1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:15:00.99 ID:lrxbfYdZ0.net
<事務所>
千早「はぁ…?」
貴音「……」ポリポリ ムシャムシャ
春香「反応うっすぃよ!」
千早「と、言われても、私にはそんなフウには見えないけど」
貴音「……」ゴクン
貴音「なかよき事は美しきことです」
春香「とりあえずその手にもったベビースターを置いてください」
千早「春香は何か見たの?」
春香「この間なんか…」
2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:18:02.88 ID:lrxbfYdZ0.net
<回想>
伊織「そっちはもう終わった?」
やよい「うん、終わったよ、ありがとう手伝ってくれて」
伊織「それより、早く終わったからレッスンまで時間あるでしょ」
やよい「そうだね、ちょっと休憩しようか」
伊織「おやつ持ってきたから一緒に食べましょう」
やよい「うっうー!やったぁ、あっでもあんまり高級なのとかは…」
伊織「ふふ、気を遣わなくていいのよ、私が作ってきたクッキーだから」
やよい「ほんと?すごーい伊織ちゃん、それはすっごく楽しみかもー!」ウッウー
3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:19:43.77 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「てなもんですよ」
千早「確かに水瀬さんが掃除を手伝うなんて今までなかったわね」ウーン
春香「でしょ!?隣で見てたりとかはあったけど」
貴音「私は伊織がおかしを作っていたことの方が気になります」
春香「そうだよね、手作りお菓子持ってくるとか、乙女か!って…」
貴音「一度食べてみたいものです」
春香「あぁそう…」
千早「でも水瀬さんも依然と比べるととても穏やかになったし…」
貴音「そうですね」
千早「箱の時なんか彼女を選ぶと高木社長に度胸があるみたいな事を言われたものだわ」
春香「千早ちゃんが何を言ってるのかよくわからないけど、一理あるかも」
貴音「つまり、やよいにだけ特別親密なわけではないと」
6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:21:54.32 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「だったら検証ですよ、検証!」
千早「そうね、じゃあ今度…」
伊織「ただいまぁー、あー疲れた、まったくバカプロデューサーの所為で…」ブツブツ
貴音「ちょうどよく戻ってきましたね」
春香「千早ちゃん、ゴーゴーレッツゴーだよ」アハン
千早「ちょっと水瀬さん」
伊織「なによ、千早」
千早「今日はもうあがり?」
伊織「そうよ、今、迎えの車を呼んだところ」
千早「なら丁度よかったわ、今日小鳥さんお休みでしょう?」
伊織「だからなによ」
千早「帰る前に簡単に事務所の拭き掃除とかしようと思うんだけど、一緒n」
伊織「ハァ?なんで私がそんな事しなきゃなんないのよ!」
千早「でm」
伊織「疲れてるんだからバカな事で話しかけないで!掃除なんて明日小鳥がすればいいわ!」
8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:24:33.32 ID:lrxbfYdZ0.net
<事務所・会議室>
千早「けんもほろろだったわ」
春香「ま、まぁ機嫌も悪かったみたいだし…」
千早「腹にすえかねるわね」クッ
貴音「仕方ありませんね、次は不肖この私がゆきましょう」シジョン
春香「うーん、今はやめといた方が…」
貴音「心配無用です、疲れた時に働けと言われれば怒るのも必定、私に考えがあります」
千早「そうですね…では、お願いします四条さん」
貴音「えぇ、必ず伊織にくっきーを作らせてみせます」スタスタスタ
春香「うんうん!…んん?」
千早「心配だわ」
10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:26:56.55 ID:lrxbfYdZ0.net
貴音「伊織、伊織…!」
伊織「貴音?なによ、まさかアンタまで掃除を手伝えとか言う気?」
貴音「はて、掃除とはいったい」
伊織「違うならいいわよ、で、何の用なの」
貴音「いえ、大した事ではないのですが、伊織がやよいにくっきーを作ってきたと聞いて」
伊織「そ、そんなこともあったわね」
貴音「それで、是非私も一つ賞味させていただきたいと思ったのですが」
伊織「作って来いってこと?悪いけど私もそんなに暇じゃないわ」
貴音「しかし、やよいには…」
