだよ!」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:17:38.22 ID:G35k6a5+0
・犬べぇ
・鳥べぇ
・猫べぇ
~博士「さぁ、どのキュウべぇを選ぶんじゃ?」~
まどか「私は猫がいいな」
さやか「そう?犬がいいと思うけどなぁ」
まどか「うーん、でも私は猫に決めた!」ポチッ
~博士「そうか猫べぇが良いのか、可愛がってくれよ」~
~???「じいちゃん、俺はこの鳥べぇにするぜ!」~
さやか「誰か出てきたぞ?」
~博士「おお、こいつはワシの孫で・・・えぇと、名前は・・・」~
さやか「自分の孫の名前忘れるなよ・・・」
まどか「えーと・・・ライバルの名前はさやかにしよっと!」
さやか「おおい!」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:20:05.43 ID:G35k6a5+0
まどか「ティヒヒごめんねさやかちゃん」
~博士「そうだ、さやかじゃった!」~
~さやか「なぁ、お前・・・まどかだっけ?俺とキュウべぇバトルしようぜ!」~
さやか「おお、いきなりバトルか!」
タラララララララン
~さやかがしょうぶをしかけてきた!~
~さやか「いけ!鳥べぇ!」~ボムッ
まどか「よし、こっちは猫べぇだよ!」
~まどか「いけ!猫べぇ!」~ボムッ
まどか「技を選ぶんだよね・・・えーと」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:22:38.93 ID:G35k6a5+0
・ひっかく
・にらみつける
まどか「ここは攻撃技の<ひっかく>だね!」
~猫べぇの「ひっかく!」~ズシャア!
さやか「おお、結構なダメージだぞ!」
~相手の鳥べぇの「つつく」!~ドドドドッ
まどか「うわっ、相手も強いなぁ」
さやか「よし、もう一回<ひっかく>!」
~猫べぇの「ひっかく」!~ズシャア!
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:25:10.79 ID:G35k6a5+0
~相手の鳥べぇをたおした!~
まどか「やったー!」
~さやか「くっ・・・負けた・・・だけどこれから俺とお前はライバルだからな!」~
まどか「負けず嫌いなんだね~、さやかちゃんと似てるねティヒヒ」
さやか「うるさいなぁ////」
~博士「なかなかの腕だったな!そうだ、これをまどかにあげよう!」
~「キュウべぇボール」を手に入れた~
~博士「キュウべぇボールを使うと野性のキュウべぇを捕まえることができるぞ!」~
まどか「へぇ~・・・よーし!これから冒険の旅が始まるんだね!」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:28:29.76 ID:G35k6a5+0
~博士「キュウべぇを記録するキュウべぇ図鑑もあげよう」~
まどか「準備万端!いっくぞー!」
さやか「草むらに行くと野生のキュウべぇが出るみたい」
まどか「まずは草むらだね!」ガサガサ
キュルルルルルン
~野生の小熊べぇが現れた!~
まどか「あはは、小熊べぇだって」
さやか「よし!猫べぇで攻撃だ!」ズシャア
まどか「あっ、HPが赤になったよ!」
さやか「さっきもらったキュウべぇボールを使おう!」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:30:52.64 ID:G35k6a5+0
~やったー!小熊べぇを捕まえたぞ!~
まどか「こうやって仲間を増やしていくんだね」
さやか「あっ、また出てきた!捕まえるぞー!」
・・・・・・・・
まどか「ふぅ、草むらを抜けたね」
さやか「おっ町が見えてきたな」
~町人「ここにはジムリーダーがいるんですよ」~
まどか「ジムリーダー?」
~町人「ジムリーダーを倒すとバッジが貰えるんです」~
さやか「そのジムリーダーっていうのを倒せばいいんだな!」
まどか「じゃあジムってところに行こうか」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:32:46.51 ID:G35k6a5+0
~町人「このジムリーダーは出ごわいぞ~」~
まどか「どうしようさやかちゃん・・・このジム強いんだって」
さやか「こういう事を言う奴ほど弱いんだよ!ほら、入った入った!」
・・・・・・
まどか「この人がジムリーダー?」
~マミ「よく来たわね、私の名前はマミ」
さやか「マミさん!?」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:36:04.78 ID:G35k6a5+0
~マミ「勝負の世界は真剣勝負、さぁ行くわよ!」~
まどか「そ、そんなぁ・・・マミさん相手に勝てるわけないよ・・・」
~マミ「いけ!狐べぇ!」~ボムッ
まどか「よし、最初は小熊べぇで行こう!」ボムッ
