2: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:31:20.35 ID:7oD00eip0

――――


堀裕子「ふんっ、むむむむっ……!!」ググッ


依田芳乃「……」


裕子「はぁっ、はぁっ、もう一回!」


芳乃「ほー……」ズズズ……


裕子「ムンっ、むむむっ……!!」グググッ


芳乃「今日も天気がよいのでして」パリパリ


芳乃「……ほー」ズズズ……



裕子「お、おかしいですね……この知恵の輪、いくらやっても……」ゼェハァ


裕子「……今日のトレーニングは、これくらいにしましょう!」


芳乃「……そなたー、そなたー」


裕子「な、なんですか芳乃ちゃん?」ビクッ


芳乃「先程から見ていましたがー、その方法では外せないのでしてー」ヒョイッ


芳乃「この知恵の輪はーこのようにしてから引っ張るとー」カチャカチャ


裕子「おお!ま、まさか!」


3: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:33:03.87 ID:7oD00eip0

芳乃「簡単にー……」グイッ


裕子「??」


芳乃「……むー」グイッグイッ


裕子「どうしたんですか、芳乃ちゃん?」


芳乃「硬いのでして……」ジーッ


芳乃「……そなたー、後は任せたのでしてー」ヒョイッ


裕子「は、はい!ふんぬっ!」グイッ



カチャッ


裕子「!」


裕子「やった!やりました!」


芳乃「これくらいはー造作も無いことでしてー」ニコッ


裕子「あれ、でも芳乃ちゃん、さっきのは……」


芳乃「……今日も天気がよいのでしてー」フイッ


裕子「芳乃ちゃん」


芳乃「そなたー世の物事にはー触れてはならぬこともー」


4: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:35:49.89 ID:7oD00eip0

――――


裕子「むむっ……このピースは……ここですね!」


芳乃「違うのでしてー」


裕子「あ、あれ?じゃあこっち!」


芳乃「それはこちらでしてー」


裕子「え、えっと……おかしいですね、私のサイキックパワーにかかればこれくらい簡単なはず……」


芳乃「そもそもーそなたのさいきっくとはーいかなるものでしょうかー」


裕子「さ、サイキックとは……?」


裕子「難しいですね……」


芳乃「そもそもーこれでは特訓として正しくないのでしてー……」


芳乃「超能力のようなー人並み外れた力を持つにはー、このような特訓は不要かとー」


裕子「えっ!?じゃあ、どうすれば……!?」


5: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:37:11.26 ID:7oD00eip0

芳乃「神の力を借りればよいのでしてー」


裕子「?」


芳乃「その身に神を降ろしー神の力をお借りすることでー……」


芳乃「……そなたー?」


裕子「な、なるほど、そういう手段もあるんですね?」キョトン


芳乃「……」


芳乃「ではー、まずはそなたはーこのパズルを解くのでしてー」


芳乃「それがーそなたの欲する力へのー近道となるでしょうー」


裕子「はい!どれがどのピースか、私のサイキックで全部当ててみせます!」ムムッ



芳乃「……そなたには、まだ早かったようでしてー」


裕子「?」


芳乃「なんでもないのでしてー」


6: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:40:36.90 ID:7oD00eip0

――――


裕子「私のサイキックにかかれば、さいころの目くらい自由自在です!」バッ


カラカラカラ……


裕子「よし、4ですね……ああっ!?」


芳乃「一回休みでしてー」


芳乃「ではー、わたくしの力をご覧にいれましょうー」ポイッ


カラカラカラ……


裕子「また6ですか!?」


芳乃「これくらいはー造作もないことでしてー」


裕子「でも、これで5連続……はっ!もしかしてイカサマですか!?」


芳乃「そのようなことはーありませぬがー」


裕子「いいえ!これは怪しいと、私のサイキックが唸ってます!むむむっ!!」


芳乃「……仕方ないのでしてー。ではー、これで白黒つけましょうー」スッ


7: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:42:52.06 ID:7oD00eip0

裕子「むんっ!」カラカラカラ……


裕子「えっと……これは何でしたっけ?」


芳乃「5の目でしてー」


芳乃「ではーまいりましょうー」カラカラカラ……


裕子「!!」


芳乃「ほー、シゴロでしてー」


裕子「も、もう一回!」



裕子「ぜ、全敗……!?」ガーンッ


芳乃「お分かりいただけたでしょうかー」


裕子「……師匠!」


芳乃「?」


裕子「芳乃ちゃん!弟子にしてくださいっ!!」ガシッ


芳乃「えーと……困ったのでして」


8: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:47:11.97 ID:7oD00eip0

――――


芳乃「そなたーそなたー」


裕子「うーん……」


芳乃「ねー、聞いてますー?」ユサユサ


裕子「あ、芳乃ちゃん……」


