1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:14:08.35 ID:W8YVQMgz0
ハルヒ「なんか面白いことないかしら?」

古泉「では、ジン・ラミーなどいかがですか?お相手いたしますよ」

ハルヒ「悪いけどパスだわ、古泉君。そういう気分じゃないのよ」

古泉「そうですか、それは残念です」

ハルヒ「みくるちゃん、何かない?」

みくる「えっ…、じゃあ…しりとりはどうですか…?」

ハルヒ「みくるちゃん、あたしは小学生じゃないのよ」

みくる「す、すいません…」

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:15:27.65 ID:W8YVQMgz0
ハルヒ「有希」

長門「…」

ハルヒ「特にないわね」

長門「コクッ」

ハルヒ「あぁ~もう…。あれっ、そういえばキョンがまだ来てないじゃない。」

古泉「そうですね。」

ハルヒ「よしっ。あんたたち、少し耳貸しなさい」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:20:01.30 ID:W8YVQMgz0
ガチャ

キョン「おっす」

ハルヒ「遅かったじゃない。キョンキョン」

キョン「繰り返すな…別人になっちまうだろ」

古泉「あれ、今日は別のカツラですか?」

キョン「地毛だよ地毛。カツラなわけねぇだろうが!」

長門「読めない…」

キョン「本が逆だぞ、長門。」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:21:14.85 ID:W8YVQMgz0
ハルヒ(みくるちゃん…)

みくる「あっ…えっと…その…、炎!」

キョン「いや、そこはせめて命でしょ…しかも何年前のギャグですかそれ。」

古泉(流石ですね。この速さで)

長門(手強い…)


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:22:27.48 ID:W8YVQMgz0
古泉「今日は遅かったですね。坊ちゃん」

キョン「あぁ、急遽、女王陛下からの召集が…ってやかましいわ!」

長門「ハルカ姉様、カナがまだ帰ってきません」

キョン「ほんとだ。もぅこんな時間なのに、カナったらどこを…ってばか!」

ハルヒ「あれっ…キョン背のびた?」

キョン「親戚か!のびてねぇよ」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:23:40.21 ID:W8YVQMgz0
みくる「はいっ、一旦CMでーす」

キョン「いやタモリか!って。おい、お前ら今日おかしいぞ」

ハ&み&長&古「そーですね」

キョン「もうええわ」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:49:34.27 ID:W8YVQMgz0
明くる日

ガチャ

キョン「うっす」

ハルヒ「キョン。あんたに…話があるの…」

キョン「な…なんだよ…。改まって…」

ハルヒ「実は…できたみたいなの…あなたとの間に…」

キョン「えっ…?」

ハルヒ「絆が」

キョン「いい話かい!」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 23:02:31.80 ID:W8YVQMgz0
長門「この出会いは偶然じゃない…」

キョン「な、長門…?」

長門「あの時から好きだった…」

キョン「あっ…」

長門「レトルドカレー」

キョン「そっちかーい!」



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 23:26:34.01 ID:r1SEnmiN0
みくる「キョン君。お話があります」

キョン「朝比奈さん…?」

みくる「あたし…もう我慢できないんです…」

キョン「えっ…?」

みくる「エンドレスエイトいつ終わるんですか…」

キョン「メタ発言やめてー!」



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 23:32:55.54 ID:r1SEnmiN0
古泉「あなたは本当に素早く反応がお出来になるのですね」

キョン「そりゃ、どうも」

古泉「しかし、こう言った言葉をご存じですか?」

キョン「ん?」

古泉「虎穴に入らずんば虎児を得ず」

キョン「関連性はどこだー!」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 23:36:17.45 ID:r1SEnmiN0
ハルヒ「飽きた…」

キョン「なっ…こっちの苦労も知らずに…」

ハルヒ「あ~あ、つまんない。困ってるキョンを見たかったのに、全然困らないんだもん」

キョン「それは称賛の言葉と受け取っておこう」

ハルヒ「はぁ…じゃ、今日は解散」

古泉「フラグ、たってしまいましたね…」

みくる「ね…」

長門「明日…あなたが困惑する可能性は120%」

キョン「マジかよ…」



16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 23:49:07.69 ID:r1SEnmiN0
翌日

ガバッ

キョン「やばい、遅刻だ」

タッタッタ

キョン「くそっ…昨日の事が気になって眠れなかった…」

ガラッ


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 23:53:47.06 ID:r1SEnmiN0
キョン「ふ~、ギリギ…?」

ハルヒ「でさ、今度SOS団のみんなで行ってみようと思うんだけど、どうかな?」

?「まぁ、いんじゃないのか?」

キョン「ど…どういうことだ…?」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 23:55:16.68 ID:r1SEnmiN0
キョン(?)「それより、今日はもう変なこと言ってくるなよ。あれ疲れるんだから」

キョン「オレの席に…オレが座ってる…?」

ハルヒ「分かってるわよ。もう飽きたって言ってるでしょ」

キョン「くっ…」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 23:57:00.47 ID:r1SEnmiN0
~トイレ~

キョン「くそっ…ハルヒのやつまた面倒なことを…オレをもう一人出しやがった…」

キョン「ん?…メール」

長門「話がある…屋上に来て」

キョン「長門、やっぱりお前だけが頼りだ」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 00:00:06.30 ID:c9+hewBf0
~屋上~

ギーッ

キョン「長門っ」

長門「…」

キョン「面倒なことになったな」

長門…」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 00:04:40.23 ID:c9+hewBf0
キョン「これからどうすればいい?」

長門「涼宮ハルヒは…まだ自分が起こした事態に気付いてない」

キョン「だろうな…」

長門「今回は…問題が複雑化する前に対処するよう統合思念体より指示された…」

キョン「そうか。助かったぜ」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 00:21:11.80 ID:c9+hewBf0
スッ

長門「あなたの有機情報連結を解除する」

キョン「はぁ…?何言ってるんだ…長門?」

長門「今回、涼宮ハルヒによって作られたのはあなた」

キョン「そ、そんなはずない…オレは本物だ…長門…何かの間違いだっ」

長門「間違いではない。あなたは、偽物。記憶は本物と共有している」

キョン「う、うそだっ…長門…やめろおおおおおおおお…」

自分の体が粒子となっていくなかで…オレは必死に叫んだ…自分の存在を示すために…

だが…その叫び声が…長門以外の人間に聞こえることはなかった…

~Fin~