7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 03:27:05.443 ID:RPUIm03N0
妹「むう、お兄さまったらめんどくさそうな顔をしないでくださいまし」

妹「こんなにキュートでプリチーなユアシスターがアピールしておるのですよ?」

妹「何なら抱きしめてナデナデして『我が妹よ…愛してるぜ』だなんてささやいて頂いても結構なのですよ?」

妹「ほらおにいさま…私、空いてますよ?」

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 03:38:11.121 ID:RPUIm03N0
妹「…お兄さま、もっと私を見て下さいまし」

妹「妹は、お兄さまのことだけを考えて生きていますのよ?」

妹「お兄さまはいつも何を考えていきてらっしゃるのですか?」

妹「…貴方の目は、何を捉えているのですか?」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 03:40:14.886 ID:RPUIm03N0
妹「…あの夏の日、とても楽しかったあの日」

妹「私はまだ夏になれてなくて、いつも木陰で休んでいた」

妹「そんなとき、遊びたいのも我慢して、私といっぱいお話してくれたお兄さま」

妹「あの時から、ずっとずぅっと一緒にいようって、お兄さまから絶対に離れないってきめましたの」

妹「お兄様からしたら、迷惑でしょうけどね」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 03:44:02.549 ID:RPUIm03N0
妹「お兄さま、また私の名前を呼んでください」

妹「ずっとずっと、待ち続けております」

妹「私の顔にシワが増えようと、関節が鳴ろうと」

妹「お兄さまがまた笑顔になれるよう、私をまた撫でてくれるように」

妹「お兄さまの居場所はずっと残しております、お兄様でしか務まらないのです」

妹「周りの人間が忘れようと、例え親がお兄さまを忘れろと言われても忘れません」

妹「………はやく、目を覚ましてよ、お兄ちゃん」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 03:47:45.552 ID:RPUIm03N0
妹(私は、何年待っただろう)

妹(お兄様は変わらない。ずっと、寝たまま)

妹(私は、変わってしまった。こんな私を、愛してくれるのだろうか)

妹「…お兄さま、私結婚するんです」

妹「親が、どこの馬の骨かもしらない御曹司と結婚しろって」

妹「私は、お兄さま以外に男は知りません…変な意味でなくて」

妹「お兄さま以外の男は受け入れられないのです」

妹「…私を、さらっていってください、お兄さま」

妹「私を、お兄さまのものにしてください…」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 03:51:25.673 ID:RPUIm03N0
妹「…何を言っているのでしょうね」

妹「こんな言葉、届きはしないのに」

妹「ではお兄さま、私はもう行かなくては」

妹「結婚式、なんですって」

妹「一体誰の何でしょうね、私はお兄さま以外と結婚するつもりなんてないのに」

妹「…さようなら、お兄さま」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 03:56:02.114 ID:RPUIm03N0
…私のお兄様は、私にとってのヒーローでした
お兄様のためなら命を投げ出しても構わなかった…それくらい愛してました
今となっては、そんなことできませんけどね
お兄さまに怒られますから。ふふふふ
それでは、お兄様のご飯作ってきますね
お父さん、お母さん、こんな不出来な兄妹でごめんなさい
でも、後悔はしてませんから。

兄「おーい、ご飯マダー?」

妹「はいはい、今作りますよー」


引用元: 妹「やっほー、妹さんですよー!!……あらお兄さま。自称にさんをつけるのは少々おこがましかったでしょうか?」