伊織「あっ、あれも別にわざわざ作ってきたわけじゃなくて、たまたまよ!たまたま!」
貴音「時間のあるときで構いません、お願いいたします」ウルウル
伊織「なに泣いてんのよ!わかったわよ!もう、わかったから頭をあげなさい!」
<事務所・会議室>
貴音「やりました」ニッコリ
春香「完全にゴリ押しじゃないですか」
12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:29:16.48 ID:lrxbfYdZ0.net
千早「まぁ、四条さんにはクッキーを作ってくると約束した以上、高槻さんだけ特別とは…」
春香「でも、やよいにおかしを作ってたと言った時の動揺っぷりは怪しいかな」
貴音「それは、確かにただならぬものを感じましたね」
千早「もう、直接聞いたらいいんじゃないかしら」ハァ
春香「そんなこと…」
ガチャ
伊織「ちょっと春香」
春香「ひゃあああああああ!!」ドガシャァ
千早「春香!大丈夫?」
伊織「な、なにやってんのよあんた」
貴音「いえ、ちょっと伊織とやよモガモガ」
春香「貴音さん!何でもないよ、伊織!どうしたの?」
13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:31:00.12 ID:lrxbfYdZ0.net
伊織「迎えが来たから帰るわね、社長とプロデューサーによろしく言っておいて」
千早「わかったわ」
春香「お疲れ様」
伊織「えぇ、お疲れ様」
貴音「あぁっ、伊織、先刻の件…!」
伊織「わかってるわよ、じゃあね」ハァ
貴音「……」ニコニコ
バタン
千早「水瀬さんが帰ったんじゃこれ以上詮索は無理ね、私たちも帰りましょう」
貴音「えぇ、そういたしましょう」
春香「ちょっとまって…やよいの今日のスケジュールは?」
千早「高槻さんなら午後は真美と雑誌の撮影よ、多分そろそろ帰ってくるんじゃないかしら」
貴音「千早はやよいのすけじゅーるを把握しているのですか?」
千早「たまたまよ」
16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:33:45.39 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「なるほど、ではケータイとりだし」ポパピプペ
春香「あっ、真美ぃー?そっちにさぁ…」
<10分後、事務所内>
真美「さぁって、やよいっち、吐いてもらおうかい?」
やよい「はぁ…?」
春香「ネタはあがってるんだよ!やよい!」
やよい「ネタと言われても~」ウゥー
真美「アネさん!こいつとぼけてますよ!!」
春香「構うコタァねえ、ヒトツ絞ってやんな」
真美「へぇ!…痛!」スコン
千早「やめなさい、高槻さんが怯えているでしょう」
貴音「本人に聞くのが一番、確かにその通りですが」
春香「そういうこと、実際どうなの?伊織とは?」
やよい「伊織ちゃんと?どうって、どういう事ですか?よく意味が…」
真美「じれったいなぁ~!はるるんから聞いたよ!なんかイイカンジなんしょ!?」
17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:35:47.12 ID:lrxbfYdZ0.net
やよい「あのぉ~やっぱり意味よく…」
千早「困ってる高槻さんも可愛いわ」
貴音「ふむ…みな少し落ち着くべきです」
小鳥「そうね、まずはやよいちゃんに状況を説明しましょう」
春香「たしかにそうですね、さすが年の功」
小鳥「春香ちゃん、その言い方はやめて」
千早「というかいつのまにいるんですか!」
貴音「面妖な」
真美「あー、ピヨちゃんなら来る途中に見かけてコッソリ事情は話してあるよん」
小鳥「用事があってお休みを取ってたけど、もう済んだから掃除だけでもと思って事務所に」
やよい「それで、結局なんなんですか~!」
18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:38:20.06 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「最近、伊織とやよいの仲がいいなって話をしてたのよ」
やよい「そうですね、とーっても仲良しですよ?」
真美「うんうん、そいでねやよいっち、二人はどこまでいってるのかなって話なのよ」
やよい「どこまでって」
小鳥「ABCのどこまでって事よ!」
千早「古い、小鳥さん古いわそれは」
春香「というか落ち着いてください」
貴音「一杯飲んだオヤジですか、小鳥嬢は」
小鳥「ひどい!」ピヨォ
やよい「あのぉー、私まだDランクアイドルで…」
20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:41:03.11 ID:lrxbfYdZ0.net
