1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 22:58:13.492 ID:jRqfZOEdM.net
風紀「それって、トイレの花子さんとか、深夜にひとりでに鳴り響くピアノの音とかってやつ?」
不良「ああ。怪奇現象にみんなほとほと困ってんだよ」
風紀「まぁ別にいいけど……。じゃあ、深夜0時に校門前集合でいいかな」
不良「はぁ!? 私も行くのかよ!?」
風紀「もちろんさ。君もしかして、ビビってる?」
不良「な、何言ってんだテメー! 私がオバケ風情にビビるわけねぇだろうが!」
風紀「それなら決まりね」
不良「お、おう。お前こそ逃げねーでちゃんと来いよ」
風紀「うん。ところで、最初の七不思議は何?」
不良「>>5」
不良「ああ。怪奇現象にみんなほとほと困ってんだよ」
風紀「まぁ別にいいけど……。じゃあ、深夜0時に校門前集合でいいかな」
不良「はぁ!? 私も行くのかよ!?」
風紀「もちろんさ。君もしかして、ビビってる?」
不良「な、何言ってんだテメー! 私がオバケ風情にビビるわけねぇだろうが!」
風紀「それなら決まりね」
不良「お、おう。お前こそ逃げねーでちゃんと来いよ」
風紀「うん。ところで、最初の七不思議は何?」
不良「>>5」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:03:00.892 ID:FXkkHwRO0.net
お姉さんタイプの花子さん
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:07:07.552 ID:jRqfZOEdM.net
~深夜0時過ぎ・校門前~
不良「お、おせーぞこの馬鹿野郎。ビビっちまって来ないのかと思ったぜ」
風紀「ごめんごめん。ちょっと髪の毛乾かすのに時間かかっちゃって」
不良「くだらねー理由で遅れてんじゃねぇよ! 怪異は待ってくれねぇんだぞ!」
風紀「だからごめんってば。……で、なんだっけ。お姉さんタイプの花子さん?」
不良「あ、ああ。なんでも、今では使われてない旧校舎の4階のトイレの一番奥の個室に、
なんとも艶めかしい花子さんが現れるらしい」
風紀「……そうなんだ」
不良「馬鹿にしてんじゃねぇぞオメー! 私のダチっ子が誘惑されて大変だったんだからな」
風紀「そう。じゃあ行こうか」
不良「ええ……。ホントに行くの……」
不良「お、おせーぞこの馬鹿野郎。ビビっちまって来ないのかと思ったぜ」
風紀「ごめんごめん。ちょっと髪の毛乾かすのに時間かかっちゃって」
不良「くだらねー理由で遅れてんじゃねぇよ! 怪異は待ってくれねぇんだぞ!」
風紀「だからごめんってば。……で、なんだっけ。お姉さんタイプの花子さん?」
不良「あ、ああ。なんでも、今では使われてない旧校舎の4階のトイレの一番奥の個室に、
なんとも艶めかしい花子さんが現れるらしい」
風紀「……そうなんだ」
不良「馬鹿にしてんじゃねぇぞオメー! 私のダチっ子が誘惑されて大変だったんだからな」
風紀「そう。じゃあ行こうか」
不良「ええ……。ホントに行くの……」
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:09:53.049 ID:jRqfZOEdM.net
~旧校舎4階・トイレ前~
不良「ひいいいいっ!?」ビクウッ!
風紀「どうしたの?」
不良「い、今! 何か音が聞こえたぞ!」
風紀「古い木造の校舎だから軋んでるだけだよ。存外君も気が小さいんだね」
不良「ああ!? んなわけねぇだろッひいいいいっ!!!!???」ビクウッ!
『チューチュー』
風紀「ただのネズミだって」
不良「な、なんだよ。ビビらせやがって」
不良「ひいいいいっ!?」ビクウッ!
風紀「どうしたの?」
不良「い、今! 何か音が聞こえたぞ!」
風紀「古い木造の校舎だから軋んでるだけだよ。存外君も気が小さいんだね」
不良「ああ!? んなわけねぇだろッひいいいいっ!!!!???」ビクウッ!
