1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 20:23:49.08 ID:iITE6Vgd0
千早「そんな隅っこに隠れてないで、出てきてもいいのよ、高槻さん」

P「うっうー(裏声)」

千早「かわいい」

P(マズい…まさか千早が給湯室で    しているとは…とっさに隠れたが、うっかり物音を立ててしまった)

P(こんなこともあろうかと日々練習したやよいの声マネでどうにかやり過ごせたが…ごまかしもそろそろ限界だ)

千早「・・・高槻さん?どうしたの?なぜ出てこないのかしら」

P(や、やばっ)


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 20:30:50.25 ID:iITE6Vgd0
ドア「ガチャ」

やよい「うっうー!おはようございます!」

千早「?!?!!」

P(プロデューサーぴ~んち!!)

やよい「あ、千早さんおはようございます!」

千早「ど、どういうこと…たしかにさっき高槻さんの声が…」

やよい「う?千早さんどうしたんですか?」

P(やよいぃぃ!!こっちくるなぁぁ!!)


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 20:36:58.59 ID:iITE6Vgd0
P(くっ…かくなる上は…!!)

やよい「あ、ぷろりゅーsむぐっ!」グイッ

千早「た、高槻さんが消えた?!」

P(ふぅ…なんとかやよいを物陰に引きずりこめたが…)

やよい「ぷ、ぷろでゅーさっ、一体どうし」

P「しっ!静かに」ヒソヒソ

やよい「は、はいぃ…」

P「やよい、頼みがあるんだ」

やよい「はい?なんですか?」

P「俺は今からここを脱出する…やよいにはとにかく『うっうー』と言い続けてほしいんだ」ゴソッ

やよい「は、はぁ…それでそのダンボールはどうするんですか?」

P「あぁ、これを被って脱出するんだよ」スポッ

P(ダンボール)「よし、じゃあ頼んだぞやよい!」

やよい「は、はい!」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 20:42:43.07 ID:iITE6Vgd0
千早「高槻さん…いったいどこへ」

やよい「う、うっうー(地声)」

千早「あら、高槻さん?!なんだか物陰から声がしたのだけど…そこにいるの?」

P(ダンボール)「……」コソコソ

やよい「うっうー、千早さん、私はここですよ」

千早「そう…良かった、どこに行ったのかと思ったわ。そんなところに隠れてないで出てきていいのよ?」

P(ダンボール)「よし…そのまま続けてくれやよいっ」ゴトッ

P(ダンボール)「し、しまっ…」

千早「だ、誰?!」

P(ダンボール)「うっうー(裏声)」

千早「なんだ高槻さんか…あれ?」

やよい「うっうー(地声)」

千早「・・・あれ?」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 20:48:53.14 ID:iITE6Vgd0
P(ダンボール)「うっうー(裏声)」

やよい「うっうー(地声)」

千早「?!?!」

千早「ど、どういうことなの…高槻さんが二人…」

P(ダンボール)「……」コソコソ

P(よ、よし…出口まであと少し…)

ドア「ガチャ」

伊織「おはようみんな」

P(ダンボール)「?!」ゴトッ

伊織「な、何?!」

P(ダンボール)「うっうー(裏声)」

伊織「なんだやよいか」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 20:54:10.48 ID:iITE6Vgd0
P(くっ…あと一歩のところで…)

P(ここは下手に動かないほうがいい…落ち着け俺!)

伊織「また新しい遊びでもしてるの?ほどほどにしときなさいよね」

やよい「あ、伊織ちゃん!うっうー!(地声)」

伊織「?!」

伊織「ど、どういうこと…たしかにさっきやよいは…」

千早「えぇ…そうなのよ…高槻さんが一体どこにいるのか分からないの…」

伊織「なんてこと…軽くホラーね…」

P(ダンボール)「よし、今のうちに…」コソコソ

ドア「ガチャ」

響「はいさーい!」

P(ダンボール)「?!」ゴトッ

響「だ、誰だ?!」

P(ダンボール)「ジュイッ(裏声)」

響「なんだハム蔵か」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 20:59:04.48 ID:iITE6Vgd0
ハム蔵「ジュイ!!」

響「あ、あれ?!ハム蔵?!じゃあ今の声は…」

P(ま、マズい…!!く、かくなる上は…)

P(やよい…やよい聞こえるか…)

やよい(プロデューサー?!の、脳内に直接…)

P(たのむ、やよい…ハム蔵の声マネもしてくれないか、一瞬でもいいんだ)

やよい(う…わかりました、できるか分からないけどやってみます!)

