1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/25(金) 03:26:39.55 ID:UJVKo4nl0

ムサシ「…最近…こんな生活してちゃ駄目だと思って…」

コジロウ「いや、いやいやいや、おいおい…ロケット団辞めるっての?」

ムサシ「……うん」

ニャース「………」

コジロウ「…えっと、まあ…それは…別に…ムサシの人生だから…ね?」

ニャース「次の就職先とか…どうするニャ?…」

ムサシ「…ん…実は…医療事務の資格持ってて…」

コジロウ「…あ…あぁ…そう…」




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/25(金) 03:32:42.55 ID:UJVKo4nl0

ニャース「えっと…それで、ニャー達は…」

コジロウ「…そ、そうだよ…俺達はどうすりゃ良いんだろうな…なあ、ムサシ…」

ムサシ「…いや、コジロウは…家…帰れば…」

コジロウ「…あ、そうか…」

ニャース「ちょ!ちょ待て!ニャーはどうすんのニャ!?」

ムサシ「…喋れるポケモンなんて珍しいし…」

コジロウ「…まあ、その………通訳とか……いいんじゃね?」

ニャース「てめぇら人事だなオイ!!」



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/25(金) 03:40:19.72 ID:UJVKo4nl0

ムサコジ「いやいや、ニャースの頭脳なら仕事どんだけでもあるって!!!」

ニャース「ちょ!ちょっと待っ!さっきまで仲間だったよね?え?」

ムサコジ「……」

ニャース「……ムサシ!資格持ってても就職活動は大変だニャ!考え直すニャ!」

ムサシ「……ごめん…知り合いが県病院に居て…」

ニャース「クッ…!こ、コジロウ!お前みたいなのが家に戻ったところで…」

コジロウ「…実はなぁ…最近…オヤジから連絡あってな…許してやるから帰ってこいって…」

ニャース「………ハッ?」



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/25(金) 03:46:41.49 ID:UJVKo4nl0

ニャース「……」

ムサコジ「…………」

しーん

サトシ「あ」

ロケット団「あっ」

しーん

サトシ「なんだお前ら…いつにもなく神妙な顔しやがって」

ムサシ「……別に…」

コジロウ「…悪いこと企んでるとか…そういうのじゃないからな?」

ニャース「……こいつら糞だニャ…ピカチュウで殺すニャ!電気でぶっ殺すニャ!!!」

サトシ「…おうおうおうwww朝から物騒な事言いやがるよwwwwww」


サトシ「へへへ…悪いが…ピカチュウはもう居ないぜ…」



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/25(金) 03:56:02.26 ID:UJVKo4nl0

ロケット団「…?…確かに…居ないな…」

サトシ「…ははは…どうしたと思う?………売ったんだよ………」

ロケット団「えっ!?」

サトシ「…驚き過ぎだよ…まあ、その…パチンコで借…いや、なんでもねぇ~よ!ハハハ!」

コジロウ「…あ~、はい、質屋に…?…ヤベェなお前…」

サトシ「るっせぇえよ!!!俺は悪くねぇ!パチンコがわりぃんだよぉ!!!」

ロケット団「ビクッ!」

………

しーん




34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/25(金) 04:03:28.93 ID:UJVKo4nl0

ムサシ「…まあ…大丈夫大丈夫…あんたには仲間が居るじゃん…ね?」

コジロウ「そ、そーだよ!タケシか知らんが何か居たろ?それに女の子も!」

ニャース「…そ、そーだニャ(やべぇ…こいつ…ニャーより立場やべぇ…)」

サトシ「ん?お前ら…俺の周りに人でも見える?……一人だろうがよォ!」

ロケット団「ビクッッ!」

サトシ「なんだってんだよぉ…カスミもタケシもジムリーダーに戻りやがってよぉ…俺が悪いのかよぉ…」

ロケット団「…………(多分、お前が悪いよな)」

サトシ「全部!パチンコが悪いんだよ!スロットが!タマムシシティが!!!」

ニャース「…(どこか…共感を覚える…」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/25(金) 04:12:12.35 ID:UJVKo4nl0

ムサシ「…そ、そーだね(コジロウ…こいつ危ないよ…」

コジロウ「…うん、エリカの責任だよ(今気づいたけどこいつ左手にワンカップ持ってんぞ…」

サトシ「ブツブツブツ…カスミタケシ殺す…ブツブツ……エリカも殺す…」

ムサシ「……逃げる?」

コジロウ「………その方がいい…なあ、ニャース……」

ニャース「………いや…ニャーは…サトシの話し相手になるニャ…」

ムサコジ「…!?正気か?」

ニャース「てめぇらは…好きにしろニャ!!くそったれの裏切りものが!」

ムサコジ「…!!!!!」

サトシ「ブツブツブツ…俺はポケモンマスター…シゲル…ブツブツ…」




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/25(金) 04:21:31.77 ID:UJVKo4nl0

コジロウ「…ニャース…すまん…達者でな…!」

ムサシ「…ごめん…ごめんねニャース!…幸せに…なってね…」

ムサコジ「………嫌な…感じ………」

スタタタタタタ…

ニャース「……ジャリボーイ…いや、サトシ」

サトシ「…あ?」

ニャース「………ニャーと…友達にならニャいか?……」

サトシ「……いいの?…俺みたいなクズの友達になってくれるの!?」

ニャース「ああ!!もちろんだとも!ただしパチスロと飲酒は禁止だぜ?」

サトシ「ニャース!」

ニャース「サトシ…この呼び方…慣れニャ…フフ…サトシ…」

サトシ「ニャース…」

サトシ…

ニャース……

……………




42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/25(金) 04:27:45.83 ID:UJVKo4nl0

三日後


サトシ「やっぱりだよ!!喋れるポケモンは高く売れるんだよ!!」

サトシ「はっはっは!!!!一万五千円で売れたぜ!!ピカチュウよりちょっとだけ高けぇ!」

サトシ「この一万五千で大金持ちになって見せるぜ!!!」

サトシ「待ってろよエリカァァァ!!!俺の女にしてやるよォォォォォ!!!」