1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 11:30:37.54 ID:S40qpIrI0.net[1/20]
月(この世は腐ってる・・)
ヒュー・・パサッ・・・
月(ん・・?なんだあれは・・)
-----校庭-----
月(なんだこのノートは・・デス・・直訳するとデスノート)
月(How to use..どういう意味だったか・・どうやって使用へ・・直訳すると使用方法だな)
月(全部英語とかふざけてるのか?まぁいい、ノートに使い方も何も無い。メモ帳として使おう)
月「ただいま」
幸子「おかえりライト・・」
月「あぁ全国模試の結果ね、はい」
幸子「また最下位・・・」ガクン・・
月「それじゃぁ僕は部屋でネットサーフィンするから、邪魔しないでね」
幸子「どうしてこんな事に・・・」
8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 11:37:43.62 ID:S40qpIrI0.net[2/20]
月「さて、今日も 画像を探すか・・」
-----5日後-----
月「ふふ・・ふふふふ・・・・」
月「やはり昏睡物はいい・・退屈な人生に刺激を与えてくれる・・・」
リューク「気に入って・・ないようだな」
月「!う、うわあああ!!」
リューク「何故そんな驚く?」
リューク「俺はそのノートの落とし主、死神のリュークだ」
月「落とし主だからって不法侵入していいと思ってるのか!?それに死神とか厨二病もいいとこだな・・」
リューク「・・・・」
12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 11:43:53.00 ID:S40qpIrI0.net[3/20]
月「まぁいい、ノートだろ?返してやるから少し待っててくれ」
リューク「使わないのか?」
月「メモ帳として使わせてもらおうと思ったが、まだ余ってるからそんなに大事なものなら要らないよ」
リューク「使い方をわかってないようだから言っておくが、そのノートは死のノートだ」
月「死のノート・・?」
リューク「名前を書くと人が死ぬという事だ、顔もわかってないとダメだがな」
月「リュークって言ったっけ・・いくつなんだ?」
リューク「?」
月「そんな何のキャラかもわからないコスプレをして、おまけに死神だとか死のノートだとか・・聞いてるこっちが恥ずかしいよ」
リューク「・・・」
リューク「まぁ使わないならいi」月「まだ使わないとは言ってないだろ!」
リューク(何だコイツ・・・)
17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 11:50:59.36 ID:S40qpIrI0.net[4/20]
月「もう少し説明をわかりやすく頼む」
リューク「説明するより実際に試してみた方がいいと思うぞ、言ったようにそのノートに名前を書くと人が死ぬ」
月「そうか・・そこまで言うなら試してみよう」
TVを付ける月
「現在犯人は、保育園に乱入して保育士及び園児合わせて8人を人質に捕り立て籠もっています」
月「こいつが手頃だな」
リューク「ククク・・・」
「犯人は新宿区で六人を殺傷した「音原田九郎」」
月「よし、書けたぞ」
九郎
リューク「・・・・」
月「死なないじゃないか!!」ドンッ!
20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 11:56:36.85 ID:S40qpIrI0.net[5/20]
リューク「あのな・・苗字も合わせてフルネームで書かないとダメだ」
リューク「それと名前を書いて死ぬのは40秒後という事だけ教えておく」
月「お前名前って言っただろ!だからちゃんと詳しく説明しろって言ったんだよ!!!」
リューク「す、すまん・・・」
月「ったくイライラする・・」
音原田九郎
月「これでいいんだな?」
リューク「あぁ(字はちゃんと書けるんだな)」
月「38・・39・・・40・・・何も起きないな・・やっぱり僕をからかっていたのかリューク」
「!何か動きがあったようです・・・こ、これはどういったことでしょう!人質が次々と出てきます!」
月「ん?」
「な、なんと犯人は既に死亡しているとの事です、死因は現在調査中で・・」
月「!!!!!!1111」
リューク「ククク・・」
25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:02:48.49 ID:S40qpIrI0.net[6/20]
月「デスノート・・本物だ・・!」
リューク「だから言っただろ?」
月「そのドヤ顔をやめろ」
リューク「元からこういう顔なんだが・・」
月「まぁいい・・それよりなんでもっと早く説明してくれなかった?取り扱い説明書とかないのか?」
リューク「説明なら表紙に書いておいたはずだが」
月「これは外人用のページだろ?」
リューク「いや、人間界で一番ポピュラーな英語で説明を・・」
月「ここは日本なんだよ!お前僕をバカにしてるだろ!!」ドンッ!