~マミ「最初は<たいあたり>よ!」~ダムッ
まどか「うう、野生のキュウべぇとはケタ違いだよぉ」
さやか「落ち着け!まずは攻撃だ!」ズシャア
~マミ「ふふっ、その程度?なら本気で行くわよ!」~
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:38:19.32 ID:G35k6a5+0
~マミ「あなたたちはキュウべぇの本当の力を知らないわ・・・・」~
まどか「本当の力・・・?」
~マミ「それを教えてあげる!」~
~マミ「キュウべぇにはトレーナーが持つ特殊能力を変換して、具現化する力があるの」~
さやか「それってつまり・・・・」
~マミ「行きなさい・・・・<ティロ・フィナーレ>!」ドォォォオオン!
まどか「きゃああああ!」
さやか「小熊べぇが一撃でダウン・・・・」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:39:49.47 ID:G35k6a5+0
まどか「こんなの絶対おかしいよ・・・・」
~マミ「あらあら、もうおしまいかしら?」~
まどか「そんなことない!お願い、猫べぇ!」ボムッ
~マミ「ふふっ、強がっちゃって・・・でもね」~
さやか「来る!」
~マミ「狐べぇ、<ティロ・フィナーレ>!」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:40:56.24 ID:G35k6a5+0
・・・・・・・・
まどか「・・・・負けちゃった・・・・」
さやか「あんなのにどうやって勝てばいいんだよ・・・・」
まどか「もう・・・このゲーム・・・やめちゃおうかな・・・」
???「それにはおよばないわ」
まどか「その声は・・・!」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:43:19.93 ID:G35k6a5+0
ほむら「まどか、あなたがプレイしてるゲーム・・・ポケットキュウべぇね」
まどか「ほむらちゃん!でも・・・もうマミさんが強くて・・・・」
ほむら「その心配はないわ・・・私のキュウべぇをあげる」
さやか「えっ?持ってんのか?」
ほむら「私も地道にコツコツこのゲームを進めてきたの」
まどか「流石ほむらちゃん・・・私の、最高の友達」
ほむら「////」
まどか「よし、ほむらちゃんのキュウべぇ使わせてもらうね!」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:45:17.55 ID:G35k6a5+0
ほむら「あ、待って」
まどか「?」
ほむら「強すぎるキュウべぇを使うとゲームが無茶苦茶になってしまうの」
さやか「どういうこと?ゲームバランス?」
ほむら「いえ・・・・ゲームバランスよりもっと恐ろしいものよ・・・・」
まどか「分かったよ、ほむらちゃんのキュウべぇを使う時は慎重に行くよ」
ほむら「ええ・・・そうしてもらえると助かるわ」
さやか「よし!転送完了、マミさんにリベンジだ!」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:48:23.33 ID:G35k6a5+0
~マミ「懲りずにまた来たの?」~
まどか「さっきまでの私じゃないよ・・・マミさん」
~マミ「さっきよりは楽しめそうね、でもあまり早く壊れちゃ嫌よ?」~
まどか「うん、マミさんも壊れないようにね」
~マミ「言うようになったわね・・・行くわよ」~
~マミ「行きなさい、狐べぇ!」~ボムッ
数分前
ほむら「このゲームに出てくるキュウべぇは、ほとんどがキュウべぇを象った生き物にしか過ぎない」
さやか「つまり・・・キュウべぇに似た動物ってことか?」
ほむら「ええ、でも一部の生き物はそうではないわ」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:51:15.32 ID:G35k6a5+0
ほむら「このゲームの一部の生き物は、キュウべぇそのものが力を宿したものなの」
ほむら「キュウべぇの偽物なんかより遥かに戦闘能力が高い、幻の存在」
まどか「凄い!それをほむらちゃんが持ってるんだね!」
ほむら「ええ、でも・・・その性能は正直・・・計り知れないものだわ」
さやか「それでマミさんを倒せるんだよな?」
ほむら「多分・・・でも、まだゲームを始めたばかりのまどかに託すのも、相当なリスクが・・・」
まどか「大丈夫、悪いようには使わないから」
ほむら「そう・・・」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:53:45.04 ID:G35k6a5+0
ほむら「絶対に約束して、キュウべぇを悪用しないって」
まどか「分かったよ・・・ほむらちゃん」
・・・・・・・・・・
まどか「行け!私の・・・ほむらちゃんの最強キュウべぇ!」ボムッ
ドスンッ!ドガァアアン!
