1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 18:47:25.94 ID:bocTEm7g0.net[1/21]
界王 「何っ? 悟空よ、あの世に飽きたじゃと??」
悟空 「そうだ界王さま そりゃあ一人で修行する分にゃ問題ないが
組み手の相手を探すとなるとバイクーハンくらいになっちまう」
界王 「あの世には古今東西の戦士が集っておるというのになんとまあ贅沢な悩みを・・・」
悟空 「いい当てないかなー界王さま」
界王 「そうじゃな・・・そういえば偏狭の銀河に地球とよく似た星があると聞いたな
そこでは屈強な聖闘士という戦士が並び立ち、あのサイヤ人ですら彼らを恐れついに侵略することはなかったという」
悟空 「ほぁー、そいつは面白そうだ! じゃあ、ちっと占いババのとこ行ってくる! ありがとな!!」
悟空 「ということで、その地球によく似た星に行くためにドラゴンレーダー貸してくれねえか」
ブルマ 「別にいいけど・・・あんたいくつになっても本当に戦闘大好きねー」
ベジータ 「面白そうな話をしてるじゃないか」
2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 18:54:35.33 ID:bocTEm7g0.net[2/21]
悟空 「ベジータ」
ベジータ 「一日だけ蘇られせることのできる占い婆だか何だか知らんが
俺との戦いよりもその偏狭にいる弱小民族との戦いを優先するとは・・・まったくイライラするぜ」
悟空 「そう言うなってベジータ 何ならお前も一緒に来るか?
そいつらが大したことなかったらお前ぇと相手してやっからよ」
ベジータ 「チッ・・・とりあえずドラゴンボールを集めるとこからだな」
ピッコロ 「ドラゴンボール集めてきたぞ!」
悟空 「でかしたピッコロ!」
ポルンガ 「願いは何だ?」
悟空 「オラたち四人を宇宙のどこかにある地球によく似た星に連れっててくれ!!」
ベジータ 「フンッ」
悟飯 「何でボクまで・・・」
ピッコロ 「ああいう親父だから諦めろ」
ポルンガ 「了解した」
3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 19:01:59.06 ID:bocTEm7g0.net[3/21]
【地球 ギリシャ】
悟空 「へぇー、ここが地球によく似た星か・・・」
悟飯 「何だかピッコロさんのお家と似たような神殿がいっぱいありますね」
ザワッ ザワッ
雑兵 「何だこいつら・・・突然現れたぞ」
ピッコロ 「すまんがお前らに少し聞きたいことがある 聖闘士とやらを知らんか? 俺たちはそいつに会いに来た」
雑兵 「聖闘士だと・・・? 我らのことを知っているのか! さては敵襲!!」
ベジータ 「はあっ!」
バキィツ!!
雑兵 「ぐわあ!」
悟飯 「ベジータさん!? いきなり殴ることないじゃないですか!! もっと話あいましょうよ!」
ベジータ 「この程度が聖闘士か・・・わざわざ偏狭のくたびれた星まで訪れて損だぜ
カカロットよ、やはりこの程度の奴らと戦うより俺たちがフルパワーで争ったほうが気持ちいいだろうぜ」
ミスティ 「神よ・・・わたしは美しい・・・」
雑兵 「蜥蜴座のミスティ様! 白銀聖闘士のミスティ様が来てくださったぞ!! 敵襲です!」
4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 19:09:59.10 ID:bocTEm7g0.net[4/21]
ミスティ 「この白銀聖闘士、蜥蜴座のミスティの前に身の程知らずの敵が並び立つとは・・・
何とも醜い光景だが美しく死なせてやるのはアテナの次に天より天上の身体を賜った我が宿命」
ピッコロ 「な、何だこいつ・・・全裸で何か気色の悪いことを言ってやがる」
ミスティ 「全裸? 結構! 我が美を極めた身体を纏うは同じく美を極めたこの蜥蜴座の聖衣よ! それを今からお見せしよう!」
ガシャーンッ ガシャーンッ ガチガチャ
ミスティ 「さあ、その汚い眼を抉じ開けて私を拝み見るがいい!
