1: 名無しさん 2014/04/25(金)21:06:38 ID:JG91FYEb0
~軽音部部室~
唯「こんな歌詞考えてきました!」
律「どれどれ」フムフム
~歌詞~
君がそばにいるだけでいつも勇気もらってた
律「・・・」
唯「どうかな?」エヘヘ
澪「い、いんじゃないか」
律「う、うん。唯いいんじゃないか?」
唯「ほえ?みんな変だよ?」
紬「ゆ、唯ちゃんお茶にしない?」
律「賛成ー!ムギお茶入れてくれ?」
唯「?」
唯「こんな歌詞考えてきました!」
律「どれどれ」フムフム
~歌詞~
君がそばにいるだけでいつも勇気もらってた
律「・・・」
唯「どうかな?」エヘヘ
澪「い、いんじゃないか」
律「う、うん。唯いいんじゃないか?」
唯「ほえ?みんな変だよ?」
紬「ゆ、唯ちゃんお茶にしない?」
律「賛成ー!ムギお茶入れてくれ?」
唯「?」
2: 名無しさん 2014/04/25(金)21:07:15 ID:JG91FYEb0
~1時間後~
唯「あれ皆は帰らないの?」
律「おぅ!期末がヤバイから澪に教えてもらうんだぞー!」
唯「りっちゃん抜け駆け!けど私帰らないと憂が心配するからまた明日ね!」
律「寄り道するなよー!」
唯「フンス!また明日ねー」
バタン
律「帰ったな。」
澪「あの歌詞ってさぁ、憂ちゃんのことだよな?」
律「あぁ。」
紬「唯ちゃん・・・。」
唯「あれ皆は帰らないの?」
律「おぅ!期末がヤバイから澪に教えてもらうんだぞー!」
唯「りっちゃん抜け駆け!けど私帰らないと憂が心配するからまた明日ね!」
律「寄り道するなよー!」
唯「フンス!また明日ねー」
バタン
律「帰ったな。」
澪「あの歌詞ってさぁ、憂ちゃんのことだよな?」
律「あぁ。」
紬「唯ちゃん・・・。」
4: 名無しさん 2014/04/25(金)21:08:05 ID:JG91FYEb0
~教室~
ガヤガヤ
律「唯。話があるんだけど。」
唯「りっちゃん隊員なんでしょうか!」
律「ちょっと中庭に行こうよ。」
~中庭~
律「唯、憂ちゃんのことなんだけどさ」
唯「ん?憂がどうかしたの?」
律「憂ちゃんが亡くなって半年だろ?皆でお墓行こうと思ってさ」
唯「お墓?憂は生きてるけど?」
律「唯・・・。」
唯「りっちゃん大丈夫?そんな冗談いくら私にだって通用しないよ」アハハ
律「唯!!」
唯「わかってる・・。」
律「・・・」
唯「もう少しこのままにして欲しいんだよ。」
律「一人で大丈夫なのか?」
唯「憂がいるからね!」
律「ゆ、ゆい。」
唯「もちろん、お空にいるって意味だから安心して!」
律「あぁ。わかった。」
ガヤガヤ
律「唯。話があるんだけど。」
唯「りっちゃん隊員なんでしょうか!」
律「ちょっと中庭に行こうよ。」
~中庭~
律「唯、憂ちゃんのことなんだけどさ」
唯「ん?憂がどうかしたの?」
律「憂ちゃんが亡くなって半年だろ?皆でお墓行こうと思ってさ」
唯「お墓?憂は生きてるけど?」
律「唯・・・。」
唯「りっちゃん大丈夫?そんな冗談いくら私にだって通用しないよ」アハハ
律「唯!!」
唯「わかってる・・。」
律「・・・」
唯「もう少しこのままにして欲しいんだよ。」
律「一人で大丈夫なのか?」
唯「憂がいるからね!」
律「ゆ、ゆい。」
唯「もちろん、お空にいるって意味だから安心して!」
律「あぁ。わかった。」
5: 名無しさん 2014/04/25(金)21:09:13 ID:JG91FYEb0
律「結局、唯は来ないんだな。」
澪「唯大丈夫かな。」
紬「唯ちゃんは自分のせいで憂ちゃんが亡くなったって責めてたから。」
~回想シーン~
登校中
