1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:09:59.33 ID:ATqaDXr30.net[1/26]
博士「ワシの持てる技術の全てをつぎ込んで、ついに完成した」

博士「君はもうただの人間ではない、生まれ変わったのじゃ」

M2HC(光彦)「博士・・・」

博士「筋力は常人の数千倍、脚力は常人の数万倍、知能はそのまま」

博士「もはや君に勝てる存在などこの世にはおらん、わかるかの?」

光彦「はい!」

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:10:26.39 ID:ATqaDXr30.net[2/26]
博士「では早速じゃが、君にとっての初めての仕事をやってもらうぞい」

光彦「はい」

博士「米花町の中で暴れている巨大モンスター・・・・」

博士「小嶋元太を討て」

光彦「・・・!!!」

博士「わかっておるな?光彦君・・・」

博士「自分の始末は自分でつけることじゃ」

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:11:05.73 ID:ATqaDXr30.net[3/26]
街中

元太「ウナアアアアアアアアアアジュウウウウウウウウウウウウ」ズズゥン

コナン「くそっ!また破壊活動を繰り返してやがる!!」

歩美「元太君やめて!!」

灰原「吉田さん危ない!」

ズドォンッ

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:11:37.19 ID:ATqaDXr30.net[4/26]
コナン「ちっ・・・紙一重ってとこか」

元太「ウナァアアアアアア・・・」フシューッフシューッ

歩美「元太君・・・」

灰原「いいえ・・・彼はもう小嶋元太という人間ではない・・・」

灰原「鰻重を求めて世界に破滅をもたらす最低最悪の超魔獣・・・」

灰原「超鰻大魔人・・・GENTAよ」

GENTA「ウナァ・・・」

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:12:09.34 ID:ATqaDXr30.net[5/26]
コナン「元太!このまま地上を破壊しつくしたら、好物の鰻重も一つも食えなくなっちまうんだぞ!!」

GENTA「関係ナイ・・・」

歩美「喋った!?」

GENTA「鰻重モ・・・貴様ラ人間ドモモ・・・マトメテ喰ラッテヤル」グォオオオオオ

コナン「くそっ・・・キック力増強シューズ!!」キュイイイイン

コナン「バァアアアアアアアロオオオオオオオオオオオオッ」ガレキドゴォオオオオオオ

GENTA「フン・・・」パシッ

コナン「何!?弾き返しただと!?」

歩美「コナンくううううううううううううううううううううんっ!」

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:12:41.75 ID:ATqaDXr30.net[6/26]
遡ること1週間前・・・

コナン「おっすおめーら!」

歩美「コナン君!」

元太「うな重」

光彦「こんにちは皆さん」

博士「ほっほっほ、今日は元太君のためにたっぷりうな重を用意しておいたぞい」

元太「ホントかよ博士ぇっ!」

博士「もちろん、みんなも食べていいぞい」

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:13:06.49 ID:ATqaDXr30.net[7/26]
元太「うなじゅうううううううううううううう!!!!」バリバリガツガツムシャムシャ

コナン「おい元太、きたねーぞ!」

博士「元太君、もっと落ち着いて食べなさい。鰻重は逃げんぞい」

灰原「下品ね」

元太「うるせえ!!もっと鰻重食わせろ!!!」

光彦「うるさいのは元太君でしょう。みっともないですよ」

歩美「どの口が言ってるの?」

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:15:42.70 ID:ATqaDXr30.net[8/26]
元太「うな!」ヒョイッ

歩美「あ!それ歩美のだよ元太君!」

元太「うるせえ!!食ったもん勝ちなんだよ!!!」バリバリムシャムシャ

光彦「やめてくださいよ元太君」

元太「光彦のくせに口応えするんじゃねえ!殺すぞ!!」ダンッ

コナン「もういい、ほっとこうぜ」

博士「うーむ、ここまで食い意地が張っているとはのう・・・」

元太「」バリバリグチャグチャ

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:16:49.85 ID:ATqaDXr30.net[9/26]
光彦「納得いきません。僕だって鰻重を食べに来たというのに・・・」

光彦「そういえばあの大量の鰻重はどこで作られているんでしょう?」

光彦「おや、この通路は・・・どこへ続いているんでしょうか」

光彦「!?これは・・・!」


博士「念のために鰻重製造マシーンの様子でも見に行くかの」

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:17:33.64 ID:ATqaDXr30.net[10/26]
光彦「こ、これは鰻重・・・こんなに大量に・・・!」