リューク「・・・」
月「ふ・・だが、このノートは使えるな・・・」
リューク「はぁ・・気に入ったようだな・・」
月「このノートは僕にくれるんだな?」
リューク「拾った時点でそのノートの所有権はお前にあるからな」
リューク「ついでにノートの詳しい説明もしてやる、二度と言わないからよく聞いておけよ」
26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:09:05.00 ID:S40qpIrI0.net[7/20]
リューク「・・・というわけだ」
月「ちょっと待て、そんなにまとめて言われても覚えきれるわけないだろ」
リューク「・・・」
月「名前を書くと40秒後に死ぬ、そこだけは理解したよ」
リューク「そうか・・・」
-----5日後-----
月「ハァハァ・・うっ!・・ふぅ・・・」
リューク「・・・・ノートは使わないのか?」
月「名前を書く事に時間を費やすくらいならネットサーフィンした方がマシだからね」
リューク「前に使えるなとか言ってただろ・・」
月「お前に関係ないだろ、というかいつまで僕の家にいるんだよ、気が散るから帰れよ」
リューク「それも説明しただろ・・」
月「まぁいいか、お前はエサ代とかもかからないみたいだからな」
リューク(最悪な奴がノートを拾ったな)
29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:13:13.33 ID:S40qpIrI0.net[8/20]
リューク「なぁ月・・」
月「なんだ、僕は今フォルダを整理してて忙しいんだよ」
リューク「悪人を裁いてみるってのはどうだ?」
月「悪人を裁く?」
リューク「そうだ、世の犯罪者をそのノートを使って殺すって使い方も出来る」
月「犯罪者を・・僕が・・・」
リューク「裏世界のヒーローみたいなもんだな」
月「ヒーロー・・ふふ・・僕も一時期はそういうのに憧れた事もある、その話・・交渉成立だ」
リューク(交渉・・?)
33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:18:28.15 ID:S40qpIrI0.net[9/20]
リューク「まぁやるやらないはお前が決めろ」
月「・・・・」
リューク「ん?手が止まってるが画像整理はいいのか?」
月「すまない、やる事が出来たからね・・」
リューク(ククク・・・)
--------------------------
「ICPOの皆さま、Lです」
「この事件はかつて無い大規模で難しい」
「そして、絶対に許してはいけない凶悪な大量殺人犯です」
--------------------------
リューク「随分飛ばしてるじゃないか」
月「あぁ、これもヒーローの仕事だからね」
リューク(最初はどうしようかと思ったが・・楽しめそうじゃないか)
35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:21:38.14 ID:S40qpIrI0.net[10/20]
粧裕「おにいちゃーん!ちょっときて!TVで面白いのやってるよー!!」
月「面白いの・・リューク、お前はここにいろ」
リューク「俺の姿は他の人間には見えないから安心しろ」
月「いい能力だな・・」
ピッ
TV「しかし、お前のしている事は・・悪だ!!」
月「なんだ?」
リューク「なんだ、これは?」
月「いや、僕にもわからないよ」
36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:26:16.39 ID:S40qpIrI0.net[11/20]
TV「・・・・」
月「・・・?」
リューク「?」
TV「・・・?キラ、お前は悪だ!!悪だ!悪だ!悪だ!!」
月「キラ?誰の事だ?しかもこの発言・・これは放送事故なんじゃないのか?」
リューク「お前の事じゃないのか?」
月「はぁ!?僕がキラキラネームだからってバカにしてるのか!!」
粧裕「お兄ちゃん何言ってるの・・?」
月「ハッ・・い、いや、なんでもない・・(リュークの野郎・・)」
TVが切り替わる
L「全国に流したのに殺されなかったか・・」
L「私の推理ではキラは日本にいると思ったのだが・・違うのか・・・」
38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:31:32.10 ID:S40qpIrI0.net[12/20]
コンコン
粧裕「お兄ちゃん、ちょっといい?」
ガチャッ
月「なんだ?」
粧裕「勉強教えて欲しいんだけど・・」
月「僕にわかるわけないだろ・・・」
粧裕「で、でも私よりは・・」
月「はぁ・・一応見せてみろ」
粧裕「うん!・・・ん?何この黒いノート?新しく買ったの?」
月「あ、待て粧裕!それを見るな!」
粧裕「え?・・!きゃあああああああああ!!!」
リューク「・・・」
39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:35:31.57 ID:S40qpIrI0.net[13/20]
月「え?(まだ粧裕は中身を見てないはずだが・・)」
粧裕「お、おにいちゃん・・誰?この人・・・」
月「み、見えるのか?」
リューク「あのな月、このノートに触れたやつは俺g」月「ノートを渡せ粧裕!」バッ
粧裕「わっ!な、なにどうしたの?」
カキカキ
夜神 粧裕
月「さようなら・・粧裕・・・」
粧裕「え?何を言って・・うっ!」ドクン
リューク(おいおい)
月「仕方なかったんだ・・・」
42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:38:56.86 ID:S40qpIrI0.net[14/20]
リューク「いいのか?妹をこんな簡単に殺しちまって」
月「幸い僕は二次元にしか興味ないからね・・抵抗は特に無かったよ」
リューク「そんな事は聞いてない」
月「とりあえずこのままではまずいな・・」
カキカキ
夜神 幸子
夜神 総一郎
月「計画通り」ニヤリ
リューク「・・・」
50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:44:42.55 ID:S40qpIrI0.net[15/20]
総一郎「うっ!」ドクン
松田・相沢・伊出・模木「局長!?」
L「な・・夜神さん!?くそっ・・キラか!!」
L「至急夜神家に連絡を!!」
相沢「わかりました!!」
松田「局長・・そんな・・・」
-------------------------------
月「さて、問題はこれをどう片付けるか・・・」
リューク「いいのか月」
月「何がだよ」
リューク「お前以外の家族が一度に死んだら、明らかに怪しまれるだろ」
月「な・・・!?くそっ!やられたっ!!!!」バンッ!
