1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 12:29:33.12 ID:LT0djONsi
まどか「暇だねえ」

ほむら「のんびりしましょうか、まどか」

ほむら「はい、お茶でもどうぞ」

まどか「ありがとー」

まどか「ほむらちゃんのいれてくれたお茶はおいしねー」



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 12:35:55.52 ID:LT0djONsi
ほむら「ほむむ・・」

まどか「ん?どうしたの、ほむらちゃん」

ほむら「いいえ、なんでもないわ」

ほむら「気にするほどのことじゃないわよ」

まどか「ふーん」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 12:42:52.39 ID:LT0djONsi
まどか「ほむらちゃん、ゲームでもしない?」

ほむら「いいわね、何をしましょうか」

まどか「スマブラしたいなあ」

ほむら「了解、スマブラね、64でいいかしら?」

まどか「いいよー」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 13:03:29.96 ID:6F+rRXN5I
まどか「やっぱ通は64だね!」

ほむら「そうね、私はカービィにしましょう」

ほむら「私はカービィの使い手なのよ」

まどか「ほむらちゃんが本気で来るなら私も全力出さなきゃね」

まどか「ネスでいこう」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 13:08:35.10 ID:6F+rRXN5I
--対戦中

まどか「上Bでネスだけを落下させた?」

ほむら「PKファイヤーと横スマッシュの連続ワザ・・」

まどほむ「こいつ・・出来る!!」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 13:20:42.08 ID:+cAdYBxai
----
---

まどか「ふう、楽しかったね、ほむらちゃん」

ほむら「そうね、こんなに熱くなったのは久しぶりよ」

まどほむ「・・・」

まどか「また暇になっちゃったね」

ほむら「こういう雰囲気も私は好きよ?落ち着けるというか」

まどか「またのんびりごろごろしてよっか!」

ほむら「そうしましょう」




ほむら「zzz」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 13:25:20.19 ID:+cAdYBxai
まどか(ほむらちゃん寝ちゃった・・)

まどか(・・・)

まどか(こうしてみるとやっぱりほむらちゃんはかわいいや)

まどか(寝顔もすごく綺麗・・)



ほむら「zzz」



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 13:43:42.19 ID:WritZmLsI
まどか(思えばあっという間だなあ)

まどか(私達が出会ってからもう4年が経つんだね)

まどか(一緒にお泊り会したり、海にいったり)

まどか(喧嘩してお互い無視してたこともあったね、1日だけだったけど)

まどか(ほんと時が経つのは早いね)

まどか(・・・・)

まどか(ほむらちゃん・・)


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 13:57:12.12 ID:w+e+MM6bI

まどか(そういえば私たちが最初にあった時、ほむらちゃんおかしな発言してたよね)

(貴方は人生が尊いと思う?家族や友達を大切にしてる?)

(う、うん、 みんな大切だよ)

(だとしたら、今とは違う自分になろうとしちゃ駄目、さもなければ全てを失うことになる)

まどか(あの時は何を言ってるのか分からなかったけど、今ならわかるよ)

まどか(ほむらちゃん、私のこと本当に大切に思ってくれていたんだね)



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 14:11:51.51 ID:w+e+MM6bI
まどか(ありがとう、ほむらちゃん)

まどか(ううん、ありがとうなんかじゃ伝えきれないよ)

まどか(でも、やぱっりありがとう、ほむらちゃん)




まどか「ほむらちゃん、もう2時になったよ、そろそろ起きてよ」

ほむら「・・・」

まどか「もう、ほむらちゃん」

ほむら「・・・」

まどか「え?」

まどか「ほむら・・・ちゃん?」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 14:35:40.19 ID:nKbsiVOmI
まどか「ほむらちゃん!!」

ほむら「・・」

まどか「どうしたの?目を覚まして!」

まどか「・・・」

まどか「119番しなくちゃ」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 14:42:46.79 ID:nKbsiVOmI
----病院

医者「なんとか一命は取り留めました、しかしあと30分遅かったら」

まどか「よかったあ、ううっ」

医者「何故いきなり意識不明の状態になったかは未だ不明です」

医者「精密検査をしたいので2、3日は入院となりますね」

まどか「・・・」

まどか「はい・・お願いします」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 14:53:47.74 ID:881LMegqI
まどか(結局、精密検査をしても原因は分からなかった)

