1: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 22:01:09.58 ID:otiuCxV1
花帆「いつも優しくて…あ!練習の時はちょっぴり厳しいけど…それでも私のことをいちばんに考えてくれて、甘えたくなっちゃいます!…えへへ」
梢「そ…そうなのかしら…?」
花帆「はいっ!」
梢「そ…そうなのかしら…?」
花帆「はいっ!」
5: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 22:13:09.07 ID:g3a2HIjP
花帆「家では一番上のお姉ちゃんだったから、梢センパイみたいな人が私のお姉ちゃんだったら、どんなに風だったろうって…」
梢「花帆さん…」
花帆「はい?」
梢「ええとね、良かったら…でいいのだけれど、私のことを『お姉ちゃん』って呼んでみるのはどうかしら?」
花帆「ええっ!?梢センパイを!?」
梢「花帆さん…」
花帆「はい?」
梢「ええとね、良かったら…でいいのだけれど、私のことを『お姉ちゃん』って呼んでみるのはどうかしら?」
花帆「ええっ!?梢センパイを!?」
7: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 22:18:18.84 ID:kY522Q46
梢「ええ。…あっ、いきなりこんなこと言ってしまって、ごめんなさい、流石に難しいかしら?」
花帆「とんでもないですよ!願ってもないです!じゃあ……おっほんっ…!」
花帆「ええっと…梢………お姉ちゃんっ…?」
梢「──っ!」
花帆「とんでもないですよ!願ってもないです!じゃあ……おっほんっ…!」
花帆「ええっと…梢………お姉ちゃんっ…?」
梢「──っ!」
10: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 22:26:00.43 ID:5bfdS293
梢「…」ツカツカ
花帆「??どうしたんですか?梢センパイ?いきなりお茶の準備なんかし始めて…?」
梢「…甘すぎるのよ」
花帆「えっ…?」
梢「甘すぎるのよ、花帆さんっ!…あんな風に私をお姉ちゃんと呼ぶだなんて…」
花帆「えっ!?えっえっえっ?」
梢「花帆さんからお姉ちゃん、って呼ばれるのは文字通り…甘い、のよ…お茶を飲んで色々落ち着かなければいけないわ」
梢「…あ、花帆さんもお茶、飲むわよね?」
花帆「は……じゃなくて…うんっ!梢お姉ちゃんが淹れてくれるお茶大好きっ」
梢「はあっ!?!?!?」
花帆「??どうしたんですか?梢センパイ?いきなりお茶の準備なんかし始めて…?」
梢「…甘すぎるのよ」
花帆「えっ…?」
梢「甘すぎるのよ、花帆さんっ!…あんな風に私をお姉ちゃんと呼ぶだなんて…」
花帆「えっ!?えっえっえっ?」
梢「花帆さんからお姉ちゃん、って呼ばれるのは文字通り…甘い、のよ…お茶を飲んで色々落ち着かなければいけないわ」
梢「…あ、花帆さんもお茶、飲むわよね?」
花帆「は……じゃなくて…うんっ!梢お姉ちゃんが淹れてくれるお茶大好きっ」
梢「はあっ!?!?!?」
13: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 22:31:13.20 ID:5bfdS293
梢「うぐふっ…」
花帆「あっ、す、すみません…少し…馴れ馴れしすぎましたよね…?」
梢「いえ…決して…決してそんなことはないわ…」
梢「そうよ…そうよね。確かに…姉妹だものね。…敬語なんていらないのよね…うふふふふ…」
花帆「梢センパイ…?」
梢「…なぁに?花帆?」
花帆「!」
花帆「あっ、す、すみません…少し…馴れ馴れしすぎましたよね…?」
梢「いえ…決して…決してそんなことはないわ…」
梢「そうよ…そうよね。確かに…姉妹だものね。…敬語なんていらないのよね…うふふふふ…」
花帆「梢センパイ…?」
梢「…なぁに?花帆?」
花帆「!」
19: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 22:38:30.60 ID:qD4cLphH
梢「花帆…花帆、ねぇ…いい名前…とっても良い響き…ふふふっ…」
花帆「ええっとぉ…梢センパイ…?」
梢「こほんっ、花帆?いけないわ?今は梢お姉ちゃん、でしょう?」
花帆「ああっ…そうで…そうだった」
梢「よろしいっ…っと、お湯が沸いたようね。では紅茶を淹れるわね」
花帆「ええっとぉ…梢センパイ…?」
梢「こほんっ、花帆?いけないわ?今は梢お姉ちゃん、でしょう?」
花帆「ああっ…そうで…そうだった」
梢「よろしいっ…っと、お湯が沸いたようね。では紅茶を淹れるわね」
20: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 22:47:05.52 ID:q4EO8JEz
コポポ…