憂「おねーちゃん!カバン忘れてるよー」モゥー
唯「忘れてたー」エヘヘ
唯「!」
キキーッ
唯「憂危ない!」
ドン
運転手「う、うん?」
唯「う~い~」ウワーン
澪「唯大丈夫かな。」
紬「唯ちゃんは自分のせいで憂ちゃんが亡くなったって責めてたから。」
~回想シーン~
登校中
憂「おねーちゃん!カバン忘れてるよー」モゥー
唯「忘れてたー」エヘヘ
唯「!」
キキーッ
唯「憂危ない!」
ドン
運転手「う、うん?」
唯「う~い~」ウワーン
6: 名無しさん 2014/04/25(金)21:09:31 ID:JG91FYEb0
~霊園~
澪「たしか飲酒運転だったんだよな。」
紬「えぇ。だから唯ちゃんのせいじゃないのに、自分がカバンを忘れなきゃ、もっとしっかりしてればって自分を責めてるのよ。」
律「生きるってなんなんだろうな。」
澪「たしか飲酒運転だったんだよな。」
紬「えぇ。だから唯ちゃんのせいじゃないのに、自分がカバンを忘れなきゃ、もっとしっかりしてればって自分を責めてるのよ。」
律「生きるってなんなんだろうな。」
7: 名無しさん 2014/04/25(金)21:11:03 ID:JG91FYEb0
~平沢家~
唯「憂・・・。私はいいお姉ちゃんじゃなくてごめん。ごめん・・・。」
唯「私がしっかりしてれば憂は普通に恋愛して結婚して楽しい人生をおくれたのに私のせいで・・・。憂じゃなくて私が事故にあえばよかったのに・・・。」
唯「少し疲れたから寝るね。」
~夢の中~
憂「お姉ちゃん!」
唯「う、憂?」
憂「お姉ちゃんのせいじゃないよ。私はお姉ちゃんがお姉ちゃんで本当によかった!後悔なんてしてないし、これからもお空からお姉ちゃんを見てるからね!」
唯「憂!行っちゃやだよー!」
憂「私はずっとお姉ちゃんのそばにいるから安心してね!」ニコッ
唯「う~い~!」
~平沢家~
唯「う~い~。ハッ!夢か・・・。憂に会いたいよ。憂がいないと謝れないよ。憂の声が聞きたいよ。憂がいてくれるだけでいいのに・・・。」グスッ
唯「憂・・・。私はいいお姉ちゃんじゃなくてごめん。ごめん・・・。」
唯「私がしっかりしてれば憂は普通に恋愛して結婚して楽しい人生をおくれたのに私のせいで・・・。憂じゃなくて私が事故にあえばよかったのに・・・。」
唯「少し疲れたから寝るね。」
~夢の中~
憂「お姉ちゃん!」
唯「う、憂?」
憂「お姉ちゃんのせいじゃないよ。私はお姉ちゃんがお姉ちゃんで本当によかった!後悔なんてしてないし、これからもお空からお姉ちゃんを見てるからね!」
唯「憂!行っちゃやだよー!」
憂「私はずっとお姉ちゃんのそばにいるから安心してね!」ニコッ
唯「う~い~!」
~平沢家~
唯「う~い~。ハッ!夢か・・・。憂に会いたいよ。憂がいないと謝れないよ。憂の声が聞きたいよ。憂がいてくれるだけでいいのに・・・。」グスッ
8: 名無しさん 2014/04/25(金)21:11:36 ID:JG91FYEb0
~軽音部部室~
澪「唯、これを聴いてみてくれないか?」
唯「ん?」
紬「唯ちゃんのこの前の歌詞にメロディーをつけてみたんだけど・・。」
♪♪♪♪♪~♪♪~♪♪♪
紬「ど、どうかしら?」
唯「ありがとうムギちゃん。この曲にタイトル付けなきゃね」グスッ
律「U&Iってどうかな?」
唯「U&I?」
律「うん。憂ちゃんのUと憂ちゃん、唯に共通する「い」でIを付けてみたんだ。」
澪「この曲は憂ちゃんと唯の2人で1つの曲って意味なんだ。」
唯「み、みんな。」
律「そうと決まれば練習だぁー!」
澪「唯、これを聴いてみてくれないか?」
唯「ん?」
紬「唯ちゃんのこの前の歌詞にメロディーをつけてみたんだけど・・。」
