1: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/10(金) 23:25:29.19 ID:mEtIs06X
ことり「ついに手に入れたんです♪」

ことり「ウワサの恋のクスリ!」

ことり「お弁当についてくる、しょうゆの容器くらいのサイズで一万円越えは痛いけど…………」

ことり「効き目はすごいらしいし…………安いもんですよね!」

ことり「この薬を使って……穂乃果ちゃんとあまあまの、いちゃいちゃ♡」

ことり「あんなことや、こんなことも…………しちゃいます!」

ことり「えへへ、穂乃果ちゃーん♪」

3: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/10(金) 23:28:43.85 ID:mEtIs06X
ことり「ええと…………自分で作った料理に一滴ポタリ」

ことり「その料理を食べた人は―――あなたにもうムチュウ♡」

ことり「やーん♪すっごく簡単だよぉ!」

ことり「さっそく料理作らないと。食べやすいし、マカロンがいいかなぁ?」

――――――――――
――――――



ことり「できあがりましたぁ♪」

ことり「あとは、これにクスリをたらせば…………」ポタッ

ことり「完成!甘酸っぱい恋の味!ぶる~べりぃまかろんですっ」

6: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/10(金) 23:31:49.15 ID:mEtIs06X
―翌日

ことり(二限と三限の間、ちょうど小腹もすくころだよね)

ことり「穂乃果ちゃん!今日ね、マカロン作ってきたの」

穂乃果「うわぁ、すごい美味しそう!」

ことり「食べてみてくれないかな?」

穂乃果「いいの!?じゃあいただちゃうよ?」サクサク

ことり「ど、どうかな?」

穂乃果「うん、美味しいよ!ありがとうね!」

ことり「えっと、そうじゃなくて…………」

穂乃果「うん?」

ことり「な、なんでもないの。よかったぁ、穂乃果ちゃんが美味しいって言ってくれて」

10: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/10(金) 23:37:03.73 ID:mEtIs06X
ことり(おかしい……たしかにクスリ入れたのに)

ことり(これじゃあ穂乃果ちゃんと、ちゅんちゅんできないよぉ……)

ことり(…………しょうがない、かよちゃんに聞きに行こう)

ことり(一年生の教室にいるはずだよね)

――――――――――
――――――

ことり「かよちゃん、あのクスリのことなんだけど……」

花陽「ああ、ことりちゃんも買ったの?あれ、すごいんだよ!」

ことり「うん、それで聞きたいことがあるの」

花陽「え?なになに?」

ことり「あれって、どのくらいで効果が出るのかな?」

花陽「私の時は、お昼休みに食べてもらって…………次の休み時間に屋上で告白されたよ!」

ことり「なぁんだ!ちょっと時間がかかるんだね!」

花陽「その時の凛ちゃんがね、またカワイイの!顔を真っ赤にしてもじもじしながら―――」

ことり「あー……かよちゃん、休み時間終わっちゃうよ?凛ちゃんも待ってるんでしょ?」

花陽「そうでした!じゃあねことりちゃん」

11: 名無しで叶える物語(もんじゃ【23:35 震度1】)@\(^o^)/ 2015/04/10(金) 23:42:56.55 ID:mEtIs06X
――――――――――
――――――

ことり(あれれ……もう放課後、μ'sの練習の時間だよ……)

ことり(穂乃果ちゃーん…………早く告白してほしいなぁ……)



海未「じゃあペアになって柔軟しましょう」

穂乃果「よぉし、じゃあかよちゃん!いっしょにやろ?」

凛「ダメ!絶対ダメ!かよちんは凛と組むの!他の人は組んじゃダメ!」

花陽「えへへ、凛ちゃーん♡」

穂乃果「ごめんごめん。希ちゃん、いっしょにやらない?」

希「ウチ?いいよー」

ことり(ああ、私も穂乃果ちゃんに言われたいなぁ……)



『ことりちゃんは穂乃果のなの!みんなは、ことりちゃんとペア組まないで!』

ことり(やーん♪ステキ♡いいなぁ、かよちゃん…………)