P(あぁ、頼んだぞ…)

響「ハム蔵…一体どういうことだ…?」

やよい「じゅ、じゅい!(地声)」

響「?!」

P(似てねぇぇぇぇ!!!)


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 21:04:50.08 ID:iITE6Vgd0
響「ど、どういうことだ…ハム蔵の声があっちからも…」

P(いや、騙されるのかよ)

やよい「じゅ、じゅいじゅい!(地声)」

千早「どういうこと…高槻さんがいたはずの場所からハム蔵の声が…」

伊織「じ、じゃあやよいは一体どこにいるのよ?!」

P(よし…なんか知らんが皆かなり混乱しているようだ、このまま脱出するぞ…)コソッ

ドア「がちゃ」

春香「おはようございまーす!」

P(ダンボール)「?!」ゴトッ

春香「だ、誰?!」

P(ダンボール)「ピヨピヨ(裏声)」

春香「なんだ小鳥さんか」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 21:08:05.76 ID:iITE6Vgd0
伊織「え?!小鳥まで居るっていうの?!」

千早「くっ…いったいどうなっているの…」

響「うがー!全然わかんないぞー!」

春香「え、え?みんなどうしたの?」

やよい「うっうー(地声)」

P(よし…うまくいきそうだ…このまま…)

ドア「がちゃ」

小鳥「ただいま戻りました~」

全員「「「?!?!!」」」



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 21:13:33.86 ID:iITE6Vgd0
春香「ど、どういうこと…?」

伊織「私に聞かれてもわかんないわよぉ!」

千早「どうなっているの…」

響「ピヨ子がふたり……」

やよい「うっうー(地声)」

P(マズい…とんだイレギュラーが入った…どうする、どうする俺!!)

小鳥「み、みんなどうしたの?そんなに怯えた顔して…あら?こんなところにダンボールなんて…」

P(く、気づかれたかっ)ゴトッ

P(しまっ…)

小鳥「だ、誰?!」

P(ダンボール)「う、うっうー(裏声)」

小鳥「なんだプロデューサーさんか」

P(ダンボール)「うっう…ぅ…う?」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 21:17:57.75 ID:iITE6Vgd0
小鳥「もー、どうしてそんなところに隠れてるんですかプロデューサーさん」

P(なんだと…お、俺の声マネは完璧だったはずだ!!なぜバレたっ?!)

千早「ぷ、プロデューサー?!」

伊織「なに?!あいつまでいるの?!」

響「自分もう考えるのやめたぞ(白目)」

やよい「うっうー(地声)」

小鳥「ほら、なにやってるんですかプロデューサーさんったら。お仕事しますよ?」ゴトッ

P「あ…」

P(お、終わった…)

千早「プロデューサー?!」

伊織「ちょ、あんたそんなとこにいたの?!」



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 21:24:57.70 ID:iITE6Vgd0
P「す、すみません小鳥さん…ちょっと遊んでたらハメ外しすぎちゃって」

小鳥「もうっ。遊ぶのもいいですけど、あんまり変なことしないでくださいね」

P「は、はは…」

春香「つまり…結局どういうこと?」

伊織「やよいがいっぱいいたと思ったら急にやよいがハム蔵になって…かと思ったら小鳥がいたと思いきやプロデューサーが…」

P「す、すまんみんな…俺は最初から居たんだ…どこからか聞こえてた声も、全部俺の仕業だ」

千早「そ、そうだったんですか…あれ?ということは……プロデューサー…」

P「やべっ」

P(やっちまった…    みてしまったのバレる…)

千早「その…見たんですよね…私の…」

P「ぅ…すまん」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/03(金) 21:30:22.71 ID:iITE6Vgd0
千早「そうですか…では生きて返す訳にはいきませんよね…」ユラッ

P「ま、まて千早!!話せばわかる!!」

やよい「うっうー!ふたりとも!!ケンカはダメです!!」

P「や、やよい?!」

やよい「みんな仲良くしないと私…私かなしいです…」ウルウル

千早「高槻さん…」

P「そうか…そうだよな…すまなかった、千早…」

千早「いえ、いいですよ…」

やよい「うっうー!なかよしが一番です!」ガルーン

P「かわいい」

千早「かわいい」

小鳥「天使」

伊織「かわいい」