1: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:21:20.03 ID:b9/I8i9q0
2: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:22:04.09 ID:b9/I8i9q0
金剛「そうじゃないネ!今日はワタシ達にとってトッテモトッテモ大事な日ヨ!」
金剛が腕を振りながら訴えるので、提督は顎に手を当て少し俯くようにして必死に考える。
提督(褌とかひよこじゃ無いよな・・・。多磨なら煮干だろうけど・・・ハッ!!)
金剛が腕を振りながら訴えるので、提督は顎に手を当て少し俯くようにして必死に考える。
提督(褌とかひよこじゃ無いよな・・・。多磨なら煮干だろうけど・・・ハッ!!)
3: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:22:50.95 ID:b9/I8i9q0
提督「なんてこった!!忘れていた!!」
金剛「Oh!思い出してくれたネ!」
提督「ありがとう、金剛!すまん、那智、ちょっと出かけてくる!サインが必要な物はこっちにまとめて置いといてくれ!」
那智(秘書艦)「あ、ああ。わかった。気をつけてな。」
金剛「いってらっしゃーい。」
提督が慌てた様子で部屋を出て行き、金剛は笑顔で手を振りながら見送った。
金剛「Oh!思い出してくれたネ!」
提督「ありがとう、金剛!すまん、那智、ちょっと出かけてくる!サインが必要な物はこっちにまとめて置いといてくれ!」
那智(秘書艦)「あ、ああ。わかった。気をつけてな。」
金剛「いってらっしゃーい。」
提督が慌てた様子で部屋を出て行き、金剛は笑顔で手を振りながら見送った。
4: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:23:33.08 ID:b9/I8i9q0
那智「司令官は一体何をそんなに慌てていたんだ?今日は何の日だというんだ。」
子日「子日だよ!」
那智「そもそも何故貴様がここ(提督室)にいる。」
子日「気にしちゃダメだよ!」
金剛「今日はバレンタインヨ!」
那智「バレンティン?」
金剛「チッガーウ!」
子日「子日だよ!」
那智「そもそも何故貴様がここ(提督室)にいる。」
子日「気にしちゃダメだよ!」
金剛「今日はバレンタインヨ!」
那智「バレンティン?」
金剛「チッガーウ!」
5: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:24:34.15 ID:b9/I8i9q0
霧島(事務お手伝い)「でも、それなら私達が司令にあげる側じゃないんですか?」(後ろにチョコ隠しながら)
金剛「ノン、ノン。欧米では男性は女性にプレゼント送るのがフツーネ。」
金剛がドヤ顔で指を振る。そして頬を染めながら体をくねらせた。
金剛「きっと提督はワタシのタメに指輪(ガチ)を用意してくれるハズヨ!」(カッコカリ済み)
霧島「えっと・・・夢見る事は良い事ですよね。」
那智「夢は夜みろ。」
川内「夜戦!?」トビラ バーン!
那智「違う!」
金剛「ノン、ノン。欧米では男性は女性にプレゼント送るのがフツーネ。」
金剛がドヤ顔で指を振る。そして頬を染めながら体をくねらせた。
金剛「きっと提督はワタシのタメに指輪(ガチ)を用意してくれるハズヨ!」(カッコカリ済み)
霧島「えっと・・・夢見る事は良い事ですよね。」
那智「夢は夜みろ。」
川内「夜戦!?」トビラ バーン!
那智「違う!」
6: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:25:32.76 ID:b9/I8i9q0
食堂
間宮「はーい、皆さん並んでくださいね。ちゃんと人数分はありますからね。」
間宮の指示で駆逐艦がワイワイしながら一列に並んで行く。
伊良湖「ちゃんと人数分ありますからね。」
赤城「楽しみですね。」
加賀「さすがに気分が高揚します。」
間宮「はーい、皆さん並んでくださいね。ちゃんと人数分はありますからね。」
間宮の指示で駆逐艦がワイワイしながら一列に並んで行く。
伊良湖「ちゃんと人数分ありますからね。」
赤城「楽しみですね。」
加賀「さすがに気分が高揚します。」
7: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:26:16.06 ID:b9/I8i9q0
間宮「あ、駆逐艦の子だけなんで。」
赤賀「「!?!?」」
龍驤「えっと・・・まぁ、元気だしぃな。アメちゃんならあるで。」
膝を付いて崩れ落ちる2人の肩を叩きながら飴を出した。それは一瞬で紙クズだけに姿を変えた。
赤城「あなたが羨ましいわ。」(飴舐めながら)
加賀「その姿なら駆逐艦に混じってもバレないでしょう。」(飴噛みながら)
龍驤「アァ!?」
赤賀「「!?!?」」
龍驤「えっと・・・まぁ、元気だしぃな。アメちゃんならあるで。」