光彦「やはり阿笠博士の発明だったようですね」

光彦「これだけ沢山あるんですし、一つぐらい食べても問題ありませんよね」

光彦「くっ・・・もう少しで手が届きそうです・・・」グググ

博士「光彦君!何をしておるんじゃ!」

光彦「!?」ツルッ

ベシャァ

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:18:16.28 ID:ATqaDXr30.net[11/26]
博士「ぬああああああああああああああああああああ!?なんということじゃ!!!!!」

光彦「い、いたたた・・・しまった、鰻重にそばかすがついてしまいました」

博士「とんでもないことをしてくれたのう!光彦君!」

光彦「え?」

博士「君のそばかすウイルスが鰻重の中に混ざってしまった!!」

博士「鰻重とそばかすウイルスが混ざれば、人体に重大な影響を及ぼしてしまう!!」

博士「とにかく早く回収するんじゃ!!!」

光彦「でも博士、その鰻重ならとっくに・・・」

博士「なんじゃとおおおおおおおおお!!??このクソバカスがああああああああああ!!!」

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:19:29.42 ID:ATqaDXr30.net[12/26]
元太「まだまだ喰えるぜ!!」

元太「ん?なんかこれ黒くて変なのついてるな。ま、いいか」ムシャリ

元太「!?」ドクン

元太「うなあああああああああああああああああああああああ!!!!!」

コナン「元太!?」

歩美「元太君!?」

灰原「何事!?」

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:20:08.62 ID:ATqaDXr30.net[13/26]
博士「しまった!!遅かったか!!」

灰原「どうしたのよ博士!?」

博士「鰻重に光彦君のそばかすが混ざってしまったんじゃ!!」

灰原「なんですって!?」

元太「ウナジュウ・・・ウナジュウ・・・」ドクンドクン

コナン「おいやべえぞ!元太がどんどん巨大化している!!」

博士「大量の鰻重をエネルギーに変換しておるのじゃ!!」

光彦「ど、どうしてこんなことに・・・」

歩美「おまえのせいだろ」

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:20:36.12 ID:ATqaDXr30.net[14/26]
元太「ウナジュウ・・・喰ワセロ・・・」ズズゥン

博士「まずい!研究所が崩れる!みんな逃げるんじゃ!!」

光彦「え?ちょっと・・・」

ガラガラガラ…ヒュンッ

グシャァッ

光彦「」

歩美「キャーッ!!!!光彦君が半分に潰れちゃった!!」

灰原「説明はいいから早く逃げるのよ!!!!」

研究所「ズドォォォォォガラガラガラガラガラガラ」

元太「ウナジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!」

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:21:26.43 ID:ATqaDXr30.net[15/26]
博士「―――あの後、元太君は自我を失い、鰻重を求めて破壊の限りを尽くすようになった・・・」

博士「ワシは潰れた光彦君の死体を回収し、非常用の地下研究室で彼をサイボーグに仕立て上げた」

博士「もはや頼れるのは彼のみ・・・」

博士「これで止められなければ・・・元太君を・・・」


歩美「コナン君!!」

コナン「バーロー、間一髪で避けてやったぜ・・・」

灰原「江戸川君逃げて!GENTAの攻撃が・・・!!」

コナン「!?」

GENTA「ウナジュウ!!!」ブゥンッ


ドガアアアアアアアアアアアッ

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:22:54.87 ID:ATqaDXr30.net[16/26]
シュウウウウウウウ

コナン「・・・う・・・な、何!?」

歩美「そ・・・そんな!」

灰原「貴方は・・・!!」

GENTA「・・・?」

???「お待たせしました・・・死の淵から蘇りし最強の人間」

光彦「サイボーグ超人Meat 2-Heat Cool-参上です!!」ドーン

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:24:21.84 ID:ATqaDXr30.net[17/26]
コナン「光彦!?何しにきやがった!」

光彦「見ての通りです、この鰻生物を倒しに来たんですよ」

コナン「バーロー!こいつは元太だぞ!わかってんのか!?」

光彦「わかっていますよ・・・だからこそ!友として僕の手で葬り去るまでです!!」

歩美「カッコイイこと言ってんじゃねーよクソバカスが」

GENTA「・・・ミツ・・・ヒコ・・・」

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:24:46.42 ID:ATqaDXr30.net[18/26]
光彦「今の僕は、常人の1000倍の筋力と、常人の10000倍の脚力を持つ改造超人です」

