1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 17:34:21.77 ID:6IijAboL0.net
あの時つい口走ってしまった台詞が、まさかあんな悲劇を招くことになるとは思わなかった、です。

サザエ「タラちゃん!タマになんてこと言うのよ!」

カツオ「ひ、酷すぎる・・・」

ワカメ「タマの気持ちになって考えてみたことある!?」

フネ「謝りなさい!!」

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 17:39:40.10 ID:6IijAboL0.net
僕にはなんで皆がここまで責めるのかが理解できませんでした。

タマタマ「シクシク……シクシク……」

そして、タマが声を出して泣いているのもまた。

マスオ「タマがここまで落ち込むなんて・・・タラちゃん、君は本当に最低な奴だなぁ!」

カツオ「タマに謝ったらどうなの!?」

タラオ「ごめんなさいですぅ」

悔しかったです。どうして猫に頭を下げなくてはならないのか。

タマ「シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

波平「タマは許してないみたいだぞ」

タラオ「酷いですぅ…タマぁ」

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 17:44:10.85 ID:6IijAboL0.net
タラオ「だって本当に臭かったんですぅ」

カツオ「またこの餓鬼は!」

カツオお兄ちゃんが……いや、カツオが、僕の頬を平手打ちした。

タラオ「痛いです!」

どうして僕が叩かれなくてはならないんですか?どうして?どうしてですか?

波平「どれタマ、ワシに吐息を浴びせなさい」

タマ「ぶはぁぁぁ~~」

胃液みたいな臭いがした。

波平「全然臭くないではないか!」

タラオ「それはおじいちゃんの鼻が悪いからですぅ…」

カツオ「タラてめっ!良くも父さんに酷いことを!」

タラオ「痛いですッ!」

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 17:49:45.56 ID:6IijAboL0.net
フネ「どれどれ、私が確かめてあげようじゃないか」

タマ「ぶはぁぁぁぁ~~」

フネ「全く臭くないじゃないか!」

タラオ「どうして鼻の悪い人ばかり臭いを嗅ぐんですか…」

カツオ「母さんを悪く言うな!」

タラオ「痛いです!」

また殴られた。親父にもぶたれたことにない顔を。

マスオ「では僕からも・・・エエエエエエエイイイイイイイイイイイイイイイイ」

タラオ「痛すぎるです!!」

親父に殴られた。

マスオ「これが教育さ~~」

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 17:56:55.68 ID:6IijAboL0.net
タマ(腹減った……)

サザエ「タラちゃん、タマお腹減ったみたいよ。ご飯買って来てあげて」

タラオ「何を買えばいいですか?」

サザエ「それは勿論タマの大好物、にんにくよ!」

タラオ「買ってくるでぇぇぇぇ~~す」

タマ(忘れ物すんなよ)

そうでした。サイフを忘れていました。でも、それがマルモのおきてのネタだとわかる人はそんなにいませんよ。

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 18:04:02.75 ID:6IijAboL0.net
タラオ「行ってくるでーす」 ぺちゃ

嫌な感触がした。

タラオ「ん?」

タラオ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

カツオ「どうしたんだい、タラちゃーん?」

タラオ「靴の中にタマのうんちが入ってたですウウウウウウウ!!」

サザエ「きっとトイレと間違えちゃったのね♪フフっ♪」

タラオ「タマ嫌でぇぇぇーす!!」

ワカメ「タマになんてこと言うの!?可哀想だと思えないの!?」

波平「人として最低だな。タラオ」

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 18:10:30.85 ID:6IijAboL0.net
タマ(早くニンニクが食べたい)

サザエ「このウンコ靴でいいから早くニンニク買ってきなさい」

人の心が無いのか? そう思いました。

タラオ「それは流石に無理ですぅ…」

マスオ「それなら裸足で行ったらどうだぁい?」

タラオ「そっちの方がマシですぅ…」

サザエ「気をつけて行ってくるのよオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 18:17:35.66 ID:6IijAboL0.net
タラオ「うう。裸足で歩くと痛いですぅ」 ムギュっ

何かを踏んだ。足元を見てみるとそこにはハチの尻尾があった。

ハチ「グルルル……」

タラオ「ハ、ハチ!? ごめんなさいですううううう」

ハチ「ワオオオオオオオオオオオン」

タラオ「わー!追いかけないでくださーい!足が痛いんですよ!」

ハチ「ワオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

タラオ「誰か助けてくださああああああああああああああああああい」

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 18:24:40.69 ID:6IijAboL0.net
タラオ「にんにく……買って来たですよ」

マスオ「偉いなぁ!タラちゃーん!」

サザエ「早くタマににんにくを食べさせてあげましょうっ!」

タラオ「無理です……」

マスオ「エエエエエエエエエエエエエエエエエエエなんでだあい?」

タラオ「それが、ハチに食べられちゃったです……」



イササカ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

波平「隣の家から悲鳴が聞こえるぞ?」

サザエ「行ってみましょうっ!」

26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 18:32:19.32 ID:6IijAboL0.net
波平「一体どうなされました?」

イササカ「う、うちのハチが……」

マスオ「これは酷い!口元が溶けて死んでいるじゃないかー!」

イササカ「きっと変な物を食わされたんだ!殺人ダアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

サザエ「変な物を食べさせられた?」

マスオ「さっきハチに変な物を食べさせた人物と言えば!!」

一同「「タラちゃん!!」」

タラオ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/17(水) 18:38:17.04 ID:6IijAboL0.net
拝啓。僕の親愛なる母、タイコ母さん。
世界は残酷です。僕の回りには、敵しかいません。
それでも生きたいのなら戦うしかないから。
僕は頑張ります。
例えこの先に、地獄しか待っていなかろうと。
でも、僕がそちらに行くのは遅くないかも知れませんので、その時は優しくで迎えてくれたら幸いです。
天国で、待っていてください。