これこそが青銅とは神と人との実力が存在する白銀聖闘士! その白銀聖闘士の頂点に座する蜥蜴座ミスティのバトルスタイルよーっ!! フフーッ!!」
ベジータ 「つっぁ!!」
バキッ!!
ミスティ 「なにぃっ!!? こ、この私が・・・」
ベジータ 「何なんだこいつは・・・弱っちい」
5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 19:18:48.81 ID:bocTEm7g0.net[5/21]
ミスティ 「ぐ、ぐぬぬ・・・我が汚れなき貌に汚れきった服を着た寸胴短足男が殴るとは・・・
蜥蜴座のミスティ一生の恥よ・・・」
悟空 「まだ気絶してなかったのか 意外とタフだなおめぇ」
ベジータ 「てめえ! 毎回俺の戦闘服の汚れを落としやがるブルマまで馬鹿にしやがるか!!」
ミスティ 「貴様らのような危険な男どもがこの世にいたとは・・・
我が命に代えても貴様たちを地獄の底に突き落とそうではないか
とくと見よ! 我がマッハの拳の軌道が絶対不可避、一撃必殺の竜巻を作り出す!
これぞ蜥蜴座のミスティ 必殺拳 マープルトリバーよ!!」
悟空 「お遊びしてんじゃねえんだぞ」
バチッ!!
ミスティ 「ま、まさか我がマープルトリバーを片手で弾き返すとは・・・何なのだこいつらは・・・・」
ベジータ 「マッハってのは何だ」
悟飯 「音の速さのことですね」
ピッコロ 「さすが、よく知ってるな悟飯」
7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 19:31:52.20 ID:bocTEm7g0.net[6/21]
モーゼス 「苦戦しているようだなミスティよ」
アステリオン 「お前らしくもない」
ダンテ 「我ら白銀聖闘士が結束すればこの世に勝てる戦士など存在せぬというものよ」
ミスティ 「鯨座のモーゼス 猟犬座のアステリオン 地獄の番犬座のダンテ!
よ、よもや白銀聖闘士四人がこの場に居合わせるとは・・・フッ、友情とはかくも美しい!!」
ベジータ 「弱すぎて相手にならん・・・お前らも手伝え」
悟空 「んー、あの世からわざわざ来たんだしそろそろ運動しねえと勿体ねえな」
モーゼス「」 アステリオン「」 ダンテ「」 ミスティ「」
悟空 「なんだぁ、こいつらちっとも強くねぇ」
ピッコロ 「ううむ・・・孫、お前が子供の頃に出場した天下一武道界の選手程度といったところか」
ミスティ 「そ、そうかお前・・・オレンジ色の胴着を着たお前・・・霊体だな」
悟空 「おぉよくわかったなお前ぇ 身体はあるけど元幽霊だぞオラ」
ミスティ 「き、貴様らさては『冥闘士』か! まさか聖戦が始まろうとしているのでは・・・
聖域に冥界からの尖兵が侵入するとはただ事ではない、一刻も早く黄金聖闘士に伝えねば!!」
ピッコロ 「何かすごい勘違いをされた気がする」
8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 19:42:39.41 ID:bocTEm7g0.net[7/21]
悟空 「うーん」
ピッコロ 「・・・」
ベジータ 「・・・」
悟空 「帰るか、修行してたほうがマシだぞ」
ベジータ 「サイヤ人を退けたというからどれほどのものかと期待したが・・・蓋を開けてこの程度とは笑い話にもなりゃしねえ」
ピッコロ 「悟飯、ベジータ、孫の身体に触れろ 瞬間移動で地球に帰るぞ」
悟飯 「荒らすだけ荒らして帰るのは失礼なんじゃ・・・?」
ピッコロ 「確かに行いは良くないがここまで拗れたら和解も無理だろう
幸い宇宙に出られるほどのテクノロジーはないようだし、事が長引かぬようここで地球に戻るのが賢明だ
好き勝手暴れるベジータなど連れてこなければよかったんだ」