リューク「・・・・」
55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:53:23.05 ID:S40qpIrI0.net[16/20]
トゥルルルル、トゥルルルル
月「電話・・」
リューク「出なくていいのか?」
月「出るよ・・・」
ガチャッ
相沢「息子さんか!?大変だ、今君のお父さんが・・!」
月「(何もかもバレている・・)父が・・死んだんですよね・・・」
リューク「ウホッ」
相沢「・・・え?」
月「え?」
月「い、今のは間違いです・・・父がどうかしたんですか?」
相沢「少し待っててくれ・・」
月「バカな・・・なんでこんな事に・・・」ガクン
リューク(お前のせいだろ)
57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 12:57:27.08 ID:S40qpIrI0.net[17/20]
相沢「というわけで局長の息子、夜神月がキラで間違いないかと・・・」
L「そうですか・・99%そうですね。しかしまだ殺しの手段がわかっていない・・」
L「私が直接接触してみます」
相沢「何を悠長な事を!これ以上被害が出ない内に捕まえるべきだ!!」
松田「そうですよ!局長が殺されたんですよ!?」
L「落ち着いて下さい、殺しの手段がわからなければ捕まえてもいくらでも言い逃れが出来ます」
相沢「くっ・・わかった・・・」
------------------------------
月「だ、だが・・あわてることはない、僕がやったという証拠がないんだ」
月「そう、デスノートなんだよ。デスノートがある限り僕は無敵なんだよ」
リューク「既に手遅れだと思うがな」
月「このノートさえ肌身離さず持っていれば安全だ・・ふふふ・・・」
-----翌日-----
リューク「学校に行くのか?」
月「あぁ、僕の頭ではこんなバカな学校しか受からなかったが・・流石に初日くらいはいかないとね」
59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 13:02:43.18 ID:S40qpIrI0.net[18/20]
----学校----
月「なんだあいつ・・1位だって?しかも僕のクラスと同じじゃないか」
L(・・・夜神月はこんなバカな学校にしか受からなかったのか・・)
L「初めまして月君」
月「あぁ、よろしくな」
L「突然ですが、私がLです」
月「は?」
L「月君は現在キラ容疑の疑いがかけられています」
月「お前まで僕をバカにするのか!!!」ドンッ!
L「!?」
教師「そこ、うるさいぞ!」
L「すいません(なんだこの反応は・・だが、こいつがキラである可能性が一番高い・・)」
61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 13:09:33.26 ID:S40qpIrI0.net[19/20]
月「はぁ・・まぁいい、えるって名前なんだな、わかったよ」
L「流河旱樹です」
月「そうか。僕はヒーロー月だ。よろしく頼むよ」
L「ヒーロー・・?詳しく聞かせてもらっていいですか?」
月「企業秘密だからダメだ」
L「(あくまで隠すか・・)そうですか・・わかりました」
月「バカめ・・」
カキカキ
流河旱樹
L「? 何をされてるんですか?」
月「さようなら・・える・・楽しかったよ」ドヤァ
L「!?まさか・・!」
月「・・・・」
L「・・・・・?」
66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/24(火) 13:14:58.82 ID:S40qpIrI0.net[20/20]
本物の流河旱樹「うっ」ドクン・・
------------------------------
月「なぜ死なないっ!!」ドンッ!
L(夜神月・・キラである可能性100%・・恐らくそのノートに・・)
月「リューク!リュークどこだ出て来い!!!」
リューク「あいよ」
先生(あれは問題児だな・・)
L「夜神君・・いや、キラ・・お前の負けだ」
月「どういうことだ!名前を書いたのに何故!!」
リューク「もうええわ」
カキカキ
夜神月
月「なっ・・!」
月「せめて、僕のHDDを全て・・こわ・し・・が・・ま・・・」ドクン・・
L「・・・何が何だかわからない・・・」
~完~
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。