1: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:04:30.59 ID:8FZpAEy30
2: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:06:20.16 ID:8FZpAEy30
モバP「参ったな… あの二人、待つのが我慢できなくて先走ったのか…」
P「途中でどこかすれ違ったのか…いなくなってる、困ったな…」
プルルルルルル
P「ん、誰だろ? 知らない番号だ」ピッ
P「もしもし」
ありす『プロデューサーですか!? 私です、橘です』
P「ありすか!? 無事か? 大丈夫か?」
ありす『私たちは大丈夫です、心配しないでください』
P「ああ、よかった… それで今どこにいるんだ?」
P「どうやって電話をかけているんだ?」
ありす『電話は後で言います、今は場所が先です』
P「わかった」
P「途中でどこかすれ違ったのか…いなくなってる、困ったな…」
プルルルルルル
P「ん、誰だろ? 知らない番号だ」ピッ
P「もしもし」
ありす『プロデューサーですか!? 私です、橘です』
P「ありすか!? 無事か? 大丈夫か?」
ありす『私たちは大丈夫です、心配しないでください』
P「ああ、よかった… それで今どこにいるんだ?」
P「どうやって電話をかけているんだ?」
ありす『電話は後で言います、今は場所が先です』
P「わかった」
4: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:22:10.88 ID:8FZpAEy30
数分前
ありす「どうしましょう… やはりあの時待っていればよかった…」
ありす「楽屋へそのまま向かおうと思ったらどこを間違ったのか…」
ありす「全く別のところへ来てしまったわ」
薫「だいじょうぶ! きっとせんせぇが見つけてくれる!」
ありす「携帯もないのにどうやって見つけるのですか…」
ありす「せめて周りに誰かいれば携帯を借りられるのに…」
キイイイイイ
バタン
ありす・薫「ん?」
ありす「どうしましょう… やはりあの時待っていればよかった…」
ありす「楽屋へそのまま向かおうと思ったらどこを間違ったのか…」
ありす「全く別のところへ来てしまったわ」
薫「だいじょうぶ! きっとせんせぇが見つけてくれる!」
ありす「携帯もないのにどうやって見つけるのですか…」
ありす「せめて周りに誰かいれば携帯を借りられるのに…」
キイイイイイ
バタン
ありす・薫「ん?」
5: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:23:46.18 ID:8FZpAEy30
桜庭薫(先に帰るなんてプロデューサーは何を考えているんだ…)スタスタ
ありす(いいタイミングだわ!)
ありす「すみません、ちょっと待ってください」
桜庭「…なんだ?」
ありす「(な、なんか無愛想な人ですね…)実は楽屋に戻ろうとしたら迷ってしまって」
ありす「それで知人に連絡を取りたいので携帯を貸してもらえませんでしょうか?」
桜庭「(迷子か…)ああ、別にかまわない」
ありす「ありがとうございます」
薫「………」
薫「!」
ありす(いいタイミングだわ!)