12: 名無しで叶える物語(もんじゃ【23:35 震度1】)@\(^o^)/ 2015/04/10(金) 23:45:59.97 ID:mEtIs06X
ことり「結局穂乃果ちゃん、帰りまで何も言ってくれなかった……」

ことり「なんでかな?入れたつもりだけど、実は入ってなかった……?」

ことり「まぁ考えてもしょうがないよねっ。昨日のマカロンの残りに一滴…………」ポタッ

ことり「よし、明日こそ!待っててね穂乃果ちゃん♪」

13: 名無しで叶える物語(もんじゃ【23:35 震度1】)@\(^o^)/ 2015/04/10(金) 23:48:58.72 ID:mEtIs06X
―翌日

ことり(二限と三限の間、ベストな時間ですっ)

ことり「穂乃果ちゃん!今日もね、マカロン持ってきたよ」

穂乃果「あーありがとね!食べてもいい?」

ことり「うん、どうぞ♪」

穂乃果「いただきまーす」サクサク

ことり「どう?どう?」

穂乃果「うん、今日のも美味しいよ!ありがとう、ことりちゃん!」

ことり「そっか、よかったぁ♡」

15: 名無しで叶える物語(もんじゃ【23:35 震度1】)@\(^o^)/ 2015/04/10(金) 23:53:18.25 ID:mEtIs06X
――――――――――
――――――

ことり(………また放課後、μ'sの練習の時間になっちゃったよ……)

ことり(穂乃果ちゃーん…………ことりはずっと待ってるんです…………)



絵里「ペアになって柔軟するわよ」

穂乃果「よぉし、じゃあ今日は海未ちゃん!」

海未「わかりました、やりましょうか」

ことり(穂乃果ちゃん…………私も穂乃果ちゃんに触りたいよぉ…………)



『くすぐったいよ、ことりちゃん!あ、でも……もっとくすぐったいことも…………してるもんね♡』

ことり(えへへ…………いっぱいしようね、穂乃果ちゃん♪)

16: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/10(金) 23:57:49.22 ID:mEtIs06X
ことり「やっぱり穂乃果ちゃん、何も言ってくれなかった…………」

ことり「さすがに二回とも入れ間違い、ってことはないよね……?」

ことり「うーん……穂乃果ちゃんには効きにくいのかなぁ」

ことり「まぁもうちょっとだよね。よしっ、マカロンに…………」ポタッポタッ

ことり「うん、次こそ、穂乃果ちゃんといちゃいちゃしちゃいます♪」

17: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:00:25.69 ID:MWAtA5Mc
―翌日

ことり(二限と三限の間がきたよ!)

ことり「穂乃果ちゃん!はい、マカロン!」

穂乃果「今日もあるの?ありがとね。食べてもいい?」

ことり「どーぞ♪」

穂乃果「いただきまーす」サクサク

ことり「どうかな?」

穂乃果「美味しいよ?すごいよね、マカロン作るなんて」

ことり「えへへ、ありがとね穂乃果ちゃん♪」

19: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:03:58.76 ID:MWAtA5Mc
ことり(…………ほめられはしたけど)

ことり(これしか効果ないのかなぁ?ちょっと期待外れだよ)

ことり(…………うん、かよちゃんに聞きに行こう)

ことり(きっと、何か間違ってるのかも)


――――――――――
――――――

ことり「かよちゃん、あのクスリのことなんだけど……」

花陽「どうしたの?もう使った?」

ことり「使ったんだけど…………効果が出なくて」

花陽「……そうなんだ」

ことり「かよちゃんのときは、どうやって使ったの?」

花陽「ええと……朝に、おにぎりを作って。それに一滴垂らしたよ」

ことり「朝に、おにぎり…………あのクスリって料理の種類とか関係あるのかな?」

花陽「ないと思うなぁ。それより、聞いてよ!凛ちゃんってば、もうホントにカワイイの!あのね―――」

ことり「あ、ありがとう。かよちゃん、ほら授業始まるよ!」

花陽「あ、本当だ……じゃあねことりちゃん!」

20: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:07:31.90 ID:MWAtA5Mc
――――――――――
――――――

