1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 22:31:24.41 ID:KmnstJFQ0
アンジュリーゼ「あら、あなたは」
右京「申し遅れました。警視庁特命係の杉下と申します」
亀山「同じく、亀山です」
アンジュリーゼ「警察の方でしたか」
右京「先ほど話の内容が耳に入ったのですが、そちらの赤ん坊、もしや」
アンジュリーゼ「はい、ノーマです」
右京「いけませんねぇ、ノーマであることを隠すような真似をしては」
母親「こ、この子のことは見逃してください。お願いします」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422019884
右京「申し遅れました。警視庁特命係の杉下と申します」
亀山「同じく、亀山です」
アンジュリーゼ「警察の方でしたか」
右京「先ほど話の内容が耳に入ったのですが、そちらの赤ん坊、もしや」
アンジュリーゼ「はい、ノーマです」
右京「いけませんねぇ、ノーマであることを隠すような真似をしては」
母親「こ、この子のことは見逃してください。お願いします」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422019884
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 22:32:09.68 ID:KmnstJFQ0
右京「見逃す? おやおや、そちらの赤ん坊はノーマなのでしょう」
母親「私が責任を持って人間として育てます。ですから、どうか」
右京「今、何と仰いました。人間としてと聞こえたのですが」
アンジュリーゼ「何と嘆かわしい」
母親「この子は人間なんです。ですから、どうか」
アンジュリーゼ「ノーマは人間では」
右京「ノーマは人間ではないんですよおおおおおおおおおお!」プルプル
アンジュリーゼ「!?」
母親「私が責任を持って人間として育てます。ですから、どうか」
右京「今、何と仰いました。人間としてと聞こえたのですが」
アンジュリーゼ「何と嘆かわしい」
母親「この子は人間なんです。ですから、どうか」
アンジュリーゼ「ノーマは人間では」
右京「ノーマは人間ではないんですよおおおおおおおおおお!」プルプル
アンジュリーゼ「!?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 22:35:36.12 ID:KmnstJFQ0
母親「ひっ……!」
右京「あなたはそんなことも分からないのですかああ!」プルプル
母親「そ、育てます。例えノーマであっても私がちゃんと人間として育て」
アンジュリーゼ「それは不可の」
右京「そんなことができるはずがないでしょう!」プルプル
アンジュリーゼ「!?」
右京「ノーマは本能のままに生きる暴力的で反社会的な化け物」
右京「化け物を人間にするなどできるはずがありません」
右京「あなたはそんなことも分からないのですかああ!」プルプル
母親「そ、育てます。例えノーマであっても私がちゃんと人間として育て」
アンジュリーゼ「それは不可の」
右京「そんなことができるはずがないでしょう!」プルプル
アンジュリーゼ「!?」
右京「ノーマは本能のままに生きる暴力的で反社会的な化け物」
右京「化け物を人間にするなどできるはずがありません」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 22:38:33.11 ID:KmnstJFQ0
右京「一刻も早く世界から隔離しなければならないでしょう」
母親「か、隔離、そんな」
亀山「右京さん。この子はまだ赤ん坊じゃないですか」
亀山「隔離はやり過ぎなんじゃ」
右京「亀山君。赤ん坊の姿をしていようと、これはノーマなのですよ」
右京「マナを拒絶する悍ましい存在をあなたは肯定するというのですか」
亀山「そ、それは。でも実際にその赤ちゃんが何かしたわけじゃ」
右京「ノーマであるという時点で罪であるということは法律でも定められています」
亀山「……ノーマ管理法ですね」
母親「か、隔離、そんな」
亀山「右京さん。この子はまだ赤ん坊じゃないですか」
亀山「隔離はやり過ぎなんじゃ」
右京「亀山君。赤ん坊の姿をしていようと、これはノーマなのですよ」
右京「マナを拒絶する悍ましい存在をあなたは肯定するというのですか」
亀山「そ、それは。でも実際にその赤ちゃんが何かしたわけじゃ」
右京「ノーマであるという時点で罪であるということは法律でも定められています」
亀山「……ノーマ管理法ですね」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 22:40:42.91 ID:KmnstJFQ0
右京「我々警察官は法を順守せねばなりません」
右京「亀山君も警察官であるという自覚を持ってください」
亀山「……はい」
母親「お願いします。どうかこの子だけは見逃してください」
母親「どうか、この子だけは」
右京「その赤ん坊のことは忘れることです」
右京「そして新たに子供を生みましょう」
右京「今度はノーマではない正しい子供を」
右京「亀山君も警察官であるという自覚を持ってください」
亀山「……はい」
母親「お願いします。どうかこの子だけは見逃してください」
