妹「さて、罰ゲームですが…」

妹「一緒に夕飯の買い物に行きましょう！」

姉「え？」

妹「あっ…嫌でしたら…その…」

姉「ううん、そうじゃなくて、そんな事でいいの？いつも晩ご飯の買い物して作ってくれてるし、買う物教えてくれたら1人で買ってくるよ？」

妹「そ、そうじゃなくて…2人で行きたいと言うか…その…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

姉「うーん？まぁ一緒に買い物行くの久しぶりだしいいんだけどさ、言ってくれたら罰ゲームじゃなくても行くのに…1人で行くの寂しかったの？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「んっ…///…そう言うわけでは…」

姉「んー？まぁ、それじゃあ妹ちゃん、買い物行こっか！」ﾊﾟｯ

妹「あっ……はい…」

妹（あんまり撫でてもらえなかったなぁ…罰ゲーム、頭撫でてもらうのにすれば良かったかも…）

姉「ほら、早く行こうよ！」ﾀﾀﾀｯ

妹「もう…」

姉「ところで今日は何作るのー？」ﾃｸﾃｸ

妹「今日はアジの煮物を作ろうかと」ﾃｸﾃｸ

姉「むむむ…私カレイがいいなー」

妹「ふふっ、しょうがないですね、売っていたらカレイにしましょうか」

姉「ホント！？妹ちゃん大好き！」ﾀﾞｷｯ

妹「んっ…///姉さんが言うからしょうがなくですよ」

妹（抱きつかれた！…お姉ちゃんいい匂い…えへへ…///）

スーパーで無事カレイと晩御飯の材料購入

姉「ふっふーん、カレイも売ってたし晩ご飯楽しみー！」ﾃｸﾃｸ

妹「ふふっ、姉さんが楽しみにしているみたいですし、がんばって調理しますね」ﾃｸﾃｸ

姉「いつも通りおいしくお願いっ！…あ、せっかくだし手繋いで帰ろっか！」ｷﾞｭｯ

妹「も、もう…たまにはいいですね」ｷﾞｭｩ

妹（お姉ちゃんの手…お姉ちゃんの手だ…///嬉しい…///）


帰宅

姉「ただいまー！」

妹「はい、おかえりなさい。私もただいま」

姉「おかえりー！」

妹「それではご飯作ってきますね。姉さんはどうします？」

姉「んー、部屋で宿題してこようかなー」

妹「わかりました、それでは作り終わったら呼びますね」

姉「うん、お願いね！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「ん…///」

姉部屋

姉「今日も妹ちゃんかわいいなぁ…」ｺﾞｿ

机の前の本立てから取り出したプリクラ帳には妹とのプリクラがいくつも貼ってある

姉「えへへ…やっぱりかわいい…大好き///」

姉「今日は2回も撫でたし、抱きついちゃったし！柔らかかったなぁ…」

姉（でもどうして今日わざわざ罰ゲームにしてまで買い物行きたかったんだろ…もしかしてデート…いや晩御飯の買い物はデートじゃないよね…うーん）

姉「よくわかんないけどいっぱい触れてよかった…また付いて行っちゃおうかな！」

姉「…///」写真ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ｺﾝｺﾝｯ

妹「姉さん、ごはん出来ましたよ」

姉「…！」ﾊｯ

姉「はーい！ありがとー！」

夕食後

姉「ごちそうさま！おいしかったー！やっぱり妹ちゃん料理上手だねっ」

妹「ふふっ、姉さんが喜んでくれてうれしいです」ﾆｺｯ

姉「きっといいお嫁さんになるね～」

姉（あっ、ちょっとからかってみようかなっ）

姉「お嫁さんといえばさ、今日のデートは新婚さんみたいで楽しかったね！」ﾆｺﾆｺ

妹「ふぇっ！？お姉ちゃん何言っ…そ、そうですね、楽しかったです///」ﾌﾟｲｯ

姉「あ、久しぶりにお姉ちゃんって呼んでくれたね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「んぁ…もぅ…///そんなことないです、気のせいです」