グォオオオオオオオオオオッ!
~マミ「」~
まどか「・・・これが・・・伝説の龍(?)アームドキュウべぇだよっ!」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 15:56:38.85 ID:G35k6a5+0
ほむら(・・・まどか)
~マミ「狐べぇが震えてる・・・いや・・・違うわ・・・・」~
~マミ「あまりの威圧に体の細胞が今にも弾けそうなんだわ・・・」~
まどか「いくよっ!」
~マミ「くっ・・・<ティロ・フィナーレ>!」~ドォォォオオン!
まどか「無駄だよ・・・・」クォォオオオン
~マミ「!?・・・・<ティロ・フィナーレ>の弾道が逸れていく・・・」~
まどか「ニヤッ」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:00:50.93 ID:G35k6a5+0
まどか「本来の持ち主、ほむらちゃんの能力・・・時間を渡る力が・・・<ティロ・フィナーレ>を時間の海へと消え去る!」
~マミ「そんな・・・・」~
まどか「そして」ギュウン!
~マミ「なっ・・・・・」~
まどか「<ティロ・フィナーレ>は未来、つまりこの瞬間・・・マミさんのキュウべぇを貫くッ!」
ドシュウウウウン!
~マミ「狐べぇが一発で・・・いや、まだ私には・・・キュウべぇが残っているわ!」ボムッ
まどか「・・・マミさん、もう無駄だよ」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:03:25.13 ID:G35k6a5+0
~マミ「何が無駄なのよ!?まだ・・・まだ勝ち目はあるわ!」~
まどか「・・・・アームドキュウべぇ・・・・行って」
グルォォオオオオオオッ!ドスン!ドスン!
~マミ「来る!」~
まどか「 行 け 」
ガォオオオオオオオオオオッ!
・・・・・・・・・・・
~マミ「そんな・・・私のキュウべぇが・・・全滅・・・・」~
~ジムリーダーのマミをたおした!~
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:06:24.40 ID:G35k6a5+0
~マミ「・・・完敗だわ・・・・」~
まどか「まだ終わってないよ・・・・マミさん」
~マミ「・・・・へ?」~
まどか「アームドキュウべぇ・・・・やっちゃって」スッ
グルァアアッ!