芳乃「なにかーお悩みでしょうかー」


裕子「えっと……本当は私、サイキック向いてないんじゃないかって……」


芳乃「……今更でーございますかー」


裕子「えっ」


芳乃「なんでもないのでしてー」


裕子「よ、芳乃ちゃん?」


芳乃「なんでもないのでして」グイッ


裕子「う、うん……」


9: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:48:34.76 ID:7oD00eip0

裕子「むー……」


コトッ


芳乃「あまり深く考えずーお茶でも飲みましょうー」


裕子「芳乃ちゃん……」


芳乃「おせんべいもーありますゆえー」サッ


裕子「そうだね……あっ!」


裕子「見て、芳乃ちゃん!茶柱!茶柱だよ!!」


芳乃「ほー、確かに茶柱でしてー……」


裕子「はっ……!今なら、今ならサイキック、出来るかも……!」


裕子「今ならこのスプーンが……むんっ!」


芳乃「ふむー……」クイッ


グニャァッ


裕子「ま、曲がった!曲がりました!!」


芳乃「おおーさすがはそなたでしてー」パチパチ


裕子「えへへ……やっぱり私にはサイキックが一番です!」


芳乃「そなたにはーやはりさいきっくが似合うのでしてー」ニコッ


10: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:51:00.75 ID:7oD00eip0

――――


裕子「9は……これ!」ペラッ


芳乃「……違うのでして」


裕子「お、おかしいですね……9はこっちです!」ペラッ


芳乃「それも違うのでして」


裕子「今日は力が安定しませんね……芳乃ちゃんも神経衰弱、やってみる?」


芳乃「ではー、わたくしも参加いたしましょうー」



ペラッ


芳乃「ほー……8はここでして」ペラッ


裕子「!」ハッ


芳乃「3でございますかー……ここでして」ペラッ


裕子「!!」ガーンッ


芳乃「おやー……」


11: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:54:29.15 ID:7oD00eip0

芳乃「2は……ここでして」ペラッ


芳乃「……おやー?」


裕子「あっ、やっと回ってきた……凄いね、芳乃ちゃん!」


裕子「でもエスパーユッコも負けていられませんよ!」ペラッ


芳乃「ではー、そなたの力を見せてもらいましょうー」



裕子「……私は24ペアです!」


芳乃「わたくしはー22対でしてー」


裕子「ということは……私の勝ち!?」


芳乃「おおー……おめでたいのでしてー」


裕子「……やった!ついに芳乃ちゃんに勝ちました!」


芳乃「これもそなたのー弛まぬ特訓の結果でしょうー」パチパチ


裕子「えへへ……これがエスパーユッコの力です!」ドヤァ


芳乃「そなたの力ーすばらしきものでしてー」ニコッ


12: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 22:56:21.90 ID:7oD00eip0

――――


裕子「では、このペンにご注目を……むむっ!」グッ


裕子「……あれ?」


裕子「むんっ!お、おかしいですね、中々コインに貫通しない……!!」グイッグイッ


芳乃「そのような手品はーもともと細工が仕込まれていましてー」


裕子「いえ、これはサイキックマジックですから!種も仕掛けもなくていいんです!」


芳乃「ほー……」


芳乃「……おやー?ではーそのような手品はーできないのではありませんかー?」


裕子「ですから、そこをサイキックで……むむっ、むむむむ……!」グリグリ


芳乃「……ほー」


芳乃「少し、貸してくださいませー」


裕子「いいですけど……できるんですか、芳乃ちゃん?」


芳乃「まーまー、見ててくださいませー」


13: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:00:22.71 ID:7oD00eip0

芳乃「ではー、こちらのペンをーこちらのコインに貫通させてみせましょうー」


芳乃「むー……」ジーッ……


グニャッ


裕子「!」


芳乃「……いかがでしょうかー」


裕子「あ、あれ……本当に貫通してる!?」


芳乃「どうぞー見てくださいませー」スッ


裕子「あっ……す、すごい!本当に貫通してます!」


芳乃「これくらいはーたやすいことでしてー」


裕子「やっぱり芳乃ちゃんはすごいですっ!流石は師匠!」


芳乃「……師匠ではないのでしてー」



裕子「……そういえば、これってどうやって戻すの?」


芳乃「……おやー?」


裕子「芳乃ちゃん」


芳乃「大きな挑戦にはー失敗もつきものでしてー……」


14: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:02:33.94 ID:7oD00eip0

――――


裕子「今日のサイキックトレーニングは応用編です!」


芳乃「今日はー何をするのでしょうかー」


裕子「その名も……読心術!」


裕子「今から芳乃ちゃんの心の中を読んでみせましょう……!」


芳乃「ほー……」


裕子「むむっ……!」


芳乃「……?」


裕子「むむむっ……!!」


芳乃(困ったのでして……いかがいたしましょうかー)



