アストラル「あんな短いスカートで激しく動けばスカートの中身は見えるはずなのだ。それは物理的見地から導き出される当然の結果だ」

遊馬「だがあいつは、『Ⅱ』と併せて146話ほぼ全てに登場しているのに……１度たりとも　　チラのパの字も見せてねえ！」

アストラル「ありえない。あのスカートは鉄壁の絶対防御将軍だとでもいうのか？」

遊馬「やっぱり時間帯か？　夕方５時30分が不味かったのか？」

アストラル「確かにメタ的な目で見ればそれもあるだろう。しかし遊戯王は深夜41時30分アニメと言われているからある意味時間帯はクリア出来ていたのだ」

アストラル「その証拠に小鳥は風呂上りのバスタオル姿など中々にセクシーな姿を視聴者に曝していた。だからやろうと思えば出来たはずなのだ、雑破辺りの脚本で！！」

遊馬「けど俺達は一度も小鳥の　　チラを見る事も無く最終回を迎えちまった……こんなのってありなのかよ、アストラル！！」

アストラル「私も迂闊だったよ、遊馬。こんな事ならばもう少し考えてヌメロンコードを使えば良かった」

遊馬「別に裸が見たいとか贅沢な事を言うつもりはねえんだよ。チラッと、チラッとで良いんだ……」

遊馬「純白（予想）の理想郷を……一瞬でも俺達は見たかったんだよ！」

アストラル「その気持ちは私も同じだ。私達はその小さな奇跡を一目見たかった」

アストラル「だが小さくても奇跡は奇跡……そう簡単に起こせるものではなかったのだな」

遊馬「……いや、俺は諦めねえぞ、アストラル」

アストラル「遊馬？」

遊馬「確かにもうアニメは最終回も迎えたしＤＶＤやブルーレイにも修正は無かった。だがそれでも俺は諦めねえ！」

遊馬「デュエルと同じだ。どんな絶望的な状況でも諦めなければ、かっとビングすれば道は開けるんだ！」

アストラル「遊馬……」

遊馬「小鳥の　　チラの為に……かっとビングだ、俺！！」

アストラル「そうか。君の決意は固いのだな……なら私も君の相棒として共に歩むとしよう」

遊馬「ありがとう、アストラル。そうと決まればまずはゼアルの録画を見返すぜ！　もしかしたら何処かにこっそりチラってるかもしれねえ」

アストラル「時間もあまりない。二手に別れ、それぞれ二倍速でチェックするぞ、遊馬！！」

…………

遊馬「くそ、何度見返しても全然見えねえ！　何だよ、あの狙った様なカメラワーク！！」

アストラル「ガガガガールやアンナの　揺れをスローで見ていたせいで思ったより時間が掛かってしまったな」

遊馬「だが俺達が今みたいのは　　チラなんだ。　揺れも良いけど今は鏡の中のデュアルイズムもといスカートの中のチラリズムを求めてんだよ」

アストラル「放送された映像の中に　　チラはなかった。ならば今から何とかして直接見るしかもう方法はあるまい」

遊馬「だけど小鳥のスカートは鉄壁だし、そう簡単に見れるとは思えないぜ？」

アストラル「録画の中に何か　　チラを見る為のヒントがあれば良いのだが……ん？」

遊馬「どうしたんだよ、アストラル？」

アストラル「そうか、その手があったか……遊馬、勝利の方程式が見えたぞ！」

遊馬「なっ、どういう事だ、アストラル？」

アストラル「ゼアルだ！」

遊馬「！？」

遊馬「いや、ちょっと待て。ゼアルと小鳥の　　チラに何の関係があるんだよ？　今回ばかりはまるで意味が分からねえぞ？」

アストラル「遊馬、とりあえずこのシーンを見るんだ」


カイト『人の心によどむ影を照らす、まばゆき光。人は俺を、ナンバーズハンターと呼ぶ』ｷﾘｯ←録画映像


遊馬「何だ、ただのカイトの黒歴史じゃん。これがどうしたんだよ？」

アストラル「重要なのは彼の痛さでは無い。彼が居る状況だ」

遊馬「状況ってカイトがデュエルを挑んでるだけだろ。後周りはオービタルの力で……まさか！？」

アストラル「小鳥のスカートは鉄壁だ。多少の事ではその中身を確認する事は出来ない」

アストラル「だが時間を止めてしまえば、その動きを封じてしまえばそれも不可能では無い！」ｶﾝｺｰﾝ

遊馬「でもその為にはカイトの協力が必要だ。だけどあの弟一筋のカイトがこんな事に協力してくれるとはとても思えないぜ」

アストラル「だからこそのゼアルだ。彼の協力は必要ない。我々の力で時間を止めるカードを創造すれば良い」

遊馬「時間を止めるカード？　そんな事が出来るのか？」

アストラル「それは正直分からない。だが我々はデュエリスト、やって出来ない事は無い！」

遊馬「なんか良く分からねえけどすげえ説得力だ……よし、やろうぜ、アストラル！！」

アストラル「いくぞ、遊馬！」

遊馬「おう！　俺は俺自身とお前でオーバーレイ！　俺達２人でオーバーレイネットワークを構築！」

アストラル「遠き2つの魂が交わる時、語り継がれし力が現れる……」

遊馬＆アストラル「「エクシーズチェンジ！　ZEXAL！」」

じゃきーん

アストラル「最強デュエリストのドローは全て必然……煩悩さえもデュエリストが創造する！」

遊馬＆アストラル「「シャイニングドロー！！」」

っ『時を操るカード』

遊馬「よし、カード名的にこれなら時間を止められるぜ！」

アストラル「よし、善は急げだ、遊馬！　早速小鳥の家に行くぞ！！」

小鳥の家……

小鳥（新シリーズのゲストに何時呼ばれても良い様に久々にプラモ造りの練習でもしようかな……あら？）

遊馬＆アストラル「「全て壊すんだ！！」」

ガシャーン！！

小鳥「きゃああ！？」

アストラル「む、やはりこの程度の衝撃では彼女のスカートはピクリともめくれないか」

遊馬「だがそれは分かり切ってた事だ。へっ、逆に燃えて来たぜ！」

小鳥「えっ、何で遊馬が……ゼアルが窓を破って家に？　え？　え？」

遊馬「小鳥、俺とアストラルのかっとビングで……お前のチラリズムを封じるスカートをぶっ壊してやる！！」

小鳥「は？」

アストラル「いくぞ！　我々は手札から『時を操るカード』、発動！！」

小鳥「えっ、何、光が……きゃあ！？」


――その瞬間、世界はゼアルの光に包まれ全ての時間は止まった。


アストラル「成功だ、遊馬！　君と私のかっとビングが遂に奇跡を起こしたのだ！！」

遊馬「遂に……遂にあの鉄壁スカートの中を見られるのか」ｺﾞｸﾘ

アストラル「時は来た……さあ、覗くとしてよう」

遊馬「…………」

アストラル「どうした、遊馬？」

遊馬「なあ、本当にこれでいいのかな？」

アストラル「ここまで来て何を言うのだ、遊馬？」

遊馬「確かに時間を止めれば小鳥の　　　を見れるかもしれねえ。でもアストラル、それって俺達が求めていた　　チラなのかな？」

遊馬「どんなにもどかしくてもイライラしても、　　　を求めて必死になって戦って来た。その一瞬一瞬の積み重ねに俺達の　　チラがあるんじゃねえのか！」

アストラル「遊馬……」







アストラル「では　　　を見ずにこのまま帰るのか？」

遊馬「いや、そこはやっぱり勿体ないから見る事は見とくけどさ」

遊馬「ああ、なんかドキドキしてきたぜ」ﾊｧﾊｧ

アストラル「息が荒いぞ、遊馬。もっともそれは私も同じだがな」ﾊｧﾊｧ

遊馬「チラッとだけ見るぞ、チラッとだけ。一気に見たらそれはただの　　モロだからな」

アストラル「本当なら物理的では無くハプニングで見えてこその　　チラだがそこは仕方がない。ぶっちゃけもう　　　が見えればそれで良い」

遊馬＆アストラル「「さあ、かっとビングだ、俺達！！」」

ゴゴゴゴゴ……

遊馬＆アストラル「「！？」」

遊馬「な、なんだ？　小鳥のスカートの周りに……黒い影が！？」

アストラル「これではスカートの中が確認出来ない！！」

遊馬「くそ、ここまで来て……何なんだよ、この影は？」

アストラル（この影から感じる気配……まさか！！）

アストラル「姿を現せ、ゼアルビーム！！」

┣¨┣¨┣¨┣¨ド！！

遊馬「影が晴れていく……何か出て来るぞ、アストラル！！」

ドン・サウザンド「――久しぶりだな。九十九遊馬、アストラル」

遊馬「なっ、小鳥のスカートの中からドン・サウザンドが！？」

アストラル「やはり黒幕は貴様だったか、ドン・サウザンド！！」

遊馬「ど、どういう事だよ、アストラル？　ドン・サウザンドは倒したはずじゃ……」

ドン・サウザンド「我は滅びん。なぜならこの世に起こる災厄は全て我が起こすのが必然だからだ」

ドン・サウザンド「災厄ある所に我はあり。つまりこの世に完全な平和が無い以上、我も滅びないという事だ」

アストラル「全146話……その中で一度も　　チラが無かったのも全てお前のせいだったという訳か」

遊馬「くっ、許さねえぜ、ドン・サウザンド！！」

アストラル「遊馬、奴が居る限り我々が小鳥の　　チラを拝む未来は永遠に無いぞ」

遊馬「だったらもう一度倒すまでだ！　覚悟しやがれ、ドン・サウザンド！！」

ドン・サウザンド「そう簡単に行くかな？　我は復活してさらなる力も手に入れている」

ネオ・ドン・サウザンド「そう、我の事はドン・サウザンドでは無く……むしろネオ・ドン・サウザンドと呼ぶが良い」

遊馬「くっ、即効で名前も変わって何だか凄まじい力を感じるぜ！」

アストラル「時間を止めている以上、援軍は望めない。果たして我々だけで奴を倒せるのか……」




？？？「――俺達も力を貸すぜ！」

遊馬＆アストラル「「！？」」

十代「ようやく見つけたぜ、元凶！　俺達の世界も　　チラが見えないのはお前のせいだったんだな！」

遊星「俺達の絆パワーで必ず絶望（規制）の未来を希望（表現の自由）に変えてみせる！！」

遊矢「　　　が見えないアクションデュエルなんて俺は認めない！　お楽しみ（意味深）はこれからだ！！」

遊戯「俺は　　戦車とかで見た事あるけど後輩達が困っているなら力を貸すＺＥ！！」

遊馬「おい、なんか強そうなデュエリストがいっぱい来たぜ！？」

アストラル「どうやら我々の創造したカードは時間を止めるだけでは無く、時空を繋げる効果もあった様だな」

ネオ・ドン・サウザンド「どれだけ集まろうが我の敵では無い……まとめてひねりつぶしてくれる！」

遊馬「俺達の力でお前の野望を打ち砕き、必ず　　チラを取り戻して見せる！！」

遊戯「いくぞ、みんな！！」

一同「おう！！」







『デュエル！！』







＜劇場版『遊戯王』プロジェクト始動中！　続報を待て！！＞

以上です。新しい遊戯王の映画楽しみですね。

ちなみにガガガガールの　　チラなら漫画版にあります。ではおやすみなさい。