母親「どうか、この子だけは」
右京「その赤ん坊のことは忘れることです」
右京「そして新たに子供を生みましょう」
右京「今度はノーマではない正しい子供を」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 22:43:32.43 ID:KmnstJFQ0
母親「わあああああああああ」ブン
亀山「右京さん、危ない」
右京「」パシ
アンジュリーゼ「投げられた哺乳瓶を容易くキャッチするなんて、なんて運動神経の良い人なの」
警察官A「この女っ!」ガシ
警察官B「大人しくしろ」ガシ
母親「う、ううう、ううううう」
右京「ノーマを庇い人間を害そうとするとは、自分が何をしたか分かっているのですかあああ!」プルプル
右京「恥を知りなさあああああい!」プルプルプル
母親「うわあああああああああああああ」ガク
亀山「右京さん、危ない」
右京「」パシ
アンジュリーゼ「投げられた哺乳瓶を容易くキャッチするなんて、なんて運動神経の良い人なの」
警察官A「この女っ!」ガシ
警察官B「大人しくしろ」ガシ
母親「う、ううう、ううううう」
右京「ノーマを庇い人間を害そうとするとは、自分が何をしたか分かっているのですかあああ!」プルプル
右京「恥を知りなさあああああい!」プルプルプル
母親「うわあああああああああああああ」ガク
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 22:46:46.17 ID:KmnstJFQ0
ピーポーピーポー
アンジュリーゼ「素晴らしいお言葉でしたわ」
右京「いえいえ、僕は当然のことを言ったまでですよ」
右京「しかし彼女があそこまで興奮したのには、僕にも責任があったのかもしれません」
右京「僕が気づかなかっただけで、何か彼女を刺激するようなことを言ってしまった可能性もゼロじゃないでしょう」
アンジュリーゼ「そんなことはありません。あなたの仰ったことが素晴らしく、そこに間違いなどあるはずがないことは、このアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギが保障します」
右京「そう言っていただけると、ありがたいですねぇ」
アンジュリーゼ「洗礼の儀が終わった後、是非とも一度王宮にいらしてください」
アンジュリーゼ「そこで表彰状を授与いたしますわ」
END
アンジュリーゼ「素晴らしいお言葉でしたわ」
右京「いえいえ、僕は当然のことを言ったまでですよ」
右京「しかし彼女があそこまで興奮したのには、僕にも責任があったのかもしれません」
右京「僕が気づかなかっただけで、何か彼女を刺激するようなことを言ってしまった可能性もゼロじゃないでしょう」
アンジュリーゼ「そんなことはありません。あなたの仰ったことが素晴らしく、そこに間違いなどあるはずがないことは、このアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギが保障します」
右京「そう言っていただけると、ありがたいですねぇ」
アンジュリーゼ「洗礼の儀が終わった後、是非とも一度王宮にいらしてください」
アンジュリーゼ「そこで表彰状を授与いたしますわ」
END
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 23:28:50.13 ID:KmnstJFQ0
何となく思いついたから書いた。キャラ改悪とかじゃなくてあの価値観の世界で原作の右京の在り方を通すとこんな感じになると思う。
以下、小ネタ
第一話 堕とされた皇女(後半、皇女ノーマ発覚パート)
右京「貴方はこれまでどれだけ多くの人を騙していたのですか」プルプル
アンジュリーゼ「私はノーマなどではありません。こ、これは何かの間違いです」
右京「見苦しい言い逃れは止めなさあああああい!」プルプル
アンジュリーゼ「ひぃ……!」
右京「ノーマが皇女になる資格があるはずがないでしょう」
右京「これまで貴方が騙してきた人たちの味わった屈辱は、この程度ではありませんよ」プルプルプル
第十話 絞首台からサヨナラを
右京「早く吊るしてしまいなさあああああああああい!」
第十三話 武器工廠、炎上
右京「ジュリオ陛下に発砲するなど、一体あなたは何をしているのですかああああ!」プルプル
右京「大人しく投降しなさあああああああい!」
以下、小ネタ
第一話 堕とされた皇女(後半、皇女ノーマ発覚パート)
右京「貴方はこれまでどれだけ多くの人を騙していたのですか」プルプル
アンジュリーゼ「私はノーマなどではありません。こ、これは何かの間違いです」
右京「見苦しい言い逃れは止めなさあああああい!」プルプル
アンジュリーゼ「ひぃ……!」
右京「ノーマが皇女になる資格があるはずがないでしょう」
右京「これまで貴方が騙してきた人たちの味わった屈辱は、この程度ではありませんよ」プルプルプル
第十話 絞首台からサヨナラを
右京「早く吊るしてしまいなさあああああああああい!」
第十三話 武器工廠、炎上
右京「ジュリオ陛下に発砲するなど、一体あなたは何をしているのですかああああ!」プルプル
右京「大人しく投降しなさあああああああい!」
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