1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/24(水) 19:02:15.38 ID:MaJMAcRvO
ホンソメワケベラ「はーい掃除だよぉー掃除するよぉー!」
クエ「おーいこっち頼むわー!」
ホンソメワケベラ「へいへい」スィー
ホンソメワケベラ「どこをやりましょうか」
クエ「あぁそうだなぁ…口の中頼むわ」
ホンソメワケベラ「へい」ツンツン
クエ「おーいいねぇ…フィーーーーッ…」
ホンソメワケベラ「お疲れみたいですねぇ」
クエ「あっわかる?」
ホンソメワケベラ「伊達にこの仕事長くないですよ」
クエ「んーまぁ…お疲れっていうかさぁ」
クエ「俺もそろそろ雄になって結構長いじゃん?」
ホンソメワケベラ「そういえば前は雌でしたね」
クエ「そそ…俺達はでかくなるとよ、雄になるんよ」
ホンソメワケベラ「へぇ…」
クエ「で、ある程度でかくなったらよ…この珊瑚礁ともお別れなのよ」
ホンソメワケベラ「あらぁそうなんですか…せっかくの常連さんだったのに」
クエ「もうその時期だからさ、ホンソメワケベラさんの掃除もこれで最後かなと
思うとねぇ…」
ホンソメワケベラ「寂しくなりますね、どちらまでいかれるんです?」
クエ「ここより深い岩場だねぇ」
ホンソメワケベラ「そうですかぁ、元気でやってくださいよ」
クエ「そちらさんもね、今までありがとさん」
ホンソメワケベラ「いえいえ、自分はこれくらいしか出来ませんので」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411552935
クエ「おーいこっち頼むわー!」
ホンソメワケベラ「へいへい」スィー
ホンソメワケベラ「どこをやりましょうか」
クエ「あぁそうだなぁ…口の中頼むわ」
ホンソメワケベラ「へい」ツンツン
クエ「おーいいねぇ…フィーーーーッ…」
ホンソメワケベラ「お疲れみたいですねぇ」
クエ「あっわかる?」
ホンソメワケベラ「伊達にこの仕事長くないですよ」
クエ「んーまぁ…お疲れっていうかさぁ」
クエ「俺もそろそろ雄になって結構長いじゃん?」
ホンソメワケベラ「そういえば前は雌でしたね」
クエ「そそ…俺達はでかくなるとよ、雄になるんよ」
ホンソメワケベラ「へぇ…」
クエ「で、ある程度でかくなったらよ…この珊瑚礁ともお別れなのよ」
ホンソメワケベラ「あらぁそうなんですか…せっかくの常連さんだったのに」
クエ「もうその時期だからさ、ホンソメワケベラさんの掃除もこれで最後かなと
思うとねぇ…」
ホンソメワケベラ「寂しくなりますね、どちらまでいかれるんです?」
クエ「ここより深い岩場だねぇ」
ホンソメワケベラ「そうですかぁ、元気でやってくださいよ」
クエ「そちらさんもね、今までありがとさん」
ホンソメワケベラ「いえいえ、自分はこれくらいしか出来ませんので」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411552935
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/24(水) 19:21:55.39 ID:MaJMAcRvO
ーーーーーーーー
ホンソメワケベラ「うーん…折角の常連さんだったけど仕方ないな」
ホンソメワケベラ「皆それぞれつごうがあるわぇだしな…気持ち入れ換えて
仕事仕事!」
ホンソメワケベラ「はーい掃除屋ですよぉー掃除しますよぉー」
トラウツボ「へーい!こっちこっちー!」
ホンソメワケベラ「あいあいただいま」スィー
トラウツボ「身体全体頼むわ!」
ホンソメワケベラ「へい」ツンツン
トラウツボ「うーい…あぁーきもちいいねぇー…」
トラウツボ「…ふんふふーん♪」
ホンソメワケベラ「…なんかいいことでもあったんですかい?」
トラウツボ「いやぁ…わかっちゃった?」
ホンソメワケベラ「伊達にこの仕事長くないですよ」
トラウツボ「実はよ…俺が普段棲んでる穴によ…伊勢海老の野郎が来たんだよ」
ホンソメワケベラ「ほうほう」
トラウツボ「いやぁ邪魔だなぁと思ってよぉ…だってあいつら固いじゃん?