ことり(………μ'sの練習の時間です)

ことり(穂乃果ちゃん、なんかあんまり話しかけてくれなかった…………)




にこ「ペアの柔軟から始めるわよ!」

穂乃果「よぉし、絵里ちゃん!やらない?」

絵里「いいわよ?穂乃果はまだ固いから、しっかりやらないとね」

ことり(穂乃果ちゃん…………穂乃果ちゃぁん…………)



『あ、あのね、穂乃果……その、ことりちゃんのことが好きなの……そ、それで―――』

ことり(いつになったら、とびきりカワイイ穂乃果ちゃんが見れるのかなぁ……)

21: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:11:58.64 ID:MWAtA5Mc
ことり「穂乃果ちゃん………………」

ことり「今日の話を考えると、マカロンがダメなのかなぁ…………」

ことり「………………………………」

ことり「……くよくよしてもダメですよね!明日はおにぎりを作っちゃいます!」


―翌朝

ことり「おにぎり完成。あとは…………」ポタッポタッポタッ

ことり「今日はなんだか、いけそうですっ!えへへへへへ♪」

22: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:16:55.94 ID:MWAtA5Mc
ことり(また勝負の時が来ました)

ことり「穂乃果ちゃん!今日はおにぎり持ってきたよ!」

穂乃果「え、おにぎり?」

ことり「うん、いま食べてほしいなぁ」

穂乃果「うーん……おにぎり食べられるほどは、お腹すいてないんだよね」

ことり「そこをなんとか……おねがぁい♪」

穂乃果「……頑張ってみるけど、残したらごめんね」モグモグ

ことり「大丈夫だよ、ありがとう!」

23: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:20:34.66 ID:MWAtA5Mc
――――――――――
――――――

ことり(おにぎりでもダメだったよ…………)

ことり(なんでなの?穂乃果ちゃんには効かないのかなぁ……)



真姫「ペアの柔軟からね」

穂乃果「今日はにこちゃん!やろうやろう?」

にこ「あんたと?いいけど、珍しいわね」

穂乃果「いいじゃん。今日はにこちゃんと、したいんだよ!」

にこ「ふーん…………」

ことり(穂乃果ちゃんに同じこと言われたいなぁ……)



『ことりちゃんと、したいんだよ…………』

ことり(うん…………今すぐにでも、しよう?)

26: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:26:39.11 ID:MWAtA5Mc
ことり「………………」

ことり「おにぎりでも効果ないなんて」

ことり「しかも今日の様子だと、明日はおにぎり食べてくれなさそう……」

ことり「なんで…………なんで効果が無いの?穂乃果ちゃん…………」

ことり「…………諦めちゃあダメだよね!やっぱり、マカロンに…………」ポタッポタッポタッポタッポタッ

ことり「よしっ!これでいける気がします!」

28: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:31:31.67 ID:MWAtA5Mc
ことり(今日こそ穂乃果ちゃんと……えへへ、ちゅんちゅん♪)

ことり「穂乃果ちゃん!はいこれ、マカロン」

穂乃果「今日はマカロンなんだ」

ことり「おにぎりだときついよね?だからマカロンにしたの!」

穂乃果「そっか。いただきます」サクサク

ことり「いつも食べてくれてありがとう」

穂乃果「ううん。ありがとね」

ことり「穂乃果ちゃんが食べてくれると、嬉しいなぁ♪」

31: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:36:28.92 ID:MWAtA5Mc
ことり(………………感謝はされるけど)

ことり(でも、感謝ならいつもしてくれるもんね…………)

ことり(…………もう一度、かよちゃんに聞きに行こう)

ことり(体質とか、そういうのもあるかもしれないよね?)