『チューチュー』
風紀「ただのネズミだって」
不良「な、なんだよ。ビビらせやがって」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:13:09.014 ID:jRqfZOEdM.net
~旧校舎4階・トイレ内~
風紀「……あんまりくっつくのやめてくれる?」
不良「わ、私鳥目だから……。暗いとよく見えなくて怖い……じゃなくて、不安なんだよ……」
風紀「そう。一番奥の個室、ここかな」
不良「……なんかやばい匂いがプンプンするぜ」
風紀「そりゃあトイレだからね。で、どうするんだっけ」
不良「ああ、確か……。どうすると出てくるんだっけかな」
風紀「ベタなとこだと3回ノックすると、とかだよね」
不良「あ、思い出した。>>15すると出てくるんだ」
風紀「……あんまりくっつくのやめてくれる?」
不良「わ、私鳥目だから……。暗いとよく見えなくて怖い……じゃなくて、不安なんだよ……」
風紀「そう。一番奥の個室、ここかな」
不良「……なんかやばい匂いがプンプンするぜ」
風紀「そりゃあトイレだからね。で、どうするんだっけ」
不良「ああ、確か……。どうすると出てくるんだっけかな」
風紀「ベタなとこだと3回ノックすると、とかだよね」
不良「あ、思い出した。>>15すると出てくるんだ」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:17:02.213 ID:kb+OXawgx.net
おもらしする
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:20:12.238 ID:jRqfZOEdM.net
風紀「そうなんだ。じゃあ僕は外で待ってるから」
不良「ああ!? 私にお漏らしさせる気かオメー!」
風紀「うん。だって僕お漏らしとかしたくないし」
不良「私だって嫌に決まってんだろうが!」
風紀「えいっ!」ドンッ!
不良「きゃああああっ!!!!! って、何してんだよオメーは! 早く出せよ!」バンバンッ!
風紀「その個室、花子さんが出るんだってね」
不良「分かってるっての! 早く出せコラァ!」バンバンッ!
風紀「……」グググッ……
不良「ふざけんなァ! 開けろ……っ! お願いだから開けてえええっ!!!!!」
不良「ああ!? 私にお漏らしさせる気かオメー!」
風紀「うん。だって僕お漏らしとかしたくないし」
不良「私だって嫌に決まってんだろうが!」
風紀「えいっ!」ドンッ!
不良「きゃああああっ!!!!! って、何してんだよオメーは! 早く出せよ!」バンバンッ!
風紀「その個室、花子さんが出るんだってね」
不良「分かってるっての! 早く出せコラァ!」バンバンッ!
風紀「……」グググッ……
不良「ふざけんなァ! 開けろ……っ! お願いだから開けてえええっ!!!!!」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:23:13.002 ID:jRqfZOEdM.net
風紀「……」
不良「おい! 風紀いるんだろ!? 返事しろよ! つーか開けろ!」バンバンッ!
風紀「……」
不良「お願いだから返事してええええっ!!!!!」バンバンッ!
風紀「ウウウウウウウウウウ……」ヒュゴー……ヒュゴー……
不良「わああああああっ!!!! なんか変な声が聞こえるよおおおおおおっ!!!!
おかあさああーーーーーーんっ!!!!!」ジョバジョバジョバー
花子さん(お姉さんタイプ)「あら、何よ。騒々しいわねぇ」
不良「ひぎゃあああああっ!!!!! 出たああああああっ!!!!!」
風紀「ふむ。噂は本当だったか」
不良「おい! 風紀いるんだろ!? 返事しろよ! つーか開けろ!」バンバンッ!
風紀「……」
不良「お願いだから返事してええええっ!!!!!」バンバンッ!
風紀「ウウウウウウウウウウ……」ヒュゴー……ヒュゴー……
不良「わああああああっ!!!! なんか変な声が聞こえるよおおおおおおっ!!!!
おかあさああーーーーーーんっ!!!!!」ジョバジョバジョバー
花子さん(お姉さんタイプ)「あら、何よ。騒々しいわねぇ」
不良「ひぎゃあああああっ!!!!! 出たああああああっ!!!!!」
風紀「ふむ。噂は本当だったか」
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:26:16.389 ID:jRqfZOEdM.net
花子「あらあら。いい歳してめそめそしないのよ」フキフキ
不良「だって……。だってぇ……」ヒック……ヒック……
花子「まったく……。あなたも男の子なんだから、女の子を泣かせちゃダメよ。
男が女に流させていいのはね、うれし涙だけなの」
風紀「面目ない」
花子「それで。あなた達は何しに来たの?」
風紀「不良ちゃんが怪異に困ってるからなんとかしてくれと」
花子「あら……。じゃあ、私を退治しに来たのかしら?」
風紀「さあ。不良ちゃん、どうなの?」
不良「>>22」
不良「だって……。だってぇ……」ヒック……ヒック……
花子「まったく……。あなたも男の子なんだから、女の子を泣かせちゃダメよ。
男が女に流させていいのはね、うれし涙だけなの」
風紀「面目ない」
花子「それで。あなた達は何しに来たの?」
風紀「不良ちゃんが怪異に困ってるからなんとかしてくれと」
花子「あら……。じゃあ、私を退治しに来たのかしら?」
風紀「さあ。不良ちゃん、どうなの?」
不良「>>22」
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:28:35.349 ID:kWjllVoyp.net
キスして
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:31:39.367 ID:jRqfZOEdM.net
