周子「違う？」


紗枝「えぇ！？な、なんでそないいきなり…はずかしわぁ……」


周子「ほらほら、見てこれ」ﾋﾟﾗｯ


紗枝「ざ、雑誌どすか？」


周子「うん、ほら」


紗枝「えーっと…」


『理想のカップル身長差…15cm』……
……『キスしやすい身長差…12cm』
『ギュッとしやすい身長差…32cm』………

紗枝「はぁ……んもぉー、またこないなもんに影響されて…」


周子「いーじゃんいーじゃん」


周子「紗枝はんが143でー、私が163やからー」


紗枝「……15cm…」


周子「ね？」


紗枝「ね？じゃないどす！気軽にそないな事言ってはいけまへん！」


周子「あはは、もー怒らんといてー」

紗枝「はぁ……んもぉー、またこないなもんに影響されて…」


周子「いーじゃんいーじゃん」


周子「紗枝はんが148でー、私が163やからー」


紗枝「……15cm…」


周子「ね？」


紗枝「ね？じゃないどす！気軽にそないな事言ってはいけまへん！」


周子「あはは、もー怒らんといてー」

紗枝「……」ﾍﾟｼﾍﾟｼ


周子「あーん、紗枝はんがいじめるー」


紗枝「…ふん、もう周子はんの事なんて知りまへん」ﾌﾟｲ


周子「……別に、私も気軽に言ってる訳じゃないんだけどなぁ」


紗枝「へ？」


周子「ん？」

紗枝「あわわ」


周子「あれ？私何かおかしな事いったっけ？」


紗枝「で、でもでもうち女の子やし…しゅ、周子はんも女の子やし……」


周子「私は気にしないけどなー」


紗枝「あわわわ」

乃々「あの…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ


紗枝「で、でも周子はんなら…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ


周子「あっ乃々ちゃんやほー♪」ｷﾞｭｯ


乃々「あぅ…やめてほしいんですけど……」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ


紗枝「しゅ、周子はん優しいし…かわいらしいし……」


乃々「あ、あの…紗枝さんどうしたんですか…？顔真っ赤です…いぢめですか…？」


周子「真っ赤やね～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


紗枝「で、でもやっぱり女の子どうしやし…」


乃々「だっ、だめですよ…いぢめ、だめ、ぜったい……」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ


周子「いぢめてなんかおらへんよー」ｷﾞｭｰｯ


紗枝「うぅ…ど、どないしよ…」

周子「ん～♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


乃々「やぁー……」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ


紗枝「…」


周子「この愛で心地…一家に一人は欲しいね」


乃々「愛で心地ってなんですか…それに森久保は一人しかいませんけど……分身の術はあやめさんにお任せしますけど…」


紗枝「………」


周子「いい匂いするし…」ｽﾝｽﾝ


乃々「！？そっ、それはほんとにだーめぇー！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ


紗枝「（………決まりました…うちは…！）」

周子「……あれ？乃々ちゃん身長いくつやっけ？」


乃々「身長ですか…？149cmですけど…」


紗枝「周子はん！うちは…うちは女の子でもかまいま―――」




周子「じゃあ乃々ちゃんの方がキスしやすいやんね」




乃々「はぁ…キスですか……」


乃々「……キスですかぁ！？」


紗枝「…」


周子「あ、ごめん紗枝はんもう一回いって？」ﾆｼｼ


紗枝「………んもぉー！」ﾎﾟｶﾎﾟｶ


周子「いぢめはんたーい♪」

周子「でもさぁ」


紗枝「ふぇ」ﾋﾟﾀ


周子「理想の身長差とか…キスしやすいとか……ギュッとしやすいとか………」





周子「そんな事より…いつも、紗枝はんとの距離が0cmならいいのになぁ…」





紗枝「…」


紗枝「………」


紗枝「……………///」





乃々「き、きす…きすしちゃうんですか……あわわわ」ﾌﾟｼｭｰ





おしり