――――――――――
――――――

ことり「かよちゃん、あのクスリのことなんだけど……」

花陽「どう?うまくいった?」

ことり「それが…………全然効果が出ないの」

花陽「うーん…………」

ことり「あれって、効きにくい人とかっているのかな?」

花陽「たしか好きって気持ちを増やすクスリだから…………もともと嫌われている場合、効きにくいのかも」

ことり「ええ…………もしかして、私、嫌われてるのかな…………」

花陽「それより、聞いてよ!昨日、凛ちゃんがね!一緒にお風呂入ったんだけど―――」

ことり「い、いま何時かなー……あー!もうこんな時間です!かよちゃんも急いで戻らないと!」

花陽「え?ああっ!もっと凛ちゃんの話したいけど………じゃあね、ことりちゃん!」

32: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:40:17.89 ID:MWAtA5Mc
――――――――――
――――――

ことり(……………………練習です)

ことり(何もないどころか、避けられてる気がします…………)


穂乃果「ペアの柔軟だよ!」

穂乃果「真姫ちゃん!真姫ちゃん!」

真姫「ああもう、なによ。柔軟のペアならやるから、耳元で大声出さないで!」

ことり(穂乃果ちゃん…………最近ことりと柔軟してくれないよね………………)



『ことりちゃん!ことりちゃん!』

ことり(穂乃果ちゃぁーん………………)

34: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:43:46.22 ID:MWAtA5Mc
ことり「………………」

ことり「嫌われてるのかな…………」

ことり「マカロン渡した時も、だんだんとそっけなくなってる気がするし…………」

ことり「全然話しかけてくれないよぉ…………」

ことり「穂乃果ちゃんといちゃいちゃして、ちゅっちゅしたいのに…………」

36: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:47:05.37 ID:MWAtA5Mc
ことり「………………」

ことり「やっぱり、嫌われていたんだよね…………」

ことり「……でも―――クスリをいっぱい入れれば、好きになってくれるはず…………」ポタッポタッポタッポタッポタッ

ことり「もっと!」ポタッポタッポタッポタッポタッポタッポタッポタッポタッポタッ

ことり「えいっ!」ポタッポタッポタッポタッ……

ことり「あれ?もうなくなっちゃった………………」

ことり「でも、これだけ入れれば大丈夫だよね♪待っててね、穂乃果ちゃん♡」

39: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:50:47.09 ID:MWAtA5Mc
ことり(今日は絶対、穂乃果ちゃん記念日になるんだよ♪えへへ♡)

ことり「穂乃果ちゃん!マカロンどうぞ!」

穂乃果「…………うん」

ことり「今日のはとびきり美味しいと思うの♪」

穂乃果「………………」サクサク

ことり「どうかな?穂乃果ちゃん♪」

穂乃果「……うん。じゃあね」

ことり「あ、あれ………………?」

40: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 00:53:51.75 ID:MWAtA5Mc
――――――――――
――――――

ことり(……………………)

ことり(私、どれだけ嫌われてたんだろう。気づかなくてごめんね、穂乃果ちゃん…………)



絵里「それじゃあペアの柔軟から…………って、あれ?穂乃果はどうしたの?」

海未「それが、調子が悪いらしくて。今日は休むそうです」

絵里「そう。心配ね……」

真姫「まぁ明日と明後日は休みだし。月曜には元気になって顔出すでしょ」



ことり(………………………………)

69: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:44:53.89 ID:MWAtA5Mc
ことり「………………」

ことり「………………ヤダよ」

ことり「…………このまま穂乃果ちゃんに嫌われたままなんて」グスッ

ことり「…………もう一本買ちゃおうかな?」

70: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:47:39.70 ID:MWAtA5Mc
―――ちゅんちゅん!ちゅんちゅん!

ことり「あれ、メールがきたみたい」



―――――――――――――――――――――

from 穂乃果ちゃん


ことりちゃん、明日の朝から二人で遊ぼうよ。

穂乃果の家、明日は誰もいないんだ。

十時半に穂乃果の家に来てね。

―――――――――――――――――――――

73: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:52:14.53 ID:MWAtA5Mc
ことり「……………………!」

ことり「二人で、誰もいないお家………………」

ことり「これは告白からの―――ちゅんちゅんだよね!!」

ことり「待ってたよ!このときを待ってたよ!!」

ことり「穂乃果ちゃん行きぶる~べりぃとれいん、出発しまぁす♪」

ことり「えへへへへへ♡穂乃果ちゃーん♡楽しみにしてるよ♪」

75: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:54:36.75 ID:MWAtA5Mc
――――――――――
――――――

ことり「おじゃましまーす♪」

穂乃果「どうぞー、部屋で待っててね。すぐお茶とか持っていくから」

ことり「うん!」

穂乃果「よいしょ」カシャン

ことり「あれ、ドアチェーン閉めるの?」

穂乃果「うん。途中で誰かに邪魔されたら困るから」

ことり「途中で?…………ああ、そうだね♪」

ことり(ふふふ……穂乃果ちゃんの部屋で二人っきり♡)

ことり(……そういうことだよね?邪魔されないで、いちゃいちゃ…………えへへ♡)

ことり(やーん♪楽しみすぎてドキドキがとまらないよぉ!)

78: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:58:20.90 ID:MWAtA5Mc
ことり「穂乃果ちゃんのお部屋、久しぶりだなぁ」バタン

ことり「…………あれ、すごいスッキリとしてる」

ことり「この前来た時は、いろんなものが置いてあったのに」

ことり「本棚も空っぽ…………棚や机の上にあった小物もないや」

ことり「掃除したのかな……………?」

ことり「……………………!」

ことり「ああっ!ことりが作ったぬいぐるみは、ちゃんと飾ってある!」

ことり「穂乃果ちゃん、気に入ってくれたんだ♪」

80: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:02:03.62 ID:MWAtA5Mc
穂乃果「おまたせ。はいお茶とおせんべいだよ」

ことり「わー美味しそう♪いただきます!」

穂乃果「うん、食べて食べて?美味しいよ」

ことり「うん!」パリパリ

穂乃果「……………………」

ことり「穂乃果ちゃん、ずいぶんと徹底して掃除したんだね」

穂乃果「うん。全部始末したの。邪魔されたくないから」

ことり「……そうなんだ。私はもう少し生活感がある方がいいかなぁ……なんて♪」

82: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:05:29.10 ID:MWAtA5Mc
穂乃果「…………ごめんことりちゃん。もうちょっと待っててね」

ことり「うん。何か持ってくるの?」

穂乃果「そうなの。ホントごめんね」

ことり「ううん、全然いいよ♪」

穂乃果「すぐ戻るから」バタン

84: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:08:55.29 ID:MWAtA5Mc
ことり(……………………)

ことり(きっとあれです…………おとななおもちゃですっ!もう、穂乃果ちゃんったら♡)

ことり(あんなことやこんなこと…………やーん♪)

ことり(……………………)

ことり(もしかして、このお茶にも   な薬とか入ってたり……?)

ことり(ことり、穂乃果ちゃんの考えてることわかちゃうんですよ♪)

ことり「……………………」ゴクゴクゴクゴク

ことり「ぷはっ…………一気に飲んじゃった。えへへー♪」 

89: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:12:58.51 ID:MWAtA5Mc
ことり「……………………」キョロキョロ

ことり「あれ、勉強机の上にノートがある」

ことり「数学のノート―――そういえば、昨日や今日は寝ずにノートとってたよね」

ことり「ずっと、穂乃果ちゃんのこと見てたんだから♪」

ことり「ちょっとみちゃお♪」

90: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:17:08.97 ID:MWAtA5Mc
―――ペラッ

   ことりちゃん  ことりちゃん     ことりちゃん
      ことりちゃん   ことりちゃん      ことりちゃん
    ことりちゃん       ことりちゃん
  ことりちゃん     ことりちゃん         ことりちゃん
    ことりちゃん ことりちゃん     ことりちゃん
   ことりちゃん    ことりちゃん    ことりちゃん
  ことりちゃん   ことりちゃん   ことりちゃん
     ことりちゃん ことりちゃん    ことりちゃん      ことりちゃん
ことりちゃん     ことりちゃん         ことりちゃん
      ことりちゃん      ことりちゃん      
  ことりちゃん       ことりちゃん       ことりちゃん
     ことりちゃん      ことりちゃん  ことりちゃん

96: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:21:09.29 ID:MWAtA5Mc
ことり「……………………」