♪♪♪♪♪~♪♪~♪♪♪
紬「ど、どうかしら?」
唯「ありがとうムギちゃん。この曲にタイトル付けなきゃね」グスッ
律「U&Iってどうかな?」
唯「U&I?」
律「うん。憂ちゃんのUと憂ちゃん、唯に共通する「い」でIを付けてみたんだ。」
澪「この曲は憂ちゃんと唯の2人で1つの曲って意味なんだ。」
唯「み、みんな。」
律「そうと決まれば練習だぁー!」
9: 名無しさん 2014/04/25(金)21:12:04 ID:JG91FYEb0
~軽音部部室~
♪♪~♪♪♪~♪♪
澪「だいぶ合ってきたな。」
唯「皆にお願いがあるんだけどさ。」
律「ん?」
唯「あのさ、この曲を新歓ライブで歌っていいかな?」
紬「もちろんよ!」
澪「唯・・・。」
唯「なんかしんみりしちゃうけど、この曲を聴いて新入生が入ってくれたら、きっと憂も喜んでくれると思うんだよね。」
律「よっしゃー!新歓ライブまで日にちが無いから練習だぁー!」
唯・澪・紬「おーー!」
♪♪~♪♪♪~♪♪
澪「だいぶ合ってきたな。」
唯「皆にお願いがあるんだけどさ。」
律「ん?」
唯「あのさ、この曲を新歓ライブで歌っていいかな?」
紬「もちろんよ!」
澪「唯・・・。」
唯「なんかしんみりしちゃうけど、この曲を聴いて新入生が入ってくれたら、きっと憂も喜んでくれると思うんだよね。」
律「よっしゃー!新歓ライブまで日にちが無いから練習だぁー!」
唯・澪・紬「おーー!」
10: 名無しさん 2014/04/25(金)21:12:41 ID:JG91FYEb0
~新歓ライブ~
唯「新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。放課後ティータイムです。私には妹がいました。憂って言います。憂はしっかり者でいつも私に勉強を教えてくれたりご飯を作ってくれました。どっちかって言うと私が妹みたいな感じでした。」テヘヘ
澪「唯・・・。」
唯「本当は、みなさんと同じ桜ヶ丘に入学する予定でしたが事故でこの世を去りました。だから、精一杯の感謝の気持ちを歌に込めて憂のいる青空に届けたいと思います。それでは聴いて下さい。」
唯「U&I!!」
♪♪~♪♪♪♪~♪
新入生「ワーワー」
唯「新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。放課後ティータイムです。私には妹がいました。憂って言います。憂はしっかり者でいつも私に勉強を教えてくれたりご飯を作ってくれました。どっちかって言うと私が妹みたいな感じでした。」テヘヘ
澪「唯・・・。」
唯「本当は、みなさんと同じ桜ヶ丘に入学する予定でしたが事故でこの世を去りました。だから、精一杯の感謝の気持ちを歌に込めて憂のいる青空に届けたいと思います。それでは聴いて下さい。」
唯「U&I!!」
♪♪~♪♪♪♪~♪
新入生「ワーワー」
11: 名無しさん 2014/04/25(金)21:13:10 ID:JG91FYEb0
~軽音部部室~
律「終わったな!」
澪「よ、よかったよな!?」
唯「うん。すごくよかった!」
紬「もし新入生が来なくても私達だけで放課後ティータイムをやりましょう!」
律「だな!」
バタン!
澪「ゆ、唯どうした?」
唯「なんだか頭が重くて、眠たくて、なんだろう。」
律「唯~!どうした?」
澪「唯!!しっかりしろ?」
紬「唯ちゃん!!!」
律「終わったな!」
澪「よ、よかったよな!?」
唯「うん。すごくよかった!」
紬「もし新入生が来なくても私達だけで放課後ティータイムをやりましょう!」
律「だな!」
バタン!