食えたもんじゃないからさ」
ホンソメワケベラ「ですねぇ」
トラウツボ「だからどうにか追い出せねぇかなと思ったんだけどよ…」
トラウツボ「なんとその伊勢海老狙いでよ…タコの野郎がこっち寄ってきたのよ」
ホンソメワケベラ「…おぉーそれはそれは」
トラウツボ「いやぁあれは最高だったね。久しぶりのご馳走だったよ」
トラウツボ「今じゃあ伊勢海老様々よ♪」
ホンソメワケベラ「そいつは良かったですねぇ」
トラウツボ「まぁだから今度紹介するわ、いい客になるかもだしな」
ホンソメワケベラ「そいつはありがたいですな」
トラウツボ「…んーー!スッキリしたぁ!またよろしく頼むわ!」
ホンソメワケベラ「はいよぉ」スィー
ホンソメワケベラ「うーん…折角の常連さんだったけど仕方ないな」
ホンソメワケベラ「皆それぞれつごうがあるわぇだしな…気持ち入れ換えて
仕事仕事!」
ホンソメワケベラ「はーい掃除屋ですよぉー掃除しますよぉー」
トラウツボ「へーい!こっちこっちー!」
ホンソメワケベラ「あいあいただいま」スィー
トラウツボ「身体全体頼むわ!」
ホンソメワケベラ「へい」ツンツン
トラウツボ「うーい…あぁーきもちいいねぇー…」
トラウツボ「…ふんふふーん♪」
ホンソメワケベラ「…なんかいいことでもあったんですかい?」
トラウツボ「いやぁ…わかっちゃった?」
ホンソメワケベラ「伊達にこの仕事長くないですよ」
トラウツボ「実はよ…俺が普段棲んでる穴によ…伊勢海老の野郎が来たんだよ」
ホンソメワケベラ「ほうほう」
トラウツボ「いやぁ邪魔だなぁと思ってよぉ…だってあいつら固いじゃん?
食えたもんじゃないからさ」
ホンソメワケベラ「ですねぇ」
トラウツボ「だからどうにか追い出せねぇかなと思ったんだけどよ…」
トラウツボ「なんとその伊勢海老狙いでよ…タコの野郎がこっち寄ってきたのよ」
ホンソメワケベラ「…おぉーそれはそれは」
トラウツボ「いやぁあれは最高だったね。久しぶりのご馳走だったよ」
トラウツボ「今じゃあ伊勢海老様々よ♪」
ホンソメワケベラ「そいつは良かったですねぇ」
トラウツボ「まぁだから今度紹介するわ、いい客になるかもだしな」
ホンソメワケベラ「そいつはありがたいですな」
トラウツボ「…んーー!スッキリしたぁ!またよろしく頼むわ!」
ホンソメワケベラ「はいよぉ」スィー
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/24(水) 19:34:47.63 ID:MaJMAcRvO
ーーーーーーーーー
ホンソメワケベラ「…いつも不機嫌そうだからヒヤヒヤしたけど」
ホンソメワケベラ「今日はすんなり終われたよ」
ホンソメワケベラ「…さて、次のお客さんは…」
???「おーいしばらくー!こっち頼むわー!!」
ホンソメワケベラ「…!?」
ホンソメワケベラ(やばい…もうそんな時期だったか…)
ホンソメワケベラ(まずいな…心の準備が出来てないぞ…)
???「おーいはやくはやくー!こっちたのむよー!」
ホンソメワケベラ(…断るか?無理してやるような相手じゃない」
ホンソメワケベラ(…いやだめだ。こっちもプロの掃除屋…)
ホンソメワケベラ(…ここでプロとしてのプライドを棄てるようなら…おれは
プロじゃなくなる…やってやろうじゃないか)
ホンソメワケベラ「へいへい!ただいまー」スィー
???「久しぶりー!よろしく頼むよ!」
ホンソメワケベラ「…お久しぶりです。マンボウさん」
ホンソメワケベラ「…いつも不機嫌そうだからヒヤヒヤしたけど」
ホンソメワケベラ「今日はすんなり終われたよ」
ホンソメワケベラ「…さて、次のお客さんは…」
???「おーいしばらくー!こっち頼むわー!!」
ホンソメワケベラ「…!?」
ホンソメワケベラ(やばい…もうそんな時期だったか…)
ホンソメワケベラ(まずいな…心の準備が出来てないぞ…)
???「おーいはやくはやくー!こっちたのむよー!」
ホンソメワケベラ(…断るか?無理してやるような相手じゃない」
ホンソメワケベラ(…いやだめだ。こっちもプロの掃除屋…)
ホンソメワケベラ(…ここでプロとしてのプライドを棄てるようなら…おれは
プロじゃなくなる…やってやろうじゃないか)
ホンソメワケベラ「へいへい!ただいまー」スィー
???「久しぶりー!よろしく頼むよ!」
ホンソメワケベラ「…お久しぶりです。マンボウさん」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/25(木) 00:32:34.96 ID:RAoe4if3O
ホンソメワケベラ「…では、どこから手をつけましょうか?」
マンボウ「んー…久しぶりだからさ!体表全体お願いしようかなぁ」
ホンソメワケベラ(全体!?…正気か?…)
ホンソメワケベラ(遠目からでもわかる…表面に蠢く寄生虫の膨大な数…)
ウミクワガタ「こいつの体表棲み心地最高だわ」
ホンソメワケベラ(…!?あのウミクワガタの余裕の表情…)
ホンソメワケベラ(は…はは…)
ホンソメワケベラ「では…始めますぜ」
マンボウ「うんよろしくー♪」
ホンソメワケベラ(ウミクワガタよ…余裕の表情もそこまでだぜ)
ホンソメワケベラ(今から存分に…つつかせていただきやす…)
ホンソメワケベラ「うおぉーーー!!」ツンツン!!