膝を付いて崩れ落ちる2人の肩を叩きながら飴を出した。それは一瞬で紙クズだけに姿を変えた。
赤城「あなたが羨ましいわ。」(飴舐めながら)
加賀「その姿なら駆逐艦に混じってもバレないでしょう。」(飴噛みながら)
龍驤「アァ!?」
8: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:27:10.42 ID:b9/I8i9q0
暁「もう、みんなお子様ね。チョコ程度であんなにはしゃいじゃって。」
武蔵「なんだ?じゃあ暁はチョコレートはいらないのか?」
暁の隣に来た武蔵が言う。一瞬だけ「しまった。」と言うような表情をした暁が慌てて取り繕う。
暁「べ、別に貰えなくってもいいわよ!」
武蔵「と、言っているが?」
武蔵に言われた伊良湖が困ったような顔で間宮を見ると、間宮が微笑んだ。
武蔵「なんだ?じゃあ暁はチョコレートはいらないのか?」
暁の隣に来た武蔵が言う。一瞬だけ「しまった。」と言うような表情をした暁が慌てて取り繕う。
暁「べ、別に貰えなくってもいいわよ!」
武蔵「と、言っているが?」
武蔵に言われた伊良湖が困ったような顔で間宮を見ると、間宮が微笑んだ。
9: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:27:52.75 ID:b9/I8i9q0
間宮「あらそうなの。でもせっかく用意したのが余っちゃったら困るわ。だから貰ってくれると嬉しいのだけど、どうかしら?」
暁「しょ、しょうがないわね。余ったらもったいないものね!じゃあ貰ってあげるわよ!」
暁が嬉しそうにしながら列の最後に並ぶ。チョコはどんどん配られ、暁の番になった・・・が。
伊良湖「あれ?さっきの子でチョコが最後だったんですけど・・・。」
暁「え・・・。」
暁「しょ、しょうがないわね。余ったらもったいないものね!じゃあ貰ってあげるわよ!」
暁が嬉しそうにしながら列の最後に並ぶ。チョコはどんどん配られ、暁の番になった・・・が。
伊良湖「あれ?さっきの子でチョコが最後だったんですけど・・・。」
暁「え・・・。」
10: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:29:07.65 ID:b9/I8i9q0
伊良湖「ちゃんと人数分用意した筈なんですけど。」
チラッと横を見る。視線の先にはビクッと肩をすくませる一航戦。
伊良湖「・・・赤城さん?」
赤城「なんでしょうか?」
伊良湖「チョコ食べましたね。」
赤城「食べてません。」
伊良湖「チョコ食べると鼻の頭に血管が浮かび上がるんですよね。」
赤城「嘘!?」
驚き鼻に手を当てる。
伊良湖「はい、嘘です。でもマヌケは見つかりましたね。」ドドドドド
赤城「クッ!」
暁「・・・あ・・・暁の・・・チョコは・・・?」ナミダ ジワァ
赤城・伊良湖「「あ・・・」」
チラッと横を見る。視線の先にはビクッと肩をすくませる一航戦。
伊良湖「・・・赤城さん?」
赤城「なんでしょうか?」
伊良湖「チョコ食べましたね。」
赤城「食べてません。」
伊良湖「チョコ食べると鼻の頭に血管が浮かび上がるんですよね。」
赤城「嘘!?」
驚き鼻に手を当てる。
伊良湖「はい、嘘です。でもマヌケは見つかりましたね。」ドドドドド
赤城「クッ!」
暁「・・・あ・・・暁の・・・チョコは・・・?」ナミダ ジワァ
赤城・伊良湖「「あ・・・」」
11: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:30:31.65 ID:b9/I8i9q0
涙を滲ませる暁の前にチョコが差し出された。
武蔵「すり替えておいたのさ。」
暁「え・・・。」
武蔵「うん?あ、そうか。別にいらないんだったか。しかし、私も今は甘い物は欲しくないんだ。貰ってくれないか?」
暁「う、うん。」
暁がチョコを受け取ると、申し訳なさそうな、嬉しいような、恥ずかしいような複雑な表情をした。そして。
暁「ありがとう!」ニパー
満面の笑みで食堂を出て行った。
一同(かわいい。)
間宮「あ、赤城さんは今日の夕食は抜きです。」
赤城「!?!?」
武蔵「すり替えておいたのさ。」
暁「え・・・。」
武蔵「うん?あ、そうか。別にいらないんだったか。しかし、私も今は甘い物は欲しくないんだ。貰ってくれないか?」
暁「う、うん。」
暁がチョコを受け取ると、申し訳なさそうな、嬉しいような、恥ずかしいような複雑な表情をした。そして。
暁「ありがとう!」ニパー
満面の笑みで食堂を出て行った。
一同(かわいい。)
間宮「あ、赤城さんは今日の夕食は抜きです。」
赤城「!?!?」
12: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:32:31.97 ID:b9/I8i9q0
夜 食堂
伊良湖「という事が今朝あったんですよ。」
ビスマルク「フフフ、可愛いじゃない。」
夕食が済み、誰もいない食堂で2人で話す。
ビスマルク「でも、こんな時間に私達2人だけ呼ぶなんて、何なのかしら提督は?」