姉「もう一回お姉ちゃんって言ってよ！」

妹「言ってないもんっ！お風呂行ってくるねっ」ﾀﾞﾀﾞｯ

姉「あれ…怒らせちゃったかな…」ｼｭﾝ

風呂場

ﾁｬﾎﾟﾝ

妹「ふぅ…」

妹（恥ずかしくて逃げちゃった…怒っちゃったかな…）

妹（でもお姉ちゃんが恥ずかしいことするからだし、私は悪く…むぅ…あんなに逃げるみたいにしなくても良かったかな…）

妹（あっ、恥ずかしい事と言えば、買い物お姉ちゃんもデートって思ってくれたのかな～///でも新婚さんは気が早いよっ…えへへ///）

妹「お姉ちゃん…」

妹（む～…いつも姉さんって呼んでるせいで口に出すの少し恥ずかしいや…）

妹（お姉ちゃんが喜んでくれるなら、お姉ちゃんって呼んでも…）

妹（でもやっぱり恥ずかしいし…う～ん…）ｸﾞﾙｸﾞﾙ

ｶﾞﾗｯ

姉「あっ、お風呂上がったんだね！アイス食べる？それともお茶飲むかな？」ｱｾｱｾ

妹「はい、戻りました。自分でお茶出しますから大丈夫ですよ」ﾃｸﾃｸ

姉「う…うん」

姉（やっぱり怒ってるのかな…）

妹「ｺｸｺｸｯ…えっと…あの…」

姉「わ…私もお風呂行ってくるね！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

妹「お姉ちゃ…行ってしまいましたか…」ｸﾞｽｯ

妹（どうしよう…嫌われちゃったのかな……仲直りしたいよぉ…）

妹「っ！」


風呂場

ﾁｬﾎﾟﾝ

姉「…」

姉（どうしよう…逃げちゃったよ…）

姉（だって、怖かったし…なんだか怒ってるみたいだったし…）

姉「…ｴｸﾞ…ｸﾞｽｯ…」

姉（私が悪いのになぁ…こんなところで泣いても許してもらえないよね…）

姉（ごめんなさいして、今日は寝よ…）

ｶﾞﾗｯ

姉「お風呂あがったよ～…」

妹「姉さん、オセロしましょう」

姉「え？」

妹「オセロです。負けたほうは勝った方の言うことを聞くんです」

姉「えっ…あの…」

妹「お願いします、姉さん」ｳﾙｳﾙ

姉「うん、わかった…！夕方やったぷよぷよと同じルールだね！」

姉（そんな涙目じゃ断れないよ…）ｱｾｱｾ

妹「ありがとうございます、姉さん」ﾊﾟｧｯ

姉「うん！じゃあそこの机で良いよね！」

妹「はい！負けませんよ！」

終局

妹「ま…負けました…」ﾄﾞﾖｰﾝ

姉「えへへ、お姉ちゃん強いでしょ」ｴｯﾍﾝ

妹「では罰ゲームですが…何をすれば良いですか？」

姉（うーん…考えてなかった…）

姉（ってあれ？私が夕方に考えてたのって今からできるじゃん！）

姉「じゃあさ、今日は一緒に寝よ！」

姉（って私あほなの！？怒ってる妹ちゃんにこんなこと言ったらまた怒るに決まっ）

妹「え？はい、姉さんが良いのであれば…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

姉（てなかった！？もしかして寝てる私に何かするつも…そんな子じゃないね…）

妹「えっと…どちらの部屋で寝ますか？」

姉「じゃあ、私の部屋で寝よ？」

妹「わかりました。明日の用意をしたら姉さんの部屋に行きますね」

姉「うん、わかった」ﾆｺｯ

姉部屋

ｺﾝｺﾝｯ

姉「！…は～い」

ｶﾞﾁｬｯ

妹「失礼します…」ｿｰ

姉「ん、じゃあ寝よっか！」ｱｾｱｾ

妹「その前に…ちょっとだけお話を…」ｳﾜﾒ

姉「あっ…えっと…ごめんね！？妹ちゃん、私の事お姉ちゃんなんて呼びたくなかったんだよね！変なこと言ってごめんね…」ｼｭﾝ

妹「えっ…あの…そうではなく…」

姉「ううん、お姉ちゃんなのに妹ちゃんの事なんにもわかってなくてごめん…この罰ゲームも嫌だったら」

妹「お姉ちゃん！！」

姉「！？」

妹「私、お姉ちゃんの事そんな風に思ってないよ！？大好きなお姉ちゃんと一緒に寝られるの、すごくうれしいよ！？」

姉「でもさっき怒ってたし…」

妹「あれは恥ずかしかっただけなの！私の方こそごめんね…私なんて、お姉ちゃんって素直に言えないかわいくない妹だよね…」ｳﾙｳﾙ

姉「そんなことないよ！妹ちゃんは私の大好きなかわいい妹ちゃんなんだから！」ﾀﾞｷｯ

妹「お姉ちゃん…ごめんね…」ｷﾞｭｰｯ

姉「ううん、私も変な風に考えちゃってごめんね」ｷﾞｭｯ

妹「ｸﾞｽ…ｴｸﾞｯ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

姉「よしよし…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

10分くらい後

姉「少し落ち着いたかな？」

妹「はい…すみません…」

姉「んー…ていっ」ﾃﾞｺﾋﾟﾝｯ

妹「いたっ！？」

姉「そんなに謝らなくていいの！ありがとうって言われた方が私もうれしいし！」

妹「あ…はい、ありがとうございます…」

姉「後、今日の罰ゲーム追加。敬語禁止」ﾆｺﾆｺ

妹「え！？突然無理ですよ！？」

姉「敬語禁止っ」ﾃﾞｺﾋﾟﾝｯ

妹「いたっ！」

姉「私がオセロで勝ったんだから言うこと聞いてもらうもーん！」

妹「2つもずるいでｓ・・・ずるいよ姉さん」

姉「誰も1つだなんて言ってないよね」ﾆﾔｯ

姉「後ね後ね！姉さんも禁止！お姉ちゃん、ね！」

妹「横暴だね、お姉ちゃん、は」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

姉「横暴でいいもーん！さぁ、一緒に寝よっか！」

妹「うん…///」

ｺﾞｿｺﾞｿ

姉「シングル…ぴったりだね～」ｷﾞｭｰ

妹「ふぇっ！？抱きつくの！？」ﾋﾞｸｯ

姉「狭いもーん」ｷﾞｭｯ

妹「むー…お姉ちゃんばっかり卑怯です」ｷﾞｭｰｯ

姉「あ、敬語…そんなにくっついちゃデコピンできないよ…」

妹「しょうがないです、諦めてください。お姉ちゃんだけは、がんばって言いますから…///」ｶｧｰｯ

姉「もう…じゃあ許してあげるね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「あっ…うん…///」ﾎﾟｰｯ

姉「そういえばさ」

妹「どうしましたか？お姉ちゃん」

姉「妹ちゃんは私の事大好きなんだ？」ｼﾞｰｯ

妹「あ、いや、それは…えっと…」ｶｧｰｯ

妹「…ふぅ…はい、大好きですよ。お姉ちゃん」ｷﾞｭｯ

姉「！！！私も大好きだよ！妹ちゃん！」

妹「えへへ…///」