ありす「すみません、ちょっと待ってください」
桜庭「…なんだ?」
ありす「(な、なんか無愛想な人ですね…)実は楽屋に戻ろうとしたら迷ってしまって」
ありす「それで知人に連絡を取りたいので携帯を貸してもらえませんでしょうか?」
桜庭「(迷子か…)ああ、別にかまわない」
ありす「ありがとうございます」
薫「………」
薫「!」
6: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:25:47.59 ID:8FZpAEy30
ありす「…です、はい迷ってしまって」
薫「おにいさん、かおるとおなじ名前なんだ」
桜庭「そうなのか?」
薫「うん! かおるはりゅうざきかおるだよ!」
薫「でもおなじかおるなのにぜんぜんちがうね」
桜庭「そりゃ同じなのは名前だけだからな」
薫「おまけにおいしゃさんなんてすごいよ! 本当のせんせぇなんだね!」
桜庭「ああ、正確には元先生だがな」
薫「もと? せんせぇやめちゃったの?」
桜庭「ああ、いろいろあってな」
薫「おにいさん、かおるとおなじ名前なんだ」
桜庭「そうなのか?」
薫「うん! かおるはりゅうざきかおるだよ!」
薫「でもおなじかおるなのにぜんぜんちがうね」
桜庭「そりゃ同じなのは名前だけだからな」
薫「おまけにおいしゃさんなんてすごいよ! 本当のせんせぇなんだね!」
桜庭「ああ、正確には元先生だがな」
薫「もと? せんせぇやめちゃったの?」
桜庭「ああ、いろいろあってな」
7: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:26:42.85 ID:8FZpAEy30
薫「ねぇかおるせんせぇ、どうしてわらってないの?」
薫「顔とてもこわいよ?」
桜庭「笑う理由がないからだ、そもそも無理して笑う必要はない」
薫「でもわらわないとたのしい気分にならないよ?」
桜庭「今の僕は楽しむ余裕などない」
薫「かおるせんせぇ…、とってもさびしそうだね」
桜庭「………」
ありす「はい…はい…いえ! そこじゃなくて!」
薫「顔とてもこわいよ?」
桜庭「笑う理由がないからだ、そもそも無理して笑う必要はない」
薫「でもわらわないとたのしい気分にならないよ?」
桜庭「今の僕は楽しむ余裕などない」
薫「かおるせんせぇ…、とってもさびしそうだね」
桜庭「………」
ありす「はい…はい…いえ! そこじゃなくて!」
8: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:27:44.09 ID:8FZpAEy30
薫「そうだ!! かおる、たしかキャンディー持ってたんだ!」
桜庭「キャンディー?」
薫「えーっと…」ガサゴソ
薫「あった! はいこれ!」
薫「あまいものを食べると元気が出るよ!」
薫「これせんせぇにあげる! おなじかおるからのプレゼント!」
桜庭「…それじゃあありがたく頂こう」パクッ
ありす「ここで待ってればいいのですね」
ありす「わかりました、それじゃあ」
桜庭「キャンディー?」
薫「えーっと…」ガサゴソ
薫「あった! はいこれ!」
薫「あまいものを食べると元気が出るよ!」
薫「これせんせぇにあげる! おなじかおるからのプレゼント!」
桜庭「…それじゃあありがたく頂こう」パクッ
ありす「ここで待ってればいいのですね」
ありす「わかりました、それじゃあ」
9: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:29:42.38 ID:8FZpAEy30
薫「どう? おいしい?」
桜庭「ああ、うまい」ニコッ
薫「せんせぇ、えがおとってもにあうよ! すごくかっこいいよ!」
桜庭「そうか、僕は今まで笑うことは全くなかったが似合うのなら笑うのを続けてみるか」
桜庭(だがあいつだけには見せないようにしよう、何をされるかわからないからな)
ありす「プロデューサー、もうすぐきますよ」
薫「はーい!」
桜庭「ああ、うまい」ニコッ
薫「せんせぇ、えがおとってもにあうよ! すごくかっこいいよ!」
桜庭「そうか、僕は今まで笑うことは全くなかったが似合うのなら笑うのを続けてみるか」
桜庭(だがあいつだけには見せないようにしよう、何をされるかわからないからな)
ありす「プロデューサー、もうすぐきますよ」
薫「はーい!」
10: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:31:33.20 ID:8FZpAEy30
P「ありす! 薫!」
P「よかった! 無事で何よりだ!」
薫「かおるせんせぇが助けてくれたんだよ!」
P「かおるせんせぇ?」
ありす「彼から携帯を拝借してもらったんです」
P「ああ、そうなのか どうもありがとうございました」
桜庭「相手が僕だからよかったものの…子供たちを危険な目にあわせないためにも」
桜庭「注意と指導をするようにお願いしますよ」
P「はい…」
P「よかった! 無事で何よりだ!」
薫「かおるせんせぇが助けてくれたんだよ!」
P「かおるせんせぇ?」
ありす「彼から携帯を拝借してもらったんです」
P「ああ、そうなのか どうもありがとうございました」
桜庭「相手が僕だからよかったものの…子供たちを危険な目にあわせないためにも」
桜庭「注意と指導をするようにお願いしますよ」
P「はい…」
11: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:33:08.01 ID:8FZpAEy30
薫「かおるせんせぇ、せんせぇのことをせめないで…」
ありす「いいえ、薫さん 彼は私たちのことを思ってああいうことを言っているのです」
ありす「そもそも原因は私たちです、本来は私たちが叱られるべきなのです…」
薫「…せんせぇたち、ごめんなさい」
P「その気持ちだけで十分だ もう迷子になるんじゃないぞ!」
ありす・薫「はい!(うん!)」
薫「それじゃあね! かおるせんせぇ!」
桜庭「ああ、キャンディーありがとう」
ありす「いいえ、薫さん 彼は私たちのことを思ってああいうことを言っているのです」
ありす「そもそも原因は私たちです、本来は私たちが叱られるべきなのです…」
薫「…せんせぇたち、ごめんなさい」
P「その気持ちだけで十分だ もう迷子になるんじゃないぞ!」
ありす・薫「はい!(うん!)」
薫「それじゃあね! かおるせんせぇ!」
桜庭「ああ、キャンディーありがとう」
12: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:35:02.06 ID:8FZpAEy30
プルルルル
桜庭「…ん?」ピッ
桜庭「もしもし? ああ、プロデューサーか」
桜庭「すまない、実は諸事情で着くには時間がかかりそうなんだ」
桜庭「もう終わったから安心してくれ」
桜庭「ところで僕を置いて先に帰るほど大事なこととは何だ?」
桜庭「着いてからのお楽しみ? なら楽しみに待とう」
桜庭「何を驚いているんだ? 楽しみという言葉が僕の口から出るのがそんなに意外か?」
桜庭「…ん?」ピッ
桜庭「もしもし? ああ、プロデューサーか」
桜庭「すまない、実は諸事情で着くには時間がかかりそうなんだ」
桜庭「もう終わったから安心してくれ」
桜庭「ところで僕を置いて先に帰るほど大事なこととは何だ?」
桜庭「着いてからのお楽しみ? なら楽しみに待とう」
桜庭「何を驚いているんだ? 楽しみという言葉が僕の口から出るのがそんなに意外か?」
14: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:36:32.39 ID:8FZpAEy30
薫「ただいまでー♪」
小春「遅いですよ二人とも~」
雪美「ものすごく…心配した…」
ありす「ごめんなさい…でももう大丈夫です」
P「いや~、一時はどうなるかと思ったよ」
P「でもこれで一安心だな、さあ早く帰る支度をするんだぞ!」
ありす「…」
P「ん? どうかしたか?」
ありす「あの…着替えられないのですが…」
P「ええ!? ああ、すまん! 今出て行くから///」
薫「あはははは♪」
小春「遅いですよ二人とも~」
雪美「ものすごく…心配した…」
ありす「ごめんなさい…でももう大丈夫です」
P「いや~、一時はどうなるかと思ったよ」
P「でもこれで一安心だな、さあ早く帰る支度をするんだぞ!」
ありす「…」
P「ん? どうかしたか?」
ありす「あの…着替えられないのですが…」
P「ええ!? ああ、すまん! 今出て行くから///」
薫「あはははは♪」
15: ◆5m18GD4M5g 2014/09/24(水) 19:37:16.68 ID:8FZpAEy30
一人の薫は仲間たちと共に会場を後にし
もう一人の薫はサプライズバースデーパーティーのために会場を後にした
そして天ヶ瀬冬馬はドン・サウザンドの触手 にはまっていた
おしまい
もう一人の薫はサプライズバースデーパーティーのために会場を後にした
そして天ヶ瀬冬馬はドン・サウザンドの触手 にはまっていた
おしまい
引用元: ・モバP「ありすと薫が迷子になってた」
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