裕子「うーん……」


裕子「……やはり読心術は難しいですね」フゥ


芳乃「心を読むなどはーまこと難しきことでしてー」


裕子「まだサイキックトレーニングが足りないということですね!」


芳乃「……そういうことにーいたしましょうー」


15: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:04:52.21 ID:7oD00eip0

裕子「さあ、次は芳乃ちゃんの番です!私の心の中を当ててみてください!」


芳乃「……わたくしですかー?やってみましょうー」



芳乃「むー……」ジーッ


裕子「よ、芳乃ちゃん?」


芳乃「……」グイッ


裕子「芳乃ちゃん?あの、ちょっと近いというか……」


芳乃「我慢なさいませー」ジーッ


裕子「さ、流石にこういうのは……!」アワワッ



グゥー……


裕子「あっ」


芳乃「……もしやーお昼のことなどー考えているのでしょうかー?」


裕子「そ、そうですね!芳乃ちゃん、どこか食べに行きましょう!」


芳乃「それは良きことでしてー。……ではー、早くまいりましょうー」


16: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:07:22.99 ID:7oD00eip0

――――


芳乃「ほー……これはすばらしき石でして」


裕子「むむむ……サイキックパワーの込められた石は……これだっ!」


芳乃「流石に川辺の石ではー力も少ないのではありませんかー?」


裕子「いいえ、この石からは強い力を感じますよ!サイキック石です!」


芳乃「……そなたがそれでよいのならーきっとその石にも力があるのでしょうー」


裕子「そうですね……!でも芳乃ちゃん、石を集めるのって珍しい趣味ですね?」


芳乃「そなたには言われたくないのでしてー」


裕子「……?」


裕子「でも、どうして石なんですか?」


芳乃「石にはひとつとして同じものはなくーそれは人も同じことでしてー」


芳乃「出会いもあれば別れもありーそうした流れの中で石は丸く美しくなるのでしてー」


裕子「……な、なるほど!それは確かに……あ、あれ、えっと……?」


芳乃「やはりそなたにはー難しい話でしたかー」


裕子「……?」キョトン


17: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:11:18.27 ID:7oD00eip0

芳乃「ではー、そこに楽しみを加えましょうー」


芳乃「遊びの中からー人は力を付けてゆくのでしてー……そなたー、これをどうぞー」スッ


裕子「平たい石……これは水切りですね!貸してください!」


裕子「むんっ!」ポイッ


ボチャンッ


裕子「あ、あれ……?」


芳乃「石は回すように投げましてー、水面にて撥ねさせるのですー」シュッ


パシャパシャパシャッ


裕子「おお!わ、私も!」シュッ


パシャッ


裕子「い、一回!一回だけどできました!」


芳乃「おおー。ではー、数を増やしましょうー」


裕子「はいっ!エスパーユッコの、サイキック水切りショーです!」


芳乃「本番の前にーまずは練習からでしてー」


18: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:14:21.24 ID:7oD00eip0

――――


裕子『えっ!?芳乃ちゃんと二人でライブですか!?』


芳乃『ほー……それは楽しみでしてー』


裕子『おお……!一緒に頑張りましょう、芳乃ちゃん!』


芳乃『はいー、そなたとともにまいりましょうー』



ザァァァァァ……


裕子「明日は折角のサイキックライブなのに……」


芳乃「台風が近づいていてはー開催は難しきことかとー」


裕子「いえ、まだ何とかなるはずです……!」


芳乃「しかしーこの先はしばらく強い雨模様でしてー」


裕子「……そうだ!私の力で、台風も吹き飛ばせば……!」


芳乃「そなたー……自然の力にはーわたくし達の力などー」


裕子「いいえ、やってみないと分かりません!」


19: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:15:48.51 ID:7oD00eip0

裕子「むんっ、むむむむむ……!!」ググッ


裕子「はぁっ……はぁっ……手強いですね、でも……!」


芳乃「……そなたー、時として諦めることもー大事でしてー」


裕子「いいえ、まだです!」



裕子「むむむっ……はぁっ!」グッ


裕子「サイキック、日本晴れ……っ!!」


芳乃「……そなたはー何故諦めぬのですかー?」


芳乃「わたくし達の力などー自然の力の前には小さきものでしてー」


芳乃「ましてやそれを変えるなどー人並み外れた力はそなたにはー……」


裕子「……それでも、私は続けます!」


芳乃「それは何故でしょうー?」


裕子「楽しみにしてくれているみんなの為に、私のサイキックはあるんです……!」