マンボウ「いやぁ気合い入ってるねぇ…うんそこそこ…あぁぁぁあああいいわ…」
ホンソメワケベラ(我が身が尽きるまでやらせてもらおう…)
マンボウ「んー…久しぶりだからさ!体表全体お願いしようかなぁ」
ホンソメワケベラ(全体!?…正気か?…)
ホンソメワケベラ(遠目からでもわかる…表面に蠢く寄生虫の膨大な数…)
ウミクワガタ「こいつの体表棲み心地最高だわ」
ホンソメワケベラ(…!?あのウミクワガタの余裕の表情…)
ホンソメワケベラ(は…はは…)
ホンソメワケベラ「では…始めますぜ」
マンボウ「うんよろしくー♪」
ホンソメワケベラ(ウミクワガタよ…余裕の表情もそこまでだぜ)
ホンソメワケベラ(今から存分に…つつかせていただきやす…)
ホンソメワケベラ「うおぉーーー!!」ツンツン!!
マンボウ「いやぁ気合い入ってるねぇ…うんそこそこ…あぁぁぁあああいいわ…」
ホンソメワケベラ(我が身が尽きるまでやらせてもらおう…)
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/25(木) 00:40:53.29 ID:RAoe4if3O
ーーーーー10分後
ホンソメワケベラ「…はぁ…はぁ…」
マンボウ「大丈夫?休憩しながらでもいいよー?」
ホンソメワケベラ「…いえ…大丈夫ですよ…マンボウさん」
ホンソメワケベラ(いざやってみったものの…)
ホンソメワケベラ(…これは…かなりの大仕事だ…)
ホンソメワケベラ(…前やったときに比べ…マンボウさんの身の厚み…高さ…幅が
段違いだ…)
ホンソメワケベラ(…俺には…俺には越えられないのか…?)
ホンソメワケベラ(…長く…この業界をこなして来たつもりだが…)
ホンソメワケベラ(俺も…まだまだだな…)
ホンソメワケベラ(…ここで…終わってしまうのか…俺は…)
???『まったく…だらしねぇな…俺達にも声かけろよな!』
ホンソメワケベラ「…!?」
ホンソメワケベラ「…お…お前ら…」
ホンソメワケベラ「…はぁ…はぁ…」
マンボウ「大丈夫?休憩しながらでもいいよー?」
ホンソメワケベラ「…いえ…大丈夫ですよ…マンボウさん」
ホンソメワケベラ(いざやってみったものの…)
ホンソメワケベラ(…これは…かなりの大仕事だ…)
ホンソメワケベラ(…前やったときに比べ…マンボウさんの身の厚み…高さ…幅が
段違いだ…)
ホンソメワケベラ(…俺には…俺には越えられないのか…?)