貴音「やよい、私たちは伊織と貴方が恋人ではないかと疑っているのです」
やよい「はわ!こい…!?でも私たちどっちも女の子ですよ!」
小鳥「やよいちゃん、男とか女とかそういう細かいことはどうでもいいのよ」
千早「そうよ、大事なのは高槻さんがどう思っているか、でしょう?」
やよい「でも、わたしそんなこと意識したことないし」ウゥー
春香「…うーん、これは」
真美「どうやらシロのようですなアネさん」
貴音「まこと、取り越し苦労でした」
千早「高槻さん、驚かしてごめんなさい」
小鳥「そんなぁ…」
やよい「でも…」
春香「からのー?」
22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:43:43.10 ID:lrxbfYdZ0.net
やよい「でも、いおりちゃんがどう思ってるかはわからないかなって」
小鳥「ほほぅ」
春香「そっちの線は捨てきれないね、確かに」
真美「というか、やよいっちも顔赤くない?」
やよい「これは!…その、伊織ちゃんが、もしそういうふうに思ってたらどうしようって」
千早「高槻さん…」ガーン
春香「小鳥さん、これはどうですか!?」
小鳥「オウフwwいわゆるストレートな脈ありキタコレですね」コポォ
貴音「汚い、笑い方がきたない」
24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:46:51.60 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「さて、今日のところはこのくらいにしておこうかな」
千早「そうね…水瀬さんについては後日改めて尋もn…聞いてみましょう」
貴音「では帰りましょうか」
小鳥「えぇーちょっとこの上がったテンションどこに持っていけばいいの」
真美「掃除でもしててよ」
やよい「あっ、でも伊織ちゃんなら今から来ますよ?」
春香「……えっ?」
貴音「それは?かなり前に一度帰ったはずですが…」
やよい「えっとぉ、実は今日伊織ちゃんと遊ぶ約束してて」
真美「へぇ、そうだったんだ」
やよい「うん、でも真美に言われて事務所に寄る事になっちゃったから」
千早「そう…ごめんなさいわざわざ」
やよい「ううん、でもそれでちょっと遅れますってさっきメールしたら」
春香「ちょっとまってやよい、どこまで書いたの?」
25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:48:41.59 ID:lrxbfYdZ0.net
やよい「真美から伊織ちゃんの事で話があるって言われてたから、その通りに」
千早「うーん…」
春香「あー…」
真美「どしたの二人とも」
貴音「先ほどの件もあるので、伊織に変に勘ぐられていないといいのですが」
真美「あれっ、もしかして真美たちヤバい?」
小鳥「あっ、じゃあ私そうじしてこよーかなー」ソソクサ
バタン!!
伊織「ちょっとアンタたちぃいい!!!!」
小鳥「ピヨ!」ビクッ
27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:50:10.91 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「あ、あら伊織どうしたのー?」
伊織「どうしたのー?じゃないわよ!やよいに何を吹き込んでたの!?」
小鳥「あのね、ちょっと話を聞いてただけだから…」
伊織「あんたまで一緒になってなにやってんのよ小鳥!いい歳こいて!」
小鳥「い、いい歳って」ガクー
やよい「伊織ちゃん落ち着いて」
貴音「そうですよ、伊織、私たちはなにも…」
伊織「貴音、さっきの約束ナシね」
貴音「なっ!?そんな!それだけは!後生です!」ポロポロ
伊織「ダメ、no、non、nein、不、hwag!」
貴音「うぅ…」ズシャア
真美「うあうあー!ピヨちゃんとお姫ちんがやられた」
28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:53:28.73 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「いやー最近やよいと伊織が仲いいなーって話をね」
真美「そ、そんだけだよ~」
伊織「そんな事でわざわざ事務所に呼び出してコソコソ話してたっての?」
千早「誤解だわ、たまたま戻ってくる時間だからついで聞いてたのよ」
伊織「フン!取り繕ったって何を話してたかなんてやよいに聞けばわかるんだから」
やよい「伊織ちゃん、別に大したことじゃないから…」
伊織「そう、じゃあもういいわね、行きましょう」
春香「そうだね、引き止めちゃってごめんねやよい」