~マミ「こっ・・・これ以上の試合継続は認められないわ!」~
まどか「やだなぁ・・・マミさんったら・・・・これは試合じゃありませんよ」
~マミ「じゃ・・・じゃあ!今すぐキュウべぇを止めて!」~
まどか「嫌だ・・・と言ったら・・・どうしますか?」
~マミ「えっ・・・・・」~
まどか「今すぐそんな言葉を吐けないようにしてあげますよ」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:08:06.68 ID:G35k6a5+0
まどか「 や れ 」
バクッ
まどか「美味しかった・・・?マミさんの頭は」
ゴルァアアアアア
~マミ「」~
まどか「ほらね、何も言えなくなっちゃったでしょう」
まどか「ふふっ・・・ハハハハッ」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:10:58.91 ID:G35k6a5+0
さやか「・・・・なぁ、あれまずくね?」
ほむら「ええ、恐れていたことが現実になろうとしているわ」
さやか「え?」
ほむら「私はそうではなかったんだけど・・・プレイした魔法少女が次々に倒れたり、意識が混乱したり・・・・」
ほむら「そんな事例が発売日の今日、やたらと耳に入ってくるようになったの」
さやか「おいおい、それ・・・・」
ほむら「まだまどかは魔法少女ではない・・・・でも、まどかに眠る大きな力が・・・同じ症状を引き起こしたのかも」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:13:41.08 ID:G35k6a5+0
さやか「で・・・これからまどかはどうなるんだ?」
ほむら「わからない・・・・でも1つだけ言えることがあるわ・・・」
ほむら「このまま終わりそうにない予感がするわ、援軍を読んだほうがいいわね」ピッポッパ
さやか「・・・・まどか」
さやか「・・・・!?ほむら、あれ見ろ!」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:16:27.94 ID:G35k6a5+0
まどか「うっへっひっふっへっほっはっほ」ドドドド
さやか「まどかの周りに何か黒い瘴気みたいなのが・・・・」
ほむら「・・・・本当だわ・・・・!」
QB「あれ?こんなところで何をやっているんだい?」
さやか「キュウべぇ!」
QB「まどかがプレイしているゲーム・・・もしかしてポケットキュウべぇかい?」
さやか「知ってるの!?」」
QB「知っているも何も、あれは僕達インキュベーターが開発したゲームだよ」
ほむら「・・・・・・!」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:21:03.97 ID:G35k6a5+0
QB「あのゲームは魔法少女のソウルジェム、もしくは身体に異常きたすものらしいんだ」
さやか「何でそんなもんが普通に出まわってるんだよ!」
QB「魔法少女の素質があるものを炙り出すために決まってるじゃないか」
ほむら「でも、どうして私に異常が無いのかしら?」
QB「君はこの時間軸の人間ではない、それが何らかの作用によってゲームの障害を受付なかったんだろうね」
QB「鹿目まどかの場合は彼女自身の力が魔法少女ではないが、ゲームによって暴走したとしか言いようがないね」
さやか「まどかを何とかする方法はないの!?」
QB「彼女の場合、まだ初期症状だよ・・・・わからない」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:25:18.42 ID:G35k6a5+0
ほむら「まどかから漏れ出した瘴気がどんどんまどかに取り込まれていく・・・」
QB「もしかしたら魔女化の危険性もあるかもね・・・」
QB「本来なら魔法少女にならなければ魔女化の危険性はない・・・だけど」
QB「あの黒い瘴気が無意識のうちに鹿目まどかと結びついて・・・いわば<擬似契約>とも言うべきか」
QB「それによってソウルジェムが生み出され、彼女のソウルジェムはみるみるうちに濁っていく・・・・」
さやか「そんな冗談言わないでよ!」
QB「何言っているんだよ、冗談なんて言えるはずないじゃないか」
ほむら「でも・・・・このままだとまどかは・・・・」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:27:45.93 ID:G35k6a5+0
まどか「ふぅうううん・・・・何だかとってもいい気分・・・・」
さやか「不味いって!どうしよう・・・・」
QB「あの状態だとグリーフシードも無意味だろうね、さてと・・・」
ほむら「何処に行くつもり?」
QB「逃げるに決まってるじゃないか」
ほむら「そんなの許さないわ」
QB「君に許してもらわなくてもいいさ、じゃあね」
さやか「あっ、待て!」
ガシッ