ことり「うん。穂乃果ちゃん、ことりの気づかないうちに病んじゃってました」

ことり「でも―――それもいいよね♡やんやんな穂乃果ちゃん、さいっこうだよ♪」



『ことりちゃんは穂乃果のもの。ずっとここで穂乃果と暮らすんだよ』

ことり「穂乃果ちゃ~ん♡ことりは、心も体もあなたのもですよ♪」

97: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:26:13.80 ID:MWAtA5Mc
穂乃果「ごめんね、ことりちゃん。待たせちゃって」

ことり「ううん、全然待ってないよ!」

穂乃果「そう?ちょっと探すのに手間取っちゃた」

ことり「…………穂乃果ちゃん?それは……?」

穂乃果「これ?首輪だよ。家の犬のやつだけど」

ことり「あー、首輪かぁ。そっかぁ!」

穂乃果「うん」

99: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:29:17.44 ID:MWAtA5Mc
ことり「えっと、それをどうするのかな?どうしちゃうのかな?」

穂乃果「ことりちゃんにつけるの。ちょっとじっとしてね」

ことり「うん!」

穂乃果「こうして…………ここを…………よし。ギリギリだけど、苦しくない?」

ことり「大丈夫だよ」

穂乃果「じゃあ、もう一回待っててね」

ことり「ずっと待ってるよ♪」

102: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:32:54.85 ID:MWAtA5Mc
ことり(……………………)

ことり(これって、穂乃果ちゃんのペットになれってことだよね?)

ことり(うん、なんかいろいろ過程をすっ飛ばした気がするけど…………)

ことり(やんやんな穂乃果ちゃんと、わんわんらぶらぶライフが始まるってことだよね♪)

ことり(えへへ♡穂乃果ちゃんたらっ!)

ことり(首輪を着けてペットにしちゃうなんて。ホント穂乃果ちゃんってス・テ・キ♡)

ことり(そのうち、耳や尻尾もつけてもらって―――きゃー♪)

103: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:36:03.51 ID:MWAtA5Mc
穂乃果「よいしょ…………」ドン

穂乃果「ごめんね、ちょっと重いから手間取っちゃった」

ことり「ぜんぜん大丈夫だよ!………………って、あ、あれ?それなあに?」

穂乃果「これはね、七輪だよ」

ことり「ん?」

穂乃果「ん?」

110: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:40:36.04 ID:MWAtA5Mc
ことり「………………」

穂乃果「扉の外にいろいろ置いてるから、中に運び入れないと……」

ことり「……ところで、そのポッケの膨らみはなあに?」

穂乃果「これはね、睡眠薬だよ」

ことり「んん?」

穂乃果「どうしたの?」

111: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:43:31.16 ID:MWAtA5Mc
ことり「七輪って、お魚でも焼くのかな?」

穂乃果「やだなあことりちゃん。そんなわけないじゃん」

ことり「…………睡眠薬って、一緒におひるね?」

穂乃果「わざわざ睡眠薬飲んでおひるねするの?変だよね?」

ことり「そ、そうだね…………それで、ドアのそばに置かれてる箱は?」

穂乃果「練炭だよ。あと―――ほら、ガムテープとチャッカマン」

ことり「んんん?」

穂乃果「何か足りない?これで大丈夫なはずだけど……」

ことり「ええと、何に使うのかなぁって」

穂乃果「ええ?そんなの決まってるよね?」

117: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:46:50.62 ID:MWAtA5Mc
穂乃果「…………穂乃果ね、ずっと前からことりちゃんのこと好きだったんだ」

穂乃果「でも、女の子が女の子を好きになっちゃ変だよね」

穂乃果「だから、ずっとガマンしてたの…………」

穂乃果「……………………」

穂乃果「だけど最近になって、好きって気持ちがどんどん増えていって」

穂乃果「もう抑えられなくなってきてて」

穂乃果「だから、ことりちゃんから距離を置いてたんだけど…………」

穂乃果「もう好きでガマンできない!」

ことり「うん!私も穂乃果ちゃんが好き好きで、ガマンできないよ!」



ことり(やっと、穂乃果ちゃんが告白してくれたよ!やったね♪えへへ幸せ♡)

119: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:51:49.29 ID:MWAtA5Mc
穂乃果「だからね、ことりちゃんと二人っきりで過ごしたいけど…………」

穂乃果「みんながね……みんながそれを邪魔してくるんだよ」

ことり「そ、そんなことないと思うなぁ」

ことり(思ってたより、やんやん♪が進んでる気がします…………でも、そんな穂乃果ちゃんもイイよね♪)


穂乃果「そんなことあるの!!ずっとことりちゃんだけを見聞きして、ことりちゃんだけに触れていたいのに!」

穂乃果「勝手に他のものが、目に耳に皮膚に!」

ことり「え、ええと…………」

穂乃果「ことりちゃんだって、穂乃果以外のものを、見たり聞いたり触れたり…………そんなのイヤだ」

ことり「だ、大丈夫だよっ!ことりは穂乃果ちゃんだけ―――」

穂乃果「大丈夫じゃない!!それでね、ことりちゃんと二人きりの生活をするには―――」

121: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:55:22.68 ID:MWAtA5Mc
穂乃果「ここじゃあ無理って気づいたんだ」

ことり「…………ええと、じゃあどこに行くのかなぁ……?」

穂乃果「こんな世界はもう捨てよ?穂乃果とことりちゃんだけの、二人っきりの世界に行こう?」

ことり「へっ?」

穂乃果「今から、すぐに―――ね?」

ことり「えっ?えっ?」

ことり(あれれ?どういうことなのかなぁ……?まさかだけど………………)

ことり(ぶる~べりぃとれいんは、あの世行きだったりしちゃってません……?)

123: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:58:47.67 ID:MWAtA5Mc
穂乃果「さっきのお茶にも睡眠薬入れといたんだけど。眠くなってきた?」

ことり「え、ええと…………あんまり……かな」

穂乃果「だよね。やっぱり持ってきて正解だったよ!ほら、いっぱいあるから!」

ことり「ひっ…………い、いらないよ!」

穂乃果「ダメだよ!眠んないと、死ぬまでに苦しい思いしちゃうんだから!ほら口あけて!」グイッ

ことり「いやっ!んんんん!!」

穂乃果「ほらっ!」ググッ

ことり(逃げようと思っても、首輪のリードを引っ張られて…………!)

128: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:04:48.50 ID:zSv/JZo/
穂乃果「そっか、最期だもんね。わかったよ、ことりちゃん」アーン

ことり「な、なにしてるの!クスリ、穂乃果ちゃんが全部のんじゃって…………」

穂乃果「んんん…………はむ」チュ

ことり「……んんんんん!」

ことり(これって………………)

ことり(やーん♪穂乃果ちゃんと初キッス♡…………とかやってる場合じゃないよ!!)

ことり(クスリが口の中に!…………やだよ!死にたくない!)

ことり「んんん―――」

ことり(誰か助けて…………誰か!)

ことり(なんで…………私はただ、穂乃果ちゃんと、いちゃいちゃしたかっただけなのに―――)




――――――どうして

129: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:08:16.25 ID:zSv/JZo/
――――――――――
――――――

穂乃果「ことりちゃん?…………よし、ちゃんと寝てるね」

穂乃果「…………穂乃果も眠くなってきちゃった」

穂乃果「目張りもしっかりしたし…………あとは火をつけるだけだね…………」

穂乃果「……………………」

穂乃果「次の世界では二人きり!ずうっといちゃいちゃできるよ!楽しみだね、ことりちゃん♪」






真姫「こんな風にならないためにも、薬は用法用量を守って正しく使うのよ」


おわり

132: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:10:23.29 ID:zSv/JZo/
――――――――――――――――
――――――――――
――――――


ことり「穂乃果ちゃんのお部屋、久しぶりだなぁ」バタン

ことり「…………あれ、キレイになってる」

ことり「この前来た時は、ちょっと散らかってるかな、って思ったけど」

ことり「掃除したのかな……………?」

ことり「……………………!」

ことり「ああっ!ことりが作ったぬいぐるみが、飾ってある!」

ことり「穂乃果ちゃん、気に入ってくれたんだ♪」

ことり「…………穂乃果ちゃん来るまで、漫画でも読ませてもらおうかなぁ」

ことり「でも、勝手に読むのはよくないよね」

135: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:13:04.08 ID:zSv/JZo/
穂乃果「おまたせ。はいお茶とおせんべいだよ」