風紀「え、僕?」
不良「ううん……。違う……」フルフル
花子「じゃあ、私?」
不良「うん……」コクン
花子「うふふ。甘えんぼさんねぇ」チュッ
不良「……」チュー
花子「……。これで少しは落ち着いた?」
不良「うん……。ママの味がした」
花子「あらあら。まだそんな歳じゃないわよ?」
不良「……ごめんなさい。花子お姉ちゃん」
風紀「当初の目的を忘れつつあるな」
不良「ううん……。違う……」フルフル
花子「じゃあ、私?」
不良「うん……」コクン
花子「うふふ。甘えんぼさんねぇ」チュッ
不良「……」チュー
花子「……。これで少しは落ち着いた?」
不良「うん……。ママの味がした」
花子「あらあら。まだそんな歳じゃないわよ?」
不良「……ごめんなさい。花子お姉ちゃん」
風紀「当初の目的を忘れつつあるな」
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:34:18.128 ID:jRqfZOEdM.net
花子「たまには遊びに来てね? 狭いところに押し込められて、とても退屈しているのよ」
不良「うん。またね、お姉ちゃん」
風紀「見事に懐柔されてしまったな」
花子「あ、そうだ。他の怪異で困ったら力になるわ。
呼び出してもらえれば、旧校舎の中なら自由に動けるから」
不良「ありがとう」
風紀「うむ。有事の時には声をかけよう」
花子「じゃあね」ポワポワポワーン
不良「うん。またね、お姉ちゃん」
風紀「見事に懐柔されてしまったな」
花子「あ、そうだ。他の怪異で困ったら力になるわ。
呼び出してもらえれば、旧校舎の中なら自由に動けるから」
不良「ありがとう」
風紀「うむ。有事の時には声をかけよう」
花子「じゃあね」ポワポワポワーン
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:37:11.707 ID:jRqfZOEdM.net
~旧校舎4階・トイレ前~
風紀「花子さんには害がなさそうだ。あれなら放っておいても問題ないね」
不良「ああ。そうだな」
風紀「で、次はどこに行くんだい」
不良「うーん……。そうだなぁ……」
風紀「できたら旧校舎内で片づけておきたいね。
理科準備室の人体模型とか、屋上から飛び降り自殺した女生徒の霊とかかな」
不良「次は>>28」
風紀「花子さんには害がなさそうだ。あれなら放っておいても問題ないね」
不良「ああ。そうだな」
風紀「で、次はどこに行くんだい」
不良「うーん……。そうだなぁ……」
風紀「できたら旧校舎内で片づけておきたいね。
理科準備室の人体模型とか、屋上から飛び降り自殺した女生徒の霊とかかな」
不良「次は>>28」
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:40:07.370 ID:cdVB3oLT0.net
ハゲを馬鹿にされて自殺した大田くん
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:44:57.198 ID:jRqfZOEdM.net
風紀「ああ……。あれはとても悲しい事件だったね……」
不良「別に死ぬほどハゲてたわけでもねぇのにな。ただハゲ散らかしてただけで」
風紀「生まれたてのヒヨコみたいでかわいかったのに」
不良「死後3か月で七不思議にカウントされるなんて、あいつも思わなかっただろうな」
風紀「そうだね。じゃあ彼の自殺した、旧校舎1階の教室に行こうか」
不良「なんだって大田もあんなとこで死んだのかねぇ」
不良「別に死ぬほどハゲてたわけでもねぇのにな。ただハゲ散らかしてただけで」
風紀「生まれたてのヒヨコみたいでかわいかったのに」
不良「死後3か月で七不思議にカウントされるなんて、あいつも思わなかっただろうな」
風紀「そうだね。じゃあ彼の自殺した、旧校舎1階の教室に行こうか」
不良「なんだって大田もあんなとこで死んだのかねぇ」
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:47:24.928 ID:jRqfZOEdM.net
~旧校舎1階・とある教室~
風紀「うわぁ……。ハゲの怨念が凄まじいよ……」
不良「こっちまで思わずハゲそうだな」
大田「……あんまりハゲハゲ言わないで」
風紀「ごめんごめん。ハゲてるんじゃなくて、人より髪の毛が細くて量が少ないだけだよね」
不良「生前は気にならなかったけど、こうして改めて見てみるとやっぱりハゲてんだな」
大田「……」
風紀「うわぁ……。ハゲの怨念が凄まじいよ……」
不良「こっちまで思わずハゲそうだな」
大田「……あんまりハゲハゲ言わないで」
風紀「ごめんごめん。ハゲてるんじゃなくて、人より髪の毛が細くて量が少ないだけだよね」
不良「生前は気にならなかったけど、こうして改めて見てみるとやっぱりハゲてんだな」
大田「……」
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:51:04.936 ID:jRqfZOEdM.net
不良「髪の毛何本あるか数えていい?」
大田「……君たちは何しに来たの」
風紀「怪異にみんなが悩まされてるって聞いてね。成仏させに来たのさ」
不良「おう。ハゲなんて気にしてねーで、さっさと成仏しろ」
大田「君達のせいで、またこの世に対する怨嗟が倍増してきたよ」
風紀「太田君だってそんなネガティブな性格変えたいだろう? なら、さっさとこの世から消えた方がいいよ」
不良「そうだぞオメー。私たちが鎮魂歌うたってやるから、お前を成仏させる方法教えろよ」
大田「>>35」
大田「……君たちは何しに来たの」
風紀「怪異にみんなが悩まされてるって聞いてね。成仏させに来たのさ」
不良「おう。ハゲなんて気にしてねーで、さっさと成仏しろ」