澪「ゆ、唯どうした?」
唯「なんだか頭が重くて、眠たくて、なんだろう。」
律「唯~!どうした?」
澪「唯!!しっかりしろ?」
紬「唯ちゃん!!!」
12: 名無しさん 2014/04/25(金)21:14:15 ID:JG91FYEb0
~病院~
唯「ん?ここは?」
憂「お、お姉ちゃん!!せ、先生呼んでくるね!」タッタッタッ
唯「憂?ここは天国なのかな?」
医師「平沢さん、ここがどこかわかりますか?」
唯「天国ですか?」ほぇ
医師「病院ですよ。あなたは1週間前に事故でこの病院に運ばれて来たんです。」
唯「私が事故?」
医師「あと少ししたら精密検査をしますのでまた後で。」
憂「お姉ちゃんー!!」ウワーン
唯「憂?本当に憂なんだよね?」
憂「うん。私が車にぶつかりそうになった時にお姉ちゃんがかばってくれて・・・。」
唯「憂~!」ガバッ
憂「お、お姉ちゃん?」
唯「憂が生きててくれてよかったよー!」ウワーン
憂「それは私の台詞だよ・・」グスッ
律「そろそろいいかな?」オホン
澪「唯~!よかったー!心配したんだからなー!!」
紬「唯ちゃん。本当によかった・・」
唯「みんな・・・。」
唯「ん?ここは?」
憂「お、お姉ちゃん!!せ、先生呼んでくるね!」タッタッタッ
唯「憂?ここは天国なのかな?」
医師「平沢さん、ここがどこかわかりますか?」
唯「天国ですか?」ほぇ
医師「病院ですよ。あなたは1週間前に事故でこの病院に運ばれて来たんです。」
唯「私が事故?」
医師「あと少ししたら精密検査をしますのでまた後で。」
憂「お姉ちゃんー!!」ウワーン
唯「憂?本当に憂なんだよね?」
憂「うん。私が車にぶつかりそうになった時にお姉ちゃんがかばってくれて・・・。」
唯「憂~!」ガバッ
憂「お、お姉ちゃん?」
唯「憂が生きててくれてよかったよー!」ウワーン
憂「それは私の台詞だよ・・」グスッ
律「そろそろいいかな?」オホン
澪「唯~!よかったー!心配したんだからなー!!」
紬「唯ちゃん。本当によかった・・」
唯「みんな・・・。」
13: 名無しさん 2014/04/25(金)21:15:14 ID:JG91FYEb0
唯「このノートは?」
澪「憂ちゃんが歌詞を書いたんだよ!」
律「しかも、放課後ティータイムとして憂ちゃんが新入生なのに新歓ライブで歌ったんだぞ!」
紬「唯ちゃん、聴いてみて!」
♪~♪♪♪~♪♪
律「どうだ?いい曲だろ?」
唯「・・ってる」グスッ
律「ん?」
唯「この曲知ってる・・。憂の歌が私に届いてたんだね・・・。」グスッ
律「唯、退院したらさぁこの曲を皆で歌おうぜ!」
紬「どこで歌う?」
律「それはもちろん決まってるだろ!」
唯・憂・律・澪・紬
「青空の下で!!」
~fin~
澪「憂ちゃんが歌詞を書いたんだよ!」
律「しかも、放課後ティータイムとして憂ちゃんが新入生なのに新歓ライブで歌ったんだぞ!」
紬「唯ちゃん、聴いてみて!」
♪~♪♪♪~♪♪
律「どうだ?いい曲だろ?」
唯「・・ってる」グスッ
律「ん?」
唯「この曲知ってる・・。憂の歌が私に届いてたんだね・・・。」グスッ
律「唯、退院したらさぁこの曲を皆で歌おうぜ!」
紬「どこで歌う?」
律「それはもちろん決まってるだろ!」
唯・憂・律・澪・紬
「青空の下で!!」
~fin~
引用元: ・【けいおんSS】青空の下で!!
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。