1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 20:48:40.73 ID:NZ+O7v6B0
みくる「ふえぇ!?」

キョン「なんだ、それは」

ハルヒ「自分の好きな人を発表するの!」

キョン「誰が?」

ハルヒ「あたし達が!」

キョン「何の為に?」

ハルヒ「面白そうだからに決まってるじゃない!」

古泉「ふむ…」

長門「ユニーク」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 20:51:29.26 ID:NZ+O7v6B0
キョン「断る」

ハルヒ「ダメよ。団長の命令は絶対なの」

みくる「あ、あの…いない場合は…?」

ハルヒ「何?みくるちゃんはいないの?好きな人」

みくる「いないというか、作っちゃダメというか…」

ハルヒ「気になる人はいるんでしょ?」

みくる「えっと…そのぉ…」

ハルヒ「もちろん、いるわよね?」

みくる「ひゃあぁ…」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 20:53:36.84 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「有希もいるわよね?」

長門「恋、というのはよく分からない」

ハルヒ「つい目で追っちゃう人はいる?」

長門「…いる」

ハルヒ「それよ!それがあなたの好きな人!」

長門「そう」

ハルヒ「古泉くんは?」

古泉「そ、そうですね…ははは」

ハルヒ「どうなの!?」

古泉「いないと言えば、嘘になります」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 20:55:31.84 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「キョン」

キョン「いな…」

ハルヒ「いるに決まってるわよね」

キョン「お前な、人の話は最後まで」

ハルヒ「どうやって発表しましょうか?」

キョン「やれやれ…」

ハルヒ「せーの!で一斉に言っちゃう?」

みくる「あ、あの…出来れば誰が言ったか分からないように…」

ハルヒ「そんなのダメよ、つまんないじゃない」

みくる「でもぉ…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 20:58:45.34 ID:NZ+O7v6B0
古泉「僕も、朝比奈さんに賛成ですね」

ハルヒ「何よ、古泉くんまで」

古泉「すみません。ですが、やはりこれは今後にも関わることだと思いますし…」

ハルヒ「む~…それもそうねぇ…」

キョン「つーか、こんなことやめにしようぜ」

ハルヒ「じゃ、最初は分からないようにしましょうか」

キョン「………」

長門「紙に書く、というのは?」

ハルヒ「あ!いいかもしれないわね!」

キョン「字で分かっちまうだろ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:01:56.76 ID:NZ+O7v6B0
古泉「では、それぞれがノートPCでSOS団のHPにメールを送るというのは?」

キョン「アドレスで分かっちまうだろ」

ハルヒ「掲示板に書き込むってのはどう!?」

キョン「いじったら誰が書いたか分かるんじゃないのか?」

ハルヒ「そんな野暮なことはしないし、させないわよ」

キョン「本当か?」

ハルヒ「団長を疑うっていうの!?」

キョン「別に、疑っちゃいねえけどよ」

ハルヒ「そもそもHPはあんたに任せてあるんだから、あたしは分からないわよ」

キョン「それもそうか」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:04:11.01 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「キョン、あんた後で誰が書いたか調べようなんて思ってないわよね?」

キョン「思ってねえ……よ」

ハルヒ「怪しいわ」

キョン「思ってない」

ハルヒ「そんなことしてみなさい。あたしが許さないわよ」

ハルヒ「全校生徒の前で一発芸をしてもらうから」

キョン「誓います。絶対に調べたりしません」

ハルヒ「みくるちゃん、古泉くん、有希。あんた達もしちゃだめよ」

古泉「了解です」

長門「(こくり)」

みくる「はぁい…」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:07:32.49 ID:NZ+O7v6B0
キョン「掲示板、他の奴が見たりしないのか?」

ハルヒ「今のところ誰からの書き込みもないわ。許しがたいことよね」

キョン「まぁ見たところで名前が書いてあるだけだし、何がなんだか分からないか」

ハルヒ「いい?せーので一斉に書き込みボタンを押すのよ?」

古泉「相手の名前はフルネーム、ですか?」

ハルヒ「そうね」

カタカタ

ハルヒ「書けた?」

キョン「ああ」

古泉「書けましたよ」

みくる「えっと、んっと…出来ましたぁ」

長門「………」

ハルヒ「せーのっ!」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:09:26.00 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「…書き込めたわね?」