光彦「鰻生物などけちょんけちょんにしてやりますよ!」

GENTA「・・・思イ出シタ・・・オレノ鰻重・・・ダメニシタ奴・・・」

GENTA「・・・キサマガスベテノゲンインダ!!!ブッコロス!!!」ブンッ

ドゴォッ

コナン「光彦!!」

26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:25:23.23 ID:ATqaDXr30.net[19/26]
光彦「甘いですね!その程度なら避けることはたやすい!」

GENTA「!?」

光彦「パンチをかわしつつ・・・食らいなさい!僕の新しい必殺技!!」

光彦「ライトニングヒコマグナム!!!」ドゴォッ

灰原「ださっ・・・」

GENTA「!?」

コナン「な、なんだ!?光彦がパンチすると同時に眩い閃光が!!」

光彦「ライトニングヒコマグナムは拳に光を集めて一気に解き放つ破壊の一撃!」

光彦「これで元太君の拳は粉々です!!」

27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:26:28.43 ID:ATqaDXr30.net[20/26]
GENTA「・・・熱イ」

光彦「え?」

GENTA「効カヌ」バギィッ

光彦「うぎゃあああああああああああああああああああああ!?!?!?」

コナン「何!?光彦の変なパンチは全く効かず、逆に元太の一撃で光彦の腕の骨が折れた!?」

28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:27:22.86 ID:ATqaDXr30.net[21/26]
光彦「なっ・・・何故です!!僕のライトニングヒコマグナムが効かないわけが!!」

歩美「だからそのダッセェ名前言うの止めろ」

GENTA「貴様ダケハ許サン、鰻重ヲ汚シタ罪ハ重イ」

光彦「えっ・・・」

GENTA「ウナウナウナウナウナウナウナウナウナウナウナウナウナウナウナウナウナァアアアアアアアアアアアアッ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ

光彦「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!?!?!?」

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:28:15.48 ID:ATqaDXr30.net[22/26]
コナン「な、何だったんだ・・・」

博士「終わったようじゃのう」

灰原「博士!」

歩美「今までどこに!」

博士「なに、光彦君を蘇生させて改造しておったんじゃ」

博士「元太君を止めるためにのう」

博士「あぁそうじゃ光彦君、今の君の筋力は常人の千倍、脚力は万倍じゃと言うたがの」

博士「あれは嘘じゃ」

光彦「!?」

30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:29:21.34 ID:ATqaDXr30.net[23/26]
コナン「どういうことだ?」

博士「そもそも元太君が暴れだした原因はなんじゃ?」

歩美「えっと・・・鰻重が無くなったから?」

博士「じゃあその鰻重が無くなる原因を作ったのは?」

灰原「円谷君ね」

コナン「はっ、そうか!」

博士「察しがいいのう新一」

博士「つまり全ての元凶は光彦君というわけじゃ」

31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:30:26.72 ID:ATqaDXr30.net[24/26]
光彦「どういうことですか!!??」

コナン「バーロー、つまり博士はオメーをサンドバッグにして元太の怒りを収めようって考えてんだよ」

歩美「博士頭いー!」

光彦「よくないですよ!だったらなんでサイボーグになんかしたんですか!!」

博士「サンドバッグがそう簡単に潰れてしまっては元も子もないじゃろう?」

博士「そもそも、生身の状態で元太君に挑めと言われて、はいそうですかと素直に従う奴はおらんじゃろう」

光彦「そ・・・そんな!」

32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:31:31.68 ID:ATqaDXr30.net[25/26]
GENTA「ウナジュウ・・・!」

灰原「あら、攻撃態勢に入ったわよ」

光彦「!?」

博士「残念じゃが光彦君、君の身体は既にダメージの限界を超えておる」

博士「さらばじゃ」

光彦「うっ・・・うわあああああああああああああああああああああああ」

GENTA「ウナジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/02(火) 23:32:19.86 ID:ATqaDXr30.net[26/26]
シュゥウウー

コナン「お・・・収まったか?」

元太「ん、あれ?ここどこだ?」

歩美「あ!元太君だ!」

灰原「ちゃんと元に戻ってるわね」

博士「ほっほっほ、一件落着じゃな」

元太「なんか知らねーけど、すげー腹が減ったぞ!!」

コナン「ったく、呑気な奴だぜ元太は」


\HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA/