1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 05:54:14.64 ID:iqHdgy180
ベジータ「俺に部活に入れだとぉ?」

ハルヒ「そうよ、あなたが入ればいろいろと助かるのよ」

ベジータ「お前の噂は聞いているぞ、変な女みたいだな」

ハルヒ「変な女はちょっと酷いんじゃない?」

ベジータ「宇宙人や未来人や超能力者などこの世に存在するわけがないだろう」

ハルヒ「そんなのわからないじゃない!」

ベジータ「おいトランクス、傑作だぞ。この女は本気で宇宙人や未来人がいると思ってるみたいだ」

トランクス「そんなに笑うのは失礼じゃないですか、夢を持つのはその人の自由ですから」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 06:06:52.11 ID:iqHdgy180
ハルヒ「あらあなたは?」

ベジータ「俺の息子だ?」

ハルヒ「息子?」

トランクス「いや、従兄弟なんですよ」

ハルヒ「そう・・・、あなたもSOS団に入らない?」

トランクス「いえ私は・・・」

ベジータ「入ってやれよトランクス、どうせお前暇なんだろ?」

トランクス「暇というわけではないのですが・・・」

ハルヒ「なら決定ね、今日からトランクスくんとベジータはSOS団団員よ!」

ベジータ「おっおい、どうして俺も入るんだ?」

ハルヒ「それじゃ放課後SOS団の部室に来なさい!」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 06:11:09.34 ID:iqHdgy180
トランクス「ここがSOS団ですね」

ベジータ「どうして俺がこんな部に入らなければならないんだ!」

トランクス「そういいながら律儀にも来てるじゃないですか・・・」

ベジータ「そっそれは直接あの女にSOS団なぞにはいはいらないといってやるつもりだからだ!」

トランクス「はぁ・・・それじゃ入りましょうか」

ガチャッ

ベジータ「おい邪魔するぞ・・・・」

みくる「・・・・・」

ベジータ「・・・・」

ガチャン

トランクス「入らないんですか?」

ベジータ「あと五分くらい待っておこう」

トランクス「?」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 06:15:42.25 ID:iqHdgy180
みくる「入っていいですよ・・・・」

ベジータ「おっおう!」

ガチャ

みくる「・・・どうぞ」

ベジータ「さっきは悪かったな」

みくる「いえ・・・」

トランクス「?」

みくる「取り合えず座って待っててください、涼宮さんから話は聞いています」

トランクス「あのう、失礼な事かもしれませんがどうしてメイド服を着ているんですか?」

みくる「涼宮さんの命令で着ているんです・・・」

ベジータ「おいトランクス!あんまりそういう事を聞くもんじゃない!」

トランクス「はぁ・・・・」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 06:19:52.33 ID:iqHdgy180
トランクス「あの本を読んでいる人もSOS団の団員なのですか?」

みくる「あの人は文芸部員です」

トランクス「そうですか・・・・」

ガチャ

ハルヒ「あ、来たわね」

ベジータ「貴様!俺達を呼びつけておいて後から来るとはどういう事だ!」

ハルヒ「平の団員と団長とでは身分が違うのよ、それじゃ入部届けにサインして」

ベジータ「誰がこんなおかしな部に入部するか!」

ハルヒ「どこがおかしな部なのよ!」

ベジータ「メイド服着てお茶を淹れる部員がいる部のどこがおかしくないというんだ!」

みくる「やっぱりメイド服はおかしいですよね・・・・・」

ベジータ「・・・・ここに記入すればいいのか?」

ハルヒ「そうよ、名前と学年とクラスを書きなさいよ」

トランクス「父さん・・・本気で入部するんですか?」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 06:28:44.93 ID:iqHdgy180
ベジータ「これでいいのか?」

みくる「はいありがとうございます!」

ベジータ「お・・おう」

トランクス「結局こういう結果になってしまいましたね」

ベジータ「放課後1、2時間くらい学校で時間を潰すくらいわけないだろ」

ハルヒ「あら?放課後だけじゃないわよ」

ベジータ「なんだと?」

ハルヒ「土日休日に活動する場合が多々あるから覚えておいてよね」

ベジータ「ふざけやがって!土日休日は朝から重力装置を使用しても怒られたに日なんだぞ!」

ハルヒ「そんなの私の知った事じゃないわよ!」

ベジータ「こんな入部無効だ!」

みくる「え~・・・辞めちゃうんですか?」

ベジータ「・・・・」

トランクス(どうやら父さんは母さんみたいな気の強いタイプには慣れてるけれど、この女性のようなタイプには不慣れみたいですね)

ハルヒ「それじゃ入部届けは私が顧問の先生に出しておくからね」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 06:32:54.28 ID:iqHdgy180
ベジータ「入部してやったんだから、今日はどんな事をするか教えろくそったれ!」

ハルヒ「今日は特にないわよ」

トランクス「宇宙人とか未来人とか研究するのではないのですか?」

ハルヒ「そういう活動は土日にやるわ」

ベジータ「なら平日の放課後は何をするんだ?」

みくる「特に何もしていませんね、お茶のお代わりはいりますか?」

ベジータ「さっ・・・さっさと淹れやがれ!」

みくる「はいどうぞ」

ベジータ「なんだこのお茶は、お前がナンバーワンだ!」

トランクス「あのっ・・・それじゃ今日は帰ってもよろしいんでしょうか?

ハルヒ「いいわよ、お疲れ様」

トランクス「はぁ・・・・」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 06:36:56.09 ID:iqHdgy180
トランクス「本当に入部して良かったんですか?」

ベジータ「別にいいだろ、放課後土日祝日がつぶれたくらいで」

トランクス「重力装置は一日一時間と言われてるから今日はもう使えないんじゃないでしょうか?」

ベジータ「帰ってからいくらでも使えるだろ」

トランクス「父さんのクラスでは宿題は出なかったんですか?数学の先生は同じだったはずでは?」

ベジータ「そういえば数学の宿題が出てたな・・・・」

トランクス「答えを写させろとかもうだめですからね」

ベジータ「ふざけやがって・・・・・現国を俺がやるからお互い写し合うってのはどうだ?」

トランクス「僕のクラスには現国の宿題は出てません」

ベジータ「ちくしょおおおおおおおおおお!」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 06:43:22.65 ID:iqHdgy180
ハルヒ「おはようベジータ!」

ベジータ「何だお前か、朝から気分が悪くなったぞ」

ハルヒ「あんた口が結構悪いのね」

ベジータ「生意気な口を利くと痛い目を見るぞ」

ハルヒ「あははは、痛い目ってどんな事をするのよ」

ベジータ「それはその・・・・」

ハルヒ「服脱がせたりチューしたりするの?」

ベジータ「なんて下品な女なんだ・・・」

ハルヒ「今日は重大な発表があるから絶対部室には顔を出してよ」

ベジータ「わかったからさっさと行け!」

ハルヒ「あと、みくるちゃんが後ろにいるわよ」

ベジータ「何?」

みくる「ベジータくんは乱暴な事を女の人にしたりするんですか?」

ベジータ「そっそれは誤解だ!あれは脅しというか・・・フレンドリー、そうフレンドリーな会話の一つなんだ!」

みくる「そうですよね、暴力とか振るわないですよね」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 11:17:57.27 ID:iqHdgy180
ベジータ「それで重大な発表とやらは何なんだ?」

ハルヒ「これよ、ジャーン!」

ベジータ「何だそれ?」

ハルヒ「某空手団体の大会のチラシよ」

ベジータ「・・・」

ハルヒ「空手大会で優勝してSOS団が学校最強の部だとみんなに知らしめるのよ!」

みくる「トランクスさんはまだ来てないんですか?」

ベジータ「ああ、あいつは学級委員だからいろいろと忙しいんだ」

ハルヒ「ちょっと聞きなさいよ!」

ベジータ「その大会は確かに他流派の出場も認めているが、年齢が18歳以上になってるから俺らは出る事はできんぞ」

ハルヒ「大丈夫よ、自己申告だからばれやしないって」

ベジータ「もし優勝したとしても年齢を査証しているからおおっぴらには宣伝できんな」

ハルヒ「それはそうだけど・・・」

ベジータ「それに空手大会に出場して怪我でもしたらどうするんだ?」

ハルヒ「あんたマッチョだから大丈夫かなって思って」



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 11:22:23.00 ID:iqHdgy180
みくる「そうですよ、ベジータくんが怪我したらどうするんですか?」