キョン「あ、ああ」

みくる「緊張しましたぁ…」

古泉「僕もです」

長門「(ドキドキ)」

ハルヒ「じゃ、見ましょうか」

キョン「ごくり」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:12:43.24 ID:NZ+O7v6B0
2 世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団がお送りします 20XX/XX/XX

涼宮ハルヒ

3 世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団がお送りします 20XX/XX/XX

キョン

4 世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団がお送りします 20XX/XX/XX

古泉一樹

5 世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団がお送りします 20XX/XX/XX

長門有希

6 世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団がお送りします 20XX/XX/XX

朝比奈みくる

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:15:21.50 ID:NZ+O7v6B0
キョン「こ…これは…」

ハルヒ「見事に分かれてるわね」

古泉「女性3名に男が2人なので、この分かれ方はおかしいかと」

みくる「ど、ど、どういうことですかぁ?」

長門「………」

古泉「男が2人なので、女性の名前は2つしか上がらないはずです」

ハルヒ「つまり、女の子が女の子を好きってわけね!?」

キョン「なんだって!?」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:21:44.94 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「んう~!むずむずするわね!」

キョン「誰だ?俺を好いてくれてる奴は?」

ハルヒ「よ、良かったじゃないキョン。あんたみたいな奴を好いてくれる子もいるのね」

キョン「うるせえよ」

ハルヒ「相手が分かったら、つ、付き合ったりするわけ?」

キョン「俺が好きなやつは別のやつを好きみたいだしな…」

ハルヒ「え…じゃ、じゃあ」

キョン「すぐには諦められんが」

ハルヒ「そ、そう…」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:25:33.80 ID:NZ+O7v6B0
キョン「古泉。お前も誰かに好かれてるじゃねえか」

古泉「そうみたいですね。ふふ、嬉しいです」

キョン「どうなんだ?相手が分かったら…」

古泉「申し訳ありませんが、お断りするしかないですね」

キョン「な、なんでだ?」

古泉「僕にも気になる方がいますから」

キョン「でも、そいつは別の奴が好きなんじゃないか?」

古泉「そうみたいですね。こんな形で失恋をしてしまうとは…ははは」

キョン「くっ…!」わなわな

古泉「どうしました?」

キョン「なんでもない…」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:28:10.91 ID:NZ+O7v6B0
古泉「長門さんは、どうです?」

長門「どう、とは?」

古泉「あなたを好きな方もいらっしゃるようですが」

長門「…悪くはない」

古泉「そうですか」

長門「しかし、私が目で追う人物は別の人を目で追っている」

長門「少し、悲しい」

古泉「そうですね。僕もです」

長門「そう」

古泉「………」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:32:13.20 ID:NZ+O7v6B0
長門「………」

みくる「はう…なんだか、照れますぅ」

長門「(じーっ)」

みくる「ふえ!?ど、どうかしましたかぁ?」

長門「別に」

みくる「涼宮さん…やっぱりキョンくんが…」ぶつぶつ

長門「………」

古泉「…五角関係ですか。ややこしいことになりましたね」

ハルヒ「あー、もう!すっきりしないわ!」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:41:08.98 ID:NZ+O7v6B0
古泉「(僕が長門さんを好きで、長門さんはおそらく朝比奈さん)」

古泉「(朝比奈さんは先ほどの独り言からして涼宮さんかな)」

古泉「(涼宮さんは彼、でしょうね)」

古泉「(…あれ?じゃあ、彼が好いている人物って…)」

古泉「………」じっ

キョン「なんだよ、古泉」

古泉「い、いえ…(僕の勘違いのようですね)」

キョン「ったく」ぽっ

古泉「!?!?!?!?」

古泉「ひいっ!」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:45:18.97 ID:NZ+O7v6B0
 

古泉「あ、あ、あの…僕はその…いえ、じょ、冗談ですよね!?」

キョン「…いきなり何言ってんだ?」

ハルヒ「古泉くん、どうしたの?すごい汗よ」

古泉「な、なんでもないです。すみません」

みくる「ハンカチ、良かったらどうぞ」

古泉「ありがとうございます、朝比奈さ…」

長門「わたしの貸す」

みくる「ふえ?」

長門「あなたは貸さなくていい」

みくる「??? 分かりましたぁ」

古泉「(長門さんのハンカチ…!)」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:49:05.71 ID:NZ+O7v6B0
古泉「ありがとうございます、長門さん!」