まどか(ほむらちゃんの身体にも特に異常はなかったらしい)

まどか(そして、ほむらちゃんは退院)

まどか(隣にほむらちゃんがいる日常が戻ってきた)



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 15:21:57.40 ID:881LMegqI
数日後


ほむら「まどか、ちょっといいかしら」

まどか「どうしたの?」

ほむら「あなたに打ち明けねばならないことがあるの」

まどか「なに?」

ほむら「この前の事についてよ、そして魔法少女の事について」

まどか「・・・」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 15:34:05.91 ID:CN0uXDk4I
ほむら「まず、昔のことになるけど、ワルプルギスの夜のことは覚えているかしら?」

まどか「うん、この世で最悪の魔女で、それを倒さなきゃほむらちゃんの望む未来は無いって」

まどか「4年前実際に目撃したんだもん、忘れるわけ無いよ」

まどか「その魔女を倒してからほむらちゃんの能力が無くなっちゃったんだよね」

ほむら「そうね、覚えていてくれてありがとう」

まどか「でもどうして今更話題に出すの?もう倒したのに」

ほむら「・・」

ほむら「本当に倒していたのだったら良かったんだけどね」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 15:42:48.63 ID:CN0uXDk4I
まどか「それってどういうこと?まだ生きていたって訳?」

ほむら「ええ、私もわかったのはこの前なんだけど」

まどか「そんな・・」

ほむら「そして恐らく今の話にも関係してくると思んだけれど」

ほむら「私の魔法少女としての能力が戻ってきたの」

ほむら「この前の昏睡状態の時にね」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 15:52:42.34 ID:CN0uXDk4I
ほむら「実を言うと、ここ最近そのような傾向はあったの」

ほむら「でもそれは気のせいだと思ってた」

ほむら「特別まどかに伝えることでもないって思ってたわ」

ほむら「でも私が昏睡状態にあったときに分かってしまったのよ」

ほむら「私の能力が戻ったんだっていうことに、そしてワルプルギスの夜が復活したっていうことも」

ほむら「何故それがわかったかなんて私には分からない」

ほむら「恐らく魔法少女の感とか、そういうものなんでしょうね」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 16:00:19.98 ID:CN0uXDk4I
まどか「・・」

まどか「わかった、ほむらちゃんの言うことは信じるよ」

ほむら「ほんとに?」

まどか「うん、長い間ほむらちゃんと一緒にいるんだもん、嘘か本当かくらいはわかるよ」

ほむら「それもそうね、ありがとう」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 16:09:24.05 ID:3jvYlCcXI
まどか「つまり、ほむらちゃんはもう一度ワルプルギスの夜を倒さなきゃいけないんだよね?」

ほむら「そういうことになるわね、そうじゃなきゃまた繰り返すことになってしまう」

まどか「私も...私もほむらちゃんの力になれないのかなぁ?」

まどか「前の時みたいに、ただ傷つくほむらちゃんを見ることしか出来ないのは嫌だよ」

ほむら「まどか・・・」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 16:18:48.41 ID:3jvYlCcXI
ほむら「まどか、私の契約の時の願いって知ってる?」

まどか「ううん、知らない」

ほむら「私の願いはあなたに守られる自分じゃなくて、あなたを守る自分になること」

ほむら「あなたが力になるって言ってくれたのはとても嬉しいわ、でもやっぱり私はあなたを、まどかを守りたい」

ほむら「きっと、いいえ必ずまどかを守ってみせるわ」

ほむら「だから安心して頂戴」

まどか「...わかった」

まどか「でも必ず無事に帰ってきてね、約束だよ」

ほむら「ええ、約束するわ」



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 16:36:48.66 ID:kbfZ0KC+I
-------
-----
「見滝原市に巨大台風が接近しています」

「避難警報が発令されています、見滝原市民は避難してください、繰り返します・・」

ほむら「とうとうこの日が来てしまったわ」

まどか「ほむらちゃん、約束はぜったいだよ」

ほむら「もちろんよ、まどか」

ほむら「じゃあいってくるわね」

まどか「うん・・」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 16:40:18.71 ID:kbfZ0KC+I
ワル夜「キャハハハハハハ」

