1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 13:08:01.58 ID:9UsTRT9K0
男「と思ったら」

男「俺が奴隷だった!!!」

商人「なに騒いでやがるー!」ムチウチー

男「あいてー!!」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 13:17:28.76 ID:9UsTRT9K0
男「くっそぉ……なんで俺がこんなとこで売られなきゃならねえんだよぉ……」

男「くっせえし豆しか食えねえしくっせえし狭えし……」

男「誰かー! 俺のこと買ってくださーい! よく働きますよー!!」

お嬢様「そこの奴隷貰おうかしら」

商人「まいどありー」

商人「おい、お前だよ。さっさと出ろ」

男「……え? 俺?」

男「え!? ホントに!? 買ってくれるの!? バンザーイ!!」

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 13:25:23.60 ID:9UsTRT9K0
ガラガラ

男「やったー! こんなとこ2度と戻ってこねえぞバーカ!!」

お嬢様「ふふっ……」

ガラガラ

男「まだっすか!? まだっすか!? もう楽しみで楽しみで! お屋敷ってどれくらいデカいんすかね!?」

お嬢様「そう焦らないで。もうすぐよ」

ガラガラ

お嬢様「着いたわよ」

男「うひょー、これは立派なお屋敷だぁ……」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 13:48:09.32 ID:9UsTRT9K0
男「さあ! 掃除洗濯なんでもござれですよ! なんにしやしょう!?」

お嬢様「まずはここに入って」

男「え? なんすかこの暗い部屋? やだなぁー、お嬢様ってのも結構エッチなんすねー」テクテク

ゲシッ

男「いてっ……ん? なにかにつまずいて……」

奴隷「……」

男「……」

バッ

男「うおっ! 眩し……」

お嬢様「レディースエーンジェントルメーン!!! 安いよ安いよ! 奴隷安いよ! 買わなきゃ損損!! そこのお兄さん! 奴隷買ってかない!? たった今いいの入ったばっかりよ! 安いよ! 」

男「また売られてるうぅぅー!!??」

男「転売ヤーじゃねえか……」

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 13:53:44.88 ID:9UsTRT9K0
男「はぁ……」

お嬢様「まいどありー」

お嬢様「ほら、あなたよ。早く出なさい」

男「……え? 俺?」

男「え!? ホントに!? 買ってくれるの!? バンザーイ!!」

商人「おかえり」

男「……」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 14:00:33.00 ID:9UsTRT9K0
男「え、意味わかんないんすけど」

商人「ははっ」

男「いや、ははっじゃなくて……」

商人「ほら帰るぞ」

男「あれっすか? ぬか喜びさせといて落とす的なあれっすか?」

商人「久しぶりにこんなとこまで来れて楽しかっただろ?」

男「それは……まあ、多少は……」

商人「奴隷のメンタルケアも商人の仕事だからな」

男「メンタルぶち壊しなんすけど」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 14:16:56.64 ID:9UsTRT9K0
ガラガラ

男「はぁー、またあそこに戻るくらいならお嬢様の所のほうがマシっすよ」

男「あっちの方が客層良さそうだし、商人さんの所汚ねえし豆しか食えねえし」

男「なによりお嬢様美人だし」

商人「それは残念だなー、家で使ってやろうと思ったのに。文句ばっかり言うなら考え直してもいいんだぜぇい?」

男「またまたー、そうやって口だけでしょー? 俺の反応を見て面白がってるんだ。悪い人だなーアンタ」

商人「……」

男「……」

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 14:26:13.03 ID:9UsTRT9K0
男「え……もしかしてマジっすか?」

商人「どうだろなー」

男「マジっすか!? マジっすか!? そうすよね! わざわざ買い直したんすもんね!?」

男「それしかないっすもんね!?」

商人「ははっ」

男「いやー、話のわかる人だ商人さん。俺を手放して初めて俺の存在の大きさに気付いちゃったパターンすか? それとも元々その気でサプライズ? やるぅー!」

男「俺信じてましたよ!前々からあ、この人見る目あるなって思ってました! だってもう商人さんって目の輝きが違いますもんね! いよっ! 大富豪!」

商人「ははっ」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 14:37:22.45 ID:9UsTRT9K0
山賊「山賊だぁー!」ズバッ

商人「うっ」バタッ

男「商人さんが死んだー!!!」ガガーン

山賊「金目の物は全部持ってけー! 奴隷もいるぞー!」

男「ひえぇぇぇぇっ!!!!」ダッ

山賊「逃げたぞー!」

男「クッソ! なんなんだよ今日は! って断崖絶壁! 逃げ場なし! 遥か下には川が流れている!」

男「ええい! 南無三!」バッ

男「うわあああああぁぁぁっ!!!」ヒュー

山賊「飛び込んだぞー! この高さだ、生きてはいまい」

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 14:52:14.88 ID:9UsTRT9K0
男「生きてた」ゼェゼェ

男「どこだここ……大分流されたか。そもそも俺この辺知らねえ」

男「……」

男「あれ? 俺自由じゃね?」

男「やったぞおおおおぉぉぉ!!! 俺は自由だああああぁぁぁ!!!!」

男「なにして過ごそう!?」

男「まずは食料だよねーお腹減ったし」

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 15:00:13.32 ID:9UsTRT9K0
男「お! これ弓じゃーん! 矢もある! 山賊のが流れてきたのかなー。ラッキー」

男「さて、これで狩りはできそうじゃん! なんか食べられそうなのいないかなー。こんな森だったらいくらでもいるよな、うん」

ガサッ

男「む! 大物の気配!」ドシュッ

ドサッ

男「完全に仕留めた音じゃねーか! 一発とか俺は弓の天才かー? どれどれ」ガサガサ

エルフ「」

男「む……」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 15:15:33.21 ID:9UsTRT9K0
男「人……か? いやでも耳長いしな。でも服着てるし……」

男「……」

エルフ「」

エルフ妹「お兄ちゃーん、どこー? あっ、こんなところに居た……」ガサッ

男「……」

エルフ「」

エルフ妹「……」

エルフ妹「いやああああぁぁっ!!! エルフ殺しーーー!!!!!」

男「む!?」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 15:22:47.24 ID:9UsTRT9K0
エルフ妹「お兄ちゃんを返せーーー!!!!」

男「待ってくれお嬢さん! 誤解だ!」

男「彼は俺が来た時にはもう死んでいたんだ! 俺じゃない!」

エルフ妹「嘘よ! その手に持った弓で射ったんでしょ!」

男「違う。俺は山賊に襲われてここに逃げてきただけだ。崖の上からこの川に飛び込んでな」

男「恐らく君のお兄さんはこの崖の上の山賊によって放たれた弓矢に運悪く当たってしまったんだろう……」

エルフ妹「そんな……」

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 15:33:04.94 ID:9UsTRT9K0
エルフ妹「ふふっ、そんなこともありましたね」

男「もうかれこれ30年前のことか」

エルフ妹「あの時は大変でしたね」

男「ああ、里を襲う魔物と戦ったり里に蔓延する疫病を解決したり里の出生率の低さを改善したり」

エルフ妹「今では里の英雄にまでなって」

男「ああ。だが、俺たちの戦いはまだ終わっちゃいねえ」

男「俺たちの戦いはこれからだ!」


引用元: 男「奴隷でも買うか」