長門「返さなくていい」

古泉「良いのですか?でも…」

長門「いい」

古泉「(宝物にしましょう)」

キョン「………」

ハルヒ「あら?古泉くん…やけに嬉しそうね?」

古泉「いつも通りですよ」

ハルヒ「いつもより優しい笑顔になってる気がするんだけど?」

古泉「気のせいですよ」

長門「………」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:52:59.14 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「この際だからビシッとバシッと言っちゃいましょうか」

キョン「断る!」

ハルヒ「どうせみんな振られるのよ」

キョン「うぐ…わ、分からんだろ」

ハルヒ「分かるわよ。だってみんなバラバラだったじゃない」

ハルヒ「一方通行ね」

キョン「…こ、古泉っ!」

古泉「は、はい?」

キョン「俺はお前が好きだっ!!」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:56:40.61 ID:NZ+O7v6B0
古泉「ごめんなさい」

キョン「早っ!」

古泉「あなたの気持ちに応えることは出来ません」

キョン「古泉…」

ハルヒ「………」

みくる「す、涼宮さぁん!しっかりっ!」ぎゅっ

みくる「(あぁ、涼宮さんを抱きしめちゃってますぅ…)」

古泉「僕は…長門さん、あなたが好きです」

長門「………」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 21:59:47.17 ID:NZ+O7v6B0
古泉「………」

長門「………」

古泉「ど、どうでしょうか」

長門「わたしが目で追う人物は、あなたではない」

古泉「分かっています…ですがっ」

長門「…謝罪する」

古泉「そう、ですか」

長門「あなたのことは大切に思っている」

古泉「長門さん…」

長門「でも、わたしが恋をしている相手は、朝比奈みくる」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:03:07.18 ID:NZ+O7v6B0
みくる「!?!?!?」

長門「さっき古泉一樹にハンカチを貸したのは」

長門「朝比奈みくるのハンカチを古泉一樹に使ってほしくなかったから」

みくる「えっ?えっ?長門さんが、あたしのことを…!?」

長門「そう」

みくる「う、嬉しいです、とても…でも、あたし…」

ハルヒ「ん……あれ?あたし、寝ちゃってたのかしら」

みくる「あたし!涼宮さんが好きなんですぅ!」むぎゅうう

ハルヒ「え、えぇっ!?」

キョン「…何なんだ、これは」

古泉「つまりですね」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:09:49.67 ID:NZ+O7v6B0
涼宮ハルヒ ←
  ↓      |
 キョン     |
  ↓      |
古泉一樹   |
  ↓      |
長門有希   |
  ↓      |
朝比奈みくる―


古泉「こういうことですね」

キョン「なるほど」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:15:22.74 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「み、みくるちゃん。それは本当なの…?」

みくる「ほんとです…あたし、涼宮さんにひどいことされてきたけど…」

みくる「いつしかそれが嬉しく思えてきちゃって…」

ハルヒ「みくるちゃん…」

キョン「ドMなのかな、朝比奈さん」

古泉「ちょっと黙ってて下さいよ」

みくる「ひっく…ぅぅぅ…」

ハルヒ「泣かないで、みくるちゃん。あなたの気持ちは嬉しいわ」

みくる「涼宮さぁん」ぎゅう

ハルヒ「でも、ごめんね。あたし、キョンが好きなの」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:20:17.55 ID:NZ+O7v6B0
キョン「なんですと!?」

古泉「先ほど図に表したでしょう」

キョン「自分のところはスルーしてた…」

古泉「あなたらしいですね」

ハルヒ「あっ!?そ、そうだ、キョンがいるの忘れてっ…」

キョン「ハ、ハルヒ…俺…」

ハルヒ「今のなし!今のなしよ!忘れなさい!キョン!忘れるの!」

キョン「ちょ…お、落ち着け」

ハルヒ「い、嫌よ!あ、あたし…あたし…キョンもあたしのこと好きなのかなって思ってて…」

キョン「ハルヒ…」

ハルヒ「うぅ…恥ずかしい、格好悪いよ…」

キョン「そんなことないぞ。俺だって、そう思ってたさ」

ハルヒ「…キョン…あたし、あんたのことが好きなの…」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:25:51.30 ID:NZ+O7v6B0
キョン「ああ。ありがとう、ハルヒ」

