1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 21:56:12.80 ID:rB0kiucp0
蘭子(ふぅ……今日のお仕事、大変だったなぁ)
蘭子(あ、プロデューサーさんだ)
蘭子「我が下僕よー!」
P「ん、蘭子?」
蘭子「闇に飲まれよ!」
P「……そうだったのか」
蘭子「……?」
P「蘭子の下着は黒なのかー」
蘭子「!?」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 22:02:18.19 ID:rB0kiucp0
蘭子「な、何を戯言を!?」
P「え、だって闇に飲まれよって言っただろ?」
蘭子「確かにその通りだが、何故……」
P「だから、闇っていうのは黒い色だろ? で、飲まれよってことはそれを身につけてると」
P「だから『闇に飲まれよ!』っていうのは『今日の下着は黒です』っていう意味に……」
蘭子「な、ならぬわっ、愚か者っ!」
P「そうなのかー」
蘭子「そうだっ!」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 22:11:00.69 ID:rB0kiucp0
P「うーん、じゃあどういう意味なんだろう」
蘭子「何故わからぬのだ、愚か者め……我が下僕たるものがその様でどうする!(な、なんでわからないんですかプロデューサー!? いつもはわかってくれるじゃないですか!)」
P「なるほど、わからん」
蘭子「……」
P「涙目なのが可愛いがわからん」
蘭子「このっ……!(も、もうっ……!)」
P「闇に……闇? まさか」
蘭子「よ、ようやく解したか……(わ、わかってくれましたか?)」
P「わしにしね というんじゃな?」
蘭子「!?」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 22:16:05.14 ID:rB0kiucp0
蘭子「何故そうなる!?(な、なんでそうなるんですか!)」
P「だって……闇に、飲まれよ、だぞ?」
蘭子「……」
P「闇って、暗いし怖いじゃないか。それに飲まれるってことは……」
蘭子「え、えっ……」
P「死ね、と……俺のことが嫌いだと言いたかったわけか……」
蘭子「ち、ちがっ……」
P「うん? 血が? 血が欲しい?」
蘭子「否っ! 我が言霊を正しく解せー!(違います! そんな意味じゃありません!)」
P「うーん、やっぱりわからないなー」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 22:23:35.10 ID:rB0kiucp0
蘭子「うぅ……愚か者ぉ……(プロデューサーのばかぁ……)」
P「そんなこと言われてもなぁ……うーん……」
蘭子「もう知らぬ!(もう知りませんっ! ふーんだ!)」
P「あ、そうだ蘭子」
蘭子「……何用だ(……なんですか?)」
P「お疲れ様。今日もよかったぞ」
蘭子「……ふ、ふふん! 我が力の前では些事に等しい!(あ……はい! ありがとうございます!)」
P「さじ? ……ふむ、楽勝だったってことか」
蘭子「あ……多少は歯ごたえが……(え、少し……いえ、だいぶ大変だったけど……)」
P「よーし、激しい仕事増やすぞー」
蘭子「にゃぁっ!?」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 22:33:01.49 ID:rB0kiucp0
別の日
蘭子(ふぅ……今日はとっても暑いなぁ……)
蘭子(あ、プロデューサーだ!)
蘭子「我が下僕よー!」
P「お、蘭子?」
蘭子「煩わしい太陽ね!」
P「太陽? うーん、確かに今日はやたら日が照ってるなぁ」
蘭子「地獄の釜が開き、灼熱の業火に焼かれるかのよう……(本当に暑くて太陽がまぶしくて……)」
P「……」
蘭子「生命の雫がこぼれそう……(汗、いっぱいかいちゃいそうです)」
P「うん? トイレか?」
蘭子「!?」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 22:40:47.21 ID:rB0kiucp0
蘭子「何をいうかっ! 無礼者めっ!(な、何いってるんですかプロデューサーのばかぁっ!)」
P「あれ、違うのか?」
蘭子「あたり前だ、恥を知れーっ!(あたりまえですっ、は、恥ずかしいこと言わないでください!)」
P「うぅん、だけど生命の雫がこぼれそうなんだろう?」
蘭子「う、うむ……(は、はい。暑くて汗が……)」
P「生命の雫ってことは……つまり、身体から出るものってことだ」
蘭子「……」
P「だから、トイレかなーって」
蘭子「何故そうなるのだっ!(な、なんでそうなるんですかぁっ!)」
P「まったく、乙女がはしたないなーって思ったんだけど、オブラートに包んでるのかなって」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 22:46:35.60 ID:rB0kiucp0
蘭子「我が言霊を捻じ曲げようなど、言語道断!(変に解釈するのやめてくださいっ!)」
P「捻じ曲げたつもりはないんだけどなぁ……俺は、思った通りに解釈しただけで」
蘭子「むぅ……小癪な……(なんなんですか、もうっ……)」
P「……あっ」
蘭子「如何した?(どうしたんですか?)」
P「ひょっとして、生命の雫ってさ」
蘭子「よ、ようやく解したか!(わ、わかってくれたんですか!?)」
P「……こういうことだよな、ほら」
蘭子「……? なんだ、これは……?(なんですか、これ……?)」
P「ナプキンだけど」
蘭子「なぷっ……!?」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 22:53:20.53 ID:rB0kiucp0
P「……タンポンのほうがよかったか?」
蘭子「な、ななななっ……」
P「あれ? つまり生理が来たってことじゃ……」
蘭子「愚か者!」ポカッ
P「いてっ!?」
蘭子「お、おろか、ものっ!」ポカポカ
P「痛い痛い、地味に痛い! やめて、叩かないで!」
蘭子「わ、我が言霊を何と心得る! 貴様の思うように捻じ曲げようとは、恥を知れー!(な、なんてこと言うんですか! 私そんなはしたない子じゃありません!)」ポカポカ
P「ははは、何言ってるのか全然わからないなー」
蘭子「……!」ポカポカ
P「いたたっ、いたい、痛いから、ごめん、ごめんなさいっ!」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 23:00:13.01 ID:rB0kiucp0
別の日
蘭子(最近プロデューサーが変な風に解釈しちゃうから、憂鬱だなぁ……)
蘭子(なんでなんだろう……よーし、じゃあ今日はちょっと変えてみよう!)