杏子「おいおい、何がどうなってるんだ?」
QB「放してよ」
さやか「杏子!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:30:36.51 ID:G35k6a5+0
ほむら「意外と早いのね」
杏子「ったく・・・折角人が美味いもん食って幸せ気分だったところに・・・」
さやか「そんな呑気な事言ってる場合じゃない!」
まどか「・・・・あっ、さやかちゃあん」クルッ
さやか「ま・・・まどか!」
まどか「さやかちゃんも一緒に 遊 ぼ う よ 」
QB「魔女化の一歩手前、そろそろ危ないね」
杏子「おい、どうすればいい!」
QB「簡単な事だよ、その<ポケットキュウべぇ>を使ってまどかとバトルすればいいんだよ」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:33:38.99 ID:G35k6a5+0
杏子「・・・・は?何だ・・・それ?」
QB「いま暁美ほむらが持っているそのゲームで勝負すれば、鹿目まどかは正気に戻る」
QB「元はといえば、君が鹿目まどかに最強クラスのキュウべぇを上げたことが原因なんだからね」
QB「きっと優越感が今起きている現象の引き金だろう」
QB「暁美ほむらがそのゲームで完膚なきまでに鹿目まどかをボコボコにすれば、魔女化の進行も止まる」
ほむら「・・・・無理よ・・・・」
さやか「!?」」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:37:06.50 ID:G35k6a5+0
ほむら「まどかにあげた<アームドキュウべぇ>は私の手持ちの最強キュウべぇ・・・」
ほむら「あの子を倒せるキュウべぇは私の手持ちにいないわ・・・」
杏子「・・・・マジかよ」
さやか「・・・・いい、じゃあそのゲーム・・・私に貸して」
ほむら「駄目よ、勝てるわけないわ!それにあなたもこのゲームで狂い始めたら元も子もないわ!」
さやか「じゃあまどかはどうするんだよ!」
ほむら「ビクッ」
さやか「お前が・・・・ほむらが何もしないと・・・まどかは・・・・」
さやか「まどかは・・・・ほむらの最高の友達のはずだろ!」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:39:51.51 ID:G35k6a5+0
ほむら「ハッ・・・・」
・・・・・・
まどか「メガネっ子ほむらちゃんハァハァ」
まどか「ほむらちゃんのお風呂のぞき見したい」
まどか「ほむらちゃんは私の嫁だよ・・・ティヒヒ」
・・・・・・
ほむら「そうね・・・・ありがとう・・・・美樹さやか」
さやか「私にできないことを・・・・ほむら、お前がやってくれ・・・」
杏子「・・・・頼んだぞ」
ほむら「分かったわ・・・・」
まどか「ん?どうしたのぉ、ほむらちゃぁん?」
ほむら「まどか・・・・私とキュウべぇバトルよ!」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:43:07.52 ID:G35k6a5+0
まどか「いいよぉ、じゃあ行くねー!」
ドゴォオオオオオン!
杏子「おい!何か出てきたぞ!」
さやか「あれは・・・・・」
まどか「紹介するね、私の最高の友達<アームドキュウべぇ>」
アームドキュウべぇ「グルゥゥゥゥゥゥ」
QB「実体化するとはね、わけがわからないよ」
キャー ナンカデテキタワー
マミサンハオレノヨメー チクショー バケモノー
まどか「周りの人達も逃げちゃったね、思いっきり戦えるよぉ」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:45:56.53 ID:G35k6a5+0
ほむら「くっ・・・いくわよ!行きなさい、<ティラノキュウべぇ>!」
ギャアオオオオオオオ
杏子「さやか、私たちも戦うぞ!」
QB「あの化物がまどかの魔女化を進めている・・・つまりはあれは魔女とほぼ同格の存在と見てもいい」
QB「あいつを倒したらおそらくグリーフシードも出てくるだろうね」
さやか「よしっ!まどか、行くよ!」
まどか「ふふっ、かかってきて!」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:48:33.91 ID:G35k6a5+0
まどか「<アームドキュウべぇ>、ほむらちゃんのキュウべぇを薙ぎ払え!」
アームドキュウべぇ「グォォォオオオオッ!」ドガァアアン
ほむら「避けて!」ザッ
ティラノキュウべぇ「グルゥゥッ」
さやか「くらえっ!」
アームドキュウべぇ「グアアアアアアアアッ!」ドゴオッ!
さやか「きゃあっ!」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:50:17.38 ID:G35k6a5+0
杏子「さやか!」
杏子「ちくしょおおおおっ!」スバァッ!
まどか「杏子ちゃん、無駄なことは辞めたほうがいいよぉ!」
さやか「杏子危ないッ!」
杏子「うわっ!」
ドゴォオオオオオオオオオン
ほむら「直線上のすべてのものをなぎ払うビーム・・・・アレを食らったらおしまいね・・・」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:52:37.40 ID:G35k6a5+0
ほむら「<ティラノキュウべぇ>、ギガインパクトよ!」
ティラノキュウべぇ「グルルルルルァッ!」
まどか「無駄だよ、<アームドキュウべぇ>・・・守る!」
ほむら「なっ・・・ギガインパクトが・・・・」
まどか「ギガインパクト発動後は1ターン動けない・・・・終わりだね」
アームドキュウべぇ「ガァアアアアッ!」
ほむら「きゃあああっ!」
さやか「ティラノキュウべぇが・・・くそっ!」
杏子「よそ見してる暇はない!行くぞ、さやか!」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:54:36.02 ID:G35k6a5+0
まどか「なんだかさっきからうるさいなぁ・・・・やっちゃって!」
ほむら「まだ手持ちはいる・・・・行きなさい、<シャークキュウべぇ>!」
シャークキュウべぇ「ギャシャアアアアアアッ!」
さやか「はっ!」ズバッ
杏子「とぉぉおおっ!」スブッ
アームドキュウべぇ「ギャオオオオオンッ!」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 16:56:59.98 ID:G35k6a5+0
さやか「よし、何とかダメージは与えているみたいだ・・・」
杏子「さやか、傷は大丈夫か?」
さやか「私の能力は知ってるだろ?気にしないで次、行くよ!」
杏子「よし!」
ほむら「シャークキュウべぇ、なみのり!」
シャークキュウべぇ「ブルァアアアアアアッ!」
アームドキュウべぇ「ガフッ!?」
まどか「!しまった!」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:00:02.09 ID:G35k6a5+0
さやか「アームドキュウべぇの足元が崩れた!」
まどか「<アームドキュウべぇ>、何やってるの!?攻撃して!」
杏子「てやああああああっ!」
ほむら「続けて・・・・れいとうビーム!」
シャークキュウべぇ「ギャアアアアアアッ!」ドシュンッ
アームドキュウべぇ「ゴォオオオオオッ」
杏子「いやあああっ!」ザシュッ!
まどか「まずい・・・・さっきのほむらちゃんの攻撃で<アームドキュウべぇ>の口が・・・もうビームは出せない・・・!」
さやか「まどかぁあああああっ!」
まどか「さやかちゃんっ!」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:03:01.09 ID:G35k6a5+0
さやか「正気になれ!いい加減・・・・ゲームはやめろ!」
まどか「違う、私は正気だよ!」
杏子「さやか、今まどかに何を言っても無駄だ!」
ほむら「もう一度、れいとうビーム!」
シャークキュウべぇ「ギャアアアアアアッ!」
アームドキュウべぇ「ゴ・・・ゴ・・・・ゴォォォッ!」ドスゥゥゥン
杏子「倒れた!」
まどか「<アームドキュウべぇ>・・・・立って!何で立たないの!」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:04:59.45 ID:G35k6a5+0
さやか「まどか、今のお前には分からないよ!」
まどか「えっ!?」
まどか「<アームドキュウべぇ>は私の最高の友達だよ!立ってくれるよ!」
ほむら「まどか・・・・それは違うわ・・・・」
まどか「・・・・ほむら・・・ちゃん・・・・」
アームドキュウべぇ「ゴガァアアッ」
杏子「おとなしくしろ!」ドシュッ
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:08:57.13 ID:G35k6a5+0
ほむら「<アームドキュウべぇ>は・・・その子は・・・・あなたの最高の友達じゃないわ・・・」
ほむら「だって・・・その子はあなたに従うしかできない・・・そんなの・・・最高の友達でも何でもないじゃない!」
まどか「・・・違う!<アームドキュウべぇ>はほむらちゃんがくれた私の・・・!」
さやか「まどか!目を覚ませ!そいつはお前の言われるがままに戦うことしか見えてない!」