ハルヒ「キョン、キョン…今だけ、あたしのことぎゅってして欲しい」

キョン「!? こ、ここでか?」

ハルヒ「いいからしなさい!団長命令っ!」

キョン「………」

ハルヒ「ほら、早く!」

キョン「はぁ、団長命令ならしょうがないな」

ぎゅっ

ハルヒ「…ありがとう、キョン」

キョン「どういたしまして」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:29:54.58 ID:NZ+O7v6B0
古泉「あの二人は、結ばれると思ってたんですがね」

みくる「………」

古泉「あっ…すみません、朝比奈さん」

みくる「ううん。あたしも、そう思ってたから」

長門「朝比奈みくる」

みくる「なんでしょうか?」

むぎゅっ

みくる「ふえっ!?」

長門「…いい?」

みくる「は、はい。大丈夫です」

古泉「どさくさに紛れて抱きついちゃってもいいですか、長門さん」

長門「今回だけ、特別」

古泉「ありがとうございます」だきっ

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:33:47.25 ID:NZ+O7v6B0
キョン「!!」

ハルヒ「? キョン?」

キョン「俺もどさくさに紛れさせろ古泉っ!」 むぎゅうう

古泉「うわっ!離れてください!」

キョン「今回だけ特別に!」

古泉「勘弁してください…」

キョン「けちだな、お前は。長門を見習え」

長門「ぽかぽかする」

みくる「く、くすぐったいですよぉ」

ハルヒ「こら!キョン!今はあたしと抱き合ってるんでしょ!」

キョン「本音を言うと俺は古泉と抱き合いたい!」

ハルヒ「うわーん、キョンのアホぉー!」

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:37:40.70 ID:NZ+O7v6B0
みくる「泣かないでぇ、涼宮さんっ」 ぎゅむっ

古泉「押さないでください、長門さんが潰れます」

キョン「俺じゃねえよ!」

長門「(すりすり)」

ハルヒ「アホキョン!こっち向きなさいよぉ!」

みくる「涼宮さぁ~ん!」

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:41:16.40 ID:NZ+O7v6B0
ガチャッ

鶴屋さん「やぁっ!」

キョン「あ、鶴屋さん」

鶴屋さん「おやおや?なんだか面白そうなことやってるねっ!」

キョン「どうしたんですか?」

鶴屋さん「みくるがノートを忘れてったから届けに来たのさっ」

みくる「ありがとうございます、鶴屋さん」

鶴屋さん「んふふ♪君たちぃ、気をつけたほうがいいにょろ」

キョン「?」

鶴屋さん「そのままいくと、みんな倒れちゃうよっ!じゃねー!」

バタンッ

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:43:28.52 ID:NZ+O7v6B0
みくる「きゅう…」

キョン「ドアが閉まると同時に倒れたな」

古泉「大丈夫ですか?長門さん」

長門「平気」

ハルヒ「いっったいわね、もう!」

キョン「何やってるんだろうな、俺たち」

ハルヒ「分かんないわ。アホらし!」

キョン「お前が言い出したんだろう」

ハルヒ「そうだったかしら?忘れたわ」

キョン「はぁ…」

152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:46:55.63 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「でも、楽しかったわね!」

キョン「そうか?苦々しかったが…」

ハルヒ「まさか、キョンが古泉くんを好きだったとはねぇ」

キョン「お前が俺のことを好きなほうがビックリだよ」

古泉「みんな分かってましたよ」

ハルヒ「!? う、嘘でしょ?」

長門「バレバレ」

ハルヒ「~~~っ!」

キョン「俺は全然気づかなかったが…」

ハルヒ「それでいいのよ、もうっ」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:52:54.37 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「(でも、今はなんだか…みくるちゃんが気になっちゃうわ)」

みくる「(長門さん…長門さんの腕の中、とてもぽかぽかしました…)」

長門「(古泉一樹を目で追ってしまう)」

古泉「(僕は彼に嫌われていると思ってました…逆だったんですね)」

キョン「(ハルヒかわいい)」

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/20(木) 22:59:33.16 ID:NZ+O7v6B0
ハルヒ「こほん。じゃ、もう帰りましょうか」

キョン「そうだな。…なぁハルヒ、今日は二人で帰らないか」

ハルヒ「ダメ。あたしはみくるちゃんと二人で帰るの!」

みくる「ご、ごめんなさい…あたし、長門さんと二人で…」

長門「古泉一樹。二人きりで下校したい」

古泉「僕は彼と…」

キョン「え?」

古泉「え?」

みくる「???」

長門「………」

ハルヒ「な、何なのよこれ~!」



引用元: ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」