ベジータ 「お前も暴れただろうが!」
アイオリア 「待て、冥闘士!!」
悟空 「うん?」
9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 19:51:14.23 ID:bocTEm7g0.net[8/21]
悟空 「すぺくたー? ・・・オラたちのことか?」
ベジータ 「また雑魚が現れたのか・・・全く雑魚をあてがわれる俺たちの身にもなりやがれ」
アイオリア 「貴様らだな、聖域で暴れた悪名高き冥闘士の尖兵というのは・・・
白銀聖闘士及び誇り高きアテナ軍を手にかけ、女神アテナの心を悲しみで汚した貴様らを獅子の牙で噛み砕いてくれよう」
ベジータ 「見逃してやるからさっさと失せろ 格下の蟻野郎の相手にはほどほど疲れているところだ
このベジータ様の前に立って命があるなんて羨ましいぜ 見逃されたことを弱っちぃお仲間に自慢するこったな」
アイオリア 「貴様たちは逃げるというのか 男が勝負を前に逃げるとは情けないぞ」
ベジータ 「よし、わかった!! ぶっ殺してやる!!」
ベジータ 「く、くそったれぇ・・・」
アイオリア 「他愛もない」
悟空 「こいつはすげえ! とびっきりの戦士だ!! オラわくわくしてきたぞ!!」
12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 20:02:53.95 ID:bocTEm7g0.net[9/21]
ベジータ 「何故だ、何故俺の攻撃がまるで当たらん!」
アイオリア 「鎧も纏わぬ冥闘士とは珍しい、余裕のつもりか?
だがこの黄金聖闘士獅子座のアイオリア、全力を以って決死にならねば倒れ尽きることなき相手と知れ!」
バキィツ!!
ベジータ 「くそったれええええ!! 俺を本気にさせやがったな!!!」
ボフッ!
ベジータ 「俺が超ベジータだああ!!」
アイオリア 「ほう、黄金の輝きを持つもの同士というわけか
だが俺の輝きは地上に安寧を齎すために小宇宙が起こす誇り高き黄金の輝き
貴様のような無造作に暴れる悪逆無道の黄金なぞ恐れるに足らん」
ピッコロ 「スーパーサイヤ人になりやがった!
ベジータのやつは本気・・・つまりあの黄金の鎧を身に纏った戦士はそれほどの男ということか!」
ベジータ 「超ベジータの動きが見切れるかぁ!!」
アイオリア 「笑止な、確かに速くなったが光速には程遠い」
バキィッ!!
ベジータ 「か、簡単に俺の動きを見切りやがった・・・」
14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 20:17:54.97 ID:bocTEm7g0.net[10/21]
ベジータ 「こ、光速・・・? 光の速さだというのか・・・?」
アイオリア 「そう、我ら黄金聖闘士の拳は光速の拳
我ら黄金聖闘士の前に立てばただでは済まぬということだ」
ベジータ 「なるほど、ご自慢のスピードがなければ怖くて俺の攻撃も受けられないということか
お前もさっきのナルシスト野郎と同じ殴られるのが怖い臆病ものというわけだうわーっはっはっはーっっ!!」
アイオリア 「男とは殴った数だけやさしさを知り殴られた数だけ勇気を知る者
よかろう、この獅子座のアイオリア お前の攻撃に正面から立ち向かおうではないか」
ピッコロ 「ベジータのやつ、セルと戦ったときと同じだ! スピードで敵わぬと知って相手を挑発で足止めし消し飛ばす作戦だぜ!!」
悟空 「あのアイオリアとかっちゅーやつ・・・スピードだけの玉じゃねえぞ・・・」
ベジータ 「ファイナル・・・フラーーーーァァシュッッッ!!」
アイオリア 「悪党にしては見事な技よ!! こちらも全力を以って応じよう ライトニングボルトーーーッ!!」
ボフッ!