大田「君達のせいで、またこの世に対する怨嗟が倍増してきたよ」
風紀「太田君だってそんなネガティブな性格変えたいだろう? なら、さっさとこの世から消えた方がいいよ」
不良「そうだぞオメー。私たちが鎮魂歌うたってやるから、お前を成仏させる方法教えろよ」
大田「>>35」
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:53:37.005 ID:iKWTCle+0.net
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:57:01.399 ID:jRqfZOEdM.net
風紀「ふむ。つまり、君の悩みを解決してやれば成仏するというんだな」
不良「簡単じゃねーか」
大田「随分軽く言ってくれるね……。頭皮を活性化させるのに、いったいいくらかかると思ってるんだい……」
風紀「金のことなら問題ないさ。僕の親は世界を裏で牛耳る黒幕だから」
不良「私の家も世界トップレベルのアパレルメーカーだから」
大田「そ、そうなの……?」
風紀「だからno more悩み無用さ」
不良「あなたの髪きっと生えてくるー」
大田「それは別の会社だけど……」
不良「簡単じゃねーか」
大田「随分軽く言ってくれるね……。頭皮を活性化させるのに、いったいいくらかかると思ってるんだい……」
風紀「金のことなら問題ないさ。僕の親は世界を裏で牛耳る黒幕だから」
不良「私の家も世界トップレベルのアパレルメーカーだから」
大田「そ、そうなの……?」
風紀「だからno more悩み無用さ」
不良「あなたの髪きっと生えてくるー」
大田「それは別の会社だけど……」
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/31(火) 23:59:31.760 ID:jRqfZOEdM.net
風紀「はい。終わったよ」
大田「え……。そんなにすぐ……?」
不良「おらよ、鏡」
大田「嘘……。これが私……」ポワポワポワーン
風紀「おお。太田君がどんどん薄くなっていく」
不良「頭じゃなくて身体の方がな」
大田「ありがとう……。ありがとう……」シュウウウウウ……
風紀「成仏したか」
不良「つーかハゲたらスキンヘッドにすりゃあいいのに。私にはあんな程度で死ぬなんて理解できねぇ」
大田「え……。そんなにすぐ……?」
不良「おらよ、鏡」
大田「嘘……。これが私……」ポワポワポワーン
風紀「おお。太田君がどんどん薄くなっていく」
不良「頭じゃなくて身体の方がな」
大田「ありがとう……。ありがとう……」シュウウウウウ……
風紀「成仏したか」
不良「つーかハゲたらスキンヘッドにすりゃあいいのに。私にはあんな程度で死ぬなんて理解できねぇ」
40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:01:45.155 ID:rv7RFoT8MUSO.net
~旧校舎前~
風紀「これでもう2件解決か。案外チョロイかもね」
不良「まぁ私が楽そうなのチョイスしてやってたからな。こっからはそう簡単には行かねぇぞ」
風紀「そうなんだ。まぁなんでもいいよ」
不良「おう。じゃあ次は>>43」
風紀「これでもう2件解決か。案外チョロイかもね」
不良「まぁ私が楽そうなのチョイスしてやってたからな。こっからはそう簡単には行かねぇぞ」
風紀「そうなんだ。まぁなんでもいいよ」
不良「おう。じゃあ次は>>43」
44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:10:35.645 ID:ODJ1R64E0USO.net
メドゥーサの魔力によって石化してしまった二ノ宮金次郎
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:12:13.825 ID:rv7RFoT8MUSO.net
~校庭の片隅~
風紀「これか」
不良「おお。こいつだ」
二宮金次郎「……」
風紀「……」
不良「……」
風紀「ねえ」
不良「おう」
風紀「石化してるなら……、別に害なくない?」
不良「確かに」
風紀「これか」
不良「おお。こいつだ」
二宮金次郎「……」
風紀「……」
不良「……」
風紀「ねえ」
不良「おう」
風紀「石化してるなら……、別に害なくない?」
不良「確かに」
46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:15:12.813 ID:rv7RFoT8MUSO.net
風紀「僕はこの像より、メデューサの方がやばいと思うんだ」
不良「だけどよぉ、メデューサは私らの手に負えないしなぁ」
風紀「そうだね。そっちは僕の親に頼んで対処してもらうことにしよう」
不良「おう。助かるぜ」
風紀「でも……。この人も、実は被害者なんだよね」
二宮金次郎「……」
不良「まぁしょうがねぇだろ。悲しみってのは連鎖するもんさ」
風紀「……そう、だね」
不良「だけどよぉ、メデューサは私らの手に負えないしなぁ」
風紀「そうだね。そっちは僕の親に頼んで対処してもらうことにしよう」
不良「おう。助かるぜ」
風紀「でも……。この人も、実は被害者なんだよね」
二宮金次郎「……」
不良「まぁしょうがねぇだろ。悲しみってのは連鎖するもんさ」
風紀「……そう、だね」
47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:17:57.320 ID:rv7RFoT8MUSO.net
~新校舎前~
不良「じゃあさくさく行くぞ。夜が明ける前に決着付けねぇと」
風紀「うん。怪異ってのは夜行性だからね」
不良「それもあるけど、学校のセキュリティごまかすにも限界あるからな」
風紀「なるほど。で、次は何だい? プールで泳ぐ人面魚?