ほむら「ワルプルギスの夜、私はお前を倒さなければいけない」

ほむら「最初から全力でいくわ!!」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 16:48:55.64 ID:9rFN3RicI
ワル夜「キャハハハハハハ」

ほむら「うっ、やっぱり強いわね」

ほむら(前回は運も味方につけてなんとか勝つことができた)

ほむら(でも今回は4年間全く魔女と戦ってこなかった分不利になってるわね)

ほむら(よく見積もっても勝率は5割ってとこかしら..)

ほむら(いいえ、マイナス思考になってはいけないわ、自分に自信を持ちなさい、暁美ほむら)

ほむら(必ず勝ってみせる!)

ワル夜「キャハハハハハハ」

ほむら「!!」

ほむら「しまった!今別の事をかんがえていたから・・」






43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 16:53:57.91 ID:9rFN3RicI
---避難所

まどか「ほむらちゃん、大丈夫かなあ?」

まどか「..大丈夫だよね、約束したんだもん」

まどか(でも、少し嫌な予感がする・・・)






QB「・・・」

QB「やあまどか、久しぶりだね」

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 17:04:25.53 ID:oz7WmqK4I
まどか「QB?!どうしてここに?」

QB「僕は君の事を諦めたわけではないからね」

QB「恐らく今1番君が契約を望んでる時だと思ってね」

QB「暁美ほむらのことが気になっているのだろう?」

まどか「ほむらちゃん、ほむらちゃんは無事なの?今どんな状況なの?」

QB「それは自分の目で確かめるといい」

QB「僕について来な、鹿目まどか」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 17:15:16.63 ID:EeNs9X42i
-------------

QB「これが今暁美ほむらが置かれている状況だ、意識を失いかけているね」

まどか「ひどい、ひどいよ!こんなのってないよ!」

まどか「ほむらちゃん!!」

まどか「ほむらちゃん大丈夫??しっかりして」

ほむら「ま・ど・・か」

QB「暁美ほむらはもう限界だ、これ以上戦うことは出来ない」

まどか「・・・」

QB「まどか、全ては君にかかっている」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 17:24:16.83 ID:EeNs9X42i
まどか「....私は」

まどか「QB、貴方と契約するよ」

ほむら「だめ....そいつと・・・契約しては...」

まどか「ごめんねほむらちゃん、約束破っちゃうことになるよね」

まどか「でも私、ほむらちゃんがいなくなっちゃうのはもっと嫌なんだ」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 17:33:29.75 ID:EeNs9X42i
まどか「この前、ほむらちゃんが意識不明になる少し前にね、私気付いたんだよ」

まどか「ほむらちゃんが私にはとってどれほど大切な人かっていうのに」

まどか「それをほむらちゃんに口で伝えようと思った」

まどか「でも、ほむらちゃんは意識を失って伝えることは出来なかったの」

まどか「失って初めて気付くっていうのかな」

まどか「あのとき、ほむらちゃんが死んじゃったと思った」

まどか「だから今まで伝えられなかったことをすごく後悔したの」



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 17:42:01.27 ID:i4ovttVwI
まどか「そして今、ほむらちゃんは重傷を負っている」

まどか「またほむらちゃんが私の前からいなくなっちゃうのはもう嫌だよ」

まどか「でも、私が魔法少女になったらいずれ史上最悪の魔女になってしまう」

まどか「だから、私は死語の世界でほむらちゃんと一緒にいたい」

まどか「それが私の願い」

QB「分かった、君の願いはエントロピーを凌駕した」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/26(土) 17:46:01.00 ID:i4ovttVwI
--------------------

ほむら「まどか、本当にこれで良かったの?」

まどか「うん、例えどこにいてもほむらちゃんと一緒なら、私これで良いの」

ほむら「そう、私も同じだわ」

まどか「生前私が言ったこと覚えてる?」

ほむら「ええ、もちろん」

まどか「へへ、ありがとう、ほむらちゃん」

まどか「そして大好きだよ!!」


終わり