やよい「いえ~、ではさようなら!」
千早「またあした、高槻さん」
真美「バイバーイ」
ガチャン
29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:54:29.36 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「ふー、二人とも帰ったし、私たちも今度こそ帰ろっか」
千早「そうね」
貴音「うぅ…」
小鳥「あぁ…」
真美「この二人はどうしよう…」
31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:56:03.49 ID:lrxbfYdZ0.net
<翌日・事務所前>
春香「あっ、おはよう、亜美」
亜美「オッハー、聞いたよ~はるるん」
春香「伊織のこと?」
亜美「なんか面白い事やってたんだって~?」
真「確かに、伊織とやよいはちょっとアヤしいかな」
春香「おはよう真、なんで知ってるの?」
亜美「んっふっふ~、私が教えたのだよ」
春香「(双子に知られたら全員に広まるのは時間の問題だったわ…)」
真「まぁ、勘ぐってる事を知られちゃったら二人とも当分はあまりベタベタしないかもね」
春香「それってなんだか悪いね、別に私たち二人の邪魔をしたいわけじゃないのに」
亜美「でもそいじゃなんで追いかけまわしてたの?」
春香「だって気になるじゃない!」
真「それもどうかと思うよ…」
33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:58:28.57 ID:lrxbfYdZ0.net
<事務所>
ガチャ
春香真亜美「オハヨウゴザイマース」
P「おはよう三人とも」
春香「プロデューサーさん、伊織とやよいは来てますか?」
P「あぁ、もう来てるけど、それがどうかしたか」
真「プロデューサーはまだ知らないみたいだね」
亜美「んっふっふ~、あのねあのね兄ちゃん…」ウププ
春香「教えなくていい!」コツン
亜美「え~…」
34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:00:44.46 ID:lrxbfYdZ0.net
P「なんだか知らんが、小鳥さんが差し入れを持ってきたから仕事の前に食べていくといい」
春香「わーい、じゃあいただいてこよう」
真「うぅん、ボクはやめておこうかなぁ、昨日食べすぎちゃって」
小鳥「あら、おはようみんな、おやつあるけど食べる?」
亜美「うん、食べる食べる…ってこれ、焼き芋?」
小鳥「そうよ、珍しいでしょ~この時期に売ってるなんて」
春香「いや、珍しいからって真夏にやきいもはちょっと…」
亜美「ピヨちゃん謎セレクトすぎっしょー」
小鳥「そんなぁ、冷房をガンガンかけて温かいものを食べる、夏の醍醐味じゃない」
真「冬にコタツでアイス的な発想だね」
小鳥「それに他の子は喜んで食べてるし」
春香「他の子…」
やよい「あひゅ!あひゅいですぅ…」
雪歩「だ、大丈夫、やよいちゃん?」
伊織「バカね、やよい、ちょっと貸しなさい」
37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:03:53.10 ID:lrxbfYdZ0.net
伊織「焼き芋は割って…」フーフー
伊織「ほら、冷めたわ、あーん…」
やよい「あーん…んー!おいしいですー!」
やよい「ありがとー、伊織ちゃん」
伊織「ふふ、いいわよこのくらい」
春香「……」
亜美「……」
真「……」
春香「暑いね」
亜美「あっつあつだよはるるん」
真「……雪歩、雪歩ちょっと」
雪歩「あっ、おはよう真ちゃん、って…どこ行くのぉー」
39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:06:56.28 ID:lrxbfYdZ0.net
<事務所・会議室>
春香「いやー、びっくりした、びっくりしました」
亜美「敬語になったね」
真「もう、詮索する必要もないんじゃないかな」
雪歩「何を詮索するの?」
亜美「いやいやーゆきぴょん見てたっしょー!」
春香「伊織とやよいだよ、もうあれ付き合ってるよね」
雪歩「えぇ~!そ、そうなの!?」
真「まぁ本人たちがそう言ってるわけじゃないけど」
雪歩「でも確かに最近とっても仲がいいよね」
春香「そういうレベルなのかな」
亜美「焼き芋フーフーからのあーんだもんね」
真「あれはボクが書き溜めてた恋人ができたらやりたいシチュランキングの3位に入ってるよ」
41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:08:55.02 ID:lrxbfYdZ0.net
雪歩「真ちゃんにならやってもらいたいかも…」