それとも保健室で呻くミイラ男かな」
不良「>>50」
不良「じゃあさくさく行くぞ。夜が明ける前に決着付けねぇと」
風紀「うん。怪異ってのは夜行性だからね」
不良「それもあるけど、学校のセキュリティごまかすにも限界あるからな」
風紀「なるほど。で、次は何だい? プールで泳ぐ人面魚?
それとも保健室で呻くミイラ男かな」
不良「>>50」
50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:21:21.750 ID:ZH/GtXzh0USO.net
ミイラ男かと思ったらミイラ女だった
51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:24:16.035 ID:rv7RFoT8MUSO.net
~新校舎・保健室前~
『ウウウウウウウウウウウウ……』
不良「……っ」ギュウッ
風紀「また鳥目かい?」
不良「……うん」ガタガタ
風紀「まぁいいけど。……じゃあ、開けるよ」
不良「……っ!」ギュウッ
風紀「っせーの……!」ガラガラガラガラッ!
ミイラ女「きゃあああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!!」
不良「ぎゃああああああああああああああっ!!!!!!!!!!」ジョバジョバジョバー
『ウウウウウウウウウウウウ……』
不良「……っ」ギュウッ
風紀「また鳥目かい?」
不良「……うん」ガタガタ
風紀「まぁいいけど。……じゃあ、開けるよ」
不良「……っ!」ギュウッ
風紀「っせーの……!」ガラガラガラガラッ!
ミイラ女「きゃあああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!!」
不良「ぎゃああああああああああああああっ!!!!!!!!!!」ジョバジョバジョバー
52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:26:45.919 ID:rv7RFoT8MUSO.net
~新校舎・保健室内~
ミイラ女「ごめん、君達がいきなり入ってくるから……。私の替えのパンツあげるから……、ねっ?」
不良「ううっ……! ぐす……っ!」
風紀「ははは。お漏らしして泣くなんて幼稚園児みたいだね」
不良「……っ!」ギリッ!
風紀「あはは。あんまり睨まないでよ。怖くてお漏らししちゃうからさ。……君みたいに」ボソッ
不良「ううううう……っ!」ポロポロ
ミイラ女「ああ……。謝るからもう泣かないでよぉ……」オロオロ
ミイラ女「ごめん、君達がいきなり入ってくるから……。私の替えのパンツあげるから……、ねっ?」
不良「ううっ……! ぐす……っ!」
風紀「ははは。お漏らしして泣くなんて幼稚園児みたいだね」
不良「……っ!」ギリッ!
風紀「あはは。あんまり睨まないでよ。怖くてお漏らししちゃうからさ。……君みたいに」ボソッ
不良「ううううう……っ!」ポロポロ
ミイラ女「ああ……。謝るからもう泣かないでよぉ……」オロオロ
53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:31:41.661 ID:rv7RFoT8MUSO.net
風紀「で、君はなんで七不思議に?」
ミイラ女「……私、アトピー持ちでね。学校ですごくいじめられてて。
それが嫌で嫌で、学校にいる時間の大半を保健室で過ごすようになったの」
不良「……アトピーはつらいよなぁ」
ミイラ女「ありがとう。……それで、ある日気付いたのよ。
包帯で醜い痕を隠せば、みんなと同じように教室で授業を受けられるんじゃないか、って」
風紀「ふむ」
ミイラ女「それで、保健室にあったありったけの包帯を身体に巻いて、意気揚々と教室に向かったんだけれど……」
不良「……」
ミイラ女「考えが甘かったの。……いや、ただ単に私が馬鹿だったのかもしれない。
それまではからかうような軽いいじめだったものが、その日を境に、
まるでこの世の地獄のような、苛烈な物へと変貌していったのよ」
ミイラ女「……私、アトピー持ちでね。学校ですごくいじめられてて。
それが嫌で嫌で、学校にいる時間の大半を保健室で過ごすようになったの」
不良「……アトピーはつらいよなぁ」
ミイラ女「ありがとう。……それで、ある日気付いたのよ。
包帯で醜い痕を隠せば、みんなと同じように教室で授業を受けられるんじゃないか、って」
風紀「ふむ」
ミイラ女「それで、保健室にあったありったけの包帯を身体に巻いて、意気揚々と教室に向かったんだけれど……」
不良「……」
ミイラ女「考えが甘かったの。……いや、ただ単に私が馬鹿だったのかもしれない。
それまではからかうような軽いいじめだったものが、その日を境に、
まるでこの世の地獄のような、苛烈な物へと変貌していったのよ」