花帆「わあっ、良い香りっ」
梢「この紅茶にはカモミールがブレンドされてるの…飲むととっても落ち着くのよ?」
花帆「へえぇ…なんだか香りを嗅いでるだけで落ち着いてきちゃう…かも…」
梢「飲む前から微睡むのは早いわ?さあっ蒸らし終わったから一緒に飲みましょう?」
花帆「わあっ、良い香りっ」
梢「この紅茶にはカモミールがブレンドされてるの…飲むととっても落ち着くのよ?」
花帆「へえぇ…なんだか香りを嗅いでるだけで落ち着いてきちゃう…かも…」
梢「飲む前から微睡むのは早いわ?さあっ蒸らし終わったから一緒に飲みましょう?」
22: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 22:56:59.83 ID:Ma//dIUl
─
花帆「いただきまーす」ゴクッ
梢「どう?花帆?うまく淹れられているかしら?」
花帆「わあっ…おいしいっ…一口飲んだだけで香りが鼻にふわーーって…」
梢「良かった…喜んで貰えて嬉しいわ…花帆に飲ませようと思って取っておいたとびきりのお茶だもの」
花帆「そうだったんだ…あ!でも梢お姉ちゃんが淹れてくれるお茶はいつだって美味しいよ?…アタシに美味しくお茶を味わってもらいたいって気持ちが伝わってくるから…」
梢「花帆?少々褒めすぎではなくて?」
花帆「違うよ!お世辞じゃないもんっ!…あ、お姉ちゃん、お茶おかわりっ」
花帆「いただきまーす」ゴクッ
梢「どう?花帆?うまく淹れられているかしら?」
花帆「わあっ…おいしいっ…一口飲んだだけで香りが鼻にふわーーって…」
梢「良かった…喜んで貰えて嬉しいわ…花帆に飲ませようと思って取っておいたとびきりのお茶だもの」
花帆「そうだったんだ…あ!でも梢お姉ちゃんが淹れてくれるお茶はいつだって美味しいよ?…アタシに美味しくお茶を味わってもらいたいって気持ちが伝わってくるから…」
梢「花帆?少々褒めすぎではなくて?」
花帆「違うよ!お世辞じゃないもんっ!…あ、お姉ちゃん、お茶おかわりっ」
23: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 23:02:08.59 ID:Ma//dIUl
~
花帆「ごちそうさまでした…ふぁ…」
梢「花帆?どうしたのかしら?眠い?」
花帆「う……ん…なんだかお茶を飲んだらすーって…眠くなって…」
梢「そうね…カモミールの入ったお茶は心を鎮める効果があるから…もしかしたら少し眠くなるかも」
花帆「それで……おねえ…少し目、瞑るね?…ごめん…….なさい……」
花帆「Zzz…」
花帆「ごちそうさまでした…ふぁ…」
梢「花帆?どうしたのかしら?眠い?」
花帆「う……ん…なんだかお茶を飲んだらすーって…眠くなって…」
梢「そうね…カモミールの入ったお茶は心を鎮める効果があるから…もしかしたら少し眠くなるかも」
花帆「それで……おねえ…少し目、瞑るね?…ごめん…….なさい……」
花帆「Zzz…」
26: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 23:12:30.80 ID:rV5xf5Ia
梢「…」
花帆「すぅ…すぅ…」
梢(花帆さん…)
梢(ここのところ練習が休みの日も自主トレをして頑張っていたものね…)
花帆「んぅぅ…」
梢(私の立場からは無理な練習は止めなければいけなかったのだけれど…どんどん煌めきを増していく貴女をつい見ていたくって…これは反省ね、私)
花帆「…」
梢(綺麗な睫毛に髪の毛…良い表情…とても大切な私の…私の…)
花帆「すぅ…すぅ…」
梢(花帆さん…)
梢(ここのところ練習が休みの日も自主トレをして頑張っていたものね…)
花帆「んぅぅ…」
梢(私の立場からは無理な練習は止めなければいけなかったのだけれど…どんどん煌めきを増していく貴女をつい見ていたくって…これは反省ね、私)
花帆「…」
梢(綺麗な睫毛に髪の毛…良い表情…とても大切な私の…私の…)
28: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 23:19:00.92 ID:QnQBuaU4
ガチャッ
梢「!」
綴理「おはよー。こずー…?」
梢「綴理!?…しーっ!しーーーっ!」
綴理「…?あ、かほだ。寝てるんだ?」
梢「綴理!声を小さく…花帆さんが起きてしまうわ」
綴理「へぇ…ボクが寝ている時には起こされちゃうのに…かほは起こさないようにするんだね」
梢「あ、あのねぇ…あなたはいつも寝ているでしょう??」アセアセ
梢「!」
綴理「おはよー。こずー…?」
梢「綴理!?…しーっ!しーーーっ!」
綴理「…?あ、かほだ。寝てるんだ?」
梢「綴理!声を小さく…花帆さんが起きてしまうわ」
綴理「へぇ…ボクが寝ている時には起こされちゃうのに…かほは起こさないようにするんだね」
梢「あ、あのねぇ…あなたはいつも寝ているでしょう??」アセアセ