さやか「自分の思い通りに動いてくれるなんて・・・最高でも・・・まして・・・友達でも何でもないじゃないか!」
まどか「・・・・!!」
さやか「・・・・ほむらのことを・・・・見てやれよ・・・・・」
まどか「ほむら・・・ちゃん・・・・・」
ほむら「まどか・・・・」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:11:30.18 ID:G35k6a5+0
ほむら「あなたを・・・こんな目に合わせた私は・・・あなたの・・・最高の友達じゃない・・・」
まどか「えっ・・・・・」
ほむら「私が・・・まどかにこの子をあげなきゃ・・・こうはならなかったわ!」
まどか「・・・・・・・」
ほむら「謝らせて・・・・ごめんなさい・・・・」
まどか「・・・・・私も・・・・・」
ほむら「え・・・?」
まどか「私も・・・・ほむらちゃんが私のために戦ってくれてるのに・・・・あんなに酷い事言って・・・・」
まどか「ごめんなさい・・・・・」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:14:09.47 ID:G35k6a5+0
さやか「・・・・まどか・・・・お前」
ほむら「見て!」
さやか「まどかの体から瘴気が抜けていく・・・・・」
QB「驚いたよ、まさかあの化物を仕留めずに鹿目まどかを救うなんて」
ほむら「・・・・まどか」
まどか「ありがとう・・・・ごめんなさい・・・・」
ほむら「もう・・・・もういいの・・・・まどか」
まどか「ほむらちゃん・・・・」
さやか「何か照れるなぁ・・・」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:16:04.45 ID:G35k6a5+0
アームドキュウべぇ「グルァアア・・・・・」
杏子「お前も・・・・まどかに尽くそうとしてきたんだもんな」
杏子「もう、いいんだ・・・安心して帰りな」
アームドキュウべぇ「ガフウッ」
杏子「そうだ、まどかの事は心配すんなよ」
スゥウウウウッ
杏子「・・・・消えたか」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:18:55.66 ID:G35k6a5+0
QB「さて終わったことだし、僕は帰るよ」
ほむら「待って」
QB「ギクゥ」
ほむら「ゲームの自主回収、やってくれるわね?」
QB「まさか」
ほむら「するわね?」ジャキッ
QB「僕は怖くも何ともないよ、やりたきゃやればいいじゃないか」
ほむら「ああ、そう・・・じゃあそうさせてもらうわ」ジャコンッ
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:20:33.11 ID:G35k6a5+0
QB「待って、嘘」
ほむら「分かった?」
QB「分かった、自主回収するよ」
ほむら「そう・・・約束は絶対よ?」
QB「ああ、そうでもしないと君に何をされるか分からないからね」
ほむら「何ともないんじゃなかったかしら?」
QB「さぁ?じゃあ今度こそ僕は帰るよ」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:23:50.23 ID:G35k6a5+0
こうしてポケットキュウべぇは自主回収、幸いこれ以上の被害者も出なかったのでした
さやか「ふぅ・・・まぁ一件落着、ってところ?」
杏子「ああ、まっ・・・これでQBも少しは懲りるだろ」
マミ「私がいない間にそんな事があったなんて・・・」
さやか「だってほむらがマミさんのこと呼ばなかったですもん」
マミ「・・・・グスン・・・・私ってそんなに頼りないかなぁ」
さやか「い、いえ!そんな事はないですよ!はい!」
杏子(・・・めんどくせぇ)
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/10(水) 17:26:19.33 ID:G35k6a5+0
マミ「そういえば鹿目さんは?」
さやか「あれ?どっか行った?」
まどか「あ、さやかちゃーん」
さやか「まどか、何処行ってたんだ?」
まどか「うん、ちょっとね」
さやか「?」
杏子「そんで何買ってきたんだ?」
まどか「はい、今日発売した・・・<キュウべぇクエスト>だよ!」
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