54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:36:59.172 ID:rv7RFoT8MUSO.net
ミイラ女「私の席の後ろにいた子が、まぁ絵に描いたような不良だったんだけれど、
その子がね、私の包帯にジッポオイルを染み込ませたのよ」
不良「……まさか」
ミイラ女「うん。君の想像通り。そのまま火をつけられて、私は火だるまになったわ」
風紀「……ひどいね。馬鹿なことをする」
ミイラ女「当時はいじめが必要悪として、半ば公認されていたようなものだったから……。
ただの事故として処理されて、その子はお咎めなし。
救急車も呼んでもらえず、私は保健室でそのまま死んだわ」
不良「……そんなやつ、今目の前にいたら私がぶっ殺してやるけどな」
ミイラ女「ああ、その必要はないわよ。その子は私が呪い殺してやったから」
その子がね、私の包帯にジッポオイルを染み込ませたのよ」
不良「……まさか」
ミイラ女「うん。君の想像通り。そのまま火をつけられて、私は火だるまになったわ」
風紀「……ひどいね。馬鹿なことをする」
ミイラ女「当時はいじめが必要悪として、半ば公認されていたようなものだったから……。
ただの事故として処理されて、その子はお咎めなし。
救急車も呼んでもらえず、私は保健室でそのまま死んだわ」
不良「……そんなやつ、今目の前にいたら私がぶっ殺してやるけどな」
ミイラ女「ああ、その必要はないわよ。その子は私が呪い殺してやったから」
55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:39:48.872 ID:rv7RFoT8MUSO.net
風紀「へぇ……」
ミイラ女「その子だけじゃない。見て見ぬふりをしたクラスメートも。
何もしてくれなかった担任も。校長も。生徒指導のゴリラも。
全員殺してやったわ。私の味わった苦痛を与えてやれなかったのが心残りだけど」
不良「……」
ミイラ女「同罪よ。全員ね」
不良「……そう」
ミイラ女「そうよ。何もしてくれないんだから。死んで当然。
みんな殺してやるの。……君達もね」
不良「え」
風紀「っ!? 不良ちゃん! 危ない!」
ミイラ女「その子だけじゃない。見て見ぬふりをしたクラスメートも。
何もしてくれなかった担任も。校長も。生徒指導のゴリラも。
全員殺してやったわ。私の味わった苦痛を与えてやれなかったのが心残りだけど」
不良「……」
ミイラ女「同罪よ。全員ね」
不良「……そう」
ミイラ女「そうよ。何もしてくれないんだから。死んで当然。
みんな殺してやるの。……君達もね」
不良「え」
風紀「っ!? 不良ちゃん! 危ない!」
56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:42:22.297 ID:rv7RFoT8MUSO.net
不良「あ……。ああ……」
風紀「……っ!」ギリッ!
ミイラ女「どうして邪魔をするの。殺せるチャンスだったのに」
不良「お、おかしいよ……。変だよお前……」
ミイラ女「この姿見たら分かるでしょう。元々変なのよ、私は」
風紀「……やるしかないよ、不良女ちゃん。こいつは……、成仏させてあげないと」ボソッ
不良「……」
ミイラ女「きゃははははっ! 二人とも仲良くあの世に送ってあげるっ!」
風紀「来るぞっ! こいつはどうやったら成仏させられるんだッ!?」
不良「>>59」
風紀「……っ!」ギリッ!
ミイラ女「どうして邪魔をするの。殺せるチャンスだったのに」
不良「お、おかしいよ……。変だよお前……」
ミイラ女「この姿見たら分かるでしょう。元々変なのよ、私は」
風紀「……やるしかないよ、不良女ちゃん。こいつは……、成仏させてあげないと」ボソッ
不良「……」
ミイラ女「きゃははははっ! 二人とも仲良くあの世に送ってあげるっ!」
風紀「来るぞっ! こいつはどうやったら成仏させられるんだッ!?」
不良「>>59」
59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:50:32.029 ID:T9OO2ApZ0USO.net
包帯を巻き取る
60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:56:19.657 ID:rv7RFoT8MUSO.net
ミイラ女「さっさと死んどきなァ!!!」ドガァッ!
風紀「ち……っ! あんだけ動き回ってるのに、どう包帯巻き取ればいいんだよ!」ザザザッ!
不良「よく見ろッ! あいつの包帯、右側の肩口のところがほつれてんだよッ!」
ミイラ女「きぃぃぃいいいいーーーーっはっはっはははははあははははは!!!!!
ちょろちょろ逃げ回ってねぇでこっち来なよぉおおおおっ!!!!!!」
風紀「……っ!」ヒュバッ!