ベジータ(朝比奈、相変わらず優しい奴め・・・)

みくる「?」

ハルヒ「確かに年齢査証したら秘密にしてないとまずいわね・・・あーあ、いい計画だと思ったんだけどな」

ガラッ

トランクス「すみません遅くなりました!」

ベジータ「もういいぞトランクス」

みくる「お茶今淹れますね」

トランクス「重大発表とは何だったんですか?」

ベジータ「気にするな、それより今から帰ってトレーニングだ」

トランクス「昨日できませんでしたからね」

ベジータ「それじゃ帰るからなハルヒ」

ハルヒ「わかったわよ」

ベジータ「トランクス、今日は200倍に挑戦するから覚悟しておけ!」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 11:26:45.34 ID:iqHdgy180
ガチャ

ベジータ「なんだ、今日はハルヒも朝比奈もいないのか」

長門「・・・」

ベジータ「お前だけか、いつも本を読んでいるな」

長門「・・・」

ベジータ「毎日読んで飽きないのか?」

長門「飽きない」

ベジータ「・・・・愛想の悪い奴だぜ!」

長門「・・・」

ベジータ「怒ったのか?」

長門「怒ってない」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 11:28:29.08 ID:iqHdgy180
ベジータ「・・・・」

長門「・・・」

ベジータ「お前がもし怒っていたとしても俺は謝らんぞ!!」

長門「そう」

ベジータ「お前の愛想が悪いのは本当の事だからな」

長門「・・・・」

ベジータ「・・・・カロリーメイトを持ってたんだ、今から食べようと思ったから、ついでに一つお前にくれてやる」

長門「・・・・ありがとう」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 11:32:32.80 ID:iqHdgy180
ハルヒ「ベジータ来てたの?」

みくる「すみません、写真部からカメラを借りてきてたもので・・・」

長門「もぐもぐ」

ハルヒ「あっなんか食べてる!私にもよこしなさいよ」

ベジータ「もう無いぞ、これで最後だったんだ」

ハルヒ「どうして有希にはあげて私の分がないのよ!!」

みくる「まぁまぁ」

ベジータ「そんなの知らん!たまたまだ!」

みくる「そういえばどうして長門さんと一緒に食べてるんですか?」

ベジータ「いや、別にお前が部室にいたらお前にもやってたぞ・・・・」

みくる「ありがとうございます」

ハルヒ「私がいたら私にあげたの?」

ベジータ「お前にはやらん!」

ハルヒ「なによそれー!」

トランクス「すみません遅くなりました!」



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 11:49:39.07 ID:iqHdgy180
フリーザ「あなたがベジータさんですか」

ベジータ「お前は?」

フリーザ「私は涼宮さんと同じクラスのフリーザです」

ベジータ「ハルヒの?」

フリーザ「はい、一応学級委員長をしているのです」

ベジータ「じゃあ何度かトランクスと顔をあわせているのか?」

フリーザ「そうですよ。ベジータさん、あなたがハルヒさんとかかわるようになって彼女は少し変わった気がしますよ」

ベジータ「そうか?」

フリーザ「これから涼宮さんと仲良くしてくださいね」

ベジータ「誰があんなやつと!」



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 11:57:34.50 ID:iqHdgy180
国木田「おーいベジータ!」

ベジータ「なんだ国木田じゃないか」

ザーボン「俺もいるぞ」

ベジータ「お前とはあまり顔をあわせたくなかったな」

ザーボン「そういうな」

国木田「ベジータってSOS団に入ったんだって?」

ベジータ「ああ、不本意だがあの女に無理やり頼まれてな」

国木田「僕は二年の朝比奈さんって    の大きい人にお願いされて入ったってトランクスに聞いたけどね」

ベジータ「あの野郎・・・・・」

ザーボン「まぁ取り合えず涼宮ハルヒに手を出すのは止めておけ」

ベジータ「お前に言われなくてもわかっている」

ザーボン「まぁ聞け、あいつは中学の時」

ベジータ「言われなくてもいいといってるだろ!」



65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 11:57:48.02 ID:iqHdgy180
ベジータはフリーザに殺された