蘭子(って思ったら、プロデューサーがあんなところに……ゆ、勇気を出して……)
蘭子「プ……プロ……プロデューサー!」
P「おう蘭子……蘭子!?」
蘭子「ど、どうし……た、んですか?」
P「……おぉ……普通に話してる……」
蘭子「ふ、フハハハ! この程度容易い!(わ、私だってやる気になればこれぐらいできちゃうんですよっ!)」
P「あ、戻った」
蘭子「ぅぁ……」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 23:08:08.10 ID:rB0kiucp0
P「どうしたんだ、急に?」
蘭子「い、いつも……プロデューサーが、私のいうことを……」
P「言うことを?」
蘭子「捻じ曲げ……曲解、するから……」
P「……」
蘭子「何故……なんで、そんなこと、するんですか……?」
P「……」
蘭子「……プロデューサー?」
P「そうだな……」
蘭子「……」
P「あえて言うなら……」
蘭子「……っ」
P「可愛いからかな」
蘭子「……ふぇっ?」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 23:20:54.11 ID:rB0kiucp0
P「蘭子が一生懸命伝わらないのに訂正してくるのが可愛かった」
蘭子「そ、そんな……」
P「だからつい、な?」
蘭子「……」ムスッ
P「あぁ、そんなにふくれないでくれよ……」
蘭子「愚か者めっ、私がどのような思いだったか……(プロデューサーのばかぁ……私、すごく嫌な気分だったんですよ……?)」
P「ごめんってば……」
蘭子「我が言霊を解せる者は希少だというのに、まったくっ!(わかってくれる人、あんまりいないんですから! もうっ)」
P「ははは……まぁ、確かに蘭子はしゃべりかたが特徴的だからなぁ」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 23:28:39.83 ID:rB0kiucp0
蘭子「その罪、雪ぎたくば我に贄を捧げよ!(許してほしかったら、お詫びをください!)」
P「……」
蘭子「……? 如何した? (どうしたんですか?)」
P「生贄か……」
蘭子「そう、漆黒の甘き罪や……(そうですよ、例えばチョコレートケーキとか……)」
P「じゃあ、俺が生贄ってことでどうだろう?」
蘭子「え……?」
P「私を捧げましょう! ……なんて、な?」
蘭子「ぁ……えっと……」
P「……どうした、蘭子?」
蘭子「……プ、プロデューサーを、くれるんですか……?」
P(あ、可愛い)
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 23:34:52.03 ID:rB0kiucp0
P「いや、今のはまた曲解してだな……」
蘭子「……ダメ……?」
P(上目づかいか……うむ、実に素晴らしい。最高だ)
蘭子「……」
P「よし、わかった。俺が生贄だ! どんと来い!」
蘭子「……! その言葉、偽りはないな?(う、嘘じゃないですよね?)」
P「あぁ、勿論さ!」
蘭子「で、では告げる……!(じゃ、じゃあ言いますね……)」
P(セクハラしまくったわけだし多少は俺も痛い目みないとな……さぁ、鬼が出るか蛇が出るか……!)
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 23:42:03.55 ID:rB0kiucp0
蘭子「誓う、この世のすべてを、我が手中に収めん!(きっと私、トップアイドルになってみせます!」
P「……?」
蘭子「だが、孤独たる王は絶対ではない……(でも、きっと1人じゃ頑張れないと思うんです……)」
蘭子「故に、再度誓おう!(だから……!)」
蘭子「我が友として認めしそなたと共に、この世界を制覇せんと!(私、やっぱりプロデューサーと一緒が一番だと思うんです!)」
蘭子「……常に、そなたは我と共にあれ!(これからも、一緒にいてください!)」
P(天使が出た)
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 23:46:25.24 ID:rB0kiucp0
蘭子「……これぞ、我が望み。さぁ、はたしてみせよ!(これが私のお願いです。いいですか……?)」
P「……うーん、よくわからなかったなぁ」
蘭子「えっ……」
P「ごめんな、うまく翻訳できなかったよ。なんて言ったんだ?」
蘭子「う……ぅうー……」
P「そんなに睨まれても、困るなぁ……」
蘭子「……プロデューサーの、いじわる……」
P(可愛い)
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 23:52:19.99 ID:rB0kiucp0
蘭子「……」スクッ
P「あ、おい蘭子……ちょっとどこに……」
蘭子「一緒に、トップアイドルになりたいっていったんです!」
P「……!」
蘭子「……うぅ、やっぱり恥ずかしい……プロデューサーの、ばかーっ!」
P「ちょ、ちょっと待って! 蘭子、ストップ! おいてかないでくれ!」
蘭子「い、今は我が『瞳』が暴走を起こしつつある! こちらを見るな!(は、恥ずかしくって顔が見れないんですおいかけないでください!)」
P「何それ見たい! 蘭子、待って! チョコケーキおごるから! 絵の具セットも買うからー!」
おわり
転載元:モバP「蘭子の発言を徹底的に曲解する」
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