20: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:17:03.66 ID:7oD00eip0

裕子「確かに最初は、格好良いからでしたけど……今は、違います!」


裕子「誰かを笑顔にしたり、勇気付ける……私達は、アイドルですから!」


裕子「その為にも、たとえ台風だって、諦めちゃいけないんですっ!!」


芳乃「……ほー」


裕子「だから私は……あ、あれ、芳乃ちゃん?」


スタスタ……


ギュッ


芳乃「そなたの気持ち、伝わったのでしてー」


裕子「芳乃ちゃん……!」


芳乃「そなたの力はー自然の前には小さきものでありましょうー」


芳乃「ですがーわたくしもー力をお貸しいたしましょうー」


裕子「……はい!」


芳乃「諦めてはならぬと教えてくれたのは……他ならぬそなたですからー」


芳乃「ではー……少しばかりお手伝いくださいませー」


21: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:18:35.41 ID:7oD00eip0

裕子「……って、芳乃ちゃん?」


芳乃「なんでございましょうー?」


裕子「これ、てるてる坊主ですよね?」


芳乃「いかにもーてるてる坊主でしてー」


裕子「流石にこれじゃ、台風は……」


芳乃「いえー、これで終わりではありませぬー」


芳乃「かの身に神を宿しーお力を借りることでー雨雲を振り払いましょうー」


裕子「……?」


芳乃「そなたが神を信じなくてもよいのでしてー」


裕子「いえ、信じますよ!芳乃ちゃんが言うんですから!」


芳乃「……ありがたき言葉でして」ニコッ


芳乃「ではー、まいりましょうー」



芳乃「……我らが力とそなたのお力にてー、悪しき雨雲を払いませー」


裕子「私と芳乃ちゃんの、サイキック日本晴れ!」


裕子「明日天気にならなかったら……サイキックお仕置きですからねっ!!」



22: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:20:42.95 ID:7oD00eip0

――――


裕子「……みなさんこんにちはーっ!ユッコです!」


\ワァァァァァァァァァァァ!!/


裕子「今日はいい天気でしたね!これもサイキック日本晴れの力でしょうか!」


裕子「いつもより元気よく!サイキック推しで!今日も行きますよっ!!」


\ユッコ!!ユッコ!!!/


裕子「早速ですが、エスパーユッコの……さいきっくイリュージョン!」


裕子「皆さんご存知だと思いますが……今日の主役はもう一人います!」


裕子「私の念力で、彼女をステージに呼んでみせましょう!」


\イイゾー!!ガンバレユッコー!!!/



裕子「では……ムンっ!」


裕子「むむむっ……それっ!!」


裕子「おおっ、あれは……あ、あれ?」


23: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:23:09.14 ID:7oD00eip0

芳乃「ほー……宙を舞うことも、必要とあらばー」フワフワ


裕子「お、おかしいな……ワイヤー、ですよね……?」


芳乃「ふわりと飛ぶのもー良きかなー良きかなー」フワフワ


ザワザワザワ……


裕子「芳乃ちゃん、本当に飛んで……?」


芳乃「……そなたー、知らぬ方が良いこともー世の中にはありましてー」ニコッ


裕子「え、えっと……そう!念力!これは私のサイキックです!」


裕子「ほら、見てください!今日のもう一人の主役、芳乃ちゃんが……今、到着しました!」


フワフワ……


スタッ


芳乃「遅くなりましてー。わたくし依田は芳乃でしてー」


芳乃「本日はわたくし達のライブをーご覧にいれましょうー」


\ワァァァァァァァァァァァァァ!!!/


\ヨシノチャーンッ!!!/


24: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:25:04.84 ID:7oD00eip0

裕子(あれ……いつもより、歓声が大きいですね……っ!)ビクッ


裕子(なんだか今日は一段と緊張します……!)


芳乃「そなたー、手が震えていましてー?」ヒソヒソ


裕子「こ、これは……武者震いです!」ヒソヒソ


芳乃「……ではー、わたくしからのーさいきっくでしてー」ギュッ


裕子「!」


裕子「……ありがとう、芳乃ちゃん!」


芳乃「いえー、ではまいりましょうー」ニコッ




芳乃「さてー……わたくし芳乃とー」


裕子「アイドルユッコの……サイキックライブ!」


芳乃「それではー、とくとご覧あれー」ニコッ


裕子「私達のイリュージョンは……まだまだ、これからですよっ!」



25: ◆.FkqD6/oh. 2014/10/19(日) 23:29:20.67 ID:7oD00eip0
以上で終わりでしてー

ありがとうございました。

引用元: 堀裕子「サイキックトレーニング!」依田芳乃「でしてー」