春香「えっと、雪歩?」
雪歩「な、なんでもないですぅ!」
亜美「ともかく、まこちんの予想は大外れだね」
真「むしろ輪をかけてラブラブだったよ」
美希「ん~、うるさいの」ゴソゴソ
雪歩「ひゃあ!美希ちゃん!いつから…」
美希「美希はずっとここで寝てたの、ソファーが占領されてたから…」
春香「美希は事務所になにしに来てるのかな」
42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:10:44.23 ID:lrxbfYdZ0.net
真「でもちょうどいいや、美希はあの二人どう思う?」
美希「あふぅ…でこちゃんとやよいの事?」
亜美「うんうん!」
美希「別に…、美希的にはどうでもいいかな~」
春香「やっぱ付き合ってるのかな」
美希「そうだとしてもそうじゃないにしても、騒いだら可哀想だって思うな」
雪歩「それは、確かにそうだね…」
美希「美希だったらほっといてほしいと思うの」
真「……」
44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:13:56.08 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「言いたい事はわかるけど」
真美「ミキミキだって気になるくせにぃ」
真「いや…美希の言う通りだよ、ボクらしくもなかった、春香、もうやめよう」
雪歩「真ちゃん…」
美希「さすが真くんなの、それじゃ美希、ハニーがくるまでもう一眠りするね」
春香「プロデューサーさんならもう来てたけど」
美希「ホント!?」ビコン
亜美「来るときあったよ」
美希「じゃあ美希戻るから、春香たちも程々になの」スタスタ
真「ボクも行くよ、レッスンの準備しなきゃ」
雪歩「あっ、わ、私も…」
ガチャバタン
亜美「いっちゃった…それにしても」
春香「美希は本当になにしに事務所に来てるのかな?」
亜美「まーそれは亜美たちも人の事言えないけどねぃ」
46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:16:31.46 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「さって、これ以上の調査は無理そうかなー、亜美はなんか知らないの?」
亜美「なんで亜美にフルのさ」
春香「なんでって同じ竜宮小町でしょ、ほら、なんか見たり聞いたりしてない?」
亜美「って言ってもユニットで活動する時はやよいっちはいないし」
春香「そりゃそっ…か」ハァ
亜美「でも、亜美はともかく、あずさ姉ちゃんならプライベートでもいおりんとからみあるから」
春香「そうなんだ」
亜美「お互いいろいろ相談に乗ったりしてるっぽいよ~、もしかしすると例えば…」
春香「恋の悩みとか!」
亜美「あずさお姉ちゃんもあれでオトナですからなぁ~」
春香「オッケー、そのセンでいってみよう」
47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:18:49.17 ID:lrxbfYdZ0.net
<事務所>
律子「あずささん!もう勘弁してくださいよ~」
あずさ「あらあら、ごめんなさぁい、律子さん」
響「まぁまぁ、間に合ったんだからさー」
律子「そうね、とにかく行きましょう」
ガチャ
春香「あっ、あずささん」
あずさ「あら、春香ちゃんおはようございます~」
響「オハヨー春香、と亜美」
亜美「おはおはー、あずさお姉ちゃんちょっといいかな」
律子「よくない!!」
48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:20:18.91 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「あっ、律子さんオハヨウゴザイマス、あの私達あずささんにお話しがあって」
律子「これからプロモと番組の撮影があるのよ、そんな事してるヒマないわ」
あずさ「ごめんなさいねぇ、私が遅刻しちゃったから…」
響「律子、そろそろ出ないとほんとにヤバイぞ」
ハム蔵「ジュジュ!」
律子「そうね、ホラ、いくわよ…あ・ず・さ・さ・ん」グイー
あずさ「春香ちゃん亜美ちゃんまた今度ね~」ズルズルズルズル
ガチャバタン
春香「あー、タイミング悪い!」
49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:23:21.86 ID:lrxbfYdZ0.net
亜美「うーん、どうしよっかはるるん?」
春香「いつの間にか他のひと達もいなくなってるし」
亜美「みんなお仕事っしょ」
春香「あぁ、あずささんに伊織たちの事聴きたかったのに~!」