ことり「わー美味しそう♪いただきます!」

穂乃果「うん、食べて食べて?美味しいよ」

ことり「うん!」パリパリ

穂乃果「……………………」

ことり「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「……ねえ、ことりちゃん。正直に言ってほしいの」

ことり「え?何が?」

穂乃果「ことりちゃん、マカロンにウワサのクスリ、入れたでしょ」

139: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:17:40.52 ID:zSv/JZo/
ことり「な、何のことかなぁ?」

穂乃果「…………あのクスリって、実は何にも効果がないんだって」

ことり「ええ!?ウソだよ!だってかよちゃんが、凛ちゃんを―――」

穂乃果「やっぱり知ってたんだ。それで……穂乃果に使ったんだよね?」

ことり「え、あっ…………ごめんなさい…………」

140: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:21:09.32 ID:zSv/JZo/
穂乃果「…………クスリには、人を好きにさせる効果なんてない」

ことり「………………」

穂乃果「代わりに、あのクスリ、すっごく独特な味がするんだって。甘酸っぱいって、穂乃果は聞いたよ」

ことり「ただの香料だったの?」

穂乃果「みたい。だけど、他のものでは絶対出せない特別な味らしいよ」

ことり「………………」

141: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:23:22.26 ID:zSv/JZo/
穂乃果「最初にマカロンをもらった時は、全然気が付かなかった」

穂乃果「ブルーベリーの味って、こんな感じなのかなって」

穂乃果「あれ、って思ったのはおにぎりを食べた時。だって甘酸っぱいおにぎりだよ?」

穂乃果「そして、昨日のマカロン。甘すぎて、酸っぱすぎて……味がわかんなかったよ!」

穂乃果「ことりちゃんが、失敗したのを持ってくるはずないし…………」

穂乃果「いたずらで、変な味のものを食べさせたりっていうのも―――やっぱりしないよね」

142: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:27:24.80 ID:zSv/JZo/
穂乃果「―――それで、気づいたんだ。ああ、ウワサのあれなのかなって」

ことり「………………」

穂乃果「ことりちゃん、私のことが好きなのかなって……ね」

ことり「穂乃果ちゃん………………」

穂乃果「あのクスリ。相手を好きにするんじゃなくて。きっと、相手に好きを知らせるものなんだ」

143: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:29:50.14 ID:zSv/JZo/
穂乃果「……………………」トテトテ……ガラッ

ことり「…………?」

穂乃果「ことりちゃん。これ」

ことり「穂乃果ちゃん、それは?」

穂乃果「そ、その…………口で言うのは、恥ずかしいから―――」

ことり「んー?」

穂乃果「まずは、受け取ってほしいな」

ことり「いいの?ありがとう!…………ええと、中身は―――」ペリッ

144: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:31:18.18 ID:zSv/JZo/
ことり「ペンダント!すごいカワイイ♪

穂乃果「それね、その…………穂乃果のとペアなんだ。ペアペンダント!」

ことり「えっ、それって?」

穂乃果「そ、そういうことです…………」

ことり「うーん、どういうことかなぁ♪ことりわかんない」

穂乃果「いじわる…………」

ことり「ことりは、好きな子にはいじわるなんです♡」

145: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:35:47.56 ID:zSv/JZo/
穂乃果「むぅ…………ペンダント、つけてくれたら……」

ことり「いいよ!―――――――どうかな、似合ってるかな?」

穂乃果「うん!とっても」

穂乃果「…………じゃあ、言うね」

穂乃果「あ、あのね、穂乃果……その、ことりちゃんのことが好きなの……そ、それで―――」





「穂乃果の……恋人になってくださいっ!」

おわり

引用元: ことり「恋のクスリで、穂乃果ちゃんといちゃいちゃしちゃいます♪」