ホンソメワケベラ(…長く…この業界をこなして来たつもりだが…)
ホンソメワケベラ(俺も…まだまだだな…)
ホンソメワケベラ(…ここで…終わってしまうのか…俺は…)
???『まったく…だらしねぇな…俺達にも声かけろよな!』
ホンソメワケベラ「…!?」
ホンソメワケベラ「…お…お前ら…」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/25(木) 00:58:55.24 ID:RAoe4if3O
オトヒメエビ「俺達…仲間なのにみずくせぇじゃねぇか…」
ホンソメワケベラ「…オトヒメエビさん」
コバンザメ「まぁ君一人じゃ無理でしょ♪誘ってくれりゃいいのに♪」
ホンソメワケベラ「…コバンザメさん」
ハタタテダイ「勘違いするな…貴様のためじゃない…我々掃除魚の沽券に関わる
それだけの話だ…」
ホンソメワケベラ「…ハタタテダイさんまで」
ニセクロスジギンポ「気にするなって!俺達仲間ジャン☆」
一同『テメーは帰れ!!』
ニセクロスジギンポ「(´・ω・`)」
ーーーーーー
ホンソメワケベラ「皆…すまねぇ…」
ホンソメワケベラ「俺一人じゃ…こいつは無理だ…」
オトヒメエビ「ふっ任せろって!」
コバンザメ「じゃあちゃちゃっと終わらせちゃおっか♪」
ハタタテダイ「愚か者め…我らに任せればこんなものすぐだ」
ホンソメワケベラ「じゃあ皆…この一世一代の大仕事…一緒によろしく!」
一同『うおぉぉぉぉぉおおおおお!!』
ホンソメワケベラ「…オトヒメエビさん」
コバンザメ「まぁ君一人じゃ無理でしょ♪誘ってくれりゃいいのに♪」
ホンソメワケベラ「…コバンザメさん」
ハタタテダイ「勘違いするな…貴様のためじゃない…我々掃除魚の沽券に関わる
それだけの話だ…」
ホンソメワケベラ「…ハタタテダイさんまで」
ニセクロスジギンポ「気にするなって!俺達仲間ジャン☆」
一同『テメーは帰れ!!』
ニセクロスジギンポ「(´・ω・`)」
ーーーーーー
ホンソメワケベラ「皆…すまねぇ…」
ホンソメワケベラ「俺一人じゃ…こいつは無理だ…」
オトヒメエビ「ふっ任せろって!」
コバンザメ「じゃあちゃちゃっと終わらせちゃおっか♪」
ハタタテダイ「愚か者め…我らに任せればこんなものすぐだ」
ホンソメワケベラ「じゃあ皆…この一世一代の大仕事…一緒によろしく!」
一同『うおぉぉぉぉぉおおおおお!!』
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/25(木) 01:18:46.68 ID:RAoe4if3O
ーーーーー
マンボウ「いやぁ気持ち良かったー!また次もよろしくねー」スィー
一同『ありがとうございましたー!』
ホンソメワケベラ「…総出でも…この疲労感」ゼェハァ
オトヒメエビ「いやぁ…しんどかったわ…」ゼェハァ
コバンザメ「まぁ…でも…終わったしね…♪」ゼェハァ
ハタタテダイ「…ふ…貴様ら…まだまだ…だな…」ゼェハァ
ニセクロスジギンポ「いやぁ…大変だったねー…」ゼェハァ
一同『テメーは帰れっつっただろうが!』
ニセクロスジギンポ「…(´;ω;`)」
ホンソメワケベラ「けど皆…ありがとな…」
オトヒメエビ「なぁに…さっきもいったろ!」
コバンザメ「俺達仲間だしさ♪」
ハタタテダイ「…ふん」
ホンソメワケベラ「…俺達さ…チームに…
ジンベエザメ「すみませーん…掃除お願いしまーす」
一同『……まじか』
おわり
マンボウ「いやぁ気持ち良かったー!また次もよろしくねー」スィー
一同『ありがとうございましたー!』
ホンソメワケベラ「…総出でも…この疲労感」ゼェハァ
オトヒメエビ「いやぁ…しんどかったわ…」ゼェハァ
コバンザメ「まぁ…でも…終わったしね…♪」ゼェハァ
ハタタテダイ「…ふ…貴様ら…まだまだ…だな…」ゼェハァ
ニセクロスジギンポ「いやぁ…大変だったねー…」ゼェハァ
一同『テメーは帰れっつっただろうが!』
ニセクロスジギンポ「…(´;ω;`)」
ホンソメワケベラ「けど皆…ありがとな…」
オトヒメエビ「なぁに…さっきもいったろ!」
コバンザメ「俺達仲間だしさ♪」
ハタタテダイ「…ふん」
ホンソメワケベラ「…俺達さ…チームに…
ジンベエザメ「すみませーん…掃除お願いしまーす」
一同『……まじか』
おわり
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