あずさ「あらあら、伊織ちゃんの事?」
亜美春香「「うひゃぁ!!」」
あずさ「ごめんなさい、驚かせちゃった?」
春香「驚くも何も、どうしてここにいるんですか」
亜美「さっきりっちゃん達と仕事にいったっしょ」
あずさ「えっとそれは…」
春香「それは?」
あずさ「なんでかしら~?」
亜美「あずさお姉ちゃん…迷子スキルが上がってるね」
50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:27:33.63 ID:lrxbfYdZ0.net
春香「あずささん、伊織とやよいの事なにか知りませんか?」
あずさ「伊織ちゃん達の事ねぇ」
亜美「あずさお姉ちゃんなら、なんかいおりんに聞いてないっぽいと思って」
あずさ「そうねぇ、一度相談を受けた事があるわ」
春香「本当ですか、どんな話でした!?」
あずさ「うぅん、そうね、要約すると、もっとやよいちゃんと仲良くなりたいと…」
あずさ「でも、伊織ちゃんはあんな性格だから中々難しいみたいで、どうしたらいいかって」
春香「それで、あずささんはどんなアドバイスを!?」
あずさ「正直、私はそんなに意識したことがない問題だったから、困ったわ」
亜美「でもなんか言ったんだよね?」
あずさ「えぇ、以前、誰かと仲良くなるための必勝本だと言われてもらった本の内容をちょっと」
春香「本?それってどんなやつですか」
あずさ「ちょうど今持ってるわ」ガサガサ
亜美「これって…」
春香「<男をオトす、必勝マニュアル>ぅ~?」
52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:29:47.32 ID:lrxbfYdZ0.net
あずさ「まぁ、やよいちゃんは女の子だけど、応用できるかと思って」
亜美「でもこれは無いっしょ~」
春香「真に受ける伊織も伊織だよ」ハァ…
あずさ「あらあら、そうかしら」
春香「これをくれたのって、事務所の人ですか?」
あずさ「それは…」
ガチャバタン
律子「 あ ・ ず ・ さ ・ さ ・ ん ~ !」ズゴゴゴゴゴゴ
あずさ「あらー…」
53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:31:30.10 ID:lrxbfYdZ0.net
亜美「いっちゃったね」
春香「いったい誰がこんなものを純真なあずささんに…」パラパラ
亜美「あれっ、それ名前書いてない?」
春香「ホントだ、本に名前を書くなんてお母さんみたいだなぁ」
亜美「ローマ字だねぇ…えっと、オ・ト・ナ…シ」
春香「・・・」
亜美「・・・」
小鳥「あれっ、春香ちゃんと亜美ちゃん、まだ居たの?おいも食べる?」ムシャムシャ
春香「・・・」
亜美「・・・」
小鳥「?」ピヨ
56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:35:56.68 ID:lrxbfYdZ0.net
<事務所外>
亜美「結局、相談内容だけ聞けば、いおりんはただ仲良くなりたかっただけっぽいねぇ」
春香「そうだね、きっと小鳥さんのいかがわしい本のせいであんなカンジになってたんだ」
亜美「このままじゃいおりんが暴走して何をするかわからないYO!」
春香「伊織に教えなきゃ…二人はどこにいるんだろう」
亜美「そりゃ仕事でしょ、今電話してみたけど出ないっぽかったよ、兄ちゃんかりっちゃんに確認を…」
春香「いや、今は二人とも忙しいはずだから…」ポパピプペ
亜美「はるるん?」
春香「あっもしもし、千早ちゃん?うん、やよいの今日のスケジュールなんだけど…」
57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:38:24.27 ID:lrxbfYdZ0.net
<某スタジオ・控室>
伊織「お疲れ様、やよい、今日も最高だったわ」
やよい「うっうー!ありがとう伊織ちゃん」
伊織「それじゃ、よくできたご褒美をあげなきゃね」
やよい「ごほうび?でもぉ、私は私のお仕事をしただけだよ?」
伊織「細かいことはいいのよこのサイ」ニヒヒッ
やよい「でも、これ以上、伊織ちゃんには貰えないよ」
伊織「…そう、わかったわ」
やよい「あ、あの…でも」
伊織「それなら、私のお願いも聞いて頂戴」ズイッ
やよい「お願い?」
伊織「そうよ…」ギュッ
やよい「あっ、手を…」
伊織「私に触られるの、いや?」フフ
やよい「そんな、嫌じゃないけど…」ドキドキドキ
59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:43:23.04 ID:lrxbfYdZ0.net
<同時刻・事務所外>
春香「まさかあんな遠くのスタジオとはね」
亜美「よかったのかなぁ」