ミイラ女「え」
風紀「ぐう……っ!」グググッ……
ミイラ女「ああああ……」ヘタッ……
不良「やったか……!?」
ミイラ女「見ないで……。私の……。私のカラダ……」
風紀「ち……っ! あんだけ動き回ってるのに、どう包帯巻き取ればいいんだよ!」ザザザッ!
不良「よく見ろッ! あいつの包帯、右側の肩口のところがほつれてんだよッ!」
ミイラ女「きぃぃぃいいいいーーーーっはっはっはははははあははははは!!!!!
ちょろちょろ逃げ回ってねぇでこっち来なよぉおおおおっ!!!!!!」
風紀「……っ!」ヒュバッ!
ミイラ女「え」
風紀「ぐう……っ!」グググッ……
ミイラ女「ああああ……」ヘタッ……
不良「やったか……!?」
ミイラ女「見ないで……。私の……。私のカラダ……」
61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 00:59:21.992 ID:rv7RFoT8MUSO.net
風紀「はぁ……。はぁ……」
ミイラ女「う……っ。うううう……っ」ガタガタ
不良「お前……」
ミイラ女「醜いでしょう……? 全身焼けただれて……」
不良「……」
ミイラ女「これを隠したくて……、必死に包帯を巻きつけていたけど……」
風紀「そう……。ごめんね、無理やり引きはがしちゃって」
ミイラ女「生きてる時も……。亡霊と化した今も……。結局やっていることは変わらないのよ……」
不良「……」
ミイラ女「う……っ。うううう……っ」ガタガタ
不良「お前……」
ミイラ女「醜いでしょう……? 全身焼けただれて……」
不良「……」
ミイラ女「これを隠したくて……、必死に包帯を巻きつけていたけど……」
風紀「そう……。ごめんね、無理やり引きはがしちゃって」
ミイラ女「生きてる時も……。亡霊と化した今も……。結局やっていることは変わらないのよ……」
不良「……」
62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 01:02:38.254 ID:rv7RFoT8MUSO.net
ミイラ女「私が包帯で覆っていたのは……、このカラダだけじゃなかったの……」
風紀「……」
ミイラ女「私は……。私の本心も隠してた……」
不良「……言えよ」
ミイラ女「……」
不良「今まで言えなかったんだろ。じゃあ今言えよ。もう最期だ。
聞いてやれるのは、私たちしかいねぇけど」
ミイラ女「私……。みんなともっと仲良くしたかった……」
不良「そうか」
ミイラ女「みんなと机を並べて勉強して……。お昼も一緒に食べたかったの……」ポロポロ
風紀「……」
ミイラ女「私は……。私の本心も隠してた……」
不良「……言えよ」
ミイラ女「……」
不良「今まで言えなかったんだろ。じゃあ今言えよ。もう最期だ。
聞いてやれるのは、私たちしかいねぇけど」
ミイラ女「私……。みんなともっと仲良くしたかった……」
不良「そうか」
ミイラ女「みんなと机を並べて勉強して……。お昼も一緒に食べたかったの……」ポロポロ
63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 01:05:55.706 ID:rv7RFoT8MUSO.net
不良「そう。お前が生きてる頃に、会えてたら良かったな」ギュウッ
ミイラ女「えっ……」
風紀「そうだね。少なくとも僕達は、そんなくだらないいじめなんて許さないよ」
不良「……ごめんな。救ってやれなくて」
ミイラ女「ううん……」ポワポワポワーン
風紀「……」
ミイラ女「救われた……。私、今救われたんだよ……」スウウウウウウ……
風紀「次の人生は……、うまくいくことを祈ってるよ」
不良「……じゃあな」
ミイラ女「えっ……」
風紀「そうだね。少なくとも僕達は、そんなくだらないいじめなんて許さないよ」
不良「……ごめんな。救ってやれなくて」
ミイラ女「ううん……」ポワポワポワーン
風紀「……」
ミイラ女「救われた……。私、今救われたんだよ……」スウウウウウウ……
風紀「次の人生は……、うまくいくことを祈ってるよ」
不良「……じゃあな」
64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 01:08:01.712 ID:rv7RFoT8MUSO.net
~校門前~
風紀「……これで4件。折り返し地点だね」
不良「なぁ」
風紀「うん?」
不良「もう、やめねぇかな」
風紀「なぜ?」
不良「なんつーか……。心がいてぇ」
風紀「そう。君らしいね」
風紀「……これで4件。折り返し地点だね」
不良「なぁ」
風紀「うん?」
不良「もう、やめねぇかな」
風紀「なぜ?」
不良「なんつーか……。心がいてぇ」
風紀「そう。君らしいね」
65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 01:11:22.218 ID:rv7RFoT8MUSO.net
不良「もし、残りの3件が、あのミイラ女みたいなやつだったら。きっと私耐えられねぇよ」
風紀「うん。僕もそう思う」
不良「だから。いいんじゃねぇか。残りは怪異のままで放っておいてやろうぜ」
風紀「確かに。花子姉さんみたいなのもいるしね」
不良「……お姉ちゃん、会いたいな」
花子「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」
不良「きゃあああああああああああっ!!!!!!!??」ビクビクビクウッ!