アイオリア 「この男・・・悪ではあるが、悪党なりの生き様というものを感じ取れる相手だったな」
ベジータ 「」
悟空 「ベジータ!」
15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 20:28:49.45 ID:bocTEm7g0.net[11/21]
アイオリア 「道着の男、青年、緑の男・・・次は誰が俺の相手をする?
聖闘士の戦いは一対一、やられる順番くらいは選ばせてやる」
ピッコロ 「マズいぞ悟空・・・こんなことならベジータに付き合ってあいつらの仲間をぶっ飛ばさなきゃよかったぜ」
悟空 「今度はオラがやってやる」
悟飯 「待って、お父さん! お父さんが死んじゃったら僕たちどうやって帰ればいいのさ!」
ピッコロ 「そこか」
アイオリア 「ほう、力が及ばぬ相手と知りながら勝負に挑むか
さすがは冥闘士、死をも恐れぬ不死の軍団という伝承は確からしいな」
悟空 「だからオラたちすぺくたーじゃないって・・・
お前みたいな光の速さのせいんとは他にもいるんか?」
アイオリア 「我ら11人の黄金聖闘士を知らぬ冥闘士がいたとはな
敵地の情報も知らぬまま送り込まれたか、なるほど敵ながら哀れな連中よ
だからといって手加減はせんぞ、俺とお前が男である以上はな!」
悟空 「来いっ」
24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 20:57:57.44 ID:bocTEm7g0.net[12/21]
悟空 「お前ぇの実力はわかったからな 最初っからオラ全開の全開だあーっ!」
ボフッ
悟飯 「あ、あれはスーパーサイヤ人を超えたスーパーサイヤ人!」
アイオリア 「ふっ! 先ほどより力のある形態のようだが、はたして光速の拳を見極められるか?」
シュッ!
アイオリア 「なんと! 光速の拳を避けるとは! 黄金聖闘士とあろう者が実力を量り損ねたか!」
悟空 「完全に避けきるのは難しいけど、なんとかいけるぞオラ! 波ぁーっっっ!!」
バッッ!!
アイオリア 「このエネルギー波・・・これしきで倒れる俺ではないが、意気のある攻撃ではないか! ・・・むっ!?」
バキッ...バキッ!!
アイオリア 「皹! 黄金聖闘士に皹だと! 神話より傷ついたことのない黄金聖衣に皹とは!!」
悟空 「よし、食らいつけてるぞオラッ!!」
ピッコロ 「さすが孫だ・・・」
アイオリア 「なるほど、貴様の体捌きはともすると我ら黄金聖闘士をも凌ぐ類まれなものであるかもしれんな」
悟空 「小さい頃から修行漬けだぞオラ!」
アイオリア 「光速の一撃を避けられた今、我が生涯を懸けて編み出した必殺拳の威力を味わせるより他にない」
27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 21:09:37.39 ID:bocTEm7g0.net[13/21]
アイオリア 「我ら黄金聖闘士は三階級ある聖闘士の頂点に立つ者の称号
まさしく聖闘士の頂点であるのが黄金聖闘士 そして黄金聖闘士の光速の拳はいわば我らの強さを証明するものなのだ
その光速拳が俺の眼前に現れた一人の戦士が見切ったのだ・・・フッ、たいした男よ・・・」
悟空 「避けられたっちゅーても、まともに当たらなかったってだけでほとんど食らっちまったけどな・・・」
アイオリア 「なればこそ、光速拳をも見切ったお前への手向けはこの必殺拳こそが相応しい
冥土の土産に持っていけ! その眼を見開き刻み込め!