伊良湖「さあ。あ、ところでビスマルクさんは提督にチョコ渡さないんですか?」
ビスマルク「ん・・・その予定は無いわ。ここの規律について色々口出しした私がそんな事できるわけないもの。」
少しだけ寂しそうな顔をする。そこに提督が現れた。
伊良湖「という事が今朝あったんですよ。」
ビスマルク「フフフ、可愛いじゃない。」
夕食が済み、誰もいない食堂で2人で話す。
ビスマルク「でも、こんな時間に私達2人だけ呼ぶなんて、何なのかしら提督は?」
伊良湖「さあ。あ、ところでビスマルクさんは提督にチョコ渡さないんですか?」
ビスマルク「ん・・・その予定は無いわ。ここの規律について色々口出しした私がそんな事できるわけないもの。」
少しだけ寂しそうな顔をする。そこに提督が現れた。
13: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:36:45.63 ID:b9/I8i9q0
提督「すまない、待たせたな。」
伊良湖「あ、いえ。大丈夫です。」
ビスマルク「それで、提督。私達2人を読んだ理由を聞かせてもらいたい。」
提督「ああ、そうだな。」
そう言って提督は綺麗なラッピングとリボンの付いた二つの箱を差し出した。
伊良湖「え?」
ビスマルク「これは?」
提督「2月14日はドイツのビスマルク、日本の伊良湖が進水した日だ。つまり誕生日のような物だろ。」
伊良湖「あ、ありがとうございます(知らなかった)。」
ビスマルク「そ、そうか。ありがとう。」
金剛 orz
比叡「元気だしてくださいお姉様!」
唐突に安価 先に3票たまった奴
1伊良湖ルート
2ビスマルクルート
3金剛大勝利。希望の未来へバーニングラヴ
伊良湖「あ、いえ。大丈夫です。」
ビスマルク「それで、提督。私達2人を読んだ理由を聞かせてもらいたい。」
提督「ああ、そうだな。」
そう言って提督は綺麗なラッピングとリボンの付いた二つの箱を差し出した。
伊良湖「え?」
ビスマルク「これは?」
提督「2月14日はドイツのビスマルク、日本の伊良湖が進水した日だ。つまり誕生日のような物だろ。」
伊良湖「あ、ありがとうございます(知らなかった)。」
ビスマルク「そ、そうか。ありがとう。」
金剛 orz
比叡「元気だしてくださいお姉様!」
唐突に安価 先に3票たまった奴
1伊良湖ルート
2ビスマルクルート
3金剛大勝利。希望の未来へバーニングラヴ
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 01:37:18.23 ID:+QmNX3UZO
1
20: ◆wO2YycwzMI 2015/02/14(土) 01:59:21.09 ID:b9/I8i9q0
1伊良湖ルート
提督「それで、伊良湖。そのプレゼントとは別にもう一つあるんだ。着いて来てくれるか?」
伊良湖「え、あ、はい。」
困惑する伊良湖。首を傾げながら提督について行った先は鎮守府屋上だった。
伊良胡「冷えますね。」
風はなかったが二月の今は昼間はともかく、日が沈むとかなり寒い。
伊良湖「それで、プレゼントって何ですか?」
提督「ああ・・・。それなんだが・・・。」
提督が言い淀む。大きく深呼吸し、意を決してゆっくり口を開いた。
提督「月は綺麗ですね。」
伊良湖「お月様はですか・・・!!」///
意味を理解した伊良湖が顔を真っ赤にする。提督の顔も赤くなっているのが見えた。
伊良湖「えっと・・・その・・・それは・・・。」
提督「ああ、そういう意味だ。」
伊良湖「・・・。」///
提督「できれば返事が欲しいのだが。」
伊良湖「あ、えっと・・・今日は何の日かわかります?」
提督「うん?今日か?」
伊良湖「はい。今日はバレンタインデーです。これが私の気持ちです!」
頬を紅く染めたまま満面の笑みでハート型のチョコを差し出した。
END
提督「それで、伊良湖。そのプレゼントとは別にもう一つあるんだ。着いて来てくれるか?」
伊良湖「え、あ、はい。」
困惑する伊良湖。首を傾げながら提督について行った先は鎮守府屋上だった。
伊良胡「冷えますね。」
風はなかったが二月の今は昼間はともかく、日が沈むとかなり寒い。
伊良湖「それで、プレゼントって何ですか?」
提督「ああ・・・。それなんだが・・・。」
提督が言い淀む。大きく深呼吸し、意を決してゆっくり口を開いた。
提督「月は綺麗ですね。」
伊良湖「お月様はですか・・・!!」///
意味を理解した伊良湖が顔を真っ赤にする。提督の顔も赤くなっているのが見えた。
伊良湖「えっと・・・その・・・それは・・・。」
提督「ああ、そういう意味だ。」
伊良湖「・・・。」///
提督「できれば返事が欲しいのだが。」
伊良湖「あ、えっと・・・今日は何の日かわかります?」
提督「うん?今日か?」
伊良湖「はい。今日はバレンタインデーです。これが私の気持ちです!」
頬を紅く染めたまま満面の笑みでハート型のチョコを差し出した。
END
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