30: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 23:28:26.40 ID:CAsz1Fmo
花帆「ふぁ…あれ…?綴理センパイ…?」
綴理「おはよーかほ。よく眠れた?」
花帆「はい…おかげさまで…って、わあああああっ!?」
花帆「ご、…ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ…失礼しましたっ!センパイ方が揃っている中で私だけぐっすり眠ってしまっていただなんて…」
梢「そ、そんなに悪く思わなくていいのよ花帆さん?最近の貴女は少し無理をしていたのでしょう?精神が落ち着くお茶を飲んだんだもの。少し眠たくなるのは当然だわ」
花帆「…気づいていたんですね…だからこうやって私にお茶を…心配、かけちゃいましたね」
梢「ええと…そんなに深刻に捉えなくて良いのよ?このお茶を花帆さんに飲んでもらいたいっていうのは本心で…」
綴理「お茶…これのこと?…これボクが飲んだら10秒で眠れちゃうかな?」
梢「あの…綴理…?飲まなくたって目を瞑れば貴女はすぐに夢の中でしょう?」
綴理「確かに、そだね」
綴理「おはよーかほ。よく眠れた?」
花帆「はい…おかげさまで…って、わあああああっ!?」
花帆「ご、…ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ…失礼しましたっ!センパイ方が揃っている中で私だけぐっすり眠ってしまっていただなんて…」
梢「そ、そんなに悪く思わなくていいのよ花帆さん?最近の貴女は少し無理をしていたのでしょう?精神が落ち着くお茶を飲んだんだもの。少し眠たくなるのは当然だわ」
花帆「…気づいていたんですね…だからこうやって私にお茶を…心配、かけちゃいましたね」
梢「ええと…そんなに深刻に捉えなくて良いのよ?このお茶を花帆さんに飲んでもらいたいっていうのは本心で…」
綴理「お茶…これのこと?…これボクが飲んだら10秒で眠れちゃうかな?」
梢「あの…綴理…?飲まなくたって目を瞑れば貴女はすぐに夢の中でしょう?」
綴理「確かに、そだね」
31: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 23:32:46.02 ID:CAsz1Fmo
さやか「失礼しまーす…っと…花帆さんも先輩方も揃っていたんですね。お待たせしました」
綴理「大丈夫だよさやー。ボクもいまついたとこー」
さやか「なるほど、そうだったんてすね」
梢「揃ったところでそれでは練習、始めましょうか」
花帆「はいっ!よろしくお願いしまーす!」
綴理「大丈夫だよさやー。ボクもいまついたとこー」
さやか「なるほど、そうだったんてすね」
梢「揃ったところでそれでは練習、始めましょうか」
花帆「はいっ!よろしくお願いしまーす!」
33: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 23:44:27.72 ID:Rug24ihk
梢「今日はそうね…花帆さん?花帆さんと一緒のところの振りを重点的に…」
花帆「あの…梢お姉ちゃん…?」
梢「ぅぐ…練習中にその呼び方で不意打ちはズルいわよ、花帆さん…どうしたの?」
花帆「あの、今日頂いたお茶….なんですけど…良ければまた、疲れた時に飲ませてもらってもいいですか?…あれを飲んで起きたらすっごく疲れが取れたから…」
梢「もちろんよ、花帆さんに飲ませたくて用意した物だもの…そうね…疲れた時に飲むなら夜寝る前がおすすめよ?…疲れてどうしようもない時は夜私の部屋にいらっしゃい」
花帆「ええっ!?部屋へ…良いんですか!?」
梢「もちろん花帆さんなら大歓迎よ?後輩の頑張りを労うのも先輩の役目だもの…いつでも待ってるわ」
花帆「わーっ、ありがとうございます!」
花帆「あの…梢お姉ちゃん…?」
梢「ぅぐ…練習中にその呼び方で不意打ちはズルいわよ、花帆さん…どうしたの?」
花帆「あの、今日頂いたお茶….なんですけど…良ければまた、疲れた時に飲ませてもらってもいいですか?…あれを飲んで起きたらすっごく疲れが取れたから…」
梢「もちろんよ、花帆さんに飲ませたくて用意した物だもの…そうね…疲れた時に飲むなら夜寝る前がおすすめよ?…疲れてどうしようもない時は夜私の部屋にいらっしゃい」
花帆「ええっ!?部屋へ…良いんですか!?」
梢「もちろん花帆さんなら大歓迎よ?後輩の頑張りを労うのも先輩の役目だもの…いつでも待ってるわ」
花帆「わーっ、ありがとうございます!」
34: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/05/31(水) 23:46:17.92 ID:u9RINIsk
おわり
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