黄金聖闘士獅子座のアイオリア、最強の拳!!」
ピッコロ 「な、何だこれは! 辺りが無数の光線を包み込んでいく!! ま、まさかこれは・・・拳だというのか!?」
アイオリア 「ライトニングプラズマーッッ!!」
ババババッ!
悟空 「さ、さっぱり見切れねえ! 何がなんだかだ!! 受けて耐えるしかねえ!
あんまり好きじゃねえけどここはこいつだ!!」
ババババババッ! ボッ!!
悟飯 「あれは精神と時の部屋で見せたパワーを極限まで高めたスーパーサイヤ人!!」
アイオリア 「ほう、筋肉を膨れ上がらせてライトニングプラズマに耐え抜く算段か
だが俺が磨きに磨き上げた必殺拳、そう易々と耐え抜けるものではないぞ」
悟空 「受けに回ったと見せかけての・・・(瞬間移動)かめはめ波だぁーっ!!」
シュンッ!
29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 21:16:59.72 ID:bocTEm7g0.net[14/21]
悟空 「波ぁーっっ!!」
ボッ!!
アイオリア 「ふんっ! 片腹痛いわ!!」
悟空 「そ、そんな! かめはめ波をまともに当たったのに効いちゃいねえ!
さっきかめはめ波を食らったときは結構痛がってたくせに!!」
アイオリア 「テレポーテイションを使えたのか・・・
ライトニングプラズマの間隙を見切り、俺の傍まで必殺のかめはめ波とやらを放つまでは良かったが
悲しいかな、聖闘士に同じ技は通用しない!! 冥闘士ならばこれくらいの常識は知っておくべきだったな・・・
さらば、ライトニングボルトーッッ!!」
バキッ!!
悟空 「あじゃぱー!」
悟空 「」
ピッコロ 「孫!」
アイオリア 「次はどいつだ?」
悟飯 「あわわ・・・」
ムウ 「待ちなさい、アイオリア 彼らは冥闘士ではありません」
アイオリア 「むう、牡羊座の黄金聖闘士ムウ!」
34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 21:27:01.68 ID:bocTEm7g0.net[15/21]
ピッコロ 「また、黄金聖闘士か・・・ここは地獄かクソッタレェ」
ムウ 「アイオリアよ、テレキネシスに精通している私が断言します
確かにそこのオレンジ色の道着を着た男はこの世の者ではありませんがまさしく冥闘士でもないということを」
アイオリア 「そ、そうなのか・・・? しかしこいつらは我々に明確な敵意を示し、攻撃を仕掛けたぞ」
ムウ 「ハーデス軍の手の者ではないというのは確かならば話し合う余地が生まれるでしょう
もしかしたら地球を虎視眈々と狙う神の手のものはなく、ただの暴れたいだけの悪童やもしれませんよ?」
アイオリア 「そういう話ならば仕方ない・・・小僧、緑の男、そこを退け!」
悟飯 「お父さんに何をする! 今度は僕が相手だ!!」
アイオリア 「フッ、笑止な 俺が今から施すのは起死回星
星命点を刺激することでこの瀕死の男たちを死の淵から回復させよう」
悟空 「俺たちは」
ベジータ 「負けたのか・・・」
アイオリア 「まさか本当に暴れたいだけの輩だったとはな・・・」
ムウ 「傍迷惑な話です」
37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 21:38:04.76 ID:bocTEm7g0.net[17/21]
ムウ 「しかしこの始末はどうつけたものでしょうね・・・」
アイオリア 「此度の件は街のチンピラに修練を積んだ聖闘士が負けたようなものだ
責任は勿論奴らにあるから奴らを見過ごすことは出来んが、力不足の我々も情けない限りだな」
ベジータ 「き、貴様ら・・・貴様らの強さの秘密を教えやがれぇ!!」
ムウ 「人は誰しもその身に宇宙的エネルギーを宿しています
すなわち小宇宙 小宇宙を爆発させるのです
