1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/31(水) 18:12:51.59 ID:i/0SV/BP0.net[1/6]
P「という事で春香、何か欲しいものとか、して欲しい事とかあるか?」

P「俺の出来る事なら何でもしてやるよ」

春香「えぇ!?そ、そんなのいいですよ!」

春香「別に何かしたわけでもないですし…」

P「今年1年頑張ったじゃないか」

春香「でも…」

P「いいからいいから!ほら、3・2・1…」

春香「えぇあ!?あ、じゃ、じゃあ>>4」

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/31(水) 18:29:58.14 ID:i/0SV/BP0.net[2/6]
繁華街

P「ホントにいいのか?俺とただ歩くだけなんて」

春香「ふふ、いいんです!」

P「こんなのご褒美でもなんでもないぞ?」

春香「そんなことありませんよ、だって…」

P「だって?」

春香「っと…えへへ、なんでもありませんよ~ってわっ!?」ドン

P「危ないっ!」ギュ

春香「す、すみません…」カァ

P「ああ、結構人がいるから気をつけろよ?」

春香「は、はい」

P「んじゃ、どこか適当な店でも行くか?このままただ歩くってのもなんだし」

春香「そ、そうですね」

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/31(水) 18:40:07.66 ID:i/0SV/BP0.net[3/6]
春香「……」

P「ん?どうした春香?」

春香「ぷ、プロデューサーさん」

P「?」

春香「さっきみたいにぶつかったらいけないので、手をつないでもらってもいいですか?」

P「え?」

春香「え、あ!な、なんでもないです…!えへへ」

P「ん…」ギュ

春香「あ…」

P「ま、人前で転ばれても困るしな」

春香「……」クス

春香「もー、酷いですよプロデューサーさん!私、何かあるとこでは転ばないんですから!」ギュゥ

P「こ、こら、くっつき過ぎだぞ…!」

春香「えへへ、プロデューサーさんが悪いんですからねっ」

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/31(水) 18:52:25.48 ID:i/0SV/BP0.net[4/6]
P「う~ん…」

春香「あはは…どこも混んでますね」

P「日が日だからな…なんかすまんな、こんなことになって」

P「今からして欲しい事変えてもいいんだぞ?」

春香「ふふ、なんだか懐かしいですね」

P「春香?」

春香「ちょっと前、まだお仕事が全然なかった頃って、こんな感じで空回りしてましたよね」

P「あ~、そんな時もあったな」

春香「でもだんだん有名になってきてこうやってプロデューサーさんと歩くことも減っちゃって…」

P「……」

春香「だから今、嬉しいんです」

春香「上手くいかなくたって、プロデューサーさんと歩けてるだけで私、嬉しいんです」

春香「何もしてもらわなくてもいい、来年も再来年も、その先だって」

春香「こうやってプロデューサーさんと歩けたらなぁって」

春香「それだけで私は大満足ですよっ!大満足!」

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/31(水) 18:59:03.84 ID:i/0SV/BP0.net[5/6]
P「春香…」

春香「って何言ってるんだろう私、あ、あの…忘れてください…!」タタ

P「春香っ!」

春香「わわっ!」ドンガラガッシャーン

P「……」

春香「いたた…」

P「…はは」

春香「…ふふ」

P「ははははっ、ほら、大丈夫か?」

春香「あはは、す、すみません」

P「なんだか春香を労うつもりが、逆に元気をもらっちゃったな」

P「ありがとう春香、来年もよろしくな!」

春香「はい!来年もよろしくお願いします!プロデューサーさん」

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/31(水) 19:38:53.12 ID:i/0SV/BP0.net[6/6]
P「それから近くの公園で、今年あった出来事について語り合った」

P「少し肌寒かったせいだろう、二人の距離はいつもよりずっと近かった」

P「話の花は散る事を知らず、次から次へと思い出が蘇る」

P「あんなに笑ったのはいつ振りだろう」

P「無邪気な春香の笑顔にまた癒されて…」

P「本当に楽しい時間が過ごせた」

P「来年も頑張ろう」


おわり