春香「まぁ私たちもこれから仕事あるし、仕方ないよ、今日のところは」
亜美「そっだねー!まぁ2人を信じるしかないっしょ」
春香「伊織…」
61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:47:45.77 ID:lrxbfYdZ0.net
<スタジオ・控室>
やよい「い、伊織ちゃん、くすぐったいよ」
伊織「じっとして、やよい少し髪が傷んでるわね…アイドルなんだから手入れは大事よ」
やよい「う、うん…」
伊織「手だって荒れて、やだ、爪が割れてるじゃない、今度直してあげるわ」
やよい「い、伊織ちゃん…もう…」ハァハァ
伊織「もう、なに?」クスクス
やよい「伊織ちゃん…離れて」
伊織「だぁめ、まだ私のお願い、聞いてもらってないわ」
やよい「お願いって?」
伊織「やよい、目を瞑って」
63 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:52:44.51 ID:lrxbfYdZ0.net
やよい「目を…?」
伊織「いいから、お願い」
やよい「でも…」
伊織「私だって恥ずかしいの、ね?」
やよい「うっ、うぅー、わかりましたぁ」ギュッ
伊織「ありがとう、やよい、可愛いわよ」ドキドキ
やよい「い、伊織ちゃん…何を」ドキドキドキ
伊織「やよい…」
やよい「伊織ちゃん…」
伊織「・・・」
やよい「・・・」
ガチャバタン
真「ハイストーーーーーーップ!そこまで!!!」
64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:54:52.59 ID:lrxbfYdZ0.net
やよい「まっ、真さん!?」ドキーン
伊織「な、ななななななななな~!?」
真「ヘヘッ、どうやら間に合ったみたいだね」ヤーリィ
雪歩「ご、ごめんね二人ともぉ~」
伊織「雪歩、アンタまで!なにしてんのよこんなところで!」
真「たまたま近くで仕事があってね」
伊織「嘘をつくんじゃないわよ!」カ
雪歩「そ、それはホントだよぉ、伊織ちゃん」
やよい「でもどうしてこの控室に」
雪歩「それは春香ちゃんから連絡をもらって…」
真「まぁ、ボクも、伊織たちが自分の意思でその…こういう事するなら首を突っ込むつもりはなかったんだけど」
雪歩「とにかく話を聞いて、ね?」
65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:57:07.73 ID:lrxbfYdZ0.net
<次の日・事務所>
貴音「なんと、それでは一件落着というわけですね」
千早「おかしいと思ったわ」
亜美「いやー、亜美たちの努力も無駄にならなくてよかったよー」
真美「んっふっふ~、それにしてもいおりんもあんなこと真に受けるなんてねぇ」
伊織「なによ、別に私だって、あずさのアドバイスじゃなきゃあんな…」カァァ
響「自分は何のことか全然わかんないぞ!?」
春香「まぁ、今度ゆっくり」フフフ
伊織「しなくていいわよ!」
あずさ「ごめんなさいね~伊織ちゃん」
律子「あずささんは悪くないですよ、ねぇ?小鳥さん」
小鳥「あのぉ、わたしも別に悪気はぁ…」
貴音「小鳥嬢…自らの非は素直に認めるのが大人というものです」
美希「アハ☆小鳥が十歳も下の貴音に大人の何たるかを説教されてるの」
小鳥「美希ちゃん、間接的に私の年齢バラさないでぇ~」
66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:58:17.34 ID:lrxbfYdZ0.net
P「なんだかよくわからんが、仲がいいのは悪い事じゃないぞ」
伊織「わかってるわよ!バカプロデューサーは口を挟まないで!」
響「うん、自分とイヌ美たちはとーっても仲良しだぞ!」
伊織「はぁ」
やよい「でも…」
春香「やよい…?」
やよい「でも、ちょっと残念かなーって」モジモジ
千早「ど、どういう事?」
67 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:59:49.82 ID:lrxbfYdZ0.net
やよい「はわ!いやっ、どうって事はないですけど」ドキーン
あずさ「あらあら?」
伊織「や、やよい…」
やよい「私も伊織ちゃんと、もっと仲良くなりたかったし…」
真「ま、まぁ本人がそう言うなら、ね?」
雪歩「や、やよいちゃん頑張って?」
伊織「なに言ってんのよ!」
真美「亜美ぃ、今度は真美達が相談にのったげっよか?」
亜美「んっふっふ~、それいいかも~」
小鳥「やよいちゃん、やよいちゃん…いい本があるんだけどね」
伊織「あ、あんたたち~~~~~!!!」
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。