小宇宙を身につけた男の拳はこの世の原子をも砕きます」
悟空 「コスモっちゅーんか、こりゃオラたちでも身につけられるんか?」
ムウ 「誰もが持つ宇宙的エネルギーです 修練を積めば可能でしょう」
アイオリア 「さらに我ら黄金聖闘士の域に達するものは強大な小宇宙を極限まで高めるために
第六感をも超えた七つ目の感覚、セブンセンシズに目覚めている」
ムウ 「あとは聖衣ですが・・・」
ピッコロ 「その鎧のことか」
ムウ 「ええ、小宇宙に反応して力が発揮される鎧ですが聖闘士でもない貴方たちには無縁ですね」
ベジータ 「コスモ・・・セブンセンシズ・・・くそったれぇ! それさえ身に着ければお前たちなど屁でもねえ!!」
アイオリア 「ならば修行してみるか?」
39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 21:49:23.63 ID:bocTEm7g0.net[18/21]
ムウ 「どういうことですアイオリア?」
アイオリア 「謂わばこいつらの悪行の原因は無作法であるが故のもの
ならば聖闘士と共に修行をして高潔な精神を身につけてもらおうではないか
その結果として小宇宙や・・・万一セブンセンシズを身に着けたとしてもそれは奴らの修行の財産だ」
ムウ 「もしそれで彼らが我ら黄金聖闘士をも凌ぐパワーを手に入れたらどうするのです?」
アイオリア 「それは奴らの勝手というもの 眼に見えぬ、もしもの話をするよりは我らの大敵ハーデス軍のことを考えるべきだ
悪いことばかりではないぞ? 不良の更正になるしひょっとしたら奴らが聖闘士としての正義に目覚めるかもな」
ムウ 「はあ・・・彼らほどの力に一報もなしは少々不安 此度の一部始終は教皇に報告しておきますね」
ベジータ 「勝手なことをペラペラとぬかしやがるっ!! お前らの厚意はありがたく受け取ってやる! お前らを次に会った時地に這い蹲らせるためにな!!」
悟空 「よっしゃー! 新しい修行だわくわくすんぞ!!」
悟飯 「帰りたいのに」 ピッコロ 「ふんっ」
【中国】
紫龍 「廬山昇龍覇-ッッ!!」
悟空 「おほーっ! いい技だなー!」
紫龍 「お前は?」
45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 22:03:29.87 ID:bocTEm7g0.net[19/21]
【アンドロメダ島】
瞬 「君も自分の実力を隠しているのかい?」
悟飯 「えっ、あなたもですか?」
【シベリア】
氷河 「緑色の表皮・・・だが突っ込まない・・・男はクールであるべきだ」
ピッコロ 「・・・」
【デスクイーン島】
ベジータ 「そんな真っ黒集団なんかを倒して満足かよ?」
一輝 「ならば貴様がこの鳳凰の羽ばたきの餌食になってくれるのか?」
ベジータ 「なるほど、退屈しそうにない場所だぜ・・・待っていろ黄金聖闘士! 貴様たち11人全て俺がぶっ殺してやる!!」
【中国】
老師 「おぉ、悟空や 遂に原子を砕いたか 紫龍よ、手ごわい弟弟子の出現じゃな」
紫龍 「修行に身が入るというものです」
おわり
47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/19(月) 22:05:08.08 ID:bocTEm7g0.net[20/21]
悟空 「ほっ!」
バキッ!!
紫龍 「おお! 最早原子を砕くのは造作もないといったところか!」
悟空 「今のは良い感触だったぞオラ! よーしこの調子で小宇宙を極めっちゃおー!」
老師 「うむうむ」
悟空 「そんで強くなって黄金聖闘士11人全員倒してやるぞ!」
老師 「えっ」
おわり
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