花子「ちょっとぉ! せっかくなんだから一回くらい呼んでよぉ!」プンプン
風紀「……姉さん。キャラ変わりましたね」
風紀「うん。僕もそう思う」
不良「だから。いいんじゃねぇか。残りは怪異のままで放っておいてやろうぜ」
風紀「確かに。花子姉さんみたいなのもいるしね」
不良「……お姉ちゃん、会いたいな」
花子「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」
不良「きゃあああああああああああっ!!!!!!!??」ビクビクビクウッ!
花子「ちょっとぉ! せっかくなんだから一回くらい呼んでよぉ!」プンプン
風紀「……姉さん。キャラ変わりましたね」
66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 01:15:42.526 ID:rv7RFoT8MUSO.net
不良「……私がやったことって、ただのエゴだったのかな」
花子「別にあなたが気に病むことはないわよぉ。他の七不思議は私に任せといて」
風紀「……知ってるんですか?」
花子「もっちろん。残りは、深夜にピアノを弾くベートーベンと、花壇の花を食べる化け猫。
あとは通気ダクトの中を自由に移動する妖怪ジジイよ」
不良「……なんかおちゃらけてて安心しました」
花子「全員マブダチだからねぇ。……ミイラ女ちゃんは、最後まで心を開いてくれなかったけど」
不良「そう……、ですか」
花子「別にあなたが気に病むことはないわよぉ。他の七不思議は私に任せといて」
風紀「……知ってるんですか?」
花子「もっちろん。残りは、深夜にピアノを弾くベートーベンと、花壇の花を食べる化け猫。
あとは通気ダクトの中を自由に移動する妖怪ジジイよ」
不良「……なんかおちゃらけてて安心しました」
花子「全員マブダチだからねぇ。……ミイラ女ちゃんは、最後まで心を開いてくれなかったけど」
不良「そう……、ですか」
67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 01:18:57.904 ID:rv7RFoT8MUSO.net
花子「でも。君達には、ちゃんと本心を話してくれたんでしょう?」
不良「……」ウルウル
風紀「……はい。そう、みたいです」
花子「だったら、君達のやったことはエゴじゃない。ちゃんと価値のあることよ。胸を張っていいと思うわ」
風紀「……そう言ってくれると、助かります」
不良「……」ポロポロ
花子「こっちはこっちで適当にやってるから。生きてる人が死人のことまで考えることないのよ」
風紀「……はい」
不良「うううううう……っ」
不良「……」ウルウル
風紀「……はい。そう、みたいです」
花子「だったら、君達のやったことはエゴじゃない。ちゃんと価値のあることよ。胸を張っていいと思うわ」
風紀「……そう言ってくれると、助かります」
不良「……」ポロポロ
花子「こっちはこっちで適当にやってるから。生きてる人が死人のことまで考えることないのよ」
風紀「……はい」
不良「うううううう……っ」
68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 01:22:06.930 ID:rv7RFoT8MUSO.net
~帰り道~
風紀「どうだった?」
不良「別に……。拍子抜けだわ……」
風紀「そう」
不良「ああ。……なんだろうな、この気持ち」
風紀「……優しいんだね。君は」
不良「ああ!? 別に優しくねぇし!」
風紀「……正直、僕にはよく分からないよ。彼らが何なのか。……僕らが、なんなのか」
風紀「どうだった?」
不良「別に……。拍子抜けだわ……」
風紀「そう」
不良「ああ。……なんだろうな、この気持ち」
風紀「……優しいんだね。君は」
不良「ああ!? 別に優しくねぇし!」
風紀「……正直、僕にはよく分からないよ。彼らが何なのか。……僕らが、なんなのか」
69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/01(水) 01:26:30.087 ID:rv7RFoT8MUSO.net
不良「そんなんどうだっていいだろ。別に違いなんてねぇよ」
風紀「……そうかい」
不良「ああ。悲しんだり、悩んだり、怒ったり、喜んだり。
感情に生きてるも死んでるもねぇんだ」
風紀「……なのかもね」
不良「私はそう思う」
風紀「……僕も、そう思うよ」
不良「はっ。お前も話の分かるやつになったじゃねぇか」
風紀「……ありがとう」
不良「さぁて。明日はどんな日になるかなぁ」
終わり
風紀「……そうかい」
不良「ああ。悲しんだり、悩んだり、怒ったり、喜んだり。
感情に生きてるも死んでるもねぇんだ」
風紀「……なのかもね」
不良「私はそう思う」
風紀「……僕も、そう思うよ」
不良「はっ。お前も話の分かるやつになったじゃねぇか」
風紀「……ありがとう」
不良「さぁて。明